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2026.10.29

ANAカードおすすめランキングTOP12!全種類を徹底比較【2026年最新】

ANAカードおすすめランキング|年会費・特典・マイル還元率を徹底比較

ANAカードは種類がありすぎて、結局どれを選べば正解なのか決めきれない。年会費を払い続けてまでマイルを貯める価値があるのか判断がつかない——そう感じている方も多いのではないでしょうか。

ANAカードは発行会社が4社(三井住友カード・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナースクラブ)に分かれ、グレードも一般からプレミアムまで20種類以上あります。しかも2026年はANAアメックス3券種の全面刷新やANAダイナースカードの年会費改定など、選び方の前提が変わる出来事が続きました。基準を決めずに申し込むと、マイル移行手数料に毎年5,500円払い続けたり、使わない特典の年会費だけを負担したりする結果になりかねません。

そこでこの記事では、2026年10月時点の最新情報をもとに、ANAカードおすすめ12枚を年会費・実質マイル還元率・搭乗ボーナス・移行手数料で比較したランキングをご紹介します。あわせて、グレード別の違い、年会費の元が取れる損益分岐点、2026年の改定内容、マイルを効率よく貯めるコツまで具体的に解説します。

読み終えるころには、自分の飛行機の乗り方と年間利用額に合った1枚がはっきり決まり、ムダな手数料を払わずにマイルを貯め始められるはずです。

ANAカードとは?マイルが貯まる仕組みをわかりやすく解説

ANAカードは、ANAマイレージクラブの会員証とクレジットカードが一体になったカードです。買い物でも飛行機でもマイルが貯まり、さらにANAカード会員だけのボーナスマイルが上乗せされます。まずは仕組みを押さえておきましょう。

ANAカードは20種類以上|発行会社は三井住友カード・JCB・アメックス・ダイナースの4社

ANAカードは1種類のカードではなく、複数のカード会社がANAと提携して発行しているシリーズの総称です。国内発行分は三井住友カード(Visa・Mastercard)、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの4社が担当しており、交通系ICカード一体型や学生用まで含めると20種類以上に広がります。

同じ「ANAワイドゴールドカード」でも、JCB発行と三井住友カード発行では貯まるポイントも付帯保険も違います。たとえば付帯保険を見ると、ANA公式の案内ではワイドゴールドカードの海外旅行傷害保険はJCBが最高5,000万円〜1億円、Visa・Mastercardが最高5,000万円と差があります。「ANAカード=どれも同じ」ではなく、発行会社ごとの違いを踏まえて選ぶことが大切です。

買い物で貯めたポイントをANAマイルに移行できる

ANAカードで買い物をすると、まずカード会社のポイントが貯まります。JCB発行のANAカードなら200円(税込)につき1 J-POINT、三井住友カード発行なら200円(税込)につき1ポイント(ANAマイレージ移行可能ポイント)、アメックス発行なら100円につき1ポイントという具合です。このポイントをANAマイルへ移行することで、はじめてマイルとして使えるようになります。

ここで重要なのが移行レートです。JCB発行のANAカードには1ポイント=1マイルの「1マイルコース」と、1ポイント=2マイルの「2マイルコース」があり、一般カード・ワイドカード・ソラチカ一般カードで2マイルコースを選ぶと年5,500円(税込)の手数料がかかります。三井住友カード発行の場合も、1ポイント=2マイルになる「2倍コース」は年6,600円(税込)が必要です(通常コースは1ポイント=1マイルで無料)。一方でワイドゴールド以上のグレードは手数料が無料になるため、実質のマイル還元率で見るとゴールドのほうが有利になるケースが多くあります。

入会・継続ボーナスと搭乗ボーナスが自動でもらえる

ANAカードの分かりやすい魅力が、入会時と毎年の継続時にもらえるボーナスマイルです。一般カードなら各1,000マイル、ワイドカード・ワイドゴールドカードなら各2,000マイル、プレミアムカードなら各10,000マイルが自動で積算されます。カードを持ち続けているだけで毎年もらえるため、年会費の一部を実質的に相殺してくれる存在です。

さらにANAグループ便に搭乗するたびに、区間基本マイレージとクラス・運賃倍率で計算されたフライトマイルに、カードのグレードに応じたボーナスが上乗せされます。一般カードは10%、ワイドカード以上は25%、プレミアムカードは50%です。東京〜札幌の片道(区間基本マイレージ510マイル)を普通運賃で往復した場合、一般カードなら約102マイル、ワイドゴールドカードなら約255マイルのボーナスが加わる計算になります。乗る回数が多い人ほどグレードを上げる価値が出てきます。

ANAマイレージクラブカードやANA Payとの違い

年会費無料の「ANAマイレージクラブカード」は、マイルを貯める・使うための会員証です。フライトマイルは貯まりますがクレジット機能がないため買い物ではマイルが貯まらず、入会・継続ボーナスや搭乗ボーナスも付きません。ここがANAカードとの決定的な違いです。

一方の「ANA Pay」は、ANAカードなどからチャージして使えるキャッシュレス決済サービスです。チャージ時と決済時の両方でマイルが貯まるため、ANAカードマイルプラスの対象になっていないお店では、ANAカードで直接払うよりANA Pay経由のほうが有利になることがあります。ANAカードで土台を作り、ANA Payで上乗せするのが2026年時点の基本の組み合わせと覚えておきましょう。なお経済産業省の発表によると、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%で、そのうちクレジットカードが82.7%を占めています。日常の支払いをカードに寄せるほどマイルは自然と貯まっていきます。

ANAカードの選び方|年会費・マイル還元率・搭乗ボーナスの3点で絞り込む

種類が多いANAカードも、絞り込む順番を決めれば迷いません。ここでは失敗しない5つのチェックポイントを解説します。

飛行機に乗る回数でグレード(一般・ワイド・ゴールド・プレミアム)を決める

最初に決めたいのがグレードです。判断材料はシンプルで、年に何回ANAグループ便に乗るかを考えます。年に0〜1回程度なら一般カード、年2〜3回なら搭乗ボーナス25%のワイドカード、年3回以上またはカード利用額が多いならワイドゴールドカードが目安です。

ワイドとワイドゴールドの年会費差は7,425円(税込)ですが、ワイドゴールドは移行手数料が無料になるうえ、空港ラウンジや手厚い旅行傷害保険も付きます。年間のカード利用額が100万円を超えるなら、移行手数料5,500円が浮くだけでも差はほぼ埋まります。逆に飛行機に乗る予定がほとんどなく、カード利用も年数十万円程度なら、一般カードで十分にマイルは貯まります。

マイル移行手数料を含めた実質のマイル還元率で比べる

ANAカード選びで最も見落とされやすいのが、カタログ上の還元率ではなく手数料込みの実質還元率です。一般カードは通常のままだと0.5%で、還元率を1.0%にするには年5,500円(税込・JCB)または年6,600円(税込・三井住友カード)の移行手数料が必要になります。

たとえば年間60万円をカードで使う場合、1.0%なら6,000マイル、0.5%なら3,000マイルです。差は3,000マイルですが、そのために5,500円を払うとマイル単価は約1.8円になり、あまり効率がよくありません。年間100万円以上使うなら手数料を払っても1.0%にする価値があり、それ未満なら手数料無料のゴールド系や、そもそも0.5%のまま使うほうが合理的です。この視点で見ると、移行手数料が無料のANA JCB ワイドゴールドカードやANA JCB CARD FIRSTの強さが際立ちます。

発行会社と国際ブランドで貯まるポイントと使い勝手が変わる

発行会社によって、貯まるポイントも移行の条件も変わります。JCB発行なら2026年1月にOki DokiポイントからリニューアルされたJ-POINT、三井住友カード発行ならVポイント、アメックス発行ならメンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。JCBカード全体の特徴を知りたい方はJCBカードのおすすめランキングも参考になります。

マイルへの移行しやすさで見るとJCBが有利で、ワイドゴールドカード・ソラチカゴールドカード・学生用カード・ANA JCB CARD FIRSTは、いずれのコースでも移行手数料が無料です。アメックス発行の場合、ANAアメリカン・エキスプレス・カード(一般)はマイル移行に「ポイント移行コース」への登録(年間参加費6,600円・税込)が必要です。ANA提携カードは一般・ゴールド・プレミアムのいずれも年間の移行上限がなく、プロパーカード(グリーン・ゴールド・プリファード・プラチナ)に設定されている年間40,000マイルの上限はかかりません。ゴールド以上なら移行コースの登録も不要です。国際ブランドについては、国内中心ならJCB、海外での使いやすさを重視するならVisa・Mastercardという選び方が無難です。

電車やバスをよく使う人は交通系一体型を選ぶ

通勤・通学で電車を使うなら、交通系ICカード一体型のANAカードが候補になります。PASMO一体型のソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)は、東京メトロに乗るだけで東京メトロのポイント「メトポ」(2024年4月にメトロポイントと統合)が貯まり、それをANAマイルへ交換できるのが最大の特徴です。定期券を購入すればさらに効率が上がります。

JR東日本エリアが中心ならSuica一体型のANA VISA Suicaカード(年会費2,200円・税込/初年度無料)という選択肢もあります。いずれもオートチャージでポイントが貯まり、そのポイントをマイルに回せるため、飛行機にあまり乗らない人でも日常生活だけでマイルが積み上がっていきます。

入会キャンペーンのボーナスマイル数も確認する

ANAカードは、公式サイトやカード会社経由の入会キャンペーンで数千〜数万マイル相当がもらえることがあります。同じカードでも申込ルートやタイミングでもらえる特典が変わるため、申し込む直前に必ず現在の内容を確認しましょう。

特に2026年9月2日に刷新されたANAアメックス3券種は、リニューアルに合わせた新規入会キャンペーンが2026年11月4日まで実施されています。一般カードは合計38,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計75万円以上の利用)、ゴールドは合計128,000マイル相当(同200万円以上)、プレミアムは合計242,000マイル相当(同350万円以上)と、いずれも刷新前より大きく増額されました。ただしキャンペーンの多くは「入会後○ヵ月以内に○万円利用」といった条件付きです。達成できない金額を無理に使うと本末転倒なので、普段の支出で届く範囲かどうかを先に確かめてください。

ANAカードおすすめランキング12枚を比較【2026年最新】

ここからは、2026年10月時点の最新情報をもとにしたANAカードおすすめランキング12枚をご紹介します。

選定では次の3点を重視しました。1つ目は移行手数料を含めた実質のマイル還元率です。表面上の還元率ではなく、年間いくら払えば1.0%になるのかで評価しています。2つ目は年会費とボーナスマイルのバランスで、継続ボーナスや搭乗ボーナスで年会費をどれだけ回収できるかを見ています。3つ目は付帯特典の実用性で、空港ラウンジや旅行傷害保険、交通系ICカードとの一体化など、実際に使う場面がある特典かどうかを判断基準にしました。

12枚の主要スペックを以下の表にまとめました。カード名をタップすると、そのカードの詳細に移動できます。

順位 カード 年会費(税込) マイル還元率 マイル移行手数料(税込) 入会・継続ボーナス 搭乗ボーナス
1位 ANA JCB ワイドゴールドカードのカード券面
ANA JCB ワイドゴールドカード
15,400円 1.0% 無料 各2,000マイル 25%
2位 ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのカード券面
ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
42,900円
※2026年9月2日改定。改定前は34,100円
1.0% 無料 各2,000マイル 25%
3位 ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)のカード券面
ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)
15,400円 1.0% 無料 各2,000マイル 25%
4位 ANA ワイドゴールドカード
ANA VISAワイドゴールドカード
15,400円 1.0% 無料 各2,000マイル 25%
5位 ANA JCB一般カード
ANA JCB一般カード
2,200円
※初年度無料
0.5%(2マイルコースで1.0%) 年5,500円 各1,000マイル 10%
6位 ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
2,200円
※初年度無料
0.5%(2マイルコースで1.0%) 年5,500円 各1,000マイル 10%
7位 ANA アメリカン・エキスプレス・カードのカード券面
ANA アメリカン・エキスプレス・カード
7,700円 0.5%(移行コース登録で1.0%) 年6,600円 各1,000マイル 10%
8位 ANA VISA一般カードのカード券面
ANA VISA一般カード
2,200円
※初年度無料
0.5%(2倍コースで1.0%) 年6,600円 各1,000マイル 10%
9位 ANA JCB CARD FIRSTのカード券面
ANA JCB CARD FIRST
入会後5年間無料 1.0% 無料 各3,000マイル 10%
10位 ANA JCBカード(学生用)のカード券面
ANA JCBカード(学生用)
在学中無料 1.0% 無料 各1,000マイル 10%
11位 ANAダイナースカードのカード券面
ANAダイナースカード
33,000円 1.0% 無料 各2,000マイル 25%
12位 ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのカード券面
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
187,000円
※2026年9月2日改定。改定前は165,000円
1.0%(ANAグループ利用で2.5%) 無料 各10,000マイル 50%

※マイル還元率は各カードの基本の買い物利用でANAマイルに移行した場合の目安です。移行コースや利用先により異なります。
※年会費・特典は2026年10月時点の情報です。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

1位 ANA JCB ワイドゴールドカード|移行手数料込みで還元率1.0%の万能型

ANA JCB ワイドゴールドカードのカード券面

年会費(税込) 15,400円(家族会員4,400円)
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 1.0%(200円=1 J-POINT、1ポイント=2マイル)
マイル移行手数料 無料(1マイルコース・2マイルコースとも)
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高5,000万円〜1億円/国内航空傷害保険 最高5,000万円/国内旅行傷害保険 最高5,000万円
※公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金を事前にカードで支払った場合に最高1億円。支払いがない場合も最高5,000万円(自動付帯)
空港ラウンジ 国内主要空港とホノルルの空港ラウンジを無料利用可
申込対象 20歳以上(学生を除く)で、ご本人に安定継続収入のある方
メリット
  • マイル移行手数料が無料で、追加費用なしに還元率1.0%を確保できる
  • 入会・継続ボーナスが各2,000マイル、搭乗ボーナスが25%と一般カードの2.5倍
  • 海外旅行傷害保険は条件を満たすと最高1億円、支払いがない場合も最高5,000万円が自動付帯
  • 国内主要空港とホノルルの空港ラウンジが無料で使える
デメリット
  • 年会費15,400円(税込)は毎年かかるため、カード利用額が少ないと元を取りにくい
  • JCBブランドのみのため、海外では使えない店舗がある

ANA JCB ワイドゴールドカードは、マイル移行手数料が無料のまま還元率1.0%を実現できる、バランスのよい1枚です。一般カードで1.0%にするには年5,500円(税込)の手数料が必要ですが、このカードならその負担がありません。年間100万円をカードで使えば10,000マイル、そこに継続ボーナス2,000マイルが加わり、年会費15,400円(税込)に対して十分な見返りが得られます。

飛行機に乗る人にとっては搭乗ボーナス25%も見逃せません。ANAグループ便に年3回程度乗るだけで、一般カードとの差は数百マイル単位で開いていきます。付帯保険もグレードの高さが表れており、公共交通乗用具や募集型企画旅行の料金を事前にこのカードで支払っていれば、海外旅行傷害保険は最高1億円まで補償されます。支払いがない場合でも最高5,000万円が自動付帯される点は、旅行前にいちいち条件を気にしなくてよい安心感につながります。国内主要空港のラウンジも使えるため、出張の待ち時間も快適です。ANAカードで迷ったら、まず候補に入れておきたい1枚と言えます。

2位 ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード|2026年9月刷新で航空券決済がさらに強い

ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのカード券面

年会費(税込) 42,900円(家族会員21,450円)
※2026年9月2日改定。改定前は34,100円(家族会員17,050円)
発行会社・国際ブランド アメリカン・エキスプレス/アメリカン・エキスプレス
マイル還元率 1.0%(100円=1ポイント、1,000ポイント=1,000マイル)/ANAグループの対象利用は2倍
マイル移行手数料 無料(ポイント移行コースの登録不要・移行上限なし)
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1億円/国内旅行傷害保険 最高5,000万円
※国際航空券やパッケージ・ツアー代金を当該カードで支払った場合の傷害死亡・後遺障害補償金額(利用付帯)
2026年9月2日からの新特典 ANAの尾翼をモチーフにした新デザイン/羽田空港第2ターミナルの国際線ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」を同伴者1名まで無料で利用可(プライオリティ・パスも従来どおり年2回まで利用可)/厳選レストランで20%キャッシュバック(2026年10月29日開始・年間上限2万円)/年間400万円以上の利用で15,000マイル(2027年1月開始)
新規入会特典(2026年10月時点) 合計128,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計200万円以上の利用/2026年11月4日まで)
申込対象 20歳以上で、安定した継続収入のある方
メリット
  • ポイント移行コースの登録が不要で、移行上限なしに還元率1.0%で貯められる
  • ANAグループの対象利用ではポイントが2倍になり、航空券決済との相性がよい
  • 2026年9月2日の刷新で羽田第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUMが同伴者1名無料に加え、プライオリティ・パス(年2回)も使える
  • 2027年1月からは年間400万円以上の利用で15,000マイルのボーナスが新設される
デメリット
  • 2026年9月2日に年会費が34,100円(税込)から42,900円(税込)へ引き上げられた
  • 年会費が高いため、年間利用額が少ないと新設の利用ボーナスも活かしきれない

ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、2009年の発行以来はじめてとなる全面刷新が2026年9月2日に実施された、注目度の高い1枚です。ANAの尾翼をモチーフにしたデザインへの変更にとどまらず、特典の追加と年会費の改定がセットで行われました。もともとポイント移行コースへの登録が不要で還元率1.0%を確保でき、ANAグループの対象利用ではポイントが2倍になるため、航空券をよく買う人ほど効率よくマイルが貯まります。

刷新後は、羽田空港第2ターミナルの国際線ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」を同伴者1名まで無料で使える特典が2026年9月2日から始まり(プライオリティ・パスも従来どおり年2回まで利用可)、厳選レストランでの20%キャッシュバック(年間上限2万円)が2026年10月29日から始まりました。さらに2027年1月からは年間400万円以上の利用で15,000マイルという利用ボーナスが新設されます。一方で年会費は34,100円(税込)から42,900円(税込)へ上がったため、旅行や外食の頻度が高くない人には負担が重く感じられるかもしれません。なお刷新に合わせて新規入会特典も合計128,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計200万円以上の利用/2026年11月4日まで)へ増額されています。

3位 ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)|メトロ乗車とゴールド特典を両取り

ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)のカード券面

年会費(税込) 15,400円(家族会員2,200円)
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 1.0%(200円=1 J-POINT、1ポイント=2マイル)
マイル移行手数料 無料
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
交通系機能 PASMO一体型(オートチャージ対応)、東京メトロ乗車でメトポが貯まる
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高5,000万円〜1億円/国内航空傷害保険 最高5,000万円/国内旅行傷害保険 最高5,000万円
※公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金を事前にカードで支払った場合に最高1億円。支払いがない場合も最高5,000万円(自動付帯)
申込対象 20歳以上(学生を除く)で、ご本人に安定継続収入のある方
メリット
  • ANAゴールドカードの特典と東京メトロのメトポを同時に貯められる
  • マイル移行手数料が無料で、還元率1.0%を維持したまま使える
  • 家族会員の年会費が2,200円(税込)とゴールドとしては手ごろ
  • PASMOオートチャージに対応し、改札での残高不足を気にしなくてよい
デメリット
  • 東京メトロを使わない地域に住んでいるとメトポの強みが活きない
  • 年会費15,400円(税込)は一般のソラチカカードの7倍で、乗車頻度が低いと割高

ソラチカゴールドカードは、ANAワイドゴールドカードの特典と、東京メトロで貯まるメトポの両方を1枚で手にできるのが最大の魅力です。通勤で東京メトロを使い、なおかつ飛行機にも乗る人にとっては、財布のなかのカードを増やさずにマイルの入口を二重化できます。

ゴールド系なのでマイル移行手数料は無料、還元率1.0%を維持したまま使えます。付帯保険もANA JCB ワイドゴールドカードと同じ枠で、事前にカードで公共交通乗用具や募集型企画旅行の料金を支払っていれば海外旅行傷害保険は最高1億円です。家族会員の年会費が2,200円(税込)と抑えられているのも、家族でマイルをまとめたい人には効いてきます。逆に東京メトロの利用がない人は、ソラチカならではの強みが眠ったままになるので、素直にANA JCB ワイドゴールドカードを選ぶほうが納得感があるでしょう。

4位 ANA VISAワイドゴールドカード|三井住友カード発行でVポイントも貯まる

ANA ワイドゴールドカード

年会費(税込) 15,400円(家族会員4,400円)
発行会社・国際ブランド 三井住友カード/Visa・Mastercard
マイル還元率 1.0%(200円=1ポイント、1ポイント=2マイル)
マイル移行手数料 無料(2倍コースの手数料が不要)
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)/国内航空傷害保険 最高5,000万円/国内旅行傷害保険 最高5,000万円
※海外旅行傷害保険は2025年10月16日以降出発の旅行より、日本出国前に公共交通機関の運賃や募集型企画旅行の料金をカード決済することが適用条件
空港ラウンジ 国内主要空港の空港ラウンジを無料利用可
申込対象 満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
メリット
  • 2倍コース(1ポイント=2マイル)の移行手数料6,600円(税込)が不要で還元率1.0%
  • Visa・Mastercardブランドを選べるため、海外での使い勝手がよい
  • 入会・継続ボーナス各2,000マイルと搭乗ボーナス25%はJCB版と同水準
  • 国内主要空港の空港ラウンジが無料で使える
デメリット
  • 海外旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)で、JCB版の最高1億円には届かない
  • 貯まるのはVポイントとは別枠の「ANAマイレージ移行可能ポイント」で、残高の管理先が分かれる

ANA VISAワイドゴールドカードは、三井住友カードが発行するANAゴールドカードで、Visa・Mastercardブランドを選べる点が強みです。JCBが使えない海外の店舗でも決済でき、旅行先での不安が少なくなります。マイル還元の面では200円(税込)につき1ポイントが貯まり、1ポイント=2マイルの2倍コースを手数料なしで使えるため、一般カードなら年6,600円(税込)かかる移行手数料が不要です。

入会・継続ボーナスは各2,000マイル、搭乗ボーナスは25%とJCB版と同水準で、国内主要空港のラウンジも使えます。注意したいのは付帯保険で、海外旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)です。この海外旅行傷害保険は2025年10月16日以降に出発する旅行から適用条件が変わり、日本出国後のカード決済では条件を満たせなくなりました。出国前に公共交通機関の運賃や募集型企画旅行の代金をこのカードで支払っておく必要があります。旅行代金をどのカードで支払うかによって補償が変わるため、出発前に条件を確認する習慣をつけておくと安心です。補償の手厚さを最優先するなら、条件を満たせば最高1億円まで補償されるJCB版のほうが安心感は上になります。

5位 ANA JCB一般カード|初年度年会費無料で始めやすい定番の1枚

ANA JCB一般カード

年会費(税込) 2,200円(初年度無料/家族会員1,100円)
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 0.5%(1マイルコース)/1.0%(2マイルコース)
マイル移行手数料 2マイルコースは年5,500円(1マイルコースは無料)
入会・継続ボーナスマイル 各1,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1,000万円/国内航空傷害保険 最高1,000万円
※補償内容は傷害による死亡・後遺障害と救援者費用のみ
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方
メリット
  • 初年度年会費無料、2年目以降も2,200円(税込)と負担が軽い
  • 入会・継続ボーナス各1,000マイルで年会費の大半を実質的に相殺できる
  • マイルを急がない年は1マイルコース(手数料無料)に切り替えて維持できる
  • マルチポイントコースなら移行する年だけ手数料を払う運用も可能
デメリット
  • 還元率1.0%にするには年5,500円(税込)の移行手数料が必要
  • 搭乗ボーナスが10%のため、飛行機によく乗る人には物足りない

ANA JCB一般カードは、初年度年会費無料で始められ、継続ボーナス1,000マイルが毎年もらえる入門用の定番です。2年目以降の年会費は2,200円(税込)ですが、継続ボーナスの1,000マイルを1マイル2円相当と考えれば、維持コストはほぼ気にならない水準になります。

還元率は標準で0.5%、2マイルコースを選ぶと1.0%です。ここで年5,500円(税込)の手数料が発生するため、年間の利用額が100万円に届かないうちは無理に2マイルコースにしないのが現実的な判断になります。マルチポイントコースを選べば、手数料がかかるのはマイルへ移行した年だけなので、ポイントを2年ためてまとめて交換する運用も可能です。J-POINTの有効期限との兼ね合いを見ながら、自分のペースで貯めていけます。まずはANAカードの世界を試してみたい人に向いた1枚です。

6位 ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)|PASMOオートチャージでマイルが二重取り

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

年会費(税込) 2,200円(初年度無料/家族会員1,100円)
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 0.5%(1マイルコース)/1.0%(2マイルコース)
マイル移行手数料 2マイルコースは年5,500円(1マイルコースは無料)
入会・継続ボーナスマイル 各1,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
交通系機能 PASMO一体型(オートチャージ対応)、東京メトロ乗車・定期券購入でメトポが貯まる
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1,000万円/国内航空傷害保険 最高1,000万円
※補償内容は傷害による死亡・後遺障害と救援者費用のみ
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方
メリット
  • 東京メトロの乗車でメトポが貯まり、ANAマイルへ交換できる
  • PASMOオートチャージでもポイントが貯まり、マイルの入口が二重になる
  • 年会費2,200円(税込)は初年度無料で、継続ボーナス1,000マイルももらえる
  • 定期券の購入でもポイントが貯まり、通勤するだけでマイルが積み上がる
デメリット
  • メトポの強みは東京メトロ沿線で生活している人に限られる
  • 還元率1.0%にするには年5,500円(税込)の移行手数料が必要

ソラチカカードは、飛行機にあまり乗らない人でもマイルを貯められる、いわゆる陸マイラー向けの定番カードです。東京メトロに乗るだけでメトポが貯まり、それをANAマイルへ交換できます。交換レートは東京メトロの案内によるとソラチカ一般カード・ソラチカゴールドカードの本会員なら100メトポ=90マイルで、ほかのTo Me CARD(1,000メトポ=600マイル)より有利です。PASMOオートチャージでもポイントが付くため、通勤しているだけでマイルの入口が2つある状態になります。

年会費は2,200円(税込・初年度無料)で、継続ボーナス1,000マイルがあるため実質的な負担は小さめです。定期券をこのカードで購入すればさらに効率が上がります。ポイントの流れが複数あるぶん管理はやや複雑になるので、交換のタイミングと有効期限は定期的に確認しておきましょう。東京メトロを使わない地域の人には旨みが薄いため、その場合はANA JCB一般カードやANA VISA Suicaカードを検討するほうが素直です。

7位 ANA アメリカン・エキスプレス・カード|ポイント無期限で長期の貯め方に向く

ANA アメリカン・エキスプレス・カードのカード券面

年会費(税込) 7,700円(家族会員2,750円)
発行会社・国際ブランド アメリカン・エキスプレス/アメリカン・エキスプレス
マイル還元率 1.0%(100円=1ポイント、1,000ポイント=1,000マイル。ポイント移行コース登録時)
マイル移行手数料 ポイント移行コースの年間参加費6,600円
マイル移行の上限 上限なし(プロパーカードのような年間40,000マイルの制限はかからない)
新規入会特典(2026年10月時点) 合計38,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計75万円以上の利用/2026年11月4日まで)
入会・継続ボーナスマイル 各1,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高3,000万円/国内旅行傷害保険 最高2,000万円
※国際航空券やパッケージ・ツアー代金を当該カードで支払った場合の傷害死亡・後遺障害補償金額(利用付帯)
申込対象 20歳以上で、安定した継続収入のある方
メリット
  • ポイント移行コースに登録するとポイントの有効期限が無期限になる
  • 100円につき1ポイントが貯まるため、少額決済でも取りこぼしが少ない
  • 2026年9月2日にANAの尾翼をモチーフにしたデザインへ刷新され、年会費・特典は据え置き
  • アメックスならではの旅行・空港関連のサービスが利用できる
デメリット
  • マイル移行にはポイント移行コースの年間参加費6,600円(税込)が必要
  • 搭乗ボーナスは10%どまりで、搭乗回数が多い人ほどゴールドとの差が開く

ANA アメリカン・エキスプレス・カードは、ポイント移行コースに登録すればポイントの有効期限が無期限になり、時間をかけてじっくりマイルを貯められるのが特徴です。100円につき1ポイントと付与単位が細かいため、コンビニでの少額決済でも端数が切り捨てられにくくなります。

ただし、マイルに移行するには年間参加費6,600円(税込)のポイント移行コースへの登録が必要です。年会費7,700円(税込)と合わせると年14,300円(税込)になるため、年間の利用額が少ないうちはコストが先行しやすい点に注意しましょう。搭乗ボーナスも10%どまりなので、大量にマイルを貯めたい人はゴールド以上を選ぶほうが合理的です。なお2026年9月2日にANAの尾翼をモチーフにしたデザインへ刷新されましたが、このカードは年会費・特典とも変更なしとアメリカン・エキスプレスが案内しています。ほかの券種も見比べたい場合はアメリカン・エキスプレスのおすすめランキングも参考になります。あわせて新規入会特典が合計38,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計75万円以上の利用/2026年11月4日まで)へ増額されました。

8位 ANA VISA一般カード|Vポイントと合わせて日常使いしやすい

ANA VISA一般カードのカード券面

年会費(税込) 2,200円(初年度無料/家族会員1,100円)
発行会社・国際ブランド 三井住友カード/Visa・Mastercard
マイル還元率 0.5%(通常コース)/1.0%(2倍コース)
マイル移行手数料 2倍コースは年6,600円(通常コースは無料)
入会・継続ボーナスマイル 各1,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1,000万円/国内航空傷害保険 最高1,000万円
※補償内容は傷害による死亡・後遺障害と救援者費用のみ
申込対象 満18歳以上(高校生を除く)で、ご本人に安定継続収入のある方
メリット
  • Visa・Mastercardから選べるため、国内外を問わず使える店舗が多い
  • 初年度年会費無料で、2年目以降も2,200円(税込)と手ごろ
  • 入会・継続ボーナス各1,000マイルがもらえる
  • 三井住友カードのアプリで利用状況を管理しやすい
デメリット
  • 還元率1.0%にするには年6,600円(税込)とJCB版より高い移行手数料が必要
  • 貯まるのはVポイントとは別枠の「ANAマイレージ移行可能ポイント」で、使い道はマイル移行が中心になる

ANA VISA一般カードは、Visa・Mastercardブランドを選べる一般グレードのANAカードです。国内外で使える店舗が多く、旅行先で決済できずに困る場面がほとんどありません。年会費は2,200円(税込・初年度無料)で、入会・継続ボーナスは各1,000マイルとJCB版と同じ水準です。

マイル還元率を1.0%にする2倍コースの手数料は年6,600円(税込)で、JCB版の5,500円(税込)より1,100円高くなります。手数料の安さを優先するならJCB版、ブランドの使いやすさを優先するならVisa・Mastercard版という整理になります。貯まるポイントは通常のVポイントではなく「ANAマイレージ移行可能ポイント」で、マイルへの移行を前提とした残高になる点も覚えておきましょう。日常の支払いをまとめて年間利用額を伸ばせる人ほど、このカードの弱点は目立たなくなります。

9位 ANA JCB CARD FIRST|18〜29歳限定で入会後5年間は年会費無料

ANA JCB CARD FIRSTのカード券面

年会費(税込) 入会後5年間無料(家族会員も無料)
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 1.0%(200円=1 J-POINT、1ポイント=2マイル)
マイル移行手数料 無料
入会・継続ボーナスマイル 各3,000マイル
利用ボーナスマイル 年間100万円(税込)以上の利用で5,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
旅行傷害保険 付帯なし(ANAカード付帯傷害保険の対象外)
申込対象 18歳以上(学生を除く)29歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方
メリット
  • 入会後5年間は年会費が無料で、維持コストをかけずにマイルを貯められる
  • 入会・継続ボーナスが各3,000マイルと一般カードの3倍
  • 年間100万円(税込)以上の利用で5,000マイルの利用ボーナスがもらえる
  • マイル移行手数料が無料のまま還元率1.0%を確保できる
デメリット
  • 18歳以上29歳以下の社会人限定で、学生は申し込めない
  • 旅行傷害保険が付帯しないため、旅行時は別途備えが必要
  • 入会・継続・利用ボーナスのマイルは航空関連サービス向けの期間限定マイルで、使い道が限られる

ANA JCB CARD FIRSTは、18歳以上29歳以下の社会人だけが申し込める、コストパフォーマンスの高い1枚です。入会後5年間は年会費が無料で、その間もマイル移行手数料がかからず還元率1.0%を維持できます。29歳で入会すれば34歳まで年会費無料のまま持てる計算です。

ボーナスマイルの手厚さも際立ちます。入会・継続ボーナスは各3,000マイルと一般カードの3倍で、さらに年間100万円(税込)以上のカード利用で5,000マイルの利用ボーナスが加算されます。この2つだけで年8,000マイルになり、無料で持てるカードとしては破格の水準です。ただしJCBの案内によるとこれらのボーナスマイルは航空関連サービスに使える期間限定マイル(マイル口座グループ4)として積算されるため、通常マイルと同じ感覚で使えるわけではない点は理解しておきましょう。一方で旅行傷害保険は付帯しないため、旅行時は別のカードや任意の保険で備える必要があります。5年経過後は自動的にANA JCB一般カードへ切り替わるので、そのタイミングで上位カードへの変更を検討するとよいでしょう。年齢条件に当てはまるなら、まず検討したい1枚です。

10位 ANA JCBカード(学生用)|在学中は年会費無料でボーナスマイルももらえる

ANA JCBカード(学生用)のカード券面

年会費(税込) 在学中無料
発行会社・国際ブランド JCB/JCB
マイル還元率 1.0%(200円=1 J-POINT、1ポイント=2マイル)
マイル移行手数料 無料
入会・継続ボーナスマイル 各1,000マイル
卒業時ボーナスマイル 2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の10%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1,000万円/国内航空傷害保険 最高1,000万円
※補償内容は傷害による死亡・後遺障害と救援者費用のみ
申込対象 18歳以上の学生(大学・大学院・短期大学・専門学校・工業高等専門学校4〜5年生)
メリット
  • 在学中は年会費が無料で、マイル移行手数料もかからず還元率1.0%
  • 入会・継続ボーナスが各1,000マイル、卒業時にも2,000マイルがもらえる
  • 学生のうちにクレジットヒストリーを積み上げられる
  • 帰省や旅行の航空券をマイルでまかないやすくなる
デメリット
  • 卒業後は一般カードへ切り替わり、年会費と移行手数料が発生する
  • 学生向けのため利用可能枠は控えめに設定されやすい

ANA JCBカード(学生用)は、在学中の年会費が無料で、しかもマイル移行手数料までかからないという、学生にとって条件のよい1枚です。社会人向けの一般カードなら年5,500円(税込)が必要になる2マイルコースを無料で使えるため、在学中はずっと還元率1.0%でマイルを貯められます。

ボーナスマイルも用意されており、入会・継続で各1,000マイル、さらに卒業時には2,000マイルが積算されます。在学中に貯めたマイルは帰省や卒業旅行の特典航空券に充てられるので、学生のうちから航空券代を圧縮できるのは大きな利点です。卒業後は一般カードへ自動的に切り替わり、年会費2,200円(税込)と移行手数料が発生します。切り替わる前に学生向けクレジットカードの選び方もあわせて確認し、社会人になってからのメインカードを考えておくとスムーズです。

11位 ANAダイナースカード|プライオリティ・パス付帯のハイステータス

ANAダイナースカードのカード券面

年会費(税込) 33,000円(家族会員8,800円)
※2026年3月以降の新規発行分から改定。既存会員は2026年4月10日以降の口座振替分より適用
発行会社・国際ブランド 三井住友トラストクラブ/ダイナースクラブ
マイル還元率 1.0%(100円=1ポイント、1ポイント=1マイル)
マイル移行手数料 無料
ポイントの有効期限 無期限
入会・継続ボーナスマイル 各2,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1億円/国内旅行傷害保険 最高1億円
※公共交通乗用具や募集型企画旅行などの料金をカードで支払った場合の最高補償額(利用付帯)
空港ラウンジ 国内外の空港ラウンジに加え、プライオリティ・パスが利用可能
メリット
  • ポイントの有効期限が無期限で、長期でじっくりマイルを貯められる
  • マイル移行手数料が無料のまま還元率1.0%を維持できる
  • プライオリティ・パスが付帯し、海外の空港ラウンジも使える
  • 旅行傷害保険は条件を満たすと海外・国内とも最高1億円
デメリット
  • 2026年3月以降の新規発行分から年会費が29,700円(税込)から33,000円(税込)へ改定
  • ダイナースクラブブランドのため、使えない店舗がまれにある

ANAダイナースカードは、ポイントの有効期限が無期限で、しかも移行手数料なしに還元率1.0%を維持できるハイステータスな1枚です。マイルを数年かけてまとめて貯め、上位クラスの特典航空券に交換したい人と相性がよい設計になっています。搭乗ボーナスも25%と、ゴールドグレードと同水準です。

海外の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスが付帯する点も、他のANAカードにはない強みです。旅行傷害保険はANA公式の案内によると、公共交通乗用具や募集型企画旅行の料金をこのカードで支払った場合に海外・国内とも最高1億円まで補償されます。ただし年会費は2026年3月以降の新規発行分から33,000円(税込)へ引き上げられ、既存会員も2026年4月10日以降の口座振替分から新しい年会費が適用されます。家族会員も6,600円(税込)から8,800円(税込)に変わるため、家族カードを含めた総額で判断しましょう。プラチナカードの比較と並べて検討すると、年会費に対する納得感が判断しやすくなります。

12位 ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード|ANA LOUNGE利用と最上級のマイル還元

ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのカード券面

年会費(税込) 187,000円(家族カードは4枚まで無料)
※2026年9月2日改定。改定前は165,000円
発行会社・国際ブランド アメリカン・エキスプレス/アメリカン・エキスプレス
マイル還元率 1.0%(100円=1ポイント)/ANAグループの対象利用は2.5倍
マイル移行手数料 無料(ポイント移行コースの登録不要・移行上限なし)
入会・継続ボーナスマイル 各10,000マイル
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の50%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1億円/国内旅行傷害保険 最高1億円
※国際航空券やパッケージ・ツアー代金を当該カードで支払った場合の最高補償額。海外旅行傷害保険は2026年11月1日から適用条件が自動付帯から利用付帯に変わり、旅行代金をこのカードで決済することが必要
2026年9月2日からの新特典 ANAの尾翼をモチーフにした新デザイン/羽田空港第2ターミナルの国際線ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」を同伴者1名まで無料で利用可(プライオリティ・パスは利用回数無制限)/厳選レストランで20%キャッシュバック(2026年10月29日開始・年間上限4万円)/年間600万円以上の利用で30,000マイル(2027年1月開始)
新規入会特典(2026年10月時点) 合計242,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計350万円以上の利用/2026年11月4日まで)
メリット
  • 入会・継続ボーナスが各10,000マイルとANAカードで最高水準
  • 搭乗ボーナス50%で、乗るたびに大きくマイルが上乗せされる
  • ANAグループの対象利用ではポイントが2.5倍になる
  • プライオリティ・パスが利用回数無制限で使え、羽田第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUMも同伴者1名まで無料
  • 2027年1月からは年間600万円以上の利用で30,000マイルのボーナスが新設される
デメリット
  • 2026年9月2日に年会費が165,000円(税込)から187,000円(税込)へ引き上げられた
  • 海外旅行傷害保険が2026年11月1日から自動付帯ではなくなり、旅行代金のカード決済が必要になる
  • 年間の利用額と搭乗回数が多くないと年会費を回収しづらい

ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、入会・継続ボーナス各10,000マイル、搭乗ボーナス50%というANAカードの最上位スペックを備えた1枚です。ANAグループの対象利用ではポイントが2.5倍になるため、航空券や旅行関連の支出が大きい人ほど貯まり方が変わります。

2026年9月2日の刷新では、羽田空港第2ターミナルの国際線ラウンジ「POWER LOUNGE PREMIUM」の同伴者1名無料が加わり(プライオリティ・パスは利用回数無制限)、10月29日からは厳選レストランでの20%キャッシュバック(年間上限4万円)も始まっています。2027年1月からは年間600万円以上の利用で30,000マイルという利用ボーナスも新設される予定です。その一方で年会費は165,000円(税込)から187,000円(税込)へ引き上げられ、海外旅行傷害保険も2026年11月1日から自動付帯ではなく利用付帯に変わります。旅行代金をこのカードで支払っていないと補償が受けられなくなるため、旅程を組むときの決済カードには注意が必要です。刷新に合わせて新規入会特典は合計242,000マイル相当(入会後3ヵ月以内に合計350万円以上の利用/2026年11月4日まで)と、ANAカードのなかで最大規模になっています。家族カードが4枚まで無料である点を含めても、年間数百万円規模の決済と複数回の搭乗がなければ回収は難しいでしょう。ANAを軸に旅を組み立てている人向けの1枚です。

グレード別に見るANAカードの違い|一般・ワイド・ゴールド・プレミアム

ANAカードは発行会社が違っても、グレードごとの基本スペックはほぼ共通です。ここでは4つのグレードの違いを整理します。

グレード 年会費(税込)の目安 入会・継続ボーナス 搭乗ボーナス マイル移行手数料
一般カード 2,200円〜7,700円 各1,000マイル 10% 年5,500円〜6,600円(1.0%にする場合)
ワイドカード 7,975円 各2,000マイル 25% 年5,500円〜6,600円(1.0%にする場合)
ワイドゴールドカード 15,400円〜42,900円 各2,000マイル 25% 無料
プレミアムカード 77,000円〜187,000円 各10,000マイル 50% 無料

一般カード|年会費2,200円台で気軽に持てる

一般カードは、ANAカードの入口となるグレードです。年会費は2,200円(税込)が中心で、多くのカードが初年度無料。入会・継続ボーナスは各1,000マイル、搭乗ボーナスは10%です。ANA VISA Suicaカードやソラチカカードなど交通系一体型もこのグレードに含まれます。

注意点は、マイル還元率を1.0%にするには年5,500円〜6,600円(税込)の移行手数料が必要になることです。手数料を払わない前提なら実質0.5%と考えておきましょう。付帯保険も海外旅行傷害保険 最高1,000万円と控えめで、補償内容は傷害による死亡・後遺障害と救援者費用に限られます。まずはマイルを貯める習慣をつけたい人、飛行機に乗る機会が少ない人に向いたグレードです。

ワイドカード|搭乗ボーナス25%と継続2,000マイル

ワイドカードは、一般とゴールドの中間に位置するグレードです。年会費は7,975円(税込)で、入会・継続ボーナスが各2,000マイル、搭乗ボーナスが25%とゴールドと同じ水準になります。付帯保険も海外旅行傷害保険 最高5,000万円、国内航空傷害保険 最高5,000万円まで引き上げられます。

一方で、マイル移行手数料は一般カードと同じく有料のままです。ここがワイドカードの弱点で、還元率1.0%にすると年会費と合わせて年13,475円(税込・JCBの場合)ほどかかります。それならあと2,000円ほど足してワイドゴールドカードにしたほうが、移行手数料が無料になり空港ラウンジも付くため、総合的に有利になるケースが少なくありません。搭乗ボーナスだけを重視し、還元率は0.5%のままでよいと割り切れる人向けのグレードです。

ワイドゴールドカード|マイル移行手数料が無料で空港ラウンジも使える

ワイドゴールドカードは、多くの人にとって最もバランスのよいグレードです。年会費15,400円(税込)で、マイル移行手数料が無料、入会・継続ボーナス各2,000マイル、搭乗ボーナス25%、空港ラウンジ無料と必要な要素がそろっています。

付帯保険も充実しており、JCB発行のワイドゴールドカードとソラチカゴールドカードは、公共交通乗用具や募集型企画旅行の料金を事前にカードで支払うと海外旅行傷害保険が最高1億円、支払いがない場合でも最高5,000万円が自動付帯されます。Visa・Mastercard発行の場合は最高5,000万円(利用付帯)です。年間100万円以上をカード決済し、年に2〜3回はANA便に乗る人なら、このグレードが最も回収しやすいと言えます。

プレミアムカード|ANA LOUNGEが使えて還元率も最上位

プレミアムカードは、ANAカードの最上位グレードです。入会・継続ボーナスが各10,000マイル、搭乗ボーナスが50%と別格で、国内線のANA LOUNGEも利用できます。年会費はJCB発行のANA JCBカード プレミアムが77,000円(税込)、三井住友カード発行のANA VISAプラチナ プレミアムカードが96,800円(税込)、ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードが187,000円(税込・2026年9月2日以降)です。

付帯保険もANA公式の案内によると、ANA JCBカード プレミアムは海外・国内旅行傷害保険とも最高1億円で、カードでの支払いがない場合も自動付帯されます。年会費は高額ですが、継続ボーナス10,000マイルだけで2万円相当と考えれば実質の負担は圧縮されます。ANA便に頻繁に乗り、年間の決済額も大きい人にとっては、選ぶ価値のあるグレードです。

どのグレードなら年会費の元が取れるかの目安

グレード選びの目安を、年間カード利用額と搭乗回数で整理すると分かりやすくなります。年間利用額50万円未満・搭乗ほぼなしなら一般カード(還元率0.5%のまま)、年間100万円前後・搭乗年2〜3回ならワイドゴールドカード、年間300万円以上・搭乗年5回以上ならプレミアムカードが目安です。

具体的に計算してみましょう。年間100万円を使う場合、一般カード(0.5%)なら5,000マイル+継続1,000マイルで6,000マイル、年会費2,200円(税込)です。ワイドゴールドカード(1.0%)なら10,000マイル+継続2,000マイルで12,000マイル、年会費15,400円(税込)。差は6,000マイルで年会費差は13,200円なので、1マイルを2.2円以上の価値で使えるかどうかが分かれ目になります。特典航空券は使い方次第で1マイル2円以上の価値になることが多いため、100万円前後がゴールドを検討し始めるラインと考えてよいでしょう。

使い道で選ぶANAカードのおすすめ

同じANAカードでも、生活スタイルによって最適な1枚は変わります。ここでは目的別に6つのパターンを取り上げ、それぞれに合うカードを紹介します。

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)|飛行機に乗らない陸マイラーが貯めるなら

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

この使い方での強み 東京メトロ乗車・PASMOオートチャージ・買い物の3方向からマイルが貯まる
年会費(税込) 2,200円(初年度無料)
マイルの入口 メトポ(乗車・定期券購入)+J-POINT(買い物)
飛行機に乗らない場合の年間獲得マイル目安 継続1,000マイル+買い物60万円で3,000マイル前後(1マイルコース時)
向いている人 東京メトロ沿線で通勤・通学し、飛行機は年1回以下の人
メリット
  • 飛行機に乗らなくても、通勤するだけでマイルが積み上がる
  • 定期券購入でもポイントが貯まり、まとまった額を一度に回せる
  • 年会費2,200円(税込)に対し継続ボーナス1,000マイルで負担が小さい
デメリット
  • 東京メトロ以外の路線がメインだと強みが活きない
  • ポイントの経路が複数あり、交換の管理に手間がかかる

飛行機にほとんど乗らずにマイルを貯めたいなら、ソラチカカードが最有力です。搭乗ボーナスに頼らず、日常の移動と買い物だけでマイルを積み上げられるのが、このカードを陸マイラー向けと呼ぶ理由です。東京メトロの乗車で貯まるメトポは、ANAマイルへ交換できます。

飛行機に乗らない前提なら、無理に2マイルコース(年5,500円・税込)にせず、1マイルコースのままメトポ経由の交換を軸にする使い方も現実的です。年会費2,200円(税込)に対して継続ボーナス1,000マイルがあるため、実質の維持費はごくわずかで済みます。通勤定期を毎年このカードで購入すれば、それだけでまとまったポイントが確保できます。

ANA JCB ワイドカード|出張が多く搭乗ボーナスを重視するなら

ANA JCB ワイドカードのカード券面

この使い方での強み 年会費7,975円(税込)でゴールドと同じ搭乗ボーナス25%・継続2,000マイル
年会費(税込) 7,975円(家族会員1,650円)
搭乗ボーナスマイル 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率の25%
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高5,000万円/国内航空傷害保険 最高5,000万円
向いている人 ANA便への搭乗は多いが、カード決済額はそれほど大きくない人
メリット
  • ゴールドの半額程度の年会費で搭乗ボーナス25%を得られる
  • 入会・継続ボーナスが各2,000マイルと一般カードの2倍
  • 旅行傷害保険が海外・国内航空とも最高5,000万円まで引き上がる
デメリット
  • マイル移行手数料は有料のままで、還元率1.0%にすると総額が膨らむ
  • 空港ラウンジは付帯しない

出張でANA便に乗る回数は多いものの、カード決済額はそこまで大きくないという人には、ワイドカードが合います。年会費7,975円(税込)でゴールドと同じ搭乗ボーナス25%と継続2,000マイルが得られるため、フライト由来のマイルを増やしたい人にとって費用対効果は高くなります。

ただし、マイル移行手数料は一般カードと同じく有料です。買い物由来のマイルも増やしたいなら、年会費差を払ってワイドゴールドカードへ上げるほうが結果的に安く済みます。ワイドカードは「フライトは多いが、買い物は現金や他のカードが中心」という人にはまる中間グレードと考えるとよいでしょう。

ANA JCB一般カード|はじめての1枚で年会費を抑えたいなら

ANA JCB一般カード

この使い方での強み 初年度無料で試せて、継続ボーナス1,000マイルが年会費をほぼ相殺
年会費(税込) 2,200円(初年度無料)
マイル還元率 0.5%(1マイルコース・手数料無料)
年間の実質コスト目安 2,200円-継続1,000マイル相当=ほぼ0円
向いている人 ANAカードを試したい人、年間のカード利用が100万円未満の人
メリット
  • 初年度無料なので、マイルの貯まり方を実際に確かめてから続けられる
  • 1マイルコースなら手数料ゼロで維持でき、コストが読みやすい
  • 上位カードへの切り替えがしやすく、後から育てられる
デメリット
  • 還元率0.5%のままだとマイルの貯まるペースは緩やか
  • 空港ラウンジや手厚い保険は付かない

はじめてANAカードを持つなら、ANA JCB一般カードから始めるのが失敗の少ない選択です。初年度は年会費無料で、2年目以降も継続ボーナス1,000マイルが年会費2,200円(税込)をほぼ相殺してくれるため、合わなければ切り替えるという前提で気軽に試せます。

最初の1年は1マイルコース(手数料無料)で様子を見て、年間のカード利用額が100万円を超えそうだと分かった時点で2マイルコースやワイドゴールドカードへ移行する、という育て方がおすすめです。いきなり高い年会費のカードを選ぶより、実際の使い方が見えてから上げるほうがムダがありません。あわせてクレジットカードのおすすめランキングも確認しておくと、マイル以外の選択肢と比べたうえで納得して決められます。

ANA JCBカード(学生用)|学生が在学中に無料で持つなら

ANA JCBカード(学生用)のカード券面

この使い方での強み 在学中は年会費・マイル移行手数料とも無料で還元率1.0%
年会費(税込) 在学中無料
マイル還元率 1.0%(移行手数料無料)
学生ならではの特典 入会・継続ボーナス各1,000マイル、卒業時に2,000マイル
向いている人 帰省や卒業旅行で航空券代を抑えたい学生
メリット
  • 在学中はコストゼロで還元率1.0%を維持できる
  • 卒業時ボーナス2,000マイルが加わり、卒業旅行の足しになる
  • 学生のうちからクレジットヒストリーを積める
デメリット
  • 卒業後は一般カードへ切り替わり、コストが発生する
  • 利用可能枠は控えめで、高額決済には向かない

学生がマイルを貯めるなら、迷わずANA JCBカード(学生用)です。社会人向けカードでは年5,500円(税込)かかる2マイルコースを、在学中は無料で使えるという点だけでも選ぶ理由になります。帰省の往復や卒業旅行の航空券をマイルでまかなえれば、学生生活の出費をかなり抑えられます。

在学中に貯めたマイルは、有効期限が原則3年である点に注意して計画的に使いましょう。1年生から貯め始めた分は4年生の卒業旅行に間に合う計算になります。卒業時には2,000マイルのボーナスも加わるため、卒業旅行の直前にまとめて交換するのも一案です。

ANA VISAプラチナ プレミアムカード|ラウンジや上級特典を重視するなら

ANA VISAプラチナ プレミアムカードのカード券面

この使い方での強み 搭乗ボーナス50%・継続10,000マイルに加えプライオリティ・パスも利用可
年会費(税込) 96,800円(家族会員4,400円)
※2025年12月10日以降の年会費支払いより改定
マイル還元率 1.5%(移行手数料無料)
旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 最高1億円/国内航空傷害保険 最高5,000万円/国内旅行傷害保険 最高1億円
向いている人 年間300万円以上を決済し、ANA便にも頻繁に乗る人
メリット
  • マイル還元率1.5%はANAカードのなかでも最上位クラス
  • 入会・継続ボーナス各10,000マイル、搭乗ボーナス50%
  • 家族会員の年会費が4,400円(税込)と抑えられている
デメリット
  • 2025年12月10日以降の支払いから年会費が88,000円(税込)から96,800円(税込)へ改定
  • 年間の決済額が少ないと年会費を回収できない

空港ラウンジや上級会員向けサービスを重視するなら、ANA VISAプラチナ プレミアムカードが候補になります。マイル還元率1.5%はANAカードのなかでも突出しており、年間300万円を決済すれば買い物だけで45,000マイルが貯まる計算です。そこに継続ボーナス10,000マイルと搭乗ボーナス50%が加わります。

注意したいのは年会費で、2025年12月10日以降の支払いから88,000円(税込)から96,800円(税込)へ改定されています。家族会員は4,400円(税込)と手ごろなので、家族でマイルを合算する使い方なら1人あたりの負担は下げられます。付帯保険も海外・国内旅行傷害保険とも最高1億円と手厚く、旅行が多い人ほど価値を感じられるでしょう。

ANA アメリカン・エキスプレス・カード|家族でマイルをまとめて使うなら

ANA アメリカン・エキスプレス・カードのカード券面

この使い方での強み 家族カード2,750円(税込)で発行でき、ANAカードファミリーマイルでマイルを合算できる
年会費(税込) 7,700円(家族会員2,750円)
ポイントの有効期限 ポイント移行コース登録で無期限
マイル移行の上限 上限なし
向いている人 家族の分も合わせて特典航空券を狙いたい人
メリット
  • ポイントの有効期限が無期限になり、家族分をじっくり貯められる
  • 100円につき1ポイントで少額決済でも取りこぼしが少ない
  • ANAカードファミリーマイルで家族のマイルを合算して使える
デメリット
  • 年会費7,700円(税込)+ポイント移行コース6,600円(税込)でコストが重なる
  • 搭乗ボーナスは10%どまりで、搭乗回数が多い世帯ほどゴールドとの差が開く

家族の分もまとめて特典航空券を狙うなら、ポイントの有効期限が無期限になるANA アメリカン・エキスプレス・カードが使いやすい選択です。ANAカードファミリーマイルに登録すれば、同居の家族が貯めたマイルを合算して特典航空券に交換できます。家族4人分を集めれば、国内往復の特典航空券に届くまでの期間はぐっと短くなります。

家族カードは2,750円(税込)で発行できるため、世帯全体のコストも抑えられます。ただし本会員の年会費7,700円(税込)にポイント移行コースの6,600円(税込)が加わるとコストは重なるので、家族の決済もこのカードに集約して年間利用額を伸ばすことが前提になります。搭乗ボーナスが10%にとどまる点は変わらないため、家族で搭乗回数が多いならゴールド以上も検討しましょう。

2026年に変わったANAカード|アメックス刷新・ダイナース年会費改定・SFC見直し

2026年はANAカードにとって変化の大きい年になりました。申し込む前に押さえておきたい5つの動きを整理します。

ANAアメックス3券種が2026年9月2日にデザインと特典を刷新

2026年最大のトピックが、ANAアメリカン・エキスプレス提携カード3券種の全面刷新です。2009年の発行以来はじめてデザインが変更され、あわせて特典と年会費が見直されました。実施日は2026年9月2日です。新しい券面は、ANAブランドを象徴する尾翼をモチーフにした3券種共通のデザインになっています。

券種ごとの扱いは異なります。ANA アメリカン・エキスプレス・カード(一般)はデザイン変更のみで、年会費7,700円(税込)も特典も据え置きです。一方、ゴールドは34,100円(税込)から42,900円(税込)へ、プレミアムは165,000円(税込)から187,000円(税込)へ年会費が上がりました。家族カードもゴールドは17,050円(税込)から21,450円(税込)へ改定されています。2026年9月1日までに申し込んだ既存会員には、2026年11月請求分から新しい年会費が適用されます。あわせて、3券種とも新規入会特典が2026年11月4日まで増額されています。

ゴールドとプレミアムに年間利用額のボーナスマイルが新設

年会費が上がる代わりに、ゴールドとプレミアムには新しい特典が加わります。柱となるのが年間利用額に応じたボーナスマイルで、2027年1月から始まります。ゴールドは年間400万円以上の利用で15,000マイル、プレミアムは年間600万円以上の利用で30,000マイルです。

さらに2026年9月2日からは、国際線空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できる特典が加わります。2026年10月29日からは厳選レストランでの20%キャッシュバックも始まり、年間の上限はゴールドが2万円、プレミアムが4万円です。一方で見落としやすい変更もあり、プレミアムの海外旅行傷害保険は2026年11月1日から自動付帯ではなく利用付帯になります(補償額は変わらず、旅行代金のカード決済が条件になります)。年会費の上げ幅はゴールドで8,800円、プレミアムで22,000円ですが、利用ボーナスやキャッシュバックを使い切れる人にとっては差し引きでプラスになる可能性があります。自分の年間利用額と外食の頻度に照らして判断しましょう。

ANAダイナースカードは2026年に年会費を改定

ANAダイナースカードも2026年に年会費が改定されました。本会員は29,700円(税込)から33,000円(税込)へ、家族会員は6,600円(税込)から8,800円(税込)へ引き上げられています。2026年3月以降の新規発行分から適用され、既存会員は2026年4月10日以降の口座振替分から新しい年会費になります。

改定の背景として、ダイナースクラブは物価上昇に伴うサービス品質の維持・向上を挙げています。年会費は上がったものの、ポイントの有効期限が無期限、マイル移行手数料が無料で還元率1.0%、プライオリティ・パス付帯という基本スペックは変わりません。年間の決済額が大きく、数年かけてマイルを貯めるスタイルの人にとっては、値上げ後も選ぶ価値のある1枚です。プライオリティ・パスが付く他社カードとも比べたい場合は、プライオリティパス付きクレジットカードのランキングを確認してみてください。ダイナースクラブカード全体の違いはダイナースクラブカードのおすすめランキングで比較できます。

招待制の「ANA JCB CARD Precious」が新設

JCBは、ANA JCB ワイドゴールドカードの上位に位置づけられる招待制カード「ANA JCB CARD Precious」を新設しました。年会費は本会員39,600円(税込)・家族会員4,400円(税込)で、入会・継続ボーナスは各5,000マイル、搭乗ボーナスは25%、マイル移行手数料は無料です。年間300万円(税込)以上利用した年はマイル還元率が1.2%まで上がり、プライオリティ・パスや海外・国内とも最高1億円の旅行傷害保険も付きます。

招待の条件は、2027年1月末時点でANA JCB ワイドゴールドカードの本会員であり、2025年12月16日〜2026年12月15日のショッピング利用が300万円(税込)以上であることです(ソラチカゴールドカードとANA JCB スーパーフライヤーズ ゴールドカードは対象外)。招待のダイレクトメールは2027年3月頃に届く予定なので、ワイドゴールドカードで年間300万円以上を決済している人は、集計期間中の利用先をこのカードに寄せておくと射程に入ります。なお2027年3月以降に届くANA JCBカードには楽天Edyが搭載されなくなる点もあわせて押さえておきましょう。

スーパーフライヤーズカードは2028年4月にサービスを刷新予定

ANAカードを長く持つうえで無視できないのが、スーパーフライヤーズカード(SFC)の制度変更です。ANAは2026年4月に、年間決済額に基づく2つの区分(SFC PLUS/SFC LITE)を設ける方針を発表しました。ANAカードとANA Payの年間決済額が300万円以上ならSFC PLUSとなり、ANAラウンジを無条件で利用でき、5,000マイルの進呈も受けられます。300万円未満はSFC LITEとなり、スター アライアンスのステイタスはシルバー相当になります(退会にはならず、ラウンジ以外のサービスは従来どおりです)。なおANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達している人は、決済額に関わらずSFC PLUSの対象とされています。

この当初案には利用者から多くの意見が寄せられ、ANAは2026年9月29日に見直し結果を正式発表しました。当初案では300万円未満のSFC LITEはANAラウンジを一切利用できないとされていましたが、見直し後は国内線は混雑時を除いてANAラウンジ(事前予約制)を利用でき、国際線も羽田・成田・ホノルルの3空港のANAラウンジに限り利用できるよう緩和されました。一方で年間決済額300万円という区分の基準自体は維持されています。判定期間は2026年12月16日から2027年12月15日までで、2028年4月から新しい区分でのサービスが始まります。SFCを目指している人は、判定期間中の年間決済額を意識しながらANA公式の案内も確認しておきましょう。

改定を踏まえて今どのカードを選ぶべきか

2026年の変更を踏まえると、選び方の軸は年間決済額が300万円を超えるかどうかで大きく分かれます。300万円を超える人はSFC PLUSの条件やアメックスの利用ボーナスが射程に入るため、ゴールド以上のグレードを選ぶ意味が出てきます。

一方、年間100万円前後の人は、年会費が上がったカードを無理に選ぶ必要はありません。移行手数料が無料で年会費15,400円(税込)に据え置かれているANA JCB ワイドゴールドカードやソラチカゴールドカード、ANA VISAワイドゴールドカードが、コストと特典のバランスで有利です。18歳以上29歳以下ならANA JCB CARD FIRST、学生ならANA JCBカード(学生用)という年会費無料の選択肢もあります。値上げのニュースに引きずられず、自分の利用額に合ったグレードを選ぶことが結局は一番の近道です。ANA以外も含めて年会費と特典を見比べたい人は、ゴールドカードのおすすめランキングも参考にしてください。

年会費の元が取れる年間利用額はいくら?ANAカードの損益分岐点

ANAカード選びで最も知りたいのが「結局いくら使えば元が取れるのか」でしょう。ここでは具体的な数字で損益分岐点を計算します。

一般カードとワイドゴールドカードが逆転するライン

まず、飛行機に乗らない前提で一般カードとワイドゴールドカードを比べます。一般カード(1マイルコース・0.5%)は年会費2,200円(税込)+継続1,000マイル、ワイドゴールドカード(1.0%)は年会費15,400円(税込)+継続2,000マイルです。年会費の差は13,200円、継続ボーナスの差は1,000マイルです。

年間利用額をXとすると、ワイドゴールドカードの追加獲得マイルは「X×0.5%+1,000マイル」。1マイル2円換算で13,200円分=6,600マイルを超えるには、X×0.5%が5,600マイル必要なので年間112万円が逆転ラインになります。1マイル1.5円換算なら約156万円です。ここに搭乗ボーナスの差や空港ラウンジの価値が加わるので、飛行機に乗る人なら100万円前後から検討する価値があると考えてよいでしょう。

マイル移行手数料5,500円を払ってでも一般カードで貯める場合

次に、一般カードのまま2マイルコース(年5,500円・税込)を選ぶケースです。この場合、年間利用額Xに対して追加で得られるのは「X×0.5%」マイル。5,500円を1マイル2円換算の2,750マイルで割り戻すと、年間55万円が損益分岐点になります。

つまり年間55万円以上使うなら、手数料を払って還元率1.0%にしたほうが得です。ただし年間112万円を超えるとワイドゴールドカードのほうが有利になるため、2マイルコースが最適なのは年間55万円〜112万円のゾーンと整理できます。マルチポイントコースを使ってポイントを2年分ためてから交換すれば、手数料は交換した年だけで済むため、この下限はさらに下げられます。J-POINTの有効期限を確認しながら運用しましょう。

年間の搭乗回数から考える元取りの目安

搭乗ボーナスの差も損益分岐点に効いてきます。東京〜那覇(区間基本マイレージ984マイル)を普通運賃で往復すると、フライトマイルは1,968マイルです。一般カード(10%)のボーナスは約197マイル、ワイドゴールドカード(25%)は約492マイルで、1往復あたり約295マイルの差が生まれます。

この差は年3往復で約885マイル、年5往復で約1,475マイルです。1マイル2円換算なら年5往復で約2,950円分になります。買い物由来の差と合わせれば、年間利用額80万円+年5往復程度でワイドゴールドカードのほうが有利になる計算です。飛行機に乗る回数が多いほど、グレードを上げる損益分岐点は下がっていきます。

元が取れないと感じた人が検討したい選択肢

計算してみて元が取れないと感じたら、無理にグレードを上げる必要はありません。選択肢は3つあります。1つ目は一般カードを1マイルコース(手数料無料)のまま持ち続ける方法で、継続ボーナス1,000マイルだけでも年会費はほぼ相殺できます。

2つ目は、18歳以上29歳以下ならANA JCB CARD FIRST、学生ならANA JCBカード(学生用)に切り替えて年会費ゼロで還元率1.0%を確保する方法です。3つ目は、ANA Payやマイルが貯まる経路を併用して、カード決済以外からのマイルを増やす方法です。それでも合わないと感じるなら、マイルにこだわらず目的別に選ぶクレジットカードの考え方を参考に、ポイント還元型のカードへ乗り換えるのも立派な判断です。

ANAカードのメリット

ANAカードを持つことで得られる代表的なメリットを5つに整理しました。

入会と継続だけでボーナスマイルがもらえる

ANAカードの分かりやすい利点が、使わなくてももらえるボーナスマイルです。一般カードで各1,000マイル、ワイドカード・ワイドゴールドカードで各2,000マイル、プレミアムカードで各10,000マイルが入会時と毎年の継続時に積算されます。

1マイルを2円相当と考えると、一般カードの継続ボーナス1,000マイルは約2,000円分です。年会費2,200円(税込)のカードなら、持っているだけでほぼ相殺できる計算になります。ワイドゴールドカードでも継続2,000マイルで約4,000円分となり、年会費15,400円(税込)のうち4分の1程度をカバーできます。カードを長く持ち続けるほど、この積み重ねは効いてきます。

搭乗ボーナスでフライトの獲得マイルが増える

ANAグループ便に乗ると、通常のフライトマイルに加えてカードのグレードに応じたボーナスが上乗せされます。一般カードは10%、ワイドカード・ワイドゴールドカードは25%、プレミアムカードは50%です。

たとえば東京〜福岡(区間基本マイレージ567マイル)を普通運賃で往復すると1,134マイルのフライトマイルが貯まり、ワイドゴールドカードならさらに約284マイルが加算されます。出張で年10往復するなら、搭乗ボーナスだけで年約2,840マイルです。飛行機に乗る機会が多い人ほど、この差はそのままグレード選びの根拠になります。

ANA航空券や機内販売、空港免税店が割引になる

ANAカード会員には、マイル以外の優待も用意されています。国内線・国際線の機内販売品はANAカードで決済すると10%割引(商品単価1,000円・税込未満は対象外)、空港内のANA FESTAでは1,000円(税込)以上の買い物でカードを提示すると5%割引になります。出国エリアの対象免税店でも、ワイド・ゴールド・プレミアムなら10%、一般カードなら5%の割引が受けられます。

さらにホテルやレンタカーの優待割引も用意されており、旅行の周辺費用を抑えられます。マイルのように貯めて使うのではなく、その場ですぐ効く割引なので、旅行の頻度が高い人ほど年会費の回収に直結します。空港での買い物が多い人は、レジでカードを提示する習慣をつけておくと取りこぼしがありません。

貯めたマイルを特典航空券や座席アップグレードに使える

貯めたマイルの主な使い道は特典航空券です。ANA公式の案内によると、日本国内線の必要マイル数は2024年10月27日搭乗分からの改定で1区間(片道)6,000マイル(ローシーズン・0〜300マイル区間)からとなり、2026年5月19日の国内線旅客サービスシステム刷新後もこの基準は変わっていません。必要マイル数はシーズンと区間の組み合わせで決まります。往復なら12,000マイル前後が目安なので、年間100万円をワイドゴールドカードで決済すれば、継続ボーナスと合わせて1年で国内往復1回分が見えてきます。

もう1つの使い道が、国際線のアップグレード特典です。エコノミークラスからビジネスクラスなど、上位クラスへの変更にマイルを充てられます(対象運賃に限られます)。現金で買うと大きく差が出る上位クラスに、マイルで手が届くのは大きな価値です。マイルを現金換算するのではなく、普段は買わない体験に使うと満足度が高くなります。なお2026年5月19日搭乗分からは、日本国内線でもエコノミークラスからプレミアムクラスへマイルでアップグレードできる「ANA日本国内線アップグレード特典」が導入されました。ただし対象は有償の航空券で、特典航空券からのアップグレードはできません。

ANAカードファミリーマイルで家族のマイルを合算できる

ANAカードファミリーマイルは、同居の家族が貯めたマイルを合算して特典航空券に交換できるサービスです。1人では届かないマイル数でも、家族4人分を集めれば十分に交換できる水準になります。

家族カードを発行すれば、家族の決済分も本会員のマイル口座に集約できます。家族カードの年会費は本会員より大幅に安く設定されているため、世帯全体でマイルを貯める仕組みとしては効率的です。家族旅行の航空券をマイルでまかなうことを目標にすると、家計の支払いをカードに集約する動機づけにもなります。

ANAカードのデメリットと申し込み前に確かめたいこと

良い面だけでなく、事前に知っておきたい弱点も確認しておきましょう。

年会費が毎年かかり、無料になるのは学生用など一部だけ

ANAカードは、基本的に年会費がかかるカードです。永年無料の券種はなく、無料で持てるのはANA JCBカード(学生用)の在学中と、ANA JCB CARD FIRSTの入会後5年間に限られます。一般カードでも2年目以降は2,200円(税込)が必要です。

初年度無料の券種は多いものの、2年目以降は必ず費用が発生します。カードをほとんど使わないまま持ち続けると、年会費だけが出ていく状態になりかねません。申し込む前に「年間いくら使うか」「年に何回飛行機に乗るか」を具体的に見積もり、継続ボーナスと合わせて元が取れるかを確認しておきましょう。

還元率を1.0%にするにはマイル移行手数料が必要

一般カード・ワイドカードでマイル還元率を1.0%にするには、年5,500円(税込・JCB)または年6,600円(税込・三井住友カード)の移行手数料がかかります。これはANAカードの分かりにくさの代表的な部分です。

手数料を払うかどうかは年間利用額次第で、55万円未満なら払わないほうが得というのが目安になります。ワイドゴールド以上のグレードは移行手数料が無料なので、還元率1.0%を当たり前にしたい人は最初からゴールドを選ぶほうがシンプルです。JCB発行のワイドゴールドカード・ソラチカゴールドカード・学生用カード・ANA JCB CARD FIRSTは、いずれのコースでも手数料が無料と案内されています。

通常のマイル還元率は0.5%で高還元とは言いにくい

移行手数料を払わない状態のANAカードは、還元率0.5%です。ポイント還元型のクレジットカードには還元率1.0%前後のものが多いため、数字だけを比べると見劣りします。

ただし、ANAカードの価値はマイルの使い方で変わります。特典航空券や上位クラスへのアップグレードに使えば、1マイルの価値が2円以上になることも珍しくありません。逆に、貯めたマイルを商品交換などレートの低い使い道に充てるなら、素直にポイント還元率の高いカードを選ぶほうが得です。マイルを飛行機に使う予定があるかどうかが、判断の分かれ目になります。

マイルの有効期限は原則3年で失効することがある

ANAマイルには原則3年(積算された月から36ヵ月後の月末まで)の有効期限があります。少しずつしか貯まらないペースだと、必要な数に届く前に古いマイルから失効してしまう可能性があります。

対策は2つです。1つはポイントのままためておき、必要になったタイミングでマイルに交換する方法。J-POINTやVポイント、メンバーシップ・リワードのポイントには、マイルとは別の有効期限や無期限化の仕組みがあります。もう1つは、少額でも交換できる使い道を把握しておくことです。ANA SKY コインへの交換など、失効前に価値を残す手段を用意しておきましょう。

グレードを上げると家族カードの年会費も上がる

見落としがちなのが家族カードの年会費です。ANA JCB一般カードの家族会員は1,100円(税込)ですが、ANA JCB ワイドゴールドカードでは4,400円(税込)になります。ANAダイナースカードは2026年の改定で6,600円(税込)から8,800円(税込)へ上がりました。

家族カードを2枚発行すれば、その分だけ世帯のコストは増えます。グレードアップを検討するときは、本会員の年会費だけでなく家族カードを含めた総額で計算しましょう。なおソラチカゴールドカードの家族会員は2,200円(税込)、ANA VISAプラチナ プレミアムカードの家族会員は4,400円(税込)と、券種によって差が大きい点も比較の材料になります。

ANAカードでマイルを効率よく貯めるコツ

同じカードでも、使い方を工夫すれば貯まるマイルは変わります。今日から実践できる5つのコツを紹介します。

ANA Payと組み合わせて還元率を上乗せする

ANA Payは、ANAカードからチャージして使えるキャッシュレス決済です。チャージ時と決済時の両方でマイルが貯まるため、同じ支払いでもANAカードで直接払うより有利になる場面があります。

使い分けの基本は次のとおりです。ANAカードマイルプラスの対象店ではANAカードで直接支払い、対象外の店ではANA Payを使う。この切り替えを意識するだけで、年間の獲得マイルは着実に増えます。ANA Payマイルプラスの対象店なら、さらに上乗せのマイルも狙えます。スマートフォンで完結するので、財布からカードを出す手間もありません。

ANAマイレージモールを経由して買い物する

ネット通販を使うなら、ANAマイレージモールを経由するだけでマイルが上乗せされます。いつも買っているものを、いつもの店で買うだけ。違いは経由するかどうかだけです。

還元率はショップごとに異なりますが、100円または200円につき1マイルという設定が中心です。カード決済で貯まるマイルとは別に積算されるため、実質的に還元率が上がります。ブックマークやアプリのショートカットに登録しておき、通販を使うときは必ず経由する習慣をつけましょう。旅行の予約やふるさと納税など金額の大きい買い物ほど効果があります。

ANAカードマイルプラス加盟店を優先して使う

ANAカードマイルプラスは、対象の加盟店でANAカードを使うと、カード会社のポイントとは別にマイルが上乗せされるサービスです。加盟店ごとに100円または200円につき1マイルが加算されます。

対象にはドラッグストア、家電量販店、百貨店、ガソリンスタンド、カフェチェーンなど、日常的に使う業態が幅広く含まれます。同じジャンルの店が複数あるなら、加盟店を優先して選ぶだけでマイルの貯まり方が変わります。ANA公式サイトで対象店舗の一覧を確認し、よく行く店が入っていないかチェックしてみてください。ポイント二重取りができる数少ない仕組みなので、活用しない手はありません。

公共料金や税金の支払いを1枚にまとめる

電気・ガス・水道・通信費・保険料などの固定費をANAカードにまとめると、意識せずに年間利用額を押し上げられます。月5万円の固定費をカード払いにするだけで年60万円、還元率1.0%なら6,000マイルです。

税金の支払いにもカードが使えます。国税庁の案内によると、クレジットカード納付は「国税クレジットカードお支払サイト」を経由して行い、1度の手続きにつき1,000万円未満まで納付できます。ただし決済手数料は納税者の負担となるため、手数料とマイル還元を比べて判断しましょう。手数料率が還元率を上回る場合は、無理にカード払いにする必要はありません。

ボーナスマイルの取りこぼしを防ぐ

意外に多いのが、もらえるはずのボーナスマイルを取り逃すケースです。継続ボーナスはカード更新月の翌々月ごろ、搭乗ボーナスは搭乗の数日後に積算されるのが一般的で、積算漏れがあっても自分で気づかなければそのままになってしまいます。

対策はシンプルで、ANAマイレージクラブの積算履歴を定期的に確認することです。フライトのマイルが積算されない場合は、事後登録の申請ができる期間が決まっているので、搭乗後は早めにチェックしましょう。また、カードの利用ボーナス(ANA JCB CARD FIRSTの年間100万円以上で5,000マイルなど)は集計期間が決まっているため、期間の区切りも把握しておくと取りこぼしがなくなります。

ANAカードの申し込みから受け取りまでの流れ

はじめてANAカードを申し込む人向けに、手続きの流れと注意点をまとめます。

申し込みに必要なものと審査の目安

申し込みはWebで完結します。用意するのは本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)と、引き落とし口座の情報です。オンラインで口座を設定できる金融機関なら、キャッシュカードや通帳を手元に置いて手続きを進めましょう。

申込条件はグレードによって異なり、一般カードは18歳以上(高校生を除く)、ワイドゴールドカードは20歳以上で安定継続収入がある方が対象です。審査に不安がある場合は、まず一般カードから申し込むほうがスムーズです。なお、短期間に複数のカードへ同時に申し込むと審査に影響することがあるため、間隔を空けることをおすすめします。クレジットカードの発行や利用可能枠の設定は割賦販売法にもとづいて運用されており、制度の全体像は経済産業省のクレジット取引のページで確認できます。カード到着までの目安は1〜2週間程度です。

AMCお客様番号を持っている場合の手続き

すでにANAマイレージクラブに入会していて、お客様番号(AMCお客様番号)を持っている場合は、申し込みフォームでその番号を入力します。こうすることで、これまで貯めたマイルをそのまま引き継げます。

番号を入力せずに申し込むと、新しいお客様番号が発行されてマイルが2つの口座に分かれてしまうことがあります。この場合は後から口座の統合手続きが必要になり、余計な手間がかかります。ANAマイレージクラブカードやANAアプリでお客様番号を確認してから申し込みましょう。名前や住所の表記が登録内容と異なると照合できないことがあるので、登録情報と同じ表記で入力するのがポイントです。

カードの切り替え・グレードアップのやり方

一般カードからワイドゴールドカードへ上げたい場合は、各カード会社の会員サイトから切り替えを申し込みます。同じ発行会社内での切り替えなら、貯めたポイントやマイルはそのまま引き継がれるのが一般的です。

一方、発行会社をまたぐ切り替え(たとえばJCBから三井住友カードへ)は、新規申し込みと同じ扱いになります。この場合、元のカードのポイントは移行しないため、解約前にマイルへ交換しておく必要があります。ANA JCBカード(学生用)は卒業時、ANA JCB CARD FIRSTは入会5年後に、それぞれANA JCB一般カードへ自動的に切り替わります。切り替えのタイミングは、上位カードへの変更を検討する良い機会です。

入会キャンペーンを取り逃さない申し込みタイミング

ANAカードは、時期によって入会キャンペーンの内容が変わります。同じカードでも申込ルートによって特典が異なるため、申し込む直前にANA公式サイトと各カード会社のキャンペーンページを確認しましょう。

2026年9月2日にANAアメックス3券種のデザインと特典が刷新され、新規入会キャンペーンが2026年11月4日まで実施されています。これから申し込む場合はすべて新しい年会費が適用されるため、キャンペーンでもらえるマイル数と年会費の両方を見比べて判断しましょう。なお、キャンペーンの多くは「入会後○ヵ月以内に○万円利用」という条件付きです。日常の支出で達成できる範囲かどうかを先に確認し、条件のために不要な買い物をしないよう気をつけましょう。

ANAカードに関するよくある質問

最後に、ANAカードについてよく寄せられる疑問にお答えします。

年会費無料のANAカードはありますか?

永年無料のANAカードはありません。ただし条件付きで無料になる券種は2つあります。ANA JCBカード(学生用)は在学中の年会費が無料、ANA JCB CARD FIRSTは入会後5年間の年会費が無料です。どちらもマイル移行手数料までかからないため、還元率1.0%を無料で維持できます。

また、多くの一般カードが初年度年会費無料です。まずは初年度無料の一般カードで使い勝手を試し、2年目以降も続けるかどうかを判断するという始め方なら、リスクをほとんど負わずに済みます。年会費無料にこだわるなら、ANAマイレージクラブカード(クレジット機能なし)という選択肢もありますが、買い物でマイルは貯まりません。

ANAカードとJALカードはどちらがおすすめですか?

結論から言うと、よく使う空港と路線で決めるのが最も失敗しません。マイルは航空券に交換してこそ価値が出るため、自分がよく乗る航空会社のカードを選ぶのが基本です。羽田・成田を起点にANA便を使うことが多いならANAカード、JAL便が中心ならJALカードという判断になります。JAL側の候補を具体的に見たい人は、JALカードのマイル還元率を比較した記事で12枚を横並びにしています。

制度面では、JALカードのショッピングマイル・プレミアム(年会費別途)とANAカードの移行手数料が似た位置づけです。どちらも追加料金を払って還元率を1.0%にする仕組みなので、この点で大きな差はありません。国際線でスター アライアンス(ANA)とワンワールド(JAL)のどちらの提携先をよく使うかも、判断材料になります。

ANAカードは2枚持ちしてもいいですか?

2枚以上持つこと自体は可能です。マイル口座が統合されていれば、複数のANAカードの利用額を合算してマイルを貯められます。ただし注意点が2つあります。1つは入会・継続ボーナスは券種ごとにもらえるものの、年会費も枚数分かかること。もう1つは、同じグレードのカードを2枚持っても搭乗ボーナスは重複しないことです。

現実的なのは、ANAカードを1枚に絞り、日常の決済で有利な別ブランドのカードと組み合わせる方法です。マイルはANAカードで、それ以外の支払いは高還元のカードでという役割分担のほうが、年会費を抑えつつ総合的な還元を高められます。最強の2枚の組み合わせも参考にしながら、自分の支出パターンに合う形を探してみてください。

マイル移行手数料は必ず払う必要がありますか?

払わなくてもマイルは貯まります。JCB発行のANAカードなら1ポイント=1マイルの1マイルコース、三井住友カード発行なら通常コースが手数料無料で、この場合の還元率は0.5%です。手数料を払って還元率を1.0%にするかどうかは、年間利用額で判断しましょう。

目安は年間55万円です。それ未満なら手数料のほうが高くつくため、無料コースのまま使うほうが得です。また、マルチポイントコース(JCB)を選べば、手数料がかかるのはマイルへ移行した年だけになります。ポイントを2年分ためて一度に交換すれば、実質的な手数料負担は半分になります。ワイドゴールド以上のグレードなら、そもそも手数料は無料です。

学生や新社会人でもANAカードは作れますか?

どちらも申し込めます。学生にはANA JCBカード(学生用)が用意されており、18歳以上の大学生・大学院生・短大生・専門学校生・工業高等専門学校の4〜5年生が対象です。在学中は年会費もマイル移行手数料も無料で、卒業時には2,000マイルのボーナスがもらえます。

新社会人で18歳以上29歳以下なら、ANA JCB CARD FIRSTが有力です。入会後5年間は年会費無料、入会・継続ボーナスは各3,000マイル、年間100万円(税込)以上の利用で5,000マイルという好条件がそろっています。学生は申し込めない点だけ注意しましょう。どちらも一般カードより有利な条件なので、年齢や在学の条件に当てはまるうちに作っておくのがおすすめです。

スーパーフライヤーズカードはどうすれば持てますか?

スーパーフライヤーズカード(SFC)は、誰でも申し込めるカードではありません。ANAのプレミアムメンバー(ダイヤモンドサービスまたはプラチナサービス)のステイタスを獲得するか、ANAグループ運航便の搭乗で100万ライフタイムマイルに到達することが申込条件です。

なお、2028年4月からは年間決済額に基づく2区分(SFC PLUS/SFC LITE)が導入されます。ANAカードとANA Payの年間決済額300万円以上でSFC PLUSとなり、ANAラウンジの利用と5,000マイルの進呈が受けられる内容です。新規に入会する場合は、100万ライフタイムマイル到達者を除き一律でSFC LITEからのスタートとされ、区分の判定は毎年行われます。2026年9月29日に見直し結果が正式発表され、300万円未満のSFC LITEでも国内線は混雑時を除いてANAラウンジ(事前予約制)を利用でき、国際線も羽田・成田・ホノルルの3空港のANAラウンジに限り利用できることになりました(年間決済額300万円の区分基準は維持)。SFCを目指すなら、判定期間(2026年12月16日〜2027年12月15日)の決済額を意識して動きましょう。

まとめ|ANAカードは年会費とマイル還元率のバランスで選ぼう

ANAカード選びで大切なのは、年会費の安さでも見た目の還元率でもなく、移行手数料を含めた実質のコストと、自分の年間利用額・搭乗回数のバランスです。

改めて目安を整理します。年間利用額が100万円を超え、ANA便に年2〜3回乗るなら、移行手数料が無料のANA JCB ワイドゴールドカードが最有力です。東京メトロを使うならソラチカゴールドカード、Visa・Mastercardの使いやすさを求めるならANA VISAワイドゴールドカードという選び方になります。年間利用額が100万円に届かないなら、初年度無料のANA JCB一般カードから始めて、1マイルコースのまま様子を見るのが堅実です。18歳以上29歳以下ならANA JCB CARD FIRST、学生ならANA JCBカード(学生用)が、年会費無料で還元率1.0%という最も条件のよい選択肢になります。

2026年はANAアメックス3券種の刷新、ANAダイナースカードの年会費改定、SFC制度の見直し検討と、判断材料が動いた年でもありました。ゴールド以上を検討するなら、改定内容と自分の年間利用額を照らし合わせてから決めましょう。なお、カードの利用明細は毎月確認する習慣をつけてください。国民生活センターもフィッシング詐欺に関する注意喚起を続けており、身に覚えのない請求は早めにカード会社へ連絡することが被害を防ぐ第一歩です。

自分に合う1枚が決まったら、あとは日々の支払いをそのカードに集約するだけです。固定費や通販をまとめれば、特別なことをしなくてもマイルは着実に貯まっていきます。次の旅行が、少しだけ近づくはずです。