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2026.08.23

プライオリティパス付きクレジットカードおすすめランキング【2026年最新】

本記事はプロモーションを含みます

「空港でいつもバタバタしてしまう」「乗り継ぎの待ち時間が苦痛」と感じたことはありませんか。そんなときに頼りになるのが、世界中の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスです。

ただ、プライオリティ・パスを自分で申し込むと年会費は469米ドル。日本円にすると7万円前後かかる決して安くないサービスです。そこで多くの人が選ぶのが、年会費に含まれる形でプライオリティ・パスが付いてくるクレジットカードという方法です。

とはいえ2025年から2026年にかけて、無料で使える回数を制限するカードが一気に増えました。以前の情報のまま申し込むと、想定していた使い方ができないという事態にもなりかねません。

そこでこの記事では、2026年8月時点で本当にプライオリティ・パスが使えるクレジットカード12枚を、無料回数・年会費・同伴者料金・家族カードの4軸で比較してランキングにしました。あわせて年会費の元が取れるラウンジ利用回数の計算、目的別の最適な1枚、相次いだ改定の中身、無料枠を使い切ったあとの対処法まで解説します。

最後まで読めば、自分の旅行スタイルに合った1枚がはっきりし、次の空港からラウンジで静かに過ごせるようになります。

プライオリティ・パスとは?クレジットカードに付帯すれば年会費なしで持てる

プライオリティ・パスは、イギリスのコリンソン社が運営する空港ラウンジの共通会員サービスです。航空会社や搭乗クラスに関係なく、世界148の国と地域、600以上の都市にあるおよそ1,700か所の施設を利用できます。LCCのエコノミー席で搭乗する場合でも使えるのが、航空会社系ラウンジとの決定的な違いです。

観光庁の統計によると、2026年に入ってからの日本人出国者数は月100万人を超える水準で推移しており、海外渡航は本格的に回復しています(観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」)。混み合う空港で落ち着いて過ごせる場所を確保しておく価値は、以前よりも高まっています。

プレステージ・スタンダードプラス・スタンダードの3プランの違い

プライオリティ・パスには3つの会員プランがあり、年会費と無料で入れる回数が段階的に変わります。個人で直接申し込む場合の料金は下記のとおりです。

プラン 年会費(本人) ラウンジ利用料
スタンダード 99米ドル 毎回35米ドル
スタンダード・プラス 329米ドル 年10回まで無料/11回目以降は35米ドル
プレステージ 469米ドル 回数制限なしで無料

同伴者の料金はどのプランでも1名につき1回35米ドルで共通です。つまりプランの差は「本人が何回まで無料で入れるか」だけで、入れる施設の範囲は変わりません。

クレジットカードに付帯する場合は、カード会社がどのプランを会員に提供するかを決めています。プレステージ相当を無制限で提供するカードもあれば、プレステージを渡したうえで無料回数だけ年5回・年6回・年10回と制限するカード、スタンダード会員資格に年2回分の無料利用を組み合わせるカードもあります。プラン名だけを見て判断せず、必ず「無料で使える回数」まで確認することが大切です。

通常469米ドルの年会費がカード付帯なら無料になる仕組み

プレステージの年会費469米ドルは、1米ドル150円で換算すると約70,350円です。この金額を毎年払える人は限られますが、クレジットカードの付帯特典として発行すればカードの年会費以外に追加費用はかかりません。年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードでもプレステージ会員として登録できるのは、この仕組みがあるからです。

カード会社は会員がラウンジを使った実績に応じてコリンソン社に費用を支払っています。近年カード各社が無料回数に上限を設けるようになったのは、渡航需要の回復でこの実費負担が想定を超えて膨らんだためです。裏を返せば、無制限付帯を今も続けているカードは、それだけコストをかけて特典を維持しているということになります。

なお、為替が円安に振れるほど1回あたり35米ドルの重みは増します。日本銀行が公表する外国為替市況(東京市場ドル・円相場)で足元の水準を確かめてから、無料回数が足りるかどうかを判断すると失敗しにくくなります。

空港ラウンジだけでなくレストランや休憩施設も対象になる

プライオリティ・パスの提携先はラウンジだけではありません。空港内のレストラン、スパやマッサージ、仮眠できるスリープポッドやカプセルホテルなども対象で、レストランでは1人あたり3,400円前後まで飲食代が無料になる使い方ができます。

ただしここが2025年以降の大きな変更点です。楽天カード・JCB・アメリカン・エキスプレス®・三井住友カードなどが発行するプライオリティ・パスは、レストランや休憩施設が対象外となりラウンジ専用になりました。加えて2025年8月からは、体験型施設は出発便の搭乗券が必要で、しかも出発3時間以内でなければ入れないというルールに統一されています。

現在もレストランまで含めてフルに使えるのは、セゾンカードが発行する一部のプラチナカードなど限られた券種です。空港でしっかり食事も済ませたい人は、この点を優先して選ぶ必要があります。

プライオリティパス付きクレジットカードの選び方5つのポイント

プライオリティ・パス付きのカードは年会費が1万円台から16万円台まで幅広く、単純な金額の比較では選べません。自分が年に何回・誰と空港を使うのかを起点に、次の5つを順番に確認していくと候補が絞り込めます。

無料で使える回数が無制限か年◯回までか

もっとも重要なのが無料回数です。ここを間違えると、年会費を払ったのに毎回追加料金を請求されるという事態になります。

判断の目安はシンプルで、年間のラウンジ利用回数が10回を超えるなら無制限付帯、5回以下なら回数制限型でも十分です。海外往復1回で行きと帰りに1回ずつ入れば2回、乗り継ぎがあれば3〜4回になるため、年2回の海外旅行なら4〜8回が目安になります。国内線でも成田・羽田・中部・関西・福岡・新千歳・伊丹・鹿児島の8空港で使えるので、出張が多い人は想定より早く上限に達します。

回数制限型で上限を超えた場合、6回目・7回目からは1回35米ドルがカードに請求されます。無料枠が残っているかどうかはプライオリティ・パスのアプリで確認できるため、渡航前にチェックする習慣をつけておくと安心です。

年会費と特典を差し引きした実質コスト

年会費の額面だけで比べると高額なカードは不利に見えますが、ラウンジ以外の特典まで含めると評価は変わります。たとえばアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは年会費39,600円(税込)ですが、年間200万円以上の利用で1泊2名分の無料宿泊券がもらえ、毎年10,000円分のトラベルクレジットも付きます。宿泊券を2〜3万円のホテルで使えば、それだけで年会費の大半を回収できる計算です。

反対に、使わない特典が多いカードは実質コストが下がりません。コンシェルジュもレストラン優待も使わずラウンジだけを目的にするなら、年会費が安く無料回数の多いカードのほうが合理的です。特典の一覧を眺めて「自分が年に1回以上使うもの」に印を付け、その合計額と年会費を比べてみてください。

同伴者を連れて入るときの料金

見落としやすいのが同伴者の扱いです。原則として同伴者は1名につき1回35米ドルの実費がかかり、夫婦でラウンジを使えば毎回5,000円前後の出費になります。年5回の旅行なら同伴者分だけで2万円を超えるため、パートナーと旅行する機会が多いなら無視できません。

例外は2枚あります。アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードは同伴者1名まで無料、JCBプラチナは同伴者料金が2,200円(税込)に抑えられています。2人で年10回入るなら、この差は年間3万円前後にもなります。

もう一つの解決策が、家族それぞれが自分のプライオリティ・パスを持つ方法です。同伴者ではなく会員本人として入れば料金はかかりません。次のポイントとあわせて検討してください。

家族カードでもプライオリティ・パスを発行できるか

家族カード会員もプライオリティ・パスを発行できるかどうかは、カードによってはっきり分かれます。

区分 カード例 家族側の負担
家族カードも発行できる アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード、UCプラチナカード、ダイナースクラブカード、アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード 年会費無料〜5,500円(税込)
本会員のみ 楽天プレミアムカード、dカード PLATINUM、JCBプラチナ 家族は自分で本会員カードを持つ必要あり

夫婦や親子で使うなら、家族カードが無料または安価でプライオリティ・パスまで付くカードが圧倒的に有利です。三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードなら年会費22,000円(税込)で家族1名分まで無料、2人で無制限に使えます。1人あたりに直すと年11,000円で、楽天プレミアムカードの年会費と同額で無制限が手に入る計算です。

マイルやポイントの貯まりやすさ

ラウンジは年に数回しか使いませんが、決済は毎日発生します。だからこそ普段の還元率も判断材料に入れておきたいところです。

一般社団法人日本クレジット協会のクレジット関連統計によれば、国内のクレジットカード取扱高は年々増え続けており、家計の支出をカードに集約する動きが広がっています。年100万円をカードで決済するなら、還元率0.5%と1.0%の差は年5,000円分です。

マイル重視ならセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのSAISON MILE CLUB(サービス年会費5,500円)でJALマイル還元率が最大1.125%まで高まります。ポイント重視ならUCプラチナカードやラグジュアリーカード チタンのように基本1.0%のカード、通信費をまとめたいならdカード PLATINUMというように、決済先とポイントの出口が合っているカードを選ぶと満足度が上がります。

プライオリティパス付きクレジットカードおすすめランキング12枚

ここからは、2026年8月時点でプライオリティ・パスが付帯する12枚を、無料回数・年会費・同伴者料金・家族カードの4軸で評価してランキング形式に並べました。カード名をタップすると、その券種の詳細に移動できます。

順位 カード 年会費(税込) 無料回数 会員資格 同伴者 家族カード
1位 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
165,000円 無制限 プレステージ 1名無料 4枚まで無料(発行可)
2位 ラグジュアリーカード チタン
ラグジュアリーカード チタン
55,000円 無制限 プレステージ 35米ドル 16,500円(発行可)
3位 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード
39,600円 年2回 スタンダード 35米ドル 2枚まで無料(発行可)
4位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
初年度無料
次年度以降33,000円
無制限 プレステージ 35米ドル 3,300円(追加カード)
5位 JCBプラチナ
JCBプラチナ
27,500円 無制限 プレステージ 2,200円 1名無料(PPは本会員のみ)
6位 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
22,000円 無制限 プレステージ 35米ドル 1名無料(発行可)
7位 UCプラチナカード
UCプラチナカード
16,500円 年6回 プレステージ 35米ドル 3,300円(発行可)
8位 楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
11,000円 年5回 プレステージ 35米ドル 550円(PPは本会員のみ)
9位 エポスプラチナカード
エポスプラチナカード
30,000円
(招待経由20,000円)
無制限 プレステージ 35米ドル なし(ファミリーゴールド)
10位 三井住友カード プラチナ 55,000円 無制限 プレステージ 35米ドル 無料
11位 ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード
29,700円 年10回 ダイナース独自 35米ドル 5,500円(発行可)
12位 dカード PLATINUM
dカード PLATINUM
29,700円 年10回 プレステージ 35米ドル 1枚目無料(PPは本会員のみ)

1位 アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード|プレステージが回数無制限で同伴者1名も無料

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

年会費 165,000円(税込)
家族カード 4枚まで無料
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)
同伴者料金 1名まで無料
家族カードの発行 可(家族会員も無制限で利用可)
ポイント還元率 1.0%相当(メンバーシップ・リワード)
主な特典 プレミアム フリー・ステイ・ギフト、エアライン・クレジット、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、センチュリオン・ラウンジ、ホテル上級会員資格
旅行傷害保険 最高1億円(海外は2026年10月1日から利用付帯に移行)
申込対象 20歳以上で安定した収入のある方
メリット
  • プレステージ会員資格が回数無制限で、しかも同伴者1名まで無料という条件は12枚のなかで唯一
  • 家族カードを4枚まで年会費無料で発行でき、家族会員それぞれにプライオリティ・パスが付く
  • ヒルトン・オナーズ ゴールドやMarriott Bonvoy ゴールドエリートなど、ホテルの上級会員資格が複数まとめて手に入る
  • 継続時にもらえる国内対象ホテルの無料宿泊券や、毎年10万円分のエアライン・クレジットで年会費の一部を回収できる
デメリット
  • 年会費165,000円(税込)は12枚のなかで突出して高く、ラウンジ目的だけでは元が取りにくい
  • プライオリティ・パスのレストラン・休憩施設は対象外で、ラウンジ専用になっている
  • 特典の種類が多く、使いこなすには年間の利用計画を立てる手間がかかる
  • 海外旅行傷害保険は2026年10月1日から利用付帯に変わり、旅行代金をこのカードで支払う必要が生じる

アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードは、本会員と家族会員4名がそれぞれプレステージ会員として無制限にラウンジへ入れ、さらに各自が同伴者1名を無料で連れて入れるという点で他を圧倒しています。理論上は最大10名がラウンジを無料で利用できる計算で、家族旅行が多い人ほど価値が跳ね上がります。

年会費165,000円(税込)は確かに高額ですが、内訳を分解すると印象が変わります。継続時のプレミアム フリー・ステイ・ギフトで国内対象ホテルに1泊2名分(年間500万円以上の利用でもう1泊)、毎年10万円分のエアライン・クレジット、対象レストランでの50%キャッシュバック(年間最大4万円)を合わせれば、旅行と外食の機会が多い人にとっては十分に回収可能な水準です。ホテルの上級会員資格まで含めると、ラウンジは数ある特典のひとつにすぎないというのが実態に近い評価になります。

このカードの特典をもっと詳しく知りたい方は、アメックスプラチナの特典12種を旅行・食事・日常のシーン別に整理した記事もあわせてご覧ください。

2位 ラグジュアリーカード チタン|金属製カードとプレステージ無制限を両取りできる

ラグジュアリーカード チタン

年会費 55,000円(税込)
家族カード 16,500円(税込)/最大4枚・初年度無料
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)
同伴者料金 1名につき35米ドル
レストラン等の利用 対象(ラウンジ以外の施設も利用可)
ポイント還元率 1.0%(賞品交換で最大3.6%相当)
主な特典 24時間365日のコンシェルジュ、映画鑑賞優待(毎月最大1枚)、ラグジュアリーダイニング
旅行傷害保険 最高1億円
申込対象 20歳以上で安定した収入のある方(学生を除く)
メリット
  • プレステージ会員資格が無制限で、ラウンジだけでなくレストランやリフレッシュ施設も引き続き利用できる
  • 基本還元率1.0%と、プラチナクラスとしては高めのポイント設定
  • 金属製のカード本体と24時間365日のコンシェルジュで、所有満足度が高い
  • 毎月最大1枚の映画鑑賞優待など、日常でも使える特典が揃っている
デメリット
  • 家族カードが16,500円(税込)と有料で、家族全員分を持つとコストがかさむ
  • 同伴者は1名につき35米ドルの実費がかかる
  • 年会費55,000円(税込)はラウンジ利用が年10回程度ないと回収しにくい

ラグジュアリーカード チタンは、相次ぐ改定のなかでもプライオリティ・パスをフルスペックのまま維持している数少ないカードです。ラウンジが無制限なのはもちろん、多くのカードで対象外になったレストランや仮眠施設も引き続き使えるため、空港での過ごし方の自由度が段違いです。

年会費55,000円(税込)に対し、プレステージの単体年会費が469米ドル(1米ドル150円換算で約70,350円)であることを踏まえると、ラウンジ特典だけで年会費を上回る計算になります。加えて基本還元率1.0%、金属製カード、24時間対応のコンシェルジュが付くため、ステータス性と実用性のバランスを重視する人に向いた1枚です。券種による違いを確かめたい方は、チタン・ブラック・ゴールドの違いを比較した記事が参考になります。

3位 アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード|年2回まで無料で家族カードも対象

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

年会費 39,600円(税込)
家族カード 2枚まで無料/3枚目以降19,800円(税込)
プライオリティ・パス スタンダード会員資格+年2回まで無料
3回目以降 1回につき35米ドル
家族カードの発行 可(家族会員も年2回まで無料)
ポイント還元率 1.0%相当(対象加盟店は100円=3ポイント)
主な特典 フリー・ステイ・ギフト(年間200万円以上の利用で1泊2名分)、毎年10,000円分のトラベルクレジット
申込対象 20歳以上で安定した収入のある方
メリット
  • 家族カード2枚が年会費無料で、家族会員もそれぞれ年2回までラウンジを無料で利用できる
  • 年間200万円以上の利用で1泊2名分の無料宿泊券がもらえ、年会費の大半を回収できる
  • 毎年10,000円分のトラベルクレジットが継続特典として付く
  • 対象加盟店では100円=3ポイントと還元率が高まる
デメリット
  • 無料回数が年2回と少なく、往復1回の海外旅行で使い切ってしまう
  • 会員資格はスタンダードのため、3回目以降は毎回35米ドルがかかる
  • プライオリティ・パスでレストランなどの体験型施設は利用できない

アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは、ラウンジ利用が年に1〜2往復程度の人にちょうど合う設計です。本会員と家族会員2名がそれぞれ年2回まで無料なので、家族3人で使えば合計6回分の無料枠が確保できます。

このカードの本質はラウンジではなく宿泊特典にあります。年間200万円以上を決済すると1泊2名分の無料宿泊券がもらえ、対象ホテルによっては1回で3万円以上の価値になります。ここに10,000円分のトラベルクレジットを足せば、年会費39,600円(税込)はほぼ相殺されます。ラウンジは「ついてくるおまけ」と割り切り、旅行系特典で回収するのが正しい使い方です。

4位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|初年度年会費無料でプレステージ無制限

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 初年度無料/次年度以降33,000円(税込)
追加カード 3,300円(税込)/最大9枚
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)
レストラン等の利用 対象(ラウンジ以外の施設も利用可)
同伴者料金 1名につき35米ドル
ポイント還元率 0.5%相当(1,000円=1ポイント、海外は2ポイント)
マイル SAISON MILE CLUB(サービス年会費5,500円)でJALマイル還元率最大1.125%
旅行傷害保険 海外最高1億円/国内最高5,000万円
申込対象 個人事業主・経営者をはじめ安定した収入があり社会的信用を有する方(学生・未成年を除く)
メリット
  • 初年度は年会費無料でプレステージ会員資格が手に入り、まず試してみたい人に向く
  • ラウンジだけでなくレストランや休憩施設も回数無制限で利用できる貴重な券種
  • 追加カードを3,300円(税込)で最大9枚発行でき、社員や家族にも展開しやすい
  • SAISON MILE CLUBに登録するとJALマイル還元率が最大1.125%まで高まる
デメリット
  • 次年度以降の年会費が33,000円(税込)に改定され、以前より負担が増えた
  • 基本のポイント還元率は0.5%相当と控えめ
  • ビジネスカードのため、会社員が申し込む場合は事業性の説明が必要になることがある

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、レストランや仮眠施設まで含めてプライオリティ・パスをフルに使える数少ない1枚です。多くのカードがラウンジ専用に切り替えたなかで、この自由度は明確な差別化ポイントになっています。空港のレストランで食事を済ませ、乗り継ぎの合間にリフレッシュ施設で休むという使い方ができます。

初年度年会費が無料なので、まずは1年間使って自分の渡航頻度に見合うか確かめられるのも安心材料です。次年度以降は33,000円(税込)ですが、追加カードを3,300円(税込)で最大9枚まで発行できるため、家族や従業員にも展開すれば1人あたりのコストは大きく下がります。SAISON MILE CLUBを併用すればJALマイルが貯まりやすく、旅費そのものを圧縮できます。

5位 JCBプラチナ|年会費27,500円(税込)でプレステージ無制限とコンシェルジュ

JCBプラチナ

年会費 27,500円(税込)
家族カード 1名無料/2人目より1名につき3,300円(税込)
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限・本会員のみ/要申込)
同伴者料金 1名につき2,200円(税込)
レストラン等の利用 国内は対象外(2024年10月末で終了)、海外は対象
ポイント還元率 0.5%相当(200円=1 J-POINT)、優待店で最大10%(※)
主な特典 24時間365日のプラチナ・コンシェルジュデスク、グルメ・ベネフィット(2名以上の予約で1名分無料)
旅行傷害保険 海外・国内ともに最高1億円
申込対象 20歳以上で安定継続収入のある方(学生を除く)

※還元率は交換商品により異なります。

メリット
  • 年会費27,500円(税込)でプレステージ会員資格が無制限に使える、コストパフォーマンスの高さ
  • 同伴者料金が2,200円(税込)に抑えられており、2人で使う機会が多い人には実質的な値引きになる
  • 24時間365日対応のプラチナ・コンシェルジュデスクで、旅行やレストランの手配を任せられる
  • グルメ・ベネフィットで対象レストランのコース料理が2名以上の予約で1名分無料になる
デメリット
  • プライオリティ・パスは本会員のみで、家族カード会員は登録できない
  • 国内のレストラン・マッサージ・休憩施設は2024年10月末で対象外になった
  • 基本のポイント還元率は0.5%相当で、還元率重視の人には物足りない

JCBプラチナは、無制限のプレステージ会員資格を年会費27,500円(税込)で確保できるという点で、コストパフォーマンスに優れた1枚です。無制限付帯のカードは年会費5万円超が主流のなかで、この価格帯は際立っています。しかもインビテーションなしで申し込めるため、狙って取得できるのも利点です。

同伴者料金が2,200円(税込)に据え置かれている点も見逃せません。他社の多くが35米ドル(1米ドル150円換算で約5,250円)に上がったなか、夫婦2人で年10回入るなら差額は年間3万円以上になります。24時間365日のコンシェルジュとグルメ・ベネフィットも含めれば、ラウンジ以外でも年会費を取り返しやすい構成です。

6位 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード|年会費22,000円(税込)でプレステージが付く

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 22,000円(税込)
家族カード 1名無料/2人目より1名につき3,300円(税込)
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)
家族カードの発行 可(家族会員も無料で発行できる)
同伴者料金 1名につき35米ドル
ポイント還元率 0.5%〜20%(*1)(1,000円=1グローバルポイント)
主な特典 グルメセレクション(対象レストランが1名無料)、ハイクラスホテル優待、24時間365日のコンシェルジュ
旅行傷害保険 海外最高1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)(*2)/国内最高5,000万円(自動付帯)
申込対象 20歳以上でご本人に安定した収入のある方(学生を除く)

(*1)最大20%グローバルポイント還元にはご利用金額の上限など各種条件・ご留意事項がございます。還元率および相当額表記は、1ポイント=5円相当として利用した場合です。なお、1ポイントの相当額は利用方法により異なります(キャッシュバックへの交換の場合、1ポイントは4円となります)。
(*2)旅行代金等を事前に本カードでお支払いいただくことを条件とします。

メリット
  • 年会費22,000円(税込)は無制限のプレステージ付帯カードとして最安クラス
  • 家族カード1名分が年会費無料で、家族会員もプライオリティ・パスを無料で発行できる
  • グルメセレクションで対象レストランのコース料理が1名分無料になる
  • 海外旅行傷害保険が最高1億円と、年会費に対して手厚い
デメリット
  • プライオリティ・パスのレストラン・休憩施設は対象外でラウンジ専用
  • 基本のポイント還元率は0.5%相当で、条件を満たさないと高還元にはならない
  • 同伴者は1名につき35米ドルの実費がかかる

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードは、「本会員+家族1名が無制限」という条件をもっとも安く実現できるカードです。年会費22,000円(税込)を2人で割れば1人あたり11,000円。楽天プレミアムカードの年会費と同額で、回数制限のない環境が手に入ります。

夫婦や親子で年に何度も海外へ行く人にとって、これは非常に強力です。同伴者として入れば毎回35米ドルかかるところを、家族それぞれが会員本人として入れば追加費用はゼロになります。2人以上で使う前提なら、コストパフォーマンスは12枚のなかでも最上位と言えます。グルメセレクションやハイクラスホテル優待も付き、年会費以上の内容がそろっています。

7位 UCプラチナカード|年会費16,500円(税込)で本会員も家族会員も年6回無料

UCプラチナカード

年会費 16,500円(税込)
家族カード 3,300円(税込)
プライオリティ・パス プレステージ会員資格/年6回まで無料
7回目以降 1回につき35米ドル
家族カードの発行 可(家族会員も年6回まで無料)
ポイント還元率 1.0%(常時2倍)/最大3.74%
主な特典 プラチナグルメクーポン(全国約200店舗で2名以上のコース利用時に1名分無料)、シーズナルギフト
旅行傷害保険 海外最高1億円/国内最高5,000万円
申込対象 安定した収入があり社会的信用を有する方(学生・未成年を除く)
メリット
  • 年会費16,500円(税込)に対して年6回の無料枠があり、1回あたりの実質単価が安い
  • 家族カード3,300円(税込)でも同じく年6回の無料枠が付く
  • 基本還元率1.0%と、プラチナカードとしては珍しく普段使いでも損をしない
  • プラチナグルメクーポンで全国約200店舗のコース料理が1名分無料になる
デメリット
  • 2025年4月1日から国内のレストラン等が対象外になり、ラウンジ専用に近い運用になった
  • 年6回を超えると1回35米ドルがかかるため、渡航が多い人には物足りない
  • 知名度が高いブランドではなく、ステータス性を求める人には向かない

UCプラチナカードは、回数制限型のなかでもっともコストパフォーマンスに優れた1枚です。年会費16,500円(税込)で年6回の無料枠があり、1回あたりに直すと約2,750円。プライオリティ・パスの実費35米ドル(1米ドル150円換算で約5,250円)の半分近い単価で入れる計算になります。

家族カードを3,300円(税込)で追加すれば、家族会員にも同じ年6回の無料枠が付きます。夫婦2人で年会費19,800円(税込)、合計12回の無料枠という構成は、年に2〜3回の海外旅行なら十分すぎる内容です。基本還元率1.0%と全国約200店舗で使えるグルメクーポンも合わせれば、ラウンジ以外でも年会費を回収しやすい設計になっています。

8位 楽天プレミアムカード|年会費11,000円(税込)で持てる最安クラスの1枚

楽天プレミアムカード

年会費 11,000円(税込)
家族カード 550円(税込)/5枚まで
プライオリティ・パス プレステージ会員資格/年5回まで無料
6回目以降 1回につき35米ドル
家族カードの発行 不可(本会員のみ)
対象施設 ラウンジのみ(レストラン・休憩施設は対象外)
ポイント還元率 1.0%(楽天市場コースでSPU優遇)
旅行傷害保険 海外最高5,000万円(自動付帯4,000万円+利用付帯1,000万円)
申込対象 20歳以上で安定した収入のある方
メリット
  • 年会費11,000円(税込)は、プライオリティ・パスが付くカードとして最安クラス
  • 基本還元率1.0%で、楽天市場での買い物ならSPUによってさらに上乗せされる
  • 年5回の無料枠は、年1〜2回の海外旅行なら十分にまかなえる
  • 申込のハードルが低く、プラチナクラスの審査に不安がある人でも取得しやすい
デメリット
  • 2025年1月2日以降、無料回数が無制限から年5回に縮小された
  • レストランや休憩施設は対象外で、利用できるのはラウンジのみ
  • 家族カード会員はプライオリティ・パスを発行できない

楽天プレミアムカードは長らく「プライオリティ・パス最安カード」の代名詞でしたが、2025年1月2日に無料回数が無制限から年5回へ変更され、対象もラウンジのみに絞られました。それでも年会費11,000円(税込)で5回分の無料枠が手に入る価値は依然として高いものがあります。1回あたり2,200円の計算で、実費の35米ドルと比べれば半額以下です。

コース選択制も見直され、現在は楽天市場コースが基本になっています。楽天市場をよく使う人ならSPUの上乗せ分だけで年会費を回収できるため、ラウンジは年数回でよく、普段の買い物も楽天中心という人には今も第一候補です。逆に年6回以上入る予定なら、追加料金がかさむので上位のカードを検討したほうが結果的に安く済みます。

9位 エポスプラチナカード|招待経由なら年会費2万円(税込)でプレステージ無制限

エポスプラチナカード

年会費 30,000円(税込)/招待経由なら20,000円(税込)
年会費の優遇 年間100万円以上の利用で翌年以降20,000円(税込)
家族カード なし(エポスファミリーゴールドで家族はゴールドを持てる)
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)
同伴者料金 1名につき35米ドル
ポイント還元率 0.5%(マルイ・モディ等では1.0%)
ボーナスポイント 年間100万円で20,000ポイント、最大100,000ポイント(2026年の改定で年間50万円未満でも利用額の0.3%分が付与)
旅行傷害保険 海外最高1億円/国内最高5,000万円
申込対象 招待制、または既存のエポスカード会員はウェブから申込可
メリット
  • 招待経由なら年会費20,000円(税込)でプレステージ会員資格を無制限に使える
  • 年間100万円の利用で20,000ポイントのボーナスが付き、年会費が実質相殺される
  • 2026年の制度改定で年間50万円未満の利用でも0.3%分のボーナスポイントが付くようになった
  • Visaプラチナカード・コンシェルジュ・センターが24時間365日対応
  • エポスファミリーゴールドを使えば、家族はゴールドカードを年会費無料で持てる
デメリット
  • 家族カードの制度がなく、家族はプライオリティ・パスを持てない
  • 基本還元率が0.5%と低め
  • 招待を受けるにはエポスカードでの利用実績を積む必要があり、すぐには持てない

エポスプラチナカードは、年会費を実質ゼロに近づけながら無制限のプレステージを維持できるという点で独特のポジションにあります。招待経由なら年会費20,000円(税込)、そこに年間100万円の利用で付く20,000ポイントのボーナスを充てれば、実質的な負担はほぼ消えます。

一方で家族カードの制度がないため、単身または本人だけがラウンジを使う人向けのカードです。家族もラウンジを使いたい場合は、エポスファミリーゴールドで家族がゴールドカードを年会費無料で持ち、国内の空港ラウンジは家族側のゴールドでカバーするという組み合わせになります。招待を待つ時間はかかりますが、エポスカードを年間50万円以上使っていれば案内が届きやすくなります。

10位 三井住友カード プラチナ|プレステージ無制限に還元率1.0%のアップが加わった

年会費 55,000円(税込)
家族カード 無料
プライオリティ・パス プレステージ会員資格(回数無制限)/2025年4月から付帯
対象施設 国内のレストラン等は対象外、海外は対象
同伴者料金 1名につき35米ドル
ポイント還元率 1.0%(2025年4月から100円につき1ポイント)
主な特典 プラチナオファー、コンシェルジュサービス、宝塚歌劇やUSJの優待
旅行傷害保険 最高1億円(利用条件あり)
申込対象 原則として満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
メリット
  • 2025年4月の改定でプライオリティ・パスが付帯し、回数無制限で利用できるようになった
  • 同じ改定でポイント付与が200円につき1ポイントから100円につき1ポイントへ変わり、還元率が1.0%に上がった
  • 家族カードが年会費無料で、家族の人数が多いほど1人あたりのコストが下がる
  • 旅行傷害保険が最高1億円と手厚い
デメリット
  • 年会費55,000円(税込)は、無制限付帯のなかでも高めの水準
  • 申込対象が原則30歳以上のため、20代は申し込めない
  • 国内のレストランや休憩施設はプライオリティ・パスの対象外

三井住友カード プラチナは、2025年4月の改定で大きく評価が変わったカードです。それまで付いていなかったプライオリティ・パスが無制限で付帯し、同時に基本のポイント付与が100円につき1ポイントへ引き上げられました。改定前の情報しか知らない人ほど、いま見直す価値があります。

家族カードが年会費無料である点も重要です。夫婦2人なら1人あたり27,500円、家族3人なら約18,300円まで下がります。プライオリティ・パスの単体年会費469米ドル(1米ドル150円換算で約70,350円)と比べれば、家族で使うほど割安になっていく構造です。申込対象が原則30歳以上という条件はありますが、30代以降で家族と旅行する機会が多い人にはバランスの取れた1枚です。

11位 ダイナースクラブカード|プライオリティ・パスは年10回、グルメ優待も充実

ダイナースクラブカード

年会費 29,700円(税込)/2026年4月に24,200円から改定
家族カード 5,500円(税込)
プライオリティ・パス 海外の空港ラウンジは本会員・家族会員とも年10回まで無料
11回目以降 1回につき3,500円(税込)
国内空港ラウンジ 回数制限なしで無料(本会員・家族会員)
ポイント還元率 1.0%(100円につき1ポイント)
主な特典 エグゼクティブダイニング(2名以上のコース利用で1名分無料・年2回)、対象レストランで最大20%キャッシュバック
旅行傷害保険 最高1億円(利用付帯)
申込対象 所定の基準を満たす方
メリット
  • 家族カード5,500円(税込)でも年10回の無料枠が付き、夫婦で年20回分を確保できる
  • 国内の空港ラウンジは回数制限なしで無料
  • 基本還元率1.0%と、ステータスカードとしては高めの設定
  • 2026年4月の年会費改定にあわせて24のサービスが追加され、対象レストランでの最大20%キャッシュバックなどが加わった
デメリット
  • 2026年4月に年会費が24,200円から29,700円(税込)へ引き上げられた
  • 海外ラウンジは年10回が上限で、11回目以降は1回3,500円(税込)がかかる
  • 公共料金や税金の支払いは200円につき1ポイントに下がる

ダイナースクラブカードのプライオリティ・パスは独自の運用で、プライオリティ・パスの会員証を別途発行せず、ダイナースクラブカードと搭乗券の提示でそのまま入れるのが特徴です。手続きの手間がなく、アプリの登録を忘れて焦る心配もありません。

無料枠は海外ラウンジが年10回で、これは本会員・家族会員それぞれに適用されます。家族カードは5,500円(税込)なので、夫婦2人なら合計35,200円で年20回分という計算です。国内ラウンジは回数無制限、さらに2026年4月の年会費改定にあわせてエグゼクティブダイニングや対象レストランでの最大20%キャッシュバックが加わりました。食事の優待をよく使う人ほど、値上げ分を取り返しやすくなっています。

12位 dカード PLATINUM|年10回無料でドコモ料金の還元と合わせて元が取れる

dカード PLATINUM

年会費 29,700円(税込)
家族カード 1枚目無料/2枚目以降1,100円(税込)
プライオリティ・パス 年10回まで無料(本会員のみ)
11回目以降 1回につき35米ドル
ポイント還元率 1.0%(100円につき1ポイント)
ドコモ料金の還元 初年度は最大20%、2年目以降は10〜20%
主な特典 年間利用額特典(最大4万円相当)、ケータイ補償(購入から3年間・最大20万円)、対象レストラン約200店舗の優待
旅行傷害保険 海外最高1億円/国内最高5,000万円
申込対象 満20歳以上(学生を除く)で安定継続収入のある方
メリット
  • ドコモの通信料金が初年度は最大20%還元となり、通信費だけで年会費を回収できる可能性がある
  • プライオリティ・パスの無料枠が年10回と、回数制限型のなかでは多い
  • 年間利用額に応じて最大4万円相当の特典が受けられる
  • ケータイ補償が購入から3年間・最大20万円と手厚い
デメリット
  • プライオリティ・パスは本会員限定で、家族カード会員は登録できない
  • ドコモ回線を使っていないと、還元の魅力が大きく下がる
  • 2年目以降のドコモ料金還元は10〜20%と条件によって変動する

dカード PLATINUMは、ラウンジ特典と通信費の還元をセットで考えると評価が一変するタイプのカードです。ドコモの通信料金が初年度最大20%還元となるため、月1万円の通信費なら年間で最大24,000ポイント。これだけで年会費29,700円(税込)の大部分がまかなえます。

プライオリティ・パスの無料枠も年10回と、回数制限型では上位です。ただし本会員限定で家族カードには付かないため、ドコモ回線を使っていて自分ひとりでラウンジを使う人にもっとも向いています。ゴールドとの違いを整理したい方は、dカードゴールドとプラチナの違いを比較した記事もあわせてご覧ください。

年会費のもとは何回のラウンジ利用で取れる?カード別に損益分岐点を計算

「年会費を払ってまで持つ価値があるのか」という疑問に答えるため、ラウンジ利用回数だけを基準にした損益分岐点を計算しました。ここでは1回あたりの価値を35米ドル(1米ドル150円換算で約5,250円)として、年会費を割り戻しています。

計算の基準は1回あたり35米ドルのラウンジ利用料

プライオリティ・パスを持たずに提携ラウンジへ入る場合、料金は1回35米ドルです。この金額を基準に、年会費を何回の利用で取り返せるかを計算すると次のようになります。

カード 年会費(税込) 損益分岐点(回数)
楽天プレミアムカード 11,000円 約3回(無料枠は年5回)
UCプラチナカード 16,500円 約4回(無料枠は年6回)
エポスプラチナカード(招待経由) 20,000円 約4回(無制限)
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード 22,000円 約5回(無制限)
JCBプラチナ 27,500円 約6回(無制限)
ダイナースクラブカード 29,700円 約6回(無料枠は年10回)
dカード PLATINUM 29,700円 約6回(無料枠は年10回)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード 33,000円(初年度無料) 約7回(無制限)
ラグジュアリーカード チタン/三井住友カード プラチナ 55,000円 約11回(無制限)
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード 165,000円 約32回(無制限)

こうして並べると、年会費2万円台までのカードは年5〜6回のラウンジ利用で元が取れることが分かります。海外へ年2回、往復でそれぞれ1回ずつ入れば4回。乗り継ぎが1回でもあれば6回に届くため、決して高いハードルではありません。

旅行が年1〜2回なら年会費1万円台の回数制限型が有利

年に1〜2回の海外旅行という人は、ラウンジ利用が年2〜4回にとどまります。この場合、無制限付帯のカードを選んでも枠を使い切れず、年会費だけが負担になります。

たとえば年3回の利用なら、その価値は約15,750円分です。楽天プレミアムカード(年会費11,000円・税込)なら差し引き4,750円のプラス、UCプラチナカード(年会費16,500円・税込)ならほぼ均衡します。一方、ラグジュアリーカード チタン(年会費55,000円・税込)では約39,000円のマイナスです。

使う回数が少ない人ほど、年会費の安さがそのまま得になります。ただし回数制限型は上限を超えると1回35米ドルがかかるため、旅行の予定が増えそうな年は事前に無料枠の残りを確認しておきましょう。

出張が多い人は無制限付帯のほうが1回あたり単価は安くなる

海外出張が多く年15回以上ラウンジを使うなら、話は逆になります。年15回の価値は約78,750円分。この水準になると、無制限付帯のカードでも1回あたりの単価が急速に下がります。

カード 年15回利用時の1回あたり単価 年25回利用時の1回あたり単価
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード(22,000円) 約1,467円 約880円
JCBプラチナ(27,500円) 約1,833円 約1,100円
ラグジュアリーカード チタン(55,000円) 約3,667円 約2,200円
楽天プレミアムカード(11,000円+超過分10回×35米ドル) 約4,233円 約3,540円

回数制限型は超過分の実費が積み上がるため、年10回を超えるあたりから無制限付帯のカードに逆転されます。自分の年間フライト数を数えて、10回が分かれ目だと覚えておくと選びやすくなります。

家族カードが無料のカードは1人あたりのコストが半分近くまで下がる

見落とされがちですが、家族カードの扱いは損益分岐点を大きく動かします。家族会員もプライオリティ・パスを発行できるカードなら、年会費を人数で割った金額が実質的な負担になるからです。

カード 2人で使う場合の年間コスト 1人あたり
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード 22,000円(家族1名無料) 11,000円
三井住友カード プラチナ 55,000円(家族無料) 27,500円
UCプラチナカード 19,800円(家族3,300円) 9,900円
ダイナースクラブカード 35,200円(家族5,500円) 17,600円
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード 165,000円(家族4枚無料) 33,000円(5人で使えば33,000円)

夫婦で年6回ずつ、合計12回使うと想定すると価値は約63,000円分。UCプラチナカードの19,800円と比べれば3倍以上のリターンです。同伴者料金を払い続けるより、家族それぞれが会員になったほうが確実に安く済みます

ラウンジ以外の特典まで含めると回収ラインはさらに下がる

ここまではラウンジだけで計算しましたが、実際にはレストラン優待や宿泊特典も年会費の回収に効きます。

特典 対象カード 年間の目安額
コース料理1名分無料 JCBプラチナ、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード、UCプラチナカード、ダイナースクラブカード 1回1万〜2万円相当
1泊2名分の無料宿泊券 アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード、アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード 2万〜5万円相当
年間利用額に応じたボーナス エポスプラチナカード、dカード PLATINUM 2万〜4万円相当

たとえばJCBプラチナでグルメ・ベネフィットを年2回使えば2万〜4万円相当。これだけで年会費27,500円(税込)を上回ります。ラウンジで元を取ろうとせず、食事や宿泊の特典と合算して考えると、多くのカードは年3〜4回の利用でも十分に採算が合います

目的別に見るプライオリティパス付きクレジットカードの最適解

損益分岐点だけでは決めきれないという方のために、よくある5つのニーズごとに最適な1枚を挙げます。それぞれ、その切り口から見たときの評価をまとめました。

楽天プレミアムカード|とにかく安くプライオリティ・パスを持ちたい人に

楽天プレミアムカード

年会費 11,000円(税込)
無料回数 年5回
1回あたりの実質コスト 約2,200円(5回すべて使った場合)
年会費の回収 ラウンジ3回で回収、楽天市場のSPU上乗せ分でも相殺可能
向いている人 海外旅行が年1〜2回で、普段の買い物が楽天中心の人
メリット
  • プライオリティ・パス付きカードとして最安クラスの年会費11,000円(税込)
  • 年5回の無料枠は往復2回分の旅行を十分にカバーできる
  • 楽天市場の買い物でSPUが上乗せされ、年会費を別ルートで回収できる
デメリット
  • 6回目以降は1回35米ドルがかかるため、渡航が多い人には向かない
  • 家族カード会員はプライオリティ・パスを発行できない

年間のラウンジ利用が5回以内に収まるなら、これ以上安く済ませる方法はほぼありません。初期投資を抑えてラウンジ生活を試してみたい人にとって、もっとも失敗しにくい入り口です。使ってみて枠が足りないと感じたら、そのタイミングで無制限付帯のカードへ移ればよいという考え方もできます。

JCBプラチナ|回数を気にせず何度でもラウンジに入りたい人に

JCBプラチナ

年会費 27,500円(税込)
無料回数 無制限(プレステージ会員資格)
年15回利用時の単価 約1,833円
同伴者料金 1名につき2,200円(税込)
向いている人 年10回以上ラウンジを使い、インビテーションを待たずに申し込みたい人
メリット
  • 無制限のプレステージ会員資格を年会費27,500円(税込)で確保でき、回数を数える必要がない
  • 同伴者料金が2,200円(税込)と、他社の35米ドルより大幅に安い
  • インビテーション不要で自分から申し込める
デメリット
  • 家族カード会員はプライオリティ・パスを登録できない
  • 国内のレストランや休憩施設は対象外

出張や旅行で年10回以上ラウンジに入るなら、無料枠を気にせず済む安心感は大きな価値です。JCBプラチナは無制限付帯のなかでは年会費が最も抑えられており、同伴者料金の安さも合わせて「たくさん使う人ほど得をする」構造になっています。24時間365日のコンシェルジュも、頻繁に移動する人ほど活躍します。

アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード|同伴者も無料で入りたい人に

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

年会費 165,000円(税込)
同伴者料金 1名まで無料(12枚中で唯一)
2人で年10回使った場合の価値 約105,000円分(同伴者分を含む)
家族カード 4枚まで無料・全員がプライオリティ・パスを持てる
向いている人 パートナーや子どもと一緒に旅行し、旅行・ホテルの特典もまとめて使いたい人
メリット
  • 同伴者1名が無料という条件は、2人以上で移動する人にとって年数万円の差になる
  • 家族カード4枚が無料で、家族全員がそれぞれ会員として入場できる
  • 宿泊券・エアライン・クレジット・ホテル上級会員資格まで含めれば、年会費の回収手段が豊富
デメリット
  • 年会費165,000円(税込)は、特典を使いこなせないと重い負担になる
  • ラウンジ以外の施設は対象外

同伴者料金は毎回35米ドル(約5,250円)が積み上がるため、2人で年10回入れば同伴者分だけで5万円を超えます。アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードはこの負担がまるごと消える唯一の選択肢で、旅行の頻度が高い夫婦ほど年会費との差が縮まります。家族カードを4枚まで無料で発行できる点まで合わせると、家族単位ではむしろ割安になる場面もあります。

UCプラチナカード|家族そろってラウンジを使いたい人に

UCプラチナカード

年会費 16,500円(税込)
家族カード 3,300円(税込)/家族会員も年6回まで無料
夫婦2人の年間コスト 19,800円(税込)で合計12回分の無料枠
1回あたりの実質コスト 約1,650円(12回すべて使った場合)
向いている人 夫婦や親子で年数回ずつ空港を使い、コストを抑えたい人
メリット
  • 家族カードが3,300円(税込)で、家族会員にも年6回の無料枠が付く
  • 夫婦2人なら年19,800円(税込)で合計12回分と、1回あたりの単価が非常に安い
  • 基本還元率1.0%で、家族の日常決済をまとめてもポイントで損をしない
デメリット
  • 1人あたり年6回の上限があり、超えると1回35米ドルがかかる
  • 国内のレストラン等は2025年4月から対象外

家族で使うという条件に絞ると、UCプラチナカードの数字はきわめて強力です。夫婦2人で年間19,800円(税込)、合計12回分の無料枠は、同じ回数を同伴者料金で払った場合の約63,000円と比べて3分の1以下に収まります。子どもの分も家族カードで追加できるため、3人家族なら年23,100円(税込)で18回分という計算になります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|出張と経費をまとめたい個人事業主に

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 初年度無料/次年度以降33,000円(税込)
無料回数 無制限(レストラン・休憩施設も対象)
追加カード 3,300円(税込)/最大9枚
マイル SAISON MILE CLUB(サービス年会費5,500円)でJALマイル還元率最大1.125%
向いている人 出張が多く、経費と旅費を1枚に集約したい個人事業主・経営者
メリット
  • 初年度年会費が無料で、事業の立ち上げ期でも導入しやすい
  • ラウンジだけでなく空港のレストランや休憩施設も無制限に使える
  • 追加カードを最大9枚まで発行でき、従業員の経費支払いも集約できる
  • SAISON MILE CLUBでJALマイルが貯まり、出張の航空券代を圧縮できる
デメリット
  • 次年度以降は33,000円(税込)と、初年度とのギャップが大きい
  • 基本のポイント還元率は0.5%相当

出張が多い個人事業主にとって、空港での食事まで含めて無料になる点はそのまま経費削減になります。ラウンジで打ち合わせや作業を済ませ、レストランで食事を取り、乗り継ぎの合間に休むという流れが追加費用なしで完結します。追加カードを9枚まで発行できるので、事業の支払いを1枚に集約して経理を簡素化する用途にも向きます。開業前後で年会費の負担を避けたい人には、初年度無料という条件も後押しになります。

プライオリティパス付きクレジットカードのメリット

年会費を払ってでもプライオリティ・パス付きのカードを持つ人が絶えないのは、空港での時間の質が根本から変わるからです。ここでは代表的な4つの利点を整理します。

混み合う空港でも静かに搭乗まで過ごせる

繁忙期の空港は、出発ゲート前の座席がほぼ埋まっていることも珍しくありません。荷物を抱えたまま立ち続けたり、床に座ってスマートフォンを充電したりという経験がある方も多いはずです。

プライオリティ・パスのラウンジは、ゆったりした座席と静かな環境が確保されており、電源とWi-Fiも用意されています。出発の2時間前に空港へ着いても、その時間を苦痛なく過ごせるようになるのが最大の変化です。オンライン会議を1本こなす、資料を読み込むといった使い方もできるため、出張では実質的に移動時間を仕事時間に変えられます。

小さな子ども連れの場合も、周囲を気にせず落ち着ける空間があるかどうかで負担がまったく違います。

食事やドリンク、Wi-Fiが利用料なしで使える

ラウンジでは軽食・ドリンク・アルコールが追加料金なしで提供されます。空港内のレストランで食事をすれば1人2,000円前後、ドリンク1杯でも500円以上かかることを考えると、1回の利用で数千円分の価値になります。

海外のラウンジではビュッフェ形式でしっかりした食事が用意されていることも多く、搭乗前に食事を済ませておけば機内食を待つ必要がありません。深夜便や早朝便では、営業している店舗が限られるため、この価値はさらに高まります。

シャワーを備えたラウンジもあり、長時間のフライト前後に汗を流せるのは大きな利点です。

海外の長い乗り継ぎ待ちが苦にならない

ヨーロッパや南米へ向かう路線では、経由地で4〜8時間待つことも珍しくありません。この待ち時間を一般エリアで過ごすのと、ラウンジで過ごすのとでは疲労の蓄積がまったく違います。

外務省の海外安全ホームページでも、渡航先での体調管理と安全確保の重要性が繰り返し呼びかけられています。乗り継ぎ地で休息を取れる場所を確保しておくことは、単なる快適さではなく安全面の備えにもなります。仮眠スペースを備えたラウンジであれば、深夜の乗り継ぎでも横になって休めます。

単体で申し込むより年会費が大きく安くなる

プレステージを自分で申し込むと年会費469米ドル、1米ドル150円換算で約70,350円です。これに対し、無制限のプレステージが付くカードは年会費22,000円(税込)から見つかります。

同じ会員資格を3分の1以下のコストで持てるうえ、カード自体の還元率・保険・優待までまとめて付いてくるのですから、単体契約を選ぶ理由はほとんどありません。しかもカード付帯なら、渡航をやめた年に解約してもカードとしての価値は残ります。

年会費の元が取れるか不安な方は、プラチナカードのコスパを比較したランキング記事もあわせて確認すると判断しやすくなります。

プライオリティパス付きクレジットカードのデメリット

良い面だけを見て申し込むと後悔します。ここでは事前に知っておきたい5つの注意点を挙げます。

対象カードはゴールド・プラチナ中心で年会費が高め

プライオリティ・パスが付くカードは、もっとも安い楽天プレミアムカードでも年会費11,000円(税込)。多くは2万〜5万円台で、年会費無料のカードには基本的に付きません。

さらに上位カードは審査基準も相応に高く、安定した収入と良好な信用情報が前提になります。三井住友カード プラチナのように原則30歳以上という年齢条件が設けられているものもあります。年会費と審査の両面で、誰でもすぐ持てるわけではない点は理解しておきましょう。

年会費の支払いが負担になりそうなら、まず初年度無料のカードや、ボーナスポイントで年会費が相殺できるカードから始めるのが現実的です。

無料回数に上限を設けるカードが増えている

2025年から2026年にかけて、無制限だったカードが次々と回数制限型に移行しました。楽天プレミアムカードは年5回、apollostation THE PLATINUMは年5回へと縮小しています。

問題は、こうした変更が入会後に発表されることです。無制限を前提に年会費を払ったのに、翌年から年5回になるという事態は実際に起きています。カードを選ぶときは、いま無制限であることに加えて、そのカード会社がどれだけ特典を維持してきたかも見ておくと安心です。

契約内容の変更に納得できない場合の相談先としては、国民生活センターのクレジット・電子マネー・その他決済に関する案内が参考になります。

レストランやスパの優待が使えなくなった

かつては空港内のレストランで1人3,400円前後まで無料になる使い方ができましたが、楽天カード・JCB・アメリカン・エキスプレス®・三井住友カードなどが発行するプライオリティ・パスでは対象外になりました。

現在レストランまで使えるのは、セゾンカードが発行する一部のプラチナカードやラグジュアリーカードなどに限られます。加えて2025年8月からは、体験型施設の利用に「出発便の搭乗券」かつ「出発3時間以内」という条件が加わりました。到着便での利用は原則できません。

食事目的で選ぶ場合は、カード会社ごとの対象範囲を必ず確認してください。

日本国内で使える施設は数えるほどしかない

日本国内でプライオリティ・パスが使えるのは、成田・羽田・中部・関西・伊丹・福岡・新千歳・鹿児島の8空港にとどまります。関西国際空港では2026年時点で対象ラウンジが1か所のみと、選択肢が絞られている空港もあります。

国内出張がメインの人にとっては、プライオリティ・パスよりもカード付帯の空港ラウンジサービスのほうが実用的な場面が多くなります。ゴールドカード以上なら国内主要空港のカードラウンジを無料で使えるため、そちらで十分というケースも珍しくありません。国内線での使い勝手を重視するなら、カード付帯の空港ラウンジの使い方をまとめた記事も参考になります。

混雑時は入室を断られることがある

プライオリティ・パスのラウンジは席数に限りがあり、繁忙期や大型連休には満席で入れないことがあります。特に人気の高いラウンジは、フライトが集中する時間帯に長い列ができることもあります。

ラウンジに入れることは保証されていません。滞在時間に上限(多くは2〜3時間)が設けられている施設もあるため、早めに空港へ着いて長時間過ごすつもりの場合は注意が必要です。アプリで施設の営業時間と混雑状況を確認し、代替のラウンジも把握しておくと安心です。

2026年8月までに相次いだプライオリティ・パス改定の中身

ここ2年ほどで、プライオリティ・パスの付帯条件は大きく変わりました。古い情報のまま申し込むと期待外れになるため、主な改定を時系列で押さえておきましょう。

楽天プレミアムカードは無制限から年5回に変更

一連の改定の起点となったのが楽天プレミアムカードです。2024年8月に発表され、2025年1月2日から無料利用が年5回までに制限されました。同時に対象施設もラウンジのみとなり、レストラン・リフレッシュ・休憩カテゴリーの施設は使えなくなっています。

6回目以降は1回35米ドルが、プライオリティ・パス登録時に指定したカードへ請求される仕組みです。年会費11,000円(税込)は据え置かれたため、実質的な条件変更として受け止められました。

とはいえ年5回でも約26,250円分の価値があり、年会費との差はプラスです。年1〜2回の海外旅行なら、いまも十分に選ぶ価値があります。

apollostation THE PLATINUMは年30回から年5回へ縮小

出光クレジットが発行するapollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードは、2026年6月に変更を発表し、2026年8月3日から無料回数が年30回から年5回へ縮小されました。以前は年30回という緩やかな上限だったため、実質無制限に近い使い方ができていたカードです。

ただしレストランなどの体験型施設は引き続き利用できるため、回数は減っても使える範囲は広いままです。1回の利用価値を最大化する使い方に切り替えられるかどうかが分かれ目になります。

なお同カードのプライオリティ・パス会員カードは2026年10月31日で利用終了となり、アプリのデジタル会員証へ移行します。

セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カードは付帯そのものが終了

回数制限にとどまらず、付帯自体が終了した例もあります。セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カードのプライオリティ・パスは、2025年11月30日をもって提供が終了しました

またセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードも2025年12月1日以降はスタンダード会員資格へ格下げとなり、1回ごとに35米ドルが必要になっています。

一方で、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは無制限のプレステージを維持しており、同じセゾン系でも券種によって扱いが分かれている点に注意が必要です。名前が似ているカードは混同しやすいため、申し込み前に正式名称を確認しましょう。

カード型の会員証が廃止されデジタル会員証に一本化

物理的な会員カードの廃止も進んでいます。セゾンカードでは2025年12月1日以降、プライオリティ・パスの会員カードが利用できなくなり、スマートフォンのアプリに表示するデジタル会員証へ切り替わりました。楽天カードも2025年1月からデジタル化しています。

デジタル会員証には利点もあります。従来は申し込みから到着まで1週間ほどかかっていたものが即時発行になり、旅行当日でも間に合うようになりました。

一方で、スマートフォンの充電切れや通信障害があると入室できないリスクは残ります。搭乗前にアプリを開いて会員証が表示できるか確認する、モバイルバッテリーを持ち歩くといった備えをしておくと安心です。

無料回数を使い切ったあとにできること

回数制限型のカードを選んだ場合、年の途中で無料枠を使い切ることがあります。そのときの選択肢を3つ紹介します。

追加料金は1回あたり35米ドルが目安

無料枠を超えても、ラウンジに入れなくなるわけではありません。1回35米ドルを支払えば通常どおり利用できます。料金はプライオリティ・パス登録時に指定したクレジットカードへ後日請求される仕組みです。

1米ドル150円換算で約5,250円。空港のレストランで食事をして、カフェで作業する費用と比べれば、必ずしも割高ではありません。「無料枠を超えたら絶対に使わない」と決めるより、その場の状況に応じて判断したほうが合理的な場面もあります。

ただしダイナースクラブカードのように、11回目以降が1回3,500円(税込)と円建てで安く設定されているケースもあります。超過時の単価もカード選びの判断材料になります。

回数制限型を2枚持ちして無料枠を分散させる

年会費の安い回数制限型を2枚持ち、それぞれの無料枠を合算するという方法もあります。

組み合わせ 年会費合計(税込) 年間の無料枠
楽天プレミアムカード+UCプラチナカード 27,500円 11回
UCプラチナカード+dカード PLATINUM 46,200円 16回

ただし注意点があります。プライオリティ・パスは1人につき1つの会員番号が原則で、複数枚のカードから同時に発行できるとは限りません。カード会社によって扱いが異なるため、2枚持ちを検討する場合は事前に問い合わせて確認してください。

現実的には、年会費27,500円のJCBプラチナ1枚で無制限にしたほうが手間もコストも少ないというケースが多くなります。

カード会社のラウンジや航空会社のラウンジと使い分ける

日本国内の主要空港には、ゴールドカード以上で無料になるカードラウンジがあります。プライオリティ・パスの無料枠は海外で使い、国内はカードラウンジで済ませるという分担にすれば、枠を効率よく温存できます。

また航空会社の上級会員資格を持っていれば、そのアライアンスのラウンジを利用できます。プライオリティ・パスだけに頼らず、手持ちの資格を組み合わせるのが上級者の使い方です。

年間の渡航計画を立てるうえでは、日本政府観光局が公表する統計データで出国者数の多い時期を把握しておくと、混雑を避けたスケジュールを組みやすくなります。

プライオリティ・パスの申し込みから空港で使うまでの流れ

カードが届いてもプライオリティ・パスが自動で使えるわけではありません。多くのカードで別途の申し込みが必要です。手順を3ステップで確認しましょう。

カード到着後に会員登録して発行を申し込む

まずクレジットカードが手元に届いたら、そのカード会社の会員専用サイトからプライオリティ・パスの発行を申し込みます。JCBプラチナならMyJCB、三井住友カード プラチナならVpass、楽天プレミアムカードなら楽天e-NAVIというように、入口はカード会社ごとに異なります。

申し込みには氏名のローマ字表記が必要で、パスポートの表記と揃えておくと空港でのトラブルを避けられます。発行完了までは即日から2〜3週間程度と幅があるため、渡航予定が決まっているなら早めに手続きしておきましょう。

なおダイナースクラブカードのように、別途の発行手続きが不要でカードそのものを提示して入れる方式もあります。

デジタル会員証をアプリに登録しておく

会員番号が発行されたら、プライオリティ・パスの公式アプリをスマートフォンにインストールし、ログインしてデジタル会員証を表示できる状態にしておきます。

アプリでは、現在地や空港名から使える施設を検索でき、営業時間・提供サービス・入室条件まで確認できます。無料枠の残り回数も表示されるため、回数制限型のカードを使っている人は渡航前に必ずチェックしておきましょう。

出発前にオフラインでも会員証を表示できるか試しておくと、現地で通信が不安定なときにも慌てずに済みます。

空港での提示方法と同伴者の受付

ラウンジの受付では、デジタル会員証と当日の搭乗券を提示します。スタッフが端末で会員証を読み取り、入室記録が残る流れです。

同伴者がいる場合は、受付時に人数を申告します。アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カードのように同伴者1名が無料のカードを除き、1名につき35米ドルがカードに請求されます。JCBプラチナは2,200円(税込)です。

レストランやリフレッシュ施設を使う場合は、出発便の搭乗券かつ出発3時間以内という条件があるため、時間に余裕をもって向かってください。羽田空港第1ターミナルと鹿児島空港の一部施設は出発24時間以内という例外扱いになっています。

プライオリティパス付きクレジットカードのよくある質問

最後に、申し込み前によく寄せられる疑問をまとめました。

年会費無料のクレジットカードでプライオリティ・パスは持てる?

年会費が完全無料のクレジットカードで、プライオリティ・パスが付帯するものはありません。もっとも安いのが楽天プレミアムカードの年会費11,000円(税込)です。

ただし実質無料に近づける方法はあります。エポスプラチナカードは招待経由なら年会費20,000円(税込)で、年間100万円の利用によって20,000ポイントのボーナスが付くため差し引きゼロに近づきます。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは初年度年会費が無料です。

家族カードでもプライオリティ・パスは発行できる?

カードによって異なります。発行できるのはアメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード、アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード、UCプラチナカード、ダイナースクラブカードなどです。

一方、JCBプラチナ・楽天プレミアムカード・dカード PLATINUMは本会員のみで、家族カード会員は登録できません。家族もラウンジを使いたい場合は、家族カードで発行できるカードを選ぶか、家族それぞれが本会員としてカードを持つ必要があります。

同伴者の料金はいくらかかる?

原則として同伴者は1名につき1回35米ドルです。1米ドル150円換算で約5,250円になります。子どもも人数に含まれるのが一般的で、無料になる年齢の基準は施設ごとに異なります。

例外はアメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード(同伴者1名まで無料)とJCBプラチナ(1名につき2,200円・税込)です。2人以上で使う機会が多いなら、この2枚は大きな差になります

日本の空港でも使える?

使えます。2026年時点の対象は成田・羽田・中部・関西・伊丹・福岡・新千歳・鹿児島の8空港です。成田空港はラウンジ4施設とレストラン4店舗、中部国際空港は温泉施設まで対象と、施設が充実しています。

ただしカード会社によってはレストランや温泉などの体験型施設が対象外になっており、ラウンジしか使えない場合があります。また関西国際空港のように対象ラウンジが1か所のみという空港もあるため、事前にアプリで確認しておきましょう。

1日に何回でもラウンジに入れる?

プレステージ会員資格で回数無制限のカードなら、1日に複数のラウンジへ入ることも可能です。ただし1回の入室ごとに利用回数としてカウントされます。乗り継ぎで2つの空港を経由すれば、その日だけで2回の利用になります。

回数制限型のカードでは、この積み上がりが想像以上に早い点に注意してください。往復と乗り継ぎで年2回の海外旅行をすれば、6〜8回に達することもあります。

プレステージとスタンダードはどちらを選べばいい?

カード付帯の場合、会員資格の種類は自分で選べません。カード会社が指定したプランが付与されます。

判断すべきなのはプラン名ではなく「無料で使える回数」です。プレステージが付いていても年5回・年6回と制限されているカードもあれば、スタンダード会員資格でも年2回分の無料利用が付くカードもあります。入れる施設の範囲はプランによって変わらないため、回数と年会費のバランスで選んでください。

まとめ|使う回数と同伴者の有無でプライオリティパス付きカードは決まる

プライオリティ・パス付きのクレジットカードは、2025年から2026年にかけて条件が大きく変わりました。無制限だったカードが年5回に縮小されたり、付帯そのものが終了したりと、以前の常識が通用しなくなっています。

選ぶときの判断軸を整理すると次のとおりです。

条件 おすすめのカード 理由
年5回以内・とにかく安く 楽天プレミアムカード 年会費11,000円(税込)で年5回の無料枠
年10回以上・回数を気にしたくない JCBプラチナ 年会費27,500円(税込)で無制限、同伴者も2,200円(税込)
夫婦や家族で使う 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード、UCプラチナカード 家族カードにもプライオリティ・パスが付く
同伴者を無料で連れて入りたい アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード 同伴者1名まで無料は12枚中で唯一
レストランや休憩施設も使いたい セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード、ラグジュアリーカード チタン ラウンジ以外の施設も対象

まずは自分が年に何回、誰と空港を使うのかを書き出してみてください。年5回以内なら回数制限型、10回を超えるなら無制限付帯、2人以上で使うなら家族カードに付くカード。この3つの軸で絞り込めば、候補は自然と1〜2枚まで減ります。

年会費はラウンジだけでなく、宿泊券やレストラン優待まで含めて回収できます。数字で確かめてから申し込めば、次の旅行から空港での時間が確実に変わるはずです。