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2026.10.29

ガソリンカード最強おすすめランキング12選|月の給油量で選ぶ値引きと還元【2026年最新】

ガソリンカードおすすめランキング|給油の値引き・ポイント還元・年会費を徹底比較

毎週の給油でレシートを見るたびに、「ガソリン代、もう少し安くならないかな」とつい思ってしまうことはありませんか。

資源エネルギー庁の石油製品価格調査によると、2026年10月時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり170円前後(10月3日調査で170.1円/L)で推移しています。2025年12月31日にガソリンの旧暫定税率(約25.1円/L)が廃止され、2026年4月1日には軽油引取税の暫定税率も廃止されましたが、原油価格や為替の影響もあって、家計に占める燃料費の重さは相変わらずです。

そこで効いてくるのがガソリンカード(給油がおトクになるクレジットカード)です。カードを差し替えるだけで、1リットルあたり2円〜10円の値引きや、最大3%のポイント還元が自動で受けられます。月100L給油する家庭なら、年間で1万円以上の差がつくことも珍しくありません。

この記事では、2026年10月時点の最新スペックをもとに、ガソリンカード12枚を年会費・値引き額・還元率・ロードサービスで徹底比較したランキングをご紹介します。あわせて、系列別の早見表、月の給油量別の年間節約シミュレーション、値引きとポイントを両取りする2枚持ちの組み合わせまで、実際に得をするための手順を具体的に解説します。

読み終えるころには、あなたの給油スタイルにいちばん合う1枚がはっきり見えているはずです。

ガソリンカードとは?給油代が安くなる仕組みをやさしく解説

ガソリンカードとは、ガソリンスタンドでの給油に対して値引き・ポイント還元・キャッシュバックのいずれかの特典が付くクレジットカードの総称です。石油元売り会社が発行する系列カードと、系列を問わず高い還元率で使える一般カードの2種類に大きく分かれます。まずは仕組みを押さえて、どのタイプが自分に合うのかを見極めましょう。

値引き型・ポイント還元型・キャッシュバック型の3タイプがある

ガソリンカードの特典は、大きく次の3タイプに分けられます。仕組みが違うと、同じ給油量でもおトク度がまったく変わってきます。

タイプ 仕組み 代表的なカード 向いている人
値引き型 給油した瞬間の単価、または請求時に1リットルあたり一定額が差し引かれる apollostation card/ENEOSカード S/JAカード 給油量が少なめでも確実に安くしたい人
ポイント還元型 給油額に応じてポイントが貯まり、後から支払いや商品に充てられる ENEOSカード P/dカード GOLD/リクルートカード 給油量が多く、ポイントを使いこなせる人
キャッシュバック型 月のカード利用額に応じて値引き単価が決まり、後日の請求から差し引かれる ENEOSカード C/コスモ・ザ・カード・オーパス カード利用額が多く、給油もヘビーな人

値引き型はガソリン価格が下がっても値引き額が変わらないのが強みです。1リットル2円引きなら、170円のときも150円のときも2円引きのままなので、計算がしやすく損をした気分になりにくいのが特徴です。

反対にポイント還元型はガソリン価格が高いほど得をする仕組みです。たとえば還元率3%なら、1リットル170円のときは1リットルあたり5.1円相当が戻る計算になり、2円引きの値引き型を大きく上回ります。ただし貯まったポイントを使い切れないと絵に描いた餅になるので、交換先が使いやすいかどうかも合わせて確認しておきましょう。

キャッシュバック型は月のカード利用額で値引き単価が決まるため、光熱費やスマホ代などをまとめて1枚に集約している人ほど有利になります。逆に給油以外でほとんどカードを使わない人は、いちばん低い値引き単価に張り付いてしまいがちです。

石油元売り系カードと一般の高還元カードはどこが違う?

石油元売り系カード(apollostation card、ENEOSカード、コスモ・ザ・カード・オーパスなど)は、その系列のスタンドでしか特典が使えない代わりに、値引き幅が大きいのが特徴です。ロードサービスが標準で付いていたり、カーメンテナンス商品の割引があったりと、カーライフ全体を支える設計になっているものが多く見られます。

一方、JCBカード Wやリクルートカードのような一般の高還元カードは、どの系列のスタンドで給油しても同じ還元率が適用されるのが強みです。出張や旅行で見知らぬ土地のスタンドに入ることが多い人、近所に複数の系列が混在している人には、こちらのほうが取りこぼしがありません。

判断の目安はシンプルで、いつも同じ系列で給油する人は元売り系、そうでない人は高還元の一般カードです。給油の8割以上が同じ系列に集中しているなら元売り系のほうが手取りは大きくなりますが、半々くらいなら一般カードのほうが結果的に得をするケースが多くなります。

現金払いや電子マネー払いと比べてどれくらい差が出るか

レギュラー170円/Lのスタンドで月60L(年間720L)給油する家庭を例に、支払い方法ごとの年間負担を比べてみましょう。

支払い方法 実質の単価 年間のガソリン代(720L) 現金との差
現金払い 170.0円/L 122,400円 ―
還元率0.5%の一般カード 169.2円/L 121,788円相当 約612円おトク
還元率1.2%の高還元カード 168.0円/L 120,931円相当 約1,469円おトク
2円/L引きの値引き型カード 168.0円/L 120,960円 約1,440円おトク
3%還元+ポイント消費 164.9円/L 118,728円相当 約3,672円おトク
ねびきプラスなどで10円/L引き 160.0円/L 115,200円 約7,200円おトク

この表からわかるのは、年会費無料のカードに変えるだけでも年1,000〜1,500円ほどの差がつき、条件を満たせば年7,000円以上の差になるということです。電子マネーやコード決済は事前チャージ時のポイントしか付かないケースが多く、クレジット決済のほうがシンプルに得をしやすい傾向にあります。

また、給油カードで支払うと明細に燃料費がまとまって残るので、家計簿をつけなくても月ごとの燃料費が把握できます。現金払いだとレシートを失くしがちですが、カードなら年末に年間いくら使ったかを1分で確認できるのも見逃せないメリットです。

最適なガソリンカードを選ぶ5つのポイント

ガソリンカードは「値引き額が大きいほど強い」とは限りません。年会費・給油量・行動範囲の3つがかみ合ってはじめて手取りが増えます。申し込む前に、次の5つを順番にチェックしてください。

いつも行くスタンドの系列に合わせて選ぶ

最初に決めるべきは「自分がいちばん多く給油している系列はどこか」です。ガソリンカードの値引きは、原則としてその系列のサービスステーション(SS)でしか適用されません。ENEOSカードをapollostationで使っても、単なる一般のクレジットカード払いになるだけで値引きは効きません。

判断のコツは、財布に残っているレシートを3か月分ほど見返してみることです。7割以上が同じ系列なら、迷わずその系列のカードを選んで問題ありません。逆に系列がバラバラなら、系列を問わず一定の還元が受けられる高還元カードのほうが取りこぼしがなくなります。

なお、店舗の看板は同じでも運営会社が違う場合や、一部の特約店・セルフ専用店では特典の扱いが異なることがあります。通勤経路にあるスタンドが対象になるかどうかは、申し込み前に公式サイトの店舗検索で確認しておくと安心です。

月の給油量で値引き型かポイント還元型かを決める

給油量が特典タイプの分かれ目になります。目安は月60Lです。

月の給油量 年間の給油量 おすすめのタイプ 理由
〜40L 〜480L 年会費無料の値引き型 年会費を払うと元が取れないため、無料で確実に2円/L引きが受けられるカードが有利
40〜80L 480〜960L ポイント還元型 ガソリン単価が高い局面では、3%還元が2円/L引きを上回りやすい
80L〜 960L〜 キャッシュバック型・ゴールド 値引き単価の上限(7〜10円/L)まで使い切れるため、年会費を払っても手取りが増える

たとえば月30Lしか給油しない人が年会費1,375円のカードを持つと、2円/L引きで得られる値引きは年間720円にとどまり、年会費のほうが高くついてしまいます。まずは1か月の給油量を把握することが、失敗しない第一歩です。

年会費と値引き額の損益分岐点を計算する

損益分岐点は「年会費 ÷ 1リットルあたりの値引き額」で求められます。この式に当てはめると、年間で何リットル給油すれば元が取れるかが一目で分かります。

年会費(税込) 値引き額 損益分岐点(年間) 月あたりの給油量
1,375円 2円/L 688L 約58L
1,375円 4円/L 344L 約29L
1,375円 7円/L 197L 約17L
11,000円 10円/L 1,100L 約92L

年会費1万円を超えるゴールドカードは、給油の値引きだけで元を取ろうとすると月90L以上という高いハードルになります。ただしdカード GOLDのように通信費の還元や保険で年会費以上の価値が返ってくるカードもあるため、給油以外の特典も合算して判断するのが現実的です。

ロードサービスや付帯保険が本当に必要かを見極める

ENEOSカードや出光カードには、レッカー移動やバッテリー上がりに対応するロードサービスが用意されています。自動車保険や自動車メーカーの会員サービスにすでに同等の補償が付いているなら重複するので、あえてこれ目当てにカードを選ぶ必要はありません。

反対に、任意保険をネット型の安いプランにしていてロードサービスの範囲が限られている人や、古い車に乗っていてトラブルが心配な人には、年会費に含まれるロードサービスは心強い保険になります。ロードサービス単体で加入すると年間4,000円前後かかることを考えれば、年会費1,375円のカードに付いてくる価値は決して小さくありません。

なお、カードに付帯する旅行傷害保険は「自動付帯」と「利用付帯」で条件がまったく違います。利用付帯は旅行代金や交通費をそのカードで支払わないと補償が始まらないため、内容をよく確認してから当てにしましょう。

ETCカード・家族カード・クイック決済の対応を確認する

車を使う人にとって、ETCカードの年会費は地味に効いてきます。年会費が無料か、発行手数料がかかるかはカードによって差があるので、給油の値引きだけでなくトータルのコストで比べましょう。

家族カードも重要なポイントです。夫婦や親子で2台の車を使っている家庭なら、家族カードの利用分も本会員の給油量に合算されるカードを選ぶことで、値引き単価が上のランクに届きやすくなります。たとえばENEOSカード Cは、本人会員と家族会員を合わせて月150Lまでが値引きの対象です。

さらに最近は、ENEOSの「EneKey」やapollostationの「DrivePay」といったキーホルダー型のクイック決済が普及しています。あらかじめクレジットカードを登録しておけば、給油機にかざすだけで支払いが完了し、値引きもそのまま適用されます。財布からカードを出す手間がなくなるので、対応しているかどうかも合わせて確認しておくとよいでしょう。

ガソリンカードとは別に、高速道路料金そのものを少しでも安くしたい人は、ETCカード単体の年会費・発行条件を横並びで比較したETCカードおすすめランキングも参考になります。

ガソリンカードおすすめランキング12選

ここからは、2026年10月時点のスペックをもとに、ガソリンカード12枚を年会費・値引き額・還元率・ロードサービス・使い勝手で比較したランキングをご紹介します。カード名または券面画像をタップすると、そのカードの詳細セクションにジャンプできます。

順位 カード 年会費(税込) 給油の特典 特典の上限・条件 ロードサービス
1位 apollostation card
apollostation card
永年無料 ガソリン・軽油2円/L引き
灯油1円/L引き
各月300Lまで 年825円のオプション
2位 dカード GOLD
dカード GOLD
11,000円 系列を問わず還元率1.0%
dポイント提示で上乗せ
ENEOSの特約店ポイントは2023年9月末で終了 なし
3位 ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
1,375円
(初年度無料)
ENEOSで最大3%ポイント還元 1,000円につき30ポイント 無料付帯
4位 ENEOSカード Sのカード券面
ENEOSカード S
1,375円
(年1回利用で無料)
ガソリン・軽油2円/L引き
灯油1円/L引き
上限なし 無料付帯
5位 楽天カード
楽天カード
永年無料 還元率1.0%+ポイントカード提示分 提示は給油2Lにつき1ポイント なし
6位 apollostation THE GOLDのカード券面
apollostation THE GOLD
11,000円
(年200万円利用で無料)
最大10円/L引き ガソリン・軽油合計で月200Lまで 無料付帯
7位 コスモ・ザ・カード・オーパスのカード券面
コスモ・ザ・カード・オーパス
永年無料 コスモ石油の会員価格で給油 値引き幅は各SSで異なる なし
8位 ENEOSカード Cのカード券面
ENEOSカード C
1,375円
(初年度無料)
月の利用額に応じて最大7円/L引き 本人・家族合計で月150Lまで 無料付帯
9位 JCBカード W
JCBカード W
永年無料 系列を問わず還元率1.0% 18歳以上39歳以下が申込対象 なし
10位 リクルートカード
リクルートカード
永年無料 系列を問わず還元率1.2% 上限なし なし
11位 JAカードのカード券面
JAカード
1,375円
(初年度無料)
JA-SS・ホクレンSSで2円/L引き JA直売所は5%引き なし
12位 apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードのカード券面
apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード
22,000円
(年300万円利用で無料)
最大10円/L引き ガソリン・軽油合計で月200Lまで 無料付帯

1位 apollostation card|年会費永年無料でガソリンと軽油がいつでも2円/L引き

apollostation card

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
対象のスタンド apollostation(旧出光・シェル)
給油の特典 ガソリン・軽油がいつでも2円/L引き、灯油は1円/L引き
値引きの上限 ガソリン・軽油・灯油それぞれ各月300Lまで
入会後1か月の特典 ガソリン・軽油5円/L引き、灯油3円/L引き
値引きの上乗せ ねびきプラスサービス(年550円・初回登録は初年度無料)で最大10円/L引き(ねびきプラス150コース・ガソリン+軽油合計で月150Lまで)
ショッピング還元率 0.5%
ロードサービス 年会費825円(税込)のオプションで付帯可能
ETCカード 年会費・発行手数料ともに無料
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB/アメリカン・エキスプレス
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な方
メリット
  • 年会費が永年無料なので、給油量が少なくても損をする心配がまったくない
  • ガソリン・軽油が最初から2円/L引きで、面倒なエントリーやポイント交換の手続きが不要
  • 入会後1か月はガソリン・軽油が5円/L引きになり、初月だけで年会費相当以上の価値が出る
  • ねびきプラスサービスに登録すれば、月3万円以上のショッピング利用で値引き単価が1円ずつ増え、最大10円/L引きまで伸ばせる
  • 灯油も1円/L引きの対象なので、冬にストーブや給湯を使う地域では家計への効きが大きい
デメリット
  • ショッピング還元率は0.5%と控えめで、給油以外のメインカードとしては物足りない
  • ロードサービスは自動付帯ではなく、年会費825円(税込)のオプション扱い
  • 値引きはapollostation限定で、他系列のスタンドでは一般のクレジット決済と変わらない

apollostation cardは、全国のapollostation(旧出光・シェル)でガソリンと軽油がいつでも2円/L引き、灯油が1円/L引きになる年会費永年無料のカードです。値引きは請求時に自動で差し引かれるため、給油のたびにクーポンを出したりアプリを立ち上げたりする必要がありません。年会費がかからないので損益分岐点を気にする必要がなく、月に20Lしか給油しない人でも確実にプラスになります。

見逃せないのがねびきプラスサービスです。年550円(税込・初回登録は初年度無料)で登録でき、月間のショッピング利用が3万円以上になると1万円ごとに値引き単価が1円ずつ上乗せされ、月10万円以上の利用で最大10円/L引きに到達します。コースは「ねびきプラス150」(最大10円/L引き・ガソリン+軽油合計で月150Lまで)と「ねびきプラス100」(最大8円/L引き・同100Lまで)の2つから選べるので、給油量の多い人は150を選ぶのが基本です。月10万円をカードにまとめている家庭なら、値引きだけで年間1万8,000円まで伸ばせます。スマホ代や光熱費、食費をこのカードに集約している人ほど強くなる設計と言えるでしょう。

2位 dカード GOLD|ドコモ料金最大10%還元とケータイ補償が付き、給油もどこでも1.0%還元

dカード GOLD

年会費(税込) 11,000円(家族カードは1枚目無料、2枚目以降1,100円)
対象のスタンド 系列を問わずVisa/Mastercard加盟のスタンド
給油の特典 決済ポイント100円につき1ポイント(1.0%)※ENEOSのdカード特約店契約は2023年9月30日で終了
ショッピング還元率 1.0%(100円につき1ポイント)
通信費の還元 ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金1,000円(税抜)ごとに最大10%還元※1※2
ケータイ補償 購入から3年間・最大12万円(2026年1月の改定により1回の事故につき15,000円の自己負担が必要)
旅行傷害保険 海外最高1億円(自動付帯。カードで旅行代金を決済した場合は最高1億円、決済しない場合は最高5,000万円)/国内最高5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ 国内・ハワイの主要空港のラウンジ(約40カ所)が無料
年間ご利用額特典 年間100万円(税込)以上の利用で、専用サイトで交換できる最大10,000円相当の特典が進呈される
ETCカード 年会費無料
国際ブランド Visa/Mastercard
申込対象 満18歳以上(高校生を除く)で安定した継続収入のある方
メリット
  • 系列を問わずどのスタンドでも決済ポイント1.0%が付き、ENEOSならdポイントカードの提示分(燃料油2Lにつき1ポイント)も重ねられる
  • ドコモのケータイ料金・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元※1※2され、通信費だけで年会費の元が取れるケースが多い
  • 購入から3年間・最大12万円のケータイ補償が付き、スマホの紛失や全損に備えられる(2026年1月の改定で1回の事故につき15,000円の自己負担が導入された点は要確認)
  • 国内・ハワイの主要空港のラウンジが無料で使え、帰省や出張の待ち時間が快適になる
  • 貯まったdポイントは給油代の支払いにも充てられ、使い道に困りにくい
  • 年間100万円(税込)以上の利用で最大10,000円相当の特典がもらえ、年会費の元を取りやすい
デメリット
  • 年会費が11,000円(税込)と高く、ドコモ回線を使っていない人は元を取りにくい
  • 給油の特典はポイント還元なので、リッター単価の値引きのような即効性はない
  • ENEOSの特約店契約が2023年9月末で終了したため、給油で1.5%還元を受けられるカードではなくなった

まず押さえておきたいのは、ENEOSのdカード特約店契約が2023年9月30日をもって終了していることです。現在のENEOSでの給油は、決済ポイントの100円につき1ポイント(1.0%)のみが対象で、かつての1.5%還元はもう受けられません。他社の解説記事では今も「1.5%」と書かれていることがあるので注意してください。それでも、ENEOSではdポイントカードの提示分(燃料油2Lにつき1ポイント)を重ねられるため、レギュラー170円/Lなら1リットルあたり2.2円相当、実質1.3%前後の還元になります。しかもこの1.0%は系列を問わず付くので、給油先が変わっても取りこぼしがありません。

このカードの真価は給油以外にあります。ドコモのケータイ料金・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元される※1※2ため、通信費が月税抜1万円の家庭なら年間12,000ポイント前後が貯まり、それだけで年会費11,000円を回収できます。加えて最大12万円のケータイ補償(2026年1月の改定で1回の事故につき15,000円の自己負担が新設された)や国内・ハワイの主要空港のラウンジ、海外最高1億円の旅行傷害保険まで付くので、ドコモユーザーであればガソリンカードとしてだけでなくメインカードとして持つ価値があります。なお、ドコモ mini・irumo・ahamoの料金とahamo光は10%還元の対象外です。ゴールドとプラチナのどちらが合うか迷う場合は、dカードゴールドとプラチナの違いを比較した記事も参考になります。さらに年間100万円(税込)以上のカード利用で、専用サイトで交換できる最大10,000円相当の特典が進呈されるため、通信費と合わせるとほとんどの人が年会費以上のリターンを得られます。なお、ドコモは2026年9月1日に一般のdカードについて、2027年1月利用分からdポイントの進呈率を100円につき1ポイントから200円につき1ポイントへ引き下げ、2年目以降は前年度に1度も利用がなければ年会費1,650円(税込)を請求するという改定を発表しました。ただしこの改定はdカード GOLD・dカード GOLD U・dカード PLATINUMが対象外と明記されているため、dカード GOLDの還元率と年会費は据え置きです。年会費の元が取れるかどうかが気になる人は、dカードゴールドの評判・口コミを詳しく解説した記事もあわせて読んでみてください。

※1 ドコモ mini/ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします。
※2 端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
※国内旅行保険:国内旅行費用をdカード GOLDで事前にお支払いの場合に限り補償対象となります。
※海外旅行保険:dカード GOLDでのお支払いなどの条件はございません。ただしdカード GOLDでの海外旅行費用のお支払いの有無により、一部保険金額が異なります。
※海外旅行保険の最大1億円:海外旅行費用をdカード GOLDにてお支払いいただいた場合のお支払い保険金額です。条件を満たさない場合の保険金額は傷害死亡時最大5,000万円、傷害後遺障がい時200万円~最大5,000万円となります。
※年間ご利用額特典:2025年配布分の特典金額となります。
※ Edyチャージ、nanacoチャージ、SMART ICOCA、キャッシング返済金、リボ払い手数料、分割払い手数料、年会費、遅延損害金などは年間ご利用額の対象外となります。
※交換先によっては、上記の特典進呈金額を下回るクーポンとなる可能性があります(例: 10,000円→7,000円クーポン)

3位 ENEOSカード P|ENEOSの給油は最大3%還元、月60L以上給油する人に強い

ENEOSカード Pのカード券面

年会費(税込) 1,375円(初年度無料)/家族カードは無料
対象のスタンド ENEOSサービスステーション
給油の特典 ENEOSでの利用1,000円につき30ポイント(最大3%還元)
ENEOS以外の還元 1,000円につき6ポイント(0.6%相当)
ポイントの使い道 1,000ポイント=1,000円分としてキャッシュバックや商品と交換
ロードサービス ENEOSロードサービスが無料付帯
ETCカード 年会費無料
発行会社 トヨタファイナンス
国際ブランド Visa/JCB
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な方
メリット
  • ENEOSでの給油が1,000円につき30ポイントで、最大3%相当という高還元
  • ガソリン価格が高いときほど還元額が増えるため、値上がり局面に強い
  • ロードサービスが無料で付帯し、レッカー移動やバッテリー上がりに対応してもらえる
  • ETCカード・家族カードが年会費無料で、車を2台使う家庭でもコストが増えない
  • 貯まったポイントは1,000ポイント単位でキャッシュバックでき、給油代の支払いに回せる
デメリット
  • 2年目以降は年会費1,375円(税込)がかかり、給油量が少ないと元が取れない
  • ENEOS以外での還元率は0.6%相当と低く、メインカードには向かない
  • ポイントは1,000ポイント単位でしか使えないため、少額給油だと交換まで時間がかかる

ENEOSカード Pは、ENEOSのサービスステーションでの利用に対して1,000円につき30ポイント(最大3%相当)が貯まるポイント還元型のカードです。レギュラー170円/Lで月60L給油すると月10,200円となり、約300ポイント(300円相当)が貯まります。2円/L引きのカードなら値引きは120円ですから、同じ給油量でも2倍以上の差がつく計算です。

年会費は2年目以降1,375円(税込)かかりますが、月40L以上給油する人ならポイント還元だけで十分にペイできます。さらにENEOSロードサービスが無料で付帯し、レッカーけん引や路上での応急修理に対応してもらえるので、ロードサービスに別途加入している人は解約してこのカードに置き換えるという考え方もできます。ポイントは1,000ポイント=1,000円としてキャッシュバックに使えるため、実質的な値引きとして無理なく消化できます。申し込むときはENEOSカード【WEB割】も使いましょう。公式サイトから申し込み、申し込み日当日中にインターネットでの口座設定まで済ませると、入会翌月から3か月間、ENEOSでの給油が合計100Lまで3円/L割引になります。C・P・Sのどれでも対象なので、店頭ではなくウェブから申し込むだけで300円分の上乗せが取れる計算です。

4位 ENEOSカード S|年1回の利用で年会費無料、ガソリンと軽油が2円/L引き

ENEOSカード Sのカード券面

年会費(税込) 1,375円(初年度無料。年1回以上のカード利用で翌年度も無料)
対象のスタンド ENEOSサービスステーション
給油の特典 ガソリン・軽油がずっと2円/L引き、灯油は1円/L引き
カーメンテ商品 オイル・洗車・車検などの利用1,000円につき20ポイント
ロードサービス ENEOSロードサービスが無料付帯
家族カード 年会費無料
ETCカード 年会費無料
発行会社 トヨタファイナンス
国際ブランド Visa/JCB
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な方
メリット
  • 年1回でもカードを使えば翌年度の年会費が無料になり、実質的に無料で持てる
  • ガソリン・軽油が常に2円/L引きで、給油量にかかわらず値引き単価が変わらない
  • ロードサービスが無料付帯するので、年会費実質無料でトラブル対応まで備えられる
  • 洗車・オイル交換・車検などのカーメンテ商品は1,000円につき20ポイントと優遇されている
  • 灯油も1円/L引きの対象で、寒冷地の家庭に向いている
デメリット
  • ENEOS以外での還元率は0.6%相当と低く、メインカードとしては物足りない
  • 値引き単価は2円/L固定で、給油量が多くても上乗せされない
  • 年1回もカードを使わなかった年は1,375円(税込)の年会費が発生する

ENEOSカード Sは、年1回でもカードを利用すれば翌年度の年会費が無料になるスタンダードタイプです。給油そのものがカード利用にあたるため、ENEOSを日常的に使っている人なら実質的に年会費無料で持ち続けられます。ガソリン・軽油は常に2円/L引き、灯油は1円/L引きで、値引きは請求時に自動で反映されます。

ENEOSカード PやCと比べると値引き単価は控えめですが、ロードサービスが無料で付いてくる点は同じです。ロードサービス単体で加入すると年間4,000円前後かかることを考えると、実質年会費0円でこの安心が手に入るのは大きな魅力です。月の給油量が40L前後で、値引き額が読めるほうが安心という人には、いちばん扱いやすい1枚と言えるでしょう。

5位 楽天カード|提携スタンドでポイントの二重取りができ、日常の買い物にも万能

楽天カード

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
対象のスタンド 系列を問わず利用可能(楽天ポイントカードはENEOSなどが対応)
ショッピング還元率 1.0%(100円につき1ポイント)
ポイントの二重取り ENEOSで楽天ポイントカードを提示すると給油2Lにつき1ポイント、燃料油以外は200円(税抜)につき1ポイント
ポイントの使い道 1ポイント=1円として給油代や楽天市場の買い物に利用できる
旅行傷害保険 海外最高2,000万円(利用付帯)
ETCカード 年会費550円(楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナなら無料)
電子マネー 楽天Edy機能を付けられる
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB/アメリカン・エキスプレス
申込対象 高校生を除く18歳以上の方
メリット
  • 年会費が永年無料で、還元率1.0%と使い勝手のバランスがよい
  • ENEOSでは楽天ポイントカードの提示と楽天カード決済でポイントを二重取りできる
  • 貯まった楽天ポイントは1ポイント=1円として給油代の支払いにそのまま使える
  • 国際ブランドを4種類から選べ、車以外の支払いにも幅広く対応する
  • 楽天市場の買い物でポイントが上乗せされ、日常生活全体で還元額が増える
デメリット
  • ENEOSの特約店ポイント(200円につき1ポイント)は2023年9月末で終了しており、現在は通常の1.0%のみ
  • ETCカードは年会費550円(税込)がかかる(会員ランクによっては無料)
  • ガソリンスタンド専用のリッター単価の値引きはない

楽天カードは年会費永年無料で還元率1.0%という基本性能の高さが魅力です。かつてはENEOSが特約店に指定され1.5%還元でしたが、この優遇は2023年9月末で終了しており、現在は通常の1.0%還元です。この点は他社の解説記事で古い情報が残っていることが多いので注意してください。

とはいえ、いまでもENEOSのサービスステーションでは楽天ポイントカードの提示が使えます。給油2Lにつき1ポイント、燃料油以外の商品は200円(税抜)につき1ポイントが貯まり、支払いを楽天カードにすればカード決済分1.0%と合わせて二重取りになります。楽天ポイントは1ポイント=1円として給油代の支払いにも充てられるので、普段から楽天経済圏を使っている人なら実質的な値引き効果は小さくありません。

6位 apollostation THE GOLD|ねびきプラスサービスで最大10円/L引きまで伸ばせる

apollostation THE GOLDのカード券面

年会費(税込) 11,000円(年間200万円以上の利用で翌年度無料)
対象のスタンド apollostation(旧出光・シェル)
給油の特典 ガソリン・軽油2円/L引き+ねびきプラスサービスで最大10円/L引き
ねびきプラスサービス 年会費無料で自動付帯(月3万円以上の利用で1万円ごとに1円/L上乗せ)
値引きの上限 ガソリン・軽油合計で月200Lまで
ショッピング還元率 1.0%
ロードサービス 無料付帯
空港ラウンジ 国内主要空港のラウンジが無料
ETCカード 年会費・発行手数料ともに無料
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB/アメリカン・エキスプレス
申込対象 安定した収入があり社会的信用を有する方
メリット
  • ねびきプラスサービスが年会費無料で自動付帯し、月10万円の利用で最大10円/L引きに届く
  • ショッピング還元率が1.0%あり、給油以外のメインカードとしても使える
  • ロードサービスが無料付帯で、オプション料金を払う必要がない
  • 国内主要空港のラウンジが無料で利用でき、旅行や出張の質が上がる
  • 年間200万円以上の利用で翌年度の年会費が無料になり、使い込むほど負担が消える
デメリット
  • 年会費11,000円(税込)を無料にするには年間200万円という高いハードルがある
  • 最大値引きの10円/L引きを受けるには月10万円以上のショッピング利用が必要
  • 値引き対象はガソリン・軽油合計で月200Lまでと上限がある

apollostation THE GOLDは、ねびきプラスサービスが年会費無料で自動付帯するのが最大の特徴です。一般のapollostation cardでは年550円(税込)の登録が必要なこのサービスが標準で付くため、月間のショッピング利用が3万円を超えると1万円ごとに値引き単価が1円ずつ上がり、月10万円以上で最大10円/L引きに到達します。

月100L給油する家庭が10円/L引きを達成すると、値引きだけで月1,000円・年間12,000円となり、年会費11,000円を上回ります。さらにショッピング還元率1.0%、ロードサービス、国内空港ラウンジまで付くので、家計の支払いをこの1枚に集約できる人にとっては十分に元が取れる構成です。逆に給油量が月50Lを下回る人や、カード利用額が月3万円に届かない人は、年会費無料のapollostation cardにねびきプラスサービスを付ける形のほうが合理的でしょう。

7位 コスモ・ザ・カード・オーパス|コスモ石油の会員価格に加えて入会特典のキャッシュバックが大きい

コスモ・ザ・カード・オーパスのカード券面

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
対象のスタンド コスモ石油
給油の特典 ガソリン・軽油・灯油をカード会員価格で給油できる
値引き幅 各サービスステーションが設定する会員価格による
入会特典 新規入会とコスモSSPay登録などの条件達成で、燃料油代が最大400L・10円/Lキャッシュバック
ショッピング還元率 0.5%(WAON POINT)
イオンでの特典 毎月20日・30日のお客さま感謝デーは対象店舗で5%OFF
電子マネー WAON一体型を選べる
ETCカード 年会費・発行手数料ともに無料
発行会社 イオンフィナンシャルサービス
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な方
メリット
  • 年会費が永年無料で、コスモ石油の会員価格がいつでも適用される
  • 新規入会特典として最大400L・10円/Lのキャッシュバックが受けられ、初期の還元額が大きい
  • イオングループの対象店舗ではお客さま感謝デーに5%OFFになり、日常の買い物でも活躍する
  • WAON一体型を選べば、給油も買い物も1枚で完結する
  • ETCカードの年会費・発行手数料が無料
デメリット
  • 会員価格はサービスステーションごとに設定されるため、値引き額が事前に分かりにくい
  • ショッピング還元率は0.5%と控えめ
  • 入会特典のキャッシュバックには登録などの条件と期間があり、内容が変更されることがある

コスモ・ザ・カード・オーパスは、コスモ石油でカード会員価格による給油ができる年会費永年無料のカードです。他社の「一律2円/L引き」とは違い、値引き幅は各サービスステーションが設定するため、店舗によっては1リットルあたり数円の差がつくこともあります。まずは行きつけの店舗の会員価格を確認してから申し込むと失敗がありません。

魅力は入会特典のキャッシュバックです。新規入会とコスモSSPayの登録といった条件を満たすと、燃料油代が最大400L・10円/Lまでキャッシュバックされ、最大4,000円相当が戻ってきます。加えて毎月20日・30日のお客さま感謝デーにはイオングループの対象店舗で5%OFFになるので、コスモ石油とイオンの両方を使う家庭なら日常のあらゆる支払いで効いてきます。
※入会特典の内容・実施期間・適用条件は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

8位 ENEOSカード C|カード利用額に応じて最大7円/L引き、給油量が多い家庭向け

ENEOSカード Cのカード券面

年会費(税込) 1,375円(初年度無料)/家族カードは無料
対象のスタンド ENEOSサービスステーション
給油の特典 月のカード利用額に応じてガソリン・軽油が1〜7円/L引き
値引き単価の区分 1万円未満1円/1〜2万円未満2円/2〜5万円未満4円/5〜7万円未満5円/7万円以上7円
値引きの上限 本人会員・家族会員あわせて月150Lまで
灯油の特典 利用額にかかわらずいつでも1円/L引き
反映のタイミング 1か月目の利用額で値引き単価が決まり、3か月目の給油分の請求時に差し引かれる
ロードサービス ENEOSロードサービスが無料付帯
ETCカード 年会費無料
国際ブランド Visa/JCB
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で電話連絡が可能な方
メリット
  • 月7万円以上カードを使えばガソリン・軽油が7円/L引きになり、値引き型としては最大級
  • 本人会員と家族会員の利用額が合算されるため、夫婦で使うと上のランクに届きやすい
  • 灯油は利用額に関係なく常に1円/L引き
  • ロードサービスが無料付帯で、ENEOSカードのシリーズ共通の安心感がある
  • ETCカード・家族カードが年会費無料
デメリット
  • カード利用額が月1万円未満だと1円/L引きにとどまり、年会費に負ける可能性がある
  • 値引きが反映されるのは2か月後の請求なので、実感までタイムラグがある
  • 値引き対象は本人・家族合計で月150Lまでと上限がある

ENEOSカード Cは、月のカード利用額が増えるほど値引き単価が上がるキャッシュバック型です。1万円未満なら1円/L引きですが、2〜5万円未満で4円/L引き、7万円以上なら7円/L引きまで上がります。公共料金やスマホ代、保険料などをまとめて1枚に集約している家庭なら、7万円のラインは意外と現実的です。

注意したいのは反映のタイミングと上限です。1か月目のカード利用額に応じて値引き単価が決まり、実際に差し引かれるのは3か月目の給油分の請求時になります。入会後の当月と翌月のガソリン・軽油は一律2円/L引きで、利用額に応じた値引き単価が効き始めるのは3か月目からという点も押さえておきましょう。また値引き対象は本人会員と家族会員をあわせて月150Lまでです。逆に言えば、家族カードの利用額も合算されるので、夫婦それぞれの支払いを1枚のカードに寄せると値引き単価を上げやすくなります。月100L以上給油して、かつ生活費のほとんどをカード払いにしている家庭にとっては、値引き額がもっとも大きくなりやすい選択肢です。

9位 JCBカード W|年会費永年無料で還元率2倍、給油以外の支払いもまとめて高還元

JCBカード W

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
対象のスタンド 系列を問わずJCB加盟のスタンドで利用可能
ショッピング還元率 1.0%(一般のJCBカードの2倍)
ポイントプログラム J-POINT(2026年1月にOki Dokiポイントから移行)
ポイントの価値 1ポイント=最大1円相当
優待 J-POINTパートナーの対象店舗ではさらに還元率がアップ
旅行傷害保険 海外最高2,000万円(利用付帯)
ETCカード 入会初年度年会費無料
国際ブランド JCB
申込対象 18歳以上39歳以下(高校生を除く)で本人または配偶者に安定継続収入のある方

※事前にポイントアップ登録が必要です。
※利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。
■ETCカードの年会費(2026年11月〜)
プレミアムカード(ザ・クラス、プラチナ、ゴールド ザ・プレミア、ゴールド、ネクサス)の方は2年目以降も無料でご利用いただけます。
<上記以外の方>入会初年度:無料 2年目以降:ご利用状況に応じて無料
<無料となる条件>
※個人カード:前年1年間に「①ETCスルーカードのお支払いが1回以上ある方」または、前年1年間に「②ショッピング利用合計金額が50万円以上ある方」
※条件を満たさない場合は、1枚ごとに550円(税込)をご請求します。
※無料となるETCスルーカードの年会費は、カード発行会社が負担します。

メリット
  • 年会費が永年無料で、家族カードも無料のまま持てる
  • 還元率が一般のJCBカードの2倍になり、系列を問わずどのスタンドでも1.0%還元
  • J-POINTパートナーの対象店舗ではさらに還元率が上がる
  • 給油以外の支払いもまとめられるので、生活費全体の還元額が増えやすい
  • 39歳までに申し込めば、40歳を過ぎても年会費無料のまま使い続けられる
デメリット
  • 申し込めるのは18歳以上39歳以下に限られる
  • ガソリンスタンド専用の値引きはないため、系列を固定している人には元売り系カードのほうが有利
  • 国際ブランドがJCBのみで、海外では使える店舗が限られる場面がある

JCBカード Wは、年会費が永年無料でありながら還元率が一般のJCBカードの2倍になるカードです。ガソリンスタンド専用の値引き特典はありませんが、系列を問わずどのスタンドで給油しても1.0%が還元されるため、行き先によって入るスタンドが変わる人には扱いやすい設計です。通勤経路と休日のドライブで別々の系列を使う、といったケースでも取りこぼしがありません。

貯まったポイントはJ-POINTとして1ポイント=最大1円相当で使えます。給油だけでなく、食費・通信費・サブスクなど毎月の支払いをこの1枚にまとめれば、年間の還元額は給油分の何倍にもなります。申し込めるのは18歳以上39歳以下ですが、いったん発行すれば40歳を過ぎても年会費無料のまま継続できるので、30代のうちに作っておく価値のある1枚です。より還元率の高い組み合わせを探している人は、還元率の高いクレジットカードのランキングや、JCBカードのおすすめランキングもあわせて確認してみてください。

10位 リクルートカード|どのスタンドでも1.2%還元、系列にしばられたくない人に

リクルートカード

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
対象のスタンド 系列を問わず利用可能
ショッピング還元率 1.2%(業界最高水準)
ポイントの使い道 リクルートポイントはdポイントに等価交換でき、日常の支払いに使える
旅行傷害保険 海外最高2,000万円(全ブランド・利用付帯)/国内最高1,000万円(JCBのみ・利用付帯。Visa・Mastercardは対象外)
ショッピング保険 JCBは年間200万円まで、Visa・Mastercardは年間100万円まで
ETCカード JCBは発行手数料・年会費ともに無料/Visa・Mastercardは発行手数料1,100円(年会費は前年に1回以上利用があれば無料、なければ2年目以降550円)
ETC利用の還元 高速道路料金も1.2%還元の対象
国際ブランド JCB/Visa/Mastercard
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で本人または配偶者に安定収入のある方
メリット
  • 年会費永年無料でありながら還元率1.2%と、無料カードでは最高水準
  • 系列を問わずどのスタンドでも1.2%が付くため、行動範囲が広い人でも取りこぼしがない
  • 高速道路料金も1.2%還元の対象になり、遠出が多い人ほど得をする
  • リクルートポイントはdポイントに等価交換でき、使い道に困らない
  • JCBブランドを選べばETCカードの発行手数料・年会費が無料
デメリット
  • ガソリンスタンド専用のリッター単価の値引きはない
  • Visa・Mastercardを選ぶとETCカードの発行手数料1,100円(税込)がかかり、前年に利用がないと2年目以降は年会費550円(税込)も発生する
  • 電子マネーへのチャージは月3万円までしかポイント付与の対象にならない

リクルートカードは、年会費永年無料で還元率1.2%という数字だけを見ても十分に強い1枚です。ガソリンスタンド専用の値引きはありませんが、レギュラー170円/Lで換算すると1リットルあたり2.04円相当が戻る計算になり、年会費無料の値引き型カード(2円/L引き)とほぼ同等の還元を、系列を問わずどこでも受けられます。

出張やレジャーで各地を走る人、近所に複数の系列が混在していて給油先が固定できない人には、この「どこでも同じ」という性質が効いてきます。高速道路料金も1.2%還元の対象なので、遠出が多い家庭ほど差が広がります。ETCカードを無料で作りたい場合はJCBブランドを選ぶのがおすすめです。

11位 JAカード|JA-SS・ホクレンSSで2円/L引き、直売所の割引もうれしい

JAカードのカード券面

年会費(税込) 本人会員1,375円・家族会員440円(初年度無料)
年会費が無料になる条件 当年度のショッピング利用12万円以上、または電気代・携帯電話代の支払いに登録して利用
対象のスタンド JA-SS・ホクレンSS
給油の特典 ガソリンが2円/L引き
直売所の特典 JA直売所・ファーマーズマーケットでの買い物が5%引き
その他のJA施設 2%のポイントアップ
ETCカード 新規発行手数料・年会費ともに無料
発行会社 三菱UFJニコス
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB
申込対象 18歳以上(高校生を除く)で安定した収入のある方
メリット
  • JA-SS・ホクレンSSでの給油が2円/L引きになり、地方在住のドライバーに使いやすい
  • JA直売所・ファーマーズマーケットでの買い物が5%引きで、食費の節約にもつながる
  • 電気代や携帯電話代の支払いに登録するだけで翌年度以降の年会費が無料になる
  • ETCカードは新規発行手数料・年会費ともに無料
  • キャッシュカード一体型を選べば、財布の中のカードを減らせる
デメリット
  • 値引きが受けられるのはJA-SS・ホクレンSSに限られ、都市部では対象店舗が少ない
  • 条件を満たさない年は本人会員1,375円(税込)の年会費がかかる
  • ENEOSやapollostationの系列カードと比べると値引きの上乗せ制度がない

JAカードは、JA-SS・ホクレンSSでの給油が2円/L引きになるカードです。JA-SSは全国の農村部や郊外に幅広く展開しているため、都市部よりも地方に住んでいる人にとって身近な選択肢になります。値引き単価は他の系列カードと同水準ですが、年会費の無料条件が緩いのが特徴です。

年会費は初年度無料で、2年目以降も当年度のショッピング利用が12万円以上、または電気代・携帯電話代の支払いをこのカードに登録して利用すれば無料になります。電気代を登録するだけで条件を満たせるので、実質無料で持ち続けるのは難しくありません。さらにJA直売所やファーマーズマーケットでの買い物が5%引きになるため、新鮮な野菜を直売所で買う習慣がある家庭では、給油以外の節約額のほうが大きくなることもあります。

12位 apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード|最上位クラスの値引きと旅行特典を両立

apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードのカード券面

年会費(税込) 22,000円(年間300万円以上のショッピング利用で翌年度無料)
対象のスタンド apollostation(旧出光・シェル)
給油の特典 ガソリン・軽油2円/L引き、灯油1円/L引き
ねびきプラスサービス 年会費無料で自動付帯し、月10万円以上の利用で最大10円/L引き
値引きの上限 ガソリン・軽油合計で月200Lまで
ショッピング還元率 1.2%(1,000円につき12ポイント)※apollostationでの給油分はポイント付与の対象外
ロードサービス 出光スーパーロードサービスが無料で自動付帯
プライオリティ・パス 無料付帯(無料利用は年5回まで)
旅行傷害保険 海外最高1億円(自動付帯)/国内最高5,000万円(利用付帯)
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
申込対象 25歳以上で安定した収入のある方
メリット
  • ねびきプラスサービスが無料で自動付帯し、最大10円/L引きまで伸ばせる
  • ショッピング還元率が1.2%と、プラチナクラスとしては高い水準
  • 出光スーパーロードサービスが無料自動付帯で、レンタカーや帰宅費用のサポートまで受けられる
  • プライオリティ・パスが付帯し、世界の空港ラウンジを利用できる
  • 海外旅行傷害保険は最高1億円の自動付帯で、旅行代金を別のカードで払っても補償される
デメリット
  • 年会費22,000円(税込)と高額で、無料化には年間300万円の利用が必要
  • apollostationでの給油分はポイント付与の対象外になる
  • 申し込めるのは25歳以上に限られ、国際ブランドもアメリカン・エキスプレスのみ
  • プライオリティ・パスの無料利用は年5回までで、超える分は有料になる

apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードは、給油の値引きとプラチナクラスの旅行特典を1枚にまとめたカードです。ねびきプラスサービスが年会費無料で自動付帯するため、月間のショッピング利用が10万円以上あればガソリン・軽油が最大10円/L引きになります。値引き対象は月200Lまでなので、月100L給油する家庭なら値引きだけで年間12,000円相当です。

ただし年会費は22,000円(税込)と高額で、無料化の条件は年間300万円の利用と決して低くありません。給油の値引きだけで元を取るのは現実的ではなく、プライオリティ・パスやロードサービス、海外最高1億円の自動付帯保険まで含めて価値を判断する必要があります。出張や旅行が多く、日常の支払いも高額な人向けの1枚です。同じ価格帯のカードと迷っている人は、プラチナカードおすすめランキングで年会費に対する特典のバランスを見比べてみるとよいでしょう。

ENEOS・apollostation・コスモ石油・JA-SS 系列別に見るおすすめカード早見表

ガソリンカードは系列で選ぶのが基本です。ここでは主要4系列について、どのカードを選べば値引きが最大になるかを整理しました。まずは早見表で全体像をつかんでください。

系列 最有力のカード 年会費(税込) 受けられる特典 こんな人におすすめ
ENEOS ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
1,375円(初年度無料) 最大3%ポイント還元+ロードサービス 月40L以上給油し、ENEOSに固定している人
ENEOS(少量給油) ENEOSカード Sのカード券面
ENEOSカード S
年1回利用で無料 ガソリン・軽油2円/L引き+ロードサービス 月40L未満で年会費をかけたくない人
apollostation apollostation card
apollostation card
永年無料 ガソリン・軽油2円/L引き(ねびきプラスで最大10円/L引き) 年会費0円で確実に値引きを受けたい人
コスモ石油 コスモ・ザ・カード・オーパスのカード券面
コスモ・ザ・カード・オーパス
永年無料 会員価格での給油+イオンで5%OFF コスモ石油とイオンの両方を使う人
JA-SS・ホクレンSS JAカードのカード券面
JAカード
条件達成で無料 2円/L引き+JA直売所5%引き 地方在住でJAの施設をよく使う人
系列を固定しない リクルートカード
リクルートカード
永年無料 どこでも還元率1.2% 出張や旅行で給油先が変わる人

ENEOSで給油する人におすすめのカード

ENEOSは国内最大手の石油元売りブランドで、選べるカードもC・P・Sの3種類が用意されています。月40L以上給油するならポイント還元型のENEOSカード Pが有力です。ガソリン価格が高い局面では、3%還元が2円/L引きを上回るためです。

ENEOSカード Pのカード券面

ENEOSでの還元 利用1,000円につき30ポイント(最大3%相当)
170円/Lでの実質値引き 1リットルあたり約5.1円相当
年会費(税込) 1,375円(初年度無料)
損益分岐点 月あたり約23L(年間約270L)の給油
ロードサービス ENEOSロードサービスが無料付帯
ポイントの使い道 1,000ポイント=1,000円分としてキャッシュバック
メリット
  • ガソリン価格が高いほど還元額が増えるため、170円前後の相場では値引き型を上回る
  • 年会費1,375円は月23L程度の給油で回収でき、通勤で車を使う人なら無理なくペイできる
  • ENEOSロードサービスが無料付帯し、遠出のときも安心できる
デメリット
  • 月の給油量が20Lを下回る人は年会費に負けるため、ENEOSカード Sのほうが向く
  • ENEOS以外での還元率は0.6%相当と低い

給油量が月40Lを下回る場合や、値引き額を毎回はっきり把握したい場合は、年1回の利用で年会費が無料になるENEOSカード Sを選んだほうが確実です。一方、生活費のほとんどをカード払いにしていて月7万円以上の利用がある家庭なら、最大7円/L引きになるENEOSカード Cが最も値引き額が大きくなります。

apollostation(旧出光・シェル)で給油する人におすすめのカード

出光とシェルのブランドが統合されたapollostationでは、年会費永年無料のapollostation cardが基準になります。年会費がかからないため、給油量が少なくても確実にプラスになるのが最大の強みです。

apollostation card

apollostationでの値引き ガソリン・軽油2円/L引き、灯油1円/L引き
入会後1か月の値引き ガソリン・軽油5円/L引き、灯油3円/L引き
年会費(税込) 永年無料
値引きの上乗せ ねびきプラスサービス(年550円)で最大10円/L引き(ねびきプラス150コース)
値引きの上限 通常は各月300Lまで/ねびきプラス150適用時はガソリン+軽油合計で月150Lまで
クイック決済 DrivePayに登録すればかざすだけで給油できる
メリット
  • 年会費が永年無料なので、月20Lの給油でも必ず得をする
  • ねびきプラスサービスを追加すれば、年550円で最大10円/L引きまで伸ばせる
  • 灯油も値引き対象で、冬場の暖房費まで下げられる
デメリット
  • ショッピング還元率0.5%はメインカードとしては低め
  • ロードサービスは年825円(税込)のオプション扱い

カード利用額が月10万円を超えていて、空港ラウンジやロードサービスも欲しいなら、ねびきプラスサービスが無料で付くapollostation THE GOLDにランクを上げる選択肢もあります。まずは年会費無料のapollostation cardで値引きを実感し、カード利用額が増えてきたら上位カードに切り替えるという進め方が失敗しにくいでしょう。

コスモ石油で給油する人におすすめのカード

コスモ石油は「カード会員価格」という独自の仕組みを採用しており、コスモ・ザ・カード・オーパスを提示して給油すると店頭表示価格より安い会員価格が適用されます。値引き幅は一律ではなく各サービスステーションが設定するため、行きつけの店舗の価格を確認しておくのがポイントです。

コスモ・ザ・カード・オーパスのカード券面

コスモ石油での特典 ガソリン・軽油・灯油をカード会員価格で給油できる
値引き幅 各サービスステーションが設定する会員価格による
年会費(税込) 永年無料
入会特典 条件達成で燃料油代が最大400L・10円/Lキャッシュバック
イオンでの特典 毎月20日・30日のお客さま感謝デーに対象店舗で5%OFF
クイック決済 コスモSSPayに登録すればアプリで給油が完結する
メリット
  • 年会費永年無料で、給油量が少ない人でもコストがかからない
  • 入会特典のキャッシュバックが最大4,000円相当と大きく、初年度の還元額で他社を上回る
  • イオングループの買い物でも割引が効き、車以外の生活費まで下げられる
デメリット
  • 会員価格は店舗ごとに異なるため、値引き額を事前に計算しにくい
  • ENEOSや出光のような「利用額に応じた値引きの上乗せ」制度がない

コスモ石油をよく使い、さらに買い物もイオングループが中心という家庭であれば、給油と食費の両方に効く数少ない1枚です。WAON一体型を選べば財布の中のカードも減らせます。
※入会特典の内容・実施期間・適用条件は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

JA-SSやその他のスタンドを使う人におすすめのカード

農村部や郊外で生活している人にとって身近なのがJA-SSです。JAカードならJA-SS・ホクレンSSでの給油が2円/L引きになり、さらにJA直売所での買い物も5%引きになります。

JAカードのカード券面

JA-SSでの値引き ガソリンが2円/L引き
直売所の特典 JA直売所・ファーマーズマーケットで5%引き
年会費(税込) 本人会員1,375円(初年度無料)
年会費が無料になる条件 ショッピング利用12万円以上、または電気代・携帯電話代の支払いに登録して利用
ETCカード 新規発行手数料・年会費ともに無料
発行会社 三菱UFJニコス
メリット
  • 電気代の支払いを登録するだけで翌年度以降の年会費が無料になり、維持コストがほぼゼロ
  • 給油の値引きに加えて直売所5%引きがあり、食費の節約効果も見込める
  • ETCカードを無料で追加でき、遠出の多い地方在住者に向いている
デメリット
  • 都市部ではJA-SSの店舗数が少なく、値引きの機会が限られる
  • 利用額に応じた値引きの上乗せ制度がない

近所にJA-SSがない、あるいは出張などで給油先が毎回変わるという人は、系列にしばられないリクルートカードやJCBカード Wを選んだほうが取りこぼしがありません。系列カードは「同じ店に通う人ほど強い」という性質を持つので、自分の行動範囲と照らして選ぶことが何より大切です。

月の給油量別に年間の節約額をシミュレーション

「結局、自分はどのカードでいくら得をするのか」を知るには、実際の給油量で計算してみるのがいちばんです。ここではレギュラー170円/Lを前提に、月の給油量ごとの年間節約額を試算しました。年会費を差し引いた手取りベースで比べています。

月30Lのライトドライバーは年会費無料の値引き型が有利

週末しか車に乗らない、通勤は電車という人は月30L(年間360L)程度が目安です。年間のガソリン代は約61,200円になります。

カード 特典 年間の還元額 年会費を引いた手取り
apollostation card
apollostation card
2円/L引き 720円 720円
ENEOSカード Sのカード券面
ENEOSカード S
2円/L引き 720円 720円(年1回利用で年会費無料)
リクルートカード
リクルートカード
1.2%還元 約734円相当 約734円相当
ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
最大3%還元 約1,836円相当 約461円相当(年会費1,375円)

この給油量では、年会費のかからないカードが素直に強いという結果になります。ENEOSカード Pは還元額そのものは大きいものの、年会費1,375円を引くと手取りは500円を切ってしまいます。年会費無料のapollostation cardやENEOSカード S、あるいはどこでも1.2%のリクルートカードを選び、余計なコストをかけないのが正解です。

給油量が少ない人ほど「給油以外の支払いでどれだけ還元されるか」が効いてきます。月30Lなら年間の還元額はどのカードでも1,000円前後にとどまるので、食費や通信費までまとめられる高還元カードのほうが、家計全体では大きな差を生みます。

月60Lの通勤ドライバーはポイント還元型で差がつく

毎日車で通勤している人の平均的な給油量が月60L(年間720L)です。年間のガソリン代は約122,400円になります。

カード 特典 年間の還元額 年会費を引いた手取り
ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
最大3%還元 約3,672円相当 約2,297円相当
ENEOSカード Cのカード券面
ENEOSカード C
月3万円利用で4円/L引き 2,880円 1,505円
リクルートカード
リクルートカード
1.2%還元 約1,469円相当 約1,469円相当
apollostation card
apollostation card
2円/L引き 1,440円 1,440円

月60Lを超えると、ポイント還元型が値引き型を明確に上回ります。ENEOSカード Pなら年会費1,375円を払っても手取りは約2,297円相当で、年会費無料の値引き型カードより1.5倍以上おトクです。ガソリン単価が170円と高い水準にあることが、3%還元の価値を押し上げています。

ただしこれはENEOSで給油を固定できる場合の話です。系列がばらつくならリクルートカードのほうが安定します。また、apollostation cardにねびきプラスサービス(年550円)を付け、月3万円以上のショッピング利用で3円/L引きにできれば、720L×3円=2,160円から年会費550円を引いて約1,610円となり、値引き型でも差を詰められます。

月100L以上のヘビーユーザーはゴールドの値引き上限まで使い切れる

営業車として使っている人や、片道1時間以上を毎日運転する人は月100L(年間1,200L)を超えます。年間のガソリン代は約204,000円です。

カード 前提条件 年間の還元額 年会費を引いた手取り
apollostation card
apollostation card+ねびきプラス
月10万円のショッピング利用で10円/L引き 12,000円 11,450円(年550円)
ENEOSカード Cのカード券面
ENEOSカード C
月7万円のカード利用で7円/L引き 8,400円 7,025円
ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
ENEOSで給油を固定 約6,120円相当 約4,745円相当
apollostation THE GOLDのカード券面
apollostation THE GOLD
月10万円のショッピング利用で10円/L引き 12,000円 1,000円(年会費11,000円)

この試算でいちばん手取りが大きいのは、年会費無料のapollostation cardに年550円のねびきプラスサービスを付けた組み合わせです。ゴールドカードと同じ10円/L引きを、年会費11,000円ではなく550円で実現できるため、給油の値引きだけを目的にするならゴールドを選ぶ必要はありません。ただし値引きの対象量には差があり、一般カードのねびきプラス150はガソリン・軽油合計で月150Lまで、apollostation THE GOLDは月200Lまでです。月150Lを超えて給油する人だけは、ゴールドのほうが値引き総額で上回ります。

ではapollostation THE GOLDに意味がないかというと、そうではありません。ショッピング還元率が0.5%から1.0%に上がるため、月10万円の利用なら年間で6,000円分の差が生まれます。さらにロードサービスの無料付帯と空港ラウンジを加えると、実質的な価値は年会費を上回ります。年間200万円以上使う人なら翌年度の年会費も無料になるので、カード利用額が多い人ほどゴールドが効いてきます。

ハイオク・軽油・灯油を買う人は節約額がどう変わる?

同じカードでも、入れる燃料によっておトク度は変わります。ポイント還元型は単価に比例するため単価が高いハイオクで有利になり、値引き型は単価に関係なく一定額が引かれるため、単価が下がった軽油で相対的に強くなります。

燃料 値引き型(2円/L引き) ポイント還元型(3%還元) どちらが有利か
レギュラー(約170円/L) 2.0円/L 約5.1円/L相当 ポイント還元型
ハイオク(約181円/L) 2.0円/L 約5.4円/L相当 ポイント還元型
軽油(約159円/L) 2.0円/L 約4.8円/L相当 ポイント還元型(差は縮まる)
灯油 1.0円/L引き ENEOSでの利用としてポイント対象 使う量による

軽油は2026年4月1日に軽油引取税の暫定税率(約17.1円/L)が廃止され、2026年10月時点の全国平均は159円前後とレギュラーより10円ほど安い水準です。ディーゼル車に乗っている人は燃料単価が安いぶんポイント還元型の恩恵も小さくなるので、年会費無料の値引き型カードを選んで確実にコストを抑えるほうが手堅い選択になります。

灯油をよく買う家庭も見落とせません。apollostation cardとENEOSカード S・Cは灯油も1円/L引きの対象です。ひと冬に400L使う家庭なら400円の値引きになり、金額としては小さいものの、暖房費まで自動で下がるのは寒冷地では地味に効いてきます。

値引きとポイントを両取りする2枚持ちの組み合わせ

ガソリンカードは1枚に絞る必要はありません。系列カードで値引きを受けつつ、それ以外の支払いを高還元カードに寄せるという2枚持ちにすれば、給油も生活費も取りこぼしなく還元を受けられます。

系列カードと高還元カードを使い分ける基本パターン

2枚持ちの考え方はシンプルです。給油だけを系列カードに、それ以外の支払いをすべて高還元カードに集約します。ただしENEOSカード Cやapollostationのねびきプラスサービスのようにカードそのものの利用額で値引き単価が決まるタイプは、支払いを分散させると値引きが下がってしまうので注意が必要です。

組み合わせ 給油用 日常用 向いている人
王道パターン apollostation card
apollostation card
リクルートカード
リクルートカード
年会費0円で給油2円/L引きと日常1.2%を両取りしたい人
ENEOS集中パターン ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
楽天カード
楽天カード
ENEOSで給油を固定でき、日常の支払いもまとめてポイントを貯めたい人
ドコモパターン dカード GOLD
dカード GOLD
dカード GOLD
dカード GOLDに集約
ドコモ回線を使っていて、給油先を1系列に固定していない人
値引き最大化パターン apollostation card
apollostation card+ねびきプラスサービスに支払いを集約
月10万円以上をカード払いにできる人

もっとも汎用性が高いのは王道パターンです。apollostation cardで給油を2円/L引きにしつつ、食費・通信費・サブスクをリクルートカードの1.2%還元に寄せれば、どちらも年会費無料のまま年間1万円以上の還元も狙えます。

反対に、値引き単価が利用額で決まるカードを選んだ場合は集約が最適解です。apollostation cardにねびきプラスサービスを付けた場合、支払いを分散させると月10万円のラインに届かず、値引き単価が下がってしまいます。2枚持ちの効果は「カードの仕組み」で変わることを覚えておいてください。カードの組み合わせ方をもっと詳しく知りたい人は、クレジットカードのおすすめの2枚を解説した記事も参考になります。

EneKeyやDrivePayなどクイック決済と組み合わせる

給油をもっとラクにするなら、キーホルダー型のクイック決済がおすすめです。ENEOSのEneKey(エネキー)とapollostationのDrivePay(ドライブペイ)が代表的で、どちらも発行手数料・年会費は無料です。

サービス 対応系列 費用 できること
EneKey ENEOS 発行手数料・年会費とも無料 登録したクレジットカードで、給油機にかざすだけで支払いが完了する
DrivePay apollostation 発行手数料・年会費とも無料 カードを出さずに給油でき、値引きもそのまま適用される
コスモSSPay コスモ石油 アプリの利用は無料 スマホアプリで給油から支払いまで完結する

登録は各サービスステーションの店頭で5分ほどで完了します。クイック決済に登録しても、カードの値引きやポイント還元はそのまま適用されるのがポイントです。財布からカードを取り出す手間がなくなるうえ、カードを給油機に挿し忘れて値引きを取りこぼす事故も防げます。

なお、EneKeyは一般のクレジットカードを登録した場合、Vポイント・楽天ポイント・dポイントのいずれか1つを連携できます。ENEOSカードを登録するときは値引きやポイントが本来の条件で適用されるので、どちらが得かを一度確認してから登録するとよいでしょう。

ポイントカード提示やアプリクーポンを重ねてさらに安くする

支払いのカードを工夫するだけでなく、提示・クーポン・決済の3段重ねを意識すると、同じ給油でもさらに単価が下がります。

重ねる要素 具体例 おおよその効果
ポイントカードの提示 ENEOSで楽天ポイントカードを提示 給油2Lにつき1ポイント
公式アプリのクーポン 各系列の公式アプリで配信される値引きクーポン 1〜3円/L引き(配信状況による)
クレジットカード決済 系列カードの値引き、または高還元カードのポイント 2円/L引き、または1.0〜1.2%還元

たとえばENEOSで楽天ポイントカードを提示し、公式アプリのクーポンを使い、支払いを楽天カードにすれば、提示分・クーポン分・カード決済分の3つが同時に効きます。それぞれは小さくても、合計すると1リットルあたり4〜5円相当の差になることも珍しくありません。

ただし、系列カードの値引きとアプリクーポンは併用できない場合があります。「クーポン利用時は会員価格の対象外」といった条件が付いていることがあるので、レシートで実際に値引きが反映されているかを一度確認しておくと安心です。仕組みを理解したうえで、自分の給油パターンでいちばん安くなる組み合わせを見つけましょう。

ガソリンカードを持つメリット

ガソリンカードの価値は値引き額だけではありません。手間が減る、トラブルに備えられる、家計が見える化されるといった副次的なメリットも合わせて考えると、持たない理由のほうが見つけにくくなります。

給油のたびに手続きなしで自動的に安くなる

節約術の多くは「続けるのが大変」という壁にぶつかります。アプリを開いてクーポンを取得する、レシートを撮影して応募する、といった手間は最初の1か月で面倒になり、気づけばやめてしまうものです。

その点、ガソリンカードはカードを差し込むだけで値引きやポイントが自動的に適用されます。エントリー手続きも、条件達成の確認も要りません。1回あたりの節約額は数十円から数百円と小さくても、年間で見れば確実に積み上がるのが強みです。

さらにEneKeyやDrivePayに登録すれば、カードを取り出す動作すら不要になります。「何もしなくても安くなる」状態をつくれるかどうかが、節約を続けられるかどうかの分かれ目です。

ロードサービス付きなら万一のトラブルにも備えられる

ENEOSカードのC・P・Sや出光のゴールド以上のカードには、ロードサービスが無料で付帯します。バッテリー上がり、キー閉じ込み、パンク時のスペアタイヤ交換、燃料切れなど、日常的に起こりやすいトラブルに対応してもらえます。

ロードサービス単体で加入すると年間4,000円前後の費用がかかります。年会費1,375円のENEOSカード Sなら、給油の値引きとロードサービスの両方が手に入るうえ、年1回の利用で年会費も無料になるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

ただし、すでに任意保険や自動車メーカーの会員サービスにロードサービスが含まれている場合は補償が重複します。まずは加入中の保険証券を確認し、レッカーの無料けん引距離や年間の利用回数がどうなっているかを比べてから判断しましょう。

明細で燃料費が見えるので家計管理がラクになる

現金で給油していると、月にいくら燃料費を使ったのかを把握するのは意外と難しいものです。レシートをためておく習慣がないと、気づいたときには「なんとなく高い気がする」で終わってしまいます。

カード払いにすれば、Web明細やアプリで月ごと・年ごとの燃料費が自動的に集計されます。家計簿アプリと連携させれば入力の手間もかかりません。自分の家庭の燃料費が平均と比べて多いのか少ないのかを知りたいときは、総務省統計局の家計調査で世帯あたりのガソリン支出を確認すると、見直しの目安になります。ガソリン価格が上がったときにどれだけ負担が増えたのかも数字で分かるので、車の使い方を見直すきっかけにもなります。

個人事業主や法人で社用車を使っている場合は、この見える化がさらに重要です。経費計上の根拠として明細がそのまま使えるため、確定申告や経費精算の手間が大きく減ります。

ETCカードや家族カードでカーライフ全体の支出が下がる

ガソリンカードの多くは、ETCカードを年会費無料で追加できます。高速道路料金もカードのポイント還元の対象になるので、遠出が多い人ほど恩恵が大きくなります。リクルートカードなら高速道路料金も1.2%還元です。ETC側の条件で比べたい場合は、ETCカードおすすめランキングで年会費と発行手数料をまとめています。

家族カードも見逃せません。ENEOSカード Cのように本人会員と家族会員の利用額が合算されるタイプなら、夫婦で使うだけで値引き単価のランクが上がります。年会費が無料の家族カードを発行しておけば、追加コストなしで値引き額を増やせる計算です。

さらに、洗車・オイル交換・車検といったカーメンテナンス商品が優遇されるカードもあります。ENEOSカード Sはカーメンテ商品の利用1,000円につき20ポイントが貯まる仕組みで、給油以外のカーライフ全体の支出を下げられるのが特徴です。

申し込む前に知っておきたいガソリンカードの落とし穴

いいことばかりに見えるガソリンカードですが、条件を読み違えると「思ったより安くならなかった」となりがちです。申し込む前に、次の3点は必ず確認しておきましょう。

系列以外のスタンドではほとんど割引が効かない

いちばん多い失敗が系列のミスマッチです。ENEOSカードをapollostationで使っても、値引きもENEOS向けの高還元も一切適用されず、一般のクレジットカード払いと同じ扱いになります。

引っ越しや転職で通勤経路が変わると、これまで使っていた系列のスタンドが近くになくなることもあります。生活が変わったタイミングでカードを見直すという発想を持っておくと、無駄な年会費を払い続けずに済みます。

系列を固定できるか自信がない人は、最初からリクルートカードやJCBカード Wのような、系列に依存しない高還元カードを選ぶほうが安全です。どこで給油しても同じ還元率が付くため、行動範囲が変わっても損をしません。

年会費や値引き上限のせいで思ったほど得しないことがある

「最大10円/L引き」といった数字は、あくまで条件をすべて満たしたときの上限値です。ねびきプラスサービスで10円/L引きを受けるには月10万円以上のショッピング利用が必要ですし、ENEOSカード Cの7円/L引きにも月7万円以上の利用という条件が付きます。

値引きの上限リットル数も見落としがちです。ENEOSカード Cは本人・家族合計で月150Lまで、ねびきプラスサービスはガソリン・軽油合計でコースごとに月100L/150L(apollostation THE GOLD・THE PLATINUMは月200L)までが対象です。それを超えた分は通常価格になるので、業務で大量に給油する人は上限に届いていないかを確認してください。

年会費についても、「初年度無料」と「永年無料」はまったく別物です。初年度無料のカードは2年目から自動的に年会費が発生します。給油量が少ない人は、無条件で永年無料のカードを選ぶほうが確実です。

値引き対象外の店舗や支払い方法が意外とある

同じ看板を掲げていても、一部の店舗は運営会社が異なり特典の対象外になっていることがあります。高速道路のサービスエリア内のスタンドや、特定の業務提携店では値引きが適用されないケースもあるため、いつも使う店舗が対象かどうかを公式サイトの店舗検索で調べておくと安心です。

支払い方法にも注意が必要です。プリペイド式のカードや商品券での支払い、法人契約の掛売りなどは値引きの対象外になることがあります。また、クレジットカードから電子マネーにチャージして支払う方法では、値引きが適用されないうえチャージ分のポイントも付かないことが多いので避けたほうが無難です。

万一、値引きが反映されていないと感じたら、まずは請求明細を確認しましょう。値引き型のカードは店頭表示価格で決済され、後日の請求時に差し引かれる方式が主流です。レシートに値引きが載っていないからといって、すぐに適用漏れとは限りません。それでも不明な点があれば、カード会社の窓口に問い合わせて確認するのが確実です。クレジットカードの利用明細は毎月チェックする習慣をつけておくと、身に覚えのない請求にも早く気づけます。

目的別に選ぶおすすめのガソリンカード

ここまで系列と給油量で見てきましたが、「年会費は絶対に払いたくない」「社用車の給油をまとめたい」といった目的から選びたい人もいるはずです。ニーズ別に最適な1枚を挙げていきます。

年会費を1円もかけたくない人向け

年会費を1円も払いたくないなら、系列に縛られず年会費永年無料で還元率1.2%のリクルートカードがもっとも扱いやすい選択肢です。給油専用の値引きはありませんが、レギュラー170円/Lなら1リットルあたり2.04円相当が戻る計算になり、2円/L引きの値引き型カードと同等の水準を、どの系列でも受けられます。

リクルートカード

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
給油時の実質還元 170円/Lで約2.04円/L相当(還元率1.2%)
対象のスタンド 系列を問わず全国のスタンドで同じ還元率
ETCカード JCBは発行手数料・年会費とも無料
維持のための条件 なし(利用がない年でも年会費は発生しない)
ポイントの使い道 dポイントに等価交換して日常の支払いに利用できる
メリット
  • 年会費が無条件で永年無料なので、給油量が少ない月が続いてもコストがゼロ
  • 系列を問わず1.2%還元で、値引き型カードと同水準の実質値引きになる
  • ETCカードもJCBブランドなら無料で追加でき、高速道路料金まで1.2%還元
デメリット
  • ガソリンスタンド専用の値引きがないため、系列を固定できる人には元売り系が有利
  • Visa・Mastercardを選ぶとETCカードの発行手数料1,100円(税込)がかかる

系列を1つに固定できる人なら、同じく年会費永年無料のapollostation cardや、年1回の利用で無料になるENEOSカード Sも候補になります。「無料」という条件が同じなら、あとは自分がどこで給油しているかだけで決めて構いません。

ロードサービスを重視する人向け

任意保険をネット型の安いプランにしている人や、走行距離の長い中古車に乗っている人には、ロードサービスが無料付帯するENEOSカード Sがおすすめです。年1回の利用で年会費が無料になるため、実質0円でロードサービスまで手に入ります。

ENEOSカード Sのカード券面

年会費(税込) 1,375円(初年度無料。年1回以上の利用で翌年度も無料)
ロードサービス ENEOSロードサービスが無料付帯
対応するトラブル バッテリー上がり、キー閉じ込み、パンク時のタイヤ交換、燃料切れなど
給油の特典 ガソリン・軽油2円/L引き、灯油1円/L引き
単体加入との比較 ロードサービス単体の加入は年間4,000円前後が目安
家族カード・ETCカード いずれも年会費無料
メリット
  • 年1回の利用で年会費が無料になり、実質0円でロードサービスが付いてくる
  • 給油の値引きが2円/L固定で分かりやすく、給油量に左右されない
  • 家族カードも年会費無料なので、夫婦それぞれの車に備えられる
デメリット
  • ロードサービスが使えるのはENEOSカードの会員だけで、他系列では代替できない
  • ENEOS以外での還元率は0.6%相当と低め

すでに任意保険に手厚いロードサービスが付いている場合は、補償が重複します。レッカーの無料けん引距離と年間の利用回数を保険証券で確認し、足りない部分を補う目的で選ぶのが賢い使い方です。給油量が多くポイント重視で選びたい人は、同じくロードサービスが付くENEOSカード Pを検討してもよいでしょう。

法人・個人事業主で社用車の給油をまとめたい人向け

社用車の給油を経費として管理したいなら、年会費永年無料の三井住友カード ビジネスオーナーズが使いやすい選択肢です。従業員用の追加カードを発行して支払いを1つにまとめられるため、立替精算の手間がなくなり、明細がそのまま経費の根拠として使えます。

三井住友カード ビジネスオーナーズ

年会費(税込) 永年無料
追加カード 年会費永年無料で複数枚まで発行できる
ショッピング還元率 0.5%(対象の個人カードとの2枚持ちなど、条件達成でポイントアップ)
ETCカード 初年度年会費無料(前年に1回以上の利用で翌年度も無料。未利用の場合は550円)
登記簿謄本・決算書 申し込み時の提出は不要
経費管理 Web明細で燃料費・高速代を月ごとに集計できる
メリット
  • 年会費が永年無料で、追加カードも無料なので社用車が複数台でもコストが増えない
  • 給油と高速道路料金を1つの明細にまとめられ、経費精算と確定申告がラクになる
  • 登記簿謄本や決算書の提出が不要で、開業したばかりでも申し込みやすい
デメリット
  • ガソリンスタンド専用の値引きはなく、基本還元率も0.5%と控えめ
  • 還元率を上げるには対象の個人カードとの2枚持ちなど、条件を満たす必要がある

給油の値引きそのものを重視するなら、社用車の給油を系列に固定したうえでapollostation cardやENEOSカード Cを併用する方法もあります。経費管理はビジネスカード、給油の値引きは系列カード、と役割を分けるのが実務的です。法人向けの選択肢をもっと比べたい人は、法人クレジットカードのおすすめランキングもあわせてご覧ください。

学生や初めてクレジットカードを作る人向け

初めての1枚なら、年会費永年無料で還元率が一般のJCBカードの2倍になるJCBカード Wが扱いやすい選択肢です。18歳以上39歳以下が対象で、系列を問わずどのスタンドで給油しても同じ還元が受けられます。

JCBカード W

年会費(税込) 永年無料(家族カードも無料)
申込対象 18歳以上39歳以下(高校生を除く)で本人または配偶者に安定継続収入のある方
ショッピング還元率 1.0%(一般のJCBカードの2倍)
給油時の実質還元 170円/Lで約1.7円/L相当
ポイント J-POINT(1ポイント=最大1円相当)
40歳以降 39歳までに入会すれば年会費無料のまま継続できる

※事前にポイントアップ登録が必要です。
※利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。

メリット
  • 年会費が永年無料で、学生でも維持費の心配がない
  • 系列を問わず1.0%還元なので、実家に帰省するときなど給油先が変わっても損をしない
  • 給油以外の支払いもまとめれば、生活費全体の還元額が増える
デメリット
  • 申し込めるのは18歳以上39歳以下に限られる
  • ガソリンスタンド専用の値引きはない
  • 国際ブランドがJCBのみで、海外では使える店舗が限られる場面がある

初めてカードを持つときは、還元率よりも使いすぎない仕組みをつくることのほうが大切です。国民生活センターも18歳から成人になったことを踏まえたクレジットカードの使い方について注意を呼びかけており、利用可能枠を必要な額に抑える、利用明細を毎月確認する、支払いは一括払いを基本にする、といった基本を押さえておくと安心です。

ガソリンカードの申し込みから使い始めるまでの流れ

申し込みそのものは10分ほどで終わります。ただし、書類の不備や入力ミスがあると審査に時間がかかるので、事前に必要なものをそろえておきましょう。

申し込みに必要なものと入力のコツ

オンライン申し込みでは、次の3つを手元に用意しておくとスムーズです。

必要なもの 具体例 注意点
本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど 記載の住所が現住所と一致していること
引き落とし用の口座情報 キャッシュカードまたは通帳 オンライン口座振替なら印鑑不要で手続きが早い
勤務先の情報 会社名・所在地・電話番号・勤続年数 正式名称で入力する(略称は避ける)

入力で気をつけたいのは年収や勤続年数を正確に書くことです。よく見せようとして事実と異なる内容を書くと、確認の連絡が入って手続きが長引くだけでなく、発行できなくなることもあります。他社からの借入がある場合も、正直に申告してください。

また、キャッシング枠を0円にしておくと手続きが早く進む傾向があります。キャッシングを申し込むと収入証明書の提出を求められる場合があるためです。給油の値引き目的なら、ショッピング枠だけで十分です。クレジットカードの基本的な仕組みや契約時の確認点は、一般社団法人日本クレジット協会のクレジットの基礎知識にまとまっているので、初めての人は一度目を通しておくと理解が深まります。

審査の目安とカードが届くまでの日数

カードが手元に届くまでの日数は発行会社によって差があります。おおよその目安は次のとおりです。

カード 発行までの目安 備考
apollostation card
apollostation card
約2〜3週間 オンライン申し込み後、審査を経て郵送
ENEOSカード C・P・S 約2〜3週間 サービスステーション店頭でも申し込める
コスモ・ザ・カード・オーパスのカード券面
コスモ・ザ・カード・オーパス
約2〜3週間 店頭受取に対応する店舗もある
JCBカード W・楽天カード 最短数日〜1週間程度 オンライン完結型で発行が早い傾向

審査で見られるのは、安定した収入があるか、他社からの借入が多すぎないか、過去に支払いの延滞がないかといった点です。年収の絶対額よりも、返済の姿勢が安定しているかどうかが重視されます。短期間に何枚ものカードへ同時に申し込むと不利に働くことがあるので、1枚ずつ間隔を空けて申し込むのが無難です。

なお、家族カードは本会員の信用にもとづいて発行されるため、収入のない配偶者や学生でも持てます。夫婦で使うなら、まず本会員が申し込み、届いてから家族カードを追加するのが確実な進め方です。

カードが届く前に給油したいときの対処法

「今日中に給油したいのにカードがまだ届かない」というときは、次の方法で乗り切れます。

方法 内容 注意点
既存のカードで支払う 手持ちのクレジットカードで通常どおり給油する 系列の値引きは受けられない
ポイントカードだけ先に提示 楽天ポイントカードなどを提示してポイントだけ貯める アプリなら即日から使える
店頭で申し込む ENEOSやコスモ石油はサービスステーション店頭でも申し込める 発行までの日数は郵送と大きく変わらない

ガソリンカードは即日発行に対応していないものがほとんどです。入会後1か月間の値引き特典(apollostation cardならガソリン・軽油5円/L引き)を無駄にしないためにも、カードが届いてから大きく給油するほうがおトクになります。到着まではポイントカードの提示で最低限の還元を確保し、届いたらすぐに満タンにする、という段取りがおすすめです。

カードが届いたら、EneKeyやDrivePayへの登録も済ませておきましょう。次回の給油からカードを出す手間がなくなり、値引きの取りこぼしも防げます。

ガソリンカードに関するよくある質問

最後に、ガソリンカードについて多く寄せられる疑問にまとめてお答えします。

審査なしで作れるガソリンカードはある?

クレジットカードである以上、審査なしで発行されるガソリンカードはありません。経済産業省が所管する割賦販売法(クレジット取引)にもとづき、カード会社は申込者の支払い能力を調査したうえで発行するよう定められているためです。「審査なし」「必ず作れる」とうたうものがあれば、正規のクレジットカードではない可能性が高いので注意してください。

審査を受けずに給油代を安くしたいなら、各系列のポイントカードやプリペイド式のカードを使う方法があります。楽天ポイントカードをENEOSで提示すれば給油2Lにつき1ポイントが貯まりますし、コスモ石油などが発行するプリペイド式のカードも審査不要です。値引き幅はクレジットカードに劣りますが、審査に不安がある人の現実的な代替手段になります。

なお、収入のない専業主婦(主夫)や学生でも、家族カードなら本会員の信用にもとづいて発行されます。世帯としてガソリンカードを使いたいだけなら、家族カードを追加するのがいちばん確実です。

現金払いとカード払いはどちらが安い?

ほとんどのスタンドではカード払いのほうが安くなります。ガソリンカードの値引きやポイント還元が上乗せされるためで、レギュラー170円/Lの場合、2円/L引きなら168円、3%還元なら約164.9円相当まで下がる計算です。

ただし、一部のスタンドでは「現金会員価格」を設定していて、現金払いのほうが表示価格が安いケースがあります。この場合はカードの値引き額と現金価格の差を比べる必要があります。たとえば現金価格が3円安く、カードの値引きが2円/L引きなら現金のほうが安いという結論になります。

判断に迷ったら、実際に行きつけのスタンドで現金価格とカード価格の差を確認してみてください。多くのセルフ式のスタンドでは現金とカードで表示価格が同じなので、その場合はカード払い一択です。

セルフのスタンドでも値引きは受けられる?

はい、セルフ式のサービスステーションでも値引きやポイント還元はそのまま適用されます。給油機にカードを差し込んで支払いを選ぶだけで、フルサービス店と同じ条件が適用されます。

むしろセルフ式のほうが店頭価格が安く設定されていることが多いため、「セルフ+ガソリンカード」の組み合わせが最も安くなりやすいと言えます。EneKeyやDrivePayなどのクイック決済に登録しておけば、カードを差し込む操作すら不要になり、給油がさらにスムーズです。

なお、給油機の操作を間違えて「現金」を選んでしまうと値引きは受けられません。慣れないうちは支払い方法の選択画面をよく確認してから進めましょう。

ガソリンカードは何枚まで持っていい?

枚数に法律上の制限はありませんが、実用的には2枚までがおすすめです。系列カード1枚と、系列を問わない高還元カード1枚という組み合わせが、管理のしやすさと還元額のバランスに優れています。

3枚以上に増やすと、年会費の管理が煩雑になるうえ、支払いが分散してENEOSカード Cやねびきプラスサービスのような「利用額に応じた値引き」の条件を満たしにくくなります。値引き単価が下がってしまえば本末転倒です。

また、短期間に複数のカードへ同時に申し込むと審査で不利になることがあります。まずは1枚を使い込んで、必要性を感じたときに2枚目を検討する、という順番が安全です。

家族の車の給油にも使える?

使えます。家族カードを発行すれば、配偶者や親、同居の子どもが自分名義のカードで給油できます。apollostation card、ENEOSカード C・P・S、コスモ・ザ・カード・オーパスなど、主要なガソリンカードは家族カードの年会費が無料です。

家族カードのメリットは値引き条件の面にもあります。ENEOSカード Cは本人会員と家族会員の利用額が合算されるため、夫婦それぞれの支払いを1枚に寄せることで値引き単価のランクが上がります。値引き対象は本人・家族合計で月150Lまでなので、2台の車を使う家庭でも十分に収まる範囲です。

なお、本会員のカードを家族に貸して使わせる行為は規約違反にあたります。必ず家族カードを発行して、名義人本人が使うようにしてください。

ガソリンスタンドで使えない国際ブランドはある?

主要なサービスステーションでは、Visa・Mastercard・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナースクラブのいずれも利用できるのが一般的です。ただし、個人経営の小規模なスタンドや一部の地方の店舗では、対応ブランドが限られていることがあります。

もっとも加盟店が多いのはVisaとMastercardです。旅行や出張で知らない土地のスタンドに入る機会が多い人は、この2ブランドのいずれかを選んでおくと確実です。JCBは国内では広く使えますが、海外では対応していない店舗も見られます。

また、系列カードの値引きは「その系列で、そのカードを使ったとき」に適用されるものです。国際ブランドの違いで値引き額が変わることは基本的にありませんが、ETCカードの年会費や発行手数料はブランドによって差があるので、申し込み前に確認しておきましょう。

解約するときに気をつけることは?

解約前に必ず確認したいのは、貯まったポイントの扱いです。ほとんどのカードは解約と同時にポイントが失効します。ENEOSカード Pのように1,000ポイント単位でキャッシュバックできるタイプなら、解約前に交換を済ませておきましょう。

次に、そのカードで支払っている固定費がないかを確認します。電気代・スマホ代・サブスクなどの引き落としを設定したまま解約すると、支払いが滞って延滞扱いになるおそれがあります。すべての支払い先の登録を新しいカードに変更してから解約手続きに進んでください。

最後に、年会費の請求月にも注意が必要です。年会費が引き落とされた直後に解約しても、日割りでの返金は原則ありません。年会費のかかるカードを解約するなら、次の請求月の前に手続きを済ませるのが得策です。ETCカードや家族カードも同時に使えなくなるので、家族に伝えておくことも忘れないようにしましょう。

まとめ|給油スタイルに合うガソリンカードを選ぼう

ガソリンカードは、給油の系列と月の給油量が決まれば、選ぶべき1枚はほぼ自動的に決まります。この記事の内容を、判断の順番どおりに整理しておきます。ガソリンカード以外も含めてカードを選び直したい人は、Visaクレジットカードのおすすめランキングも参考にしてください。

あなたの状況 おすすめのカード 期待できる年間の節約額
月30L程度・年会費を払いたくない apollostation card/リクルートカード 約700〜750円
月60L・ENEOSで給油を固定できる ENEOSカード Pのカード券面
ENEOSカード P
約2,300円相当
月100L以上・カード利用額も多い apollostation card
apollostation card+ねびきプラスサービス
約11,000円
ドコモ回線を使っている dカード GOLD
dカード GOLD
通信費の還元を含めて年会費以上
給油先が毎回変わる リクルートカード/JCBカード W 給油量に応じて1.0〜1.2%
ロードサービスも欲しい ENEOSカード Sのカード券面
ENEOSカード S
値引き+年4,000円相当のサービス

改めて確認しておきたいのは、「最大10円/L引き」といった数字は条件を満たしたときの上限だということです。月の給油量とカード利用額を把握したうえで、年会費を差し引いた手取りで比べてください。給油量が少ないなら年会費無料のカード、多いなら値引きの上乗せがあるカード、という単純な基準で十分に判断できます。

2026年はガソリンの旧暫定税率が廃止され、軽油引取税の暫定税率も2026年4月に廃止されました。それでもレギュラーの全国平均は170円前後で推移しており、1リットルあたり数円の差が年間では1万円前後の違いになる状況は変わりません。今日の給油からカードを1枚差し替えるだけで、その差は確実に積み上がっていきます。

まずは行きつけのスタンドの系列を確認し、直近3か月の給油量をざっと数えてみてください。そのうえでこの記事の早見表と照らせば、あなたにとってベストな1枚がはっきり見えてくるはずです。