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2026.10.29

結婚式費用の支払いにおすすめのクレジットカード10選|限度額・還元率・ご祝儀の使い方で比較【2026年版】

結婚式費用におすすめのクレジットカード比較|結婚式の支払いをお得に!結婚式費用におすすめのクレジットカード 限度額・還元率・ご祝儀で比較の文字と無地のカード3枚、指輪やケーキのアイコン

「結婚式の支払いって、クレジットカードでもできるの?」「200万円、300万円という金額を1枚のカードで払って大丈夫なの?」と不安に感じていませんか。

リクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025によると、挙式と披露宴・ウエディングパーティーをともに実施した場合の費用総額は平均298.6万円、招待客数は平均57.2人でした。ご祝儀総額の平均は187.1万円、ご祝儀や会費を差し引いた自己負担額の平均は158.9万円です。つまり最終的な持ち出しは150万円ほどでも、式場にはいったん300万円近い金額を支払う必要があるのが結婚式のお金の難しさです。

ここで力を発揮するのがクレジットカードです。カードで払えば実際の引き落としは1〜2か月後になるため、当日に受け取ったご祝儀を引き落としに回すという資金繰りができます。さらに、数十万円から数百万円という決済でポイントが一気に貯まり、その分を新婚旅行や新生活の費用に充てられます。

一方で、利用限度額が足りずに決済が通らない、カード払いだと式場の割引が使えない、分割払いの手数料で総額がふくらむ、といったつまずきも起こりがちです。カード選びと事前の準備で防げるものばかりなので、申し込む前に押さえておきたいところです。

そこでこの記事では、2026年10月時点の最新情報をもとに、結婚式費用の支払いにおすすめのクレジットカード10枚を、利用限度額・還元率・付帯保険で比較してご紹介します。あわせて、限度額が足りないときの5つの対処法、カードでは払えない費用と当日までに用意しておく現金の目安、ブライダルローンとの損得比較、式に間に合わせる発行スケジュールまで、結婚式のお金まわりを丸ごと解説します。

最後まで読めば、二人の状況に合った1枚(または2枚)が決まり、ご祝儀の入金と引き落としのタイミングまで見通したうえで、安心して支払いの準備を進められるはずです。

結婚式費用はクレジットカードで払える?支払い方法の基本を整理

結婚式費用のカード払いは、式場が対応していれば全額でも一部でも可能です。ただし対応状況は式場ごとにまったく違い、同じ会場でも「挙式・披露宴の代金はカード可、持ち込み料や心付けは現金のみ」と分かれることも珍しくありません。まずは費用の全体像と、支払いのタイミング、カードが使えるかどうかの確かめ方から整理していきましょう。

結婚式にかかる費用の平均と自己負担額の目安

結婚にかかるお金は、挙式・披露宴だけではありません。婚約指輪・結婚指輪、前撮り、新婚旅行、新生活の準備まで含めると、支払いは1年近くにわたって続きます。それぞれの目安を並べると次のとおりです。

項目 費用の目安 支払いのタイミング
挙式・披露宴 平均298.6万円(招待客平均57.2人) 契約時の内金+式の直前または直後
婚約指輪・結婚指輪 2本あわせて50万〜70万円前後 購入時(プロポーズ前後〜式の3か月前)
前撮り・フォトウエディング 15万〜30万円前後 撮影時または式の代金とあわせて
新婚旅行 2人で40万〜80万円前後(行き先による) 申込時に一部、出発1か月前に残額
新生活の準備(家具・家電・引っ越し) 50万〜100万円前後 入居のタイミング

結婚マーケット調査2025では、ご祝儀総額の平均が187.1万円、ご祝儀や会費を差し引いた自己負担額の平均が158.9万円と報告されています。親や親族からの援助を受けるカップルも多く、実質的な持ち出しはさらに小さくなるケースもあります。

ここで注意したいのが、自己負担額が150万円台でも、式場に対してはいったん総額を支払わなければならないという点です。ご祝儀は当日に受け取るものなので、前払いの式場であれば「ご祝儀が入る前に300万円近い現金を用意する」必要が出てきます。ここを埋める手段として、クレジットカードの引き落としまでの猶予が効いてくるわけです。

支払い計画を立てるときは、挙式・披露宴だけでなく指輪・前撮り・新婚旅行・新生活まで含めた「結婚関連費用の総額」で考えるのがおすすめです。1年間で数百万円のお金が動くため、支払いをどのカードにまとめるかで還元されるポイントが数万円単位で変わってきます。

式場の支払い時期は前払い・当日払い・後払いの3パターン

式場への支払いは、大きく分けて前払い・当日払い・後払いの3パターンです。どれになるかは会場との契約で決まり、ご祝儀を当てにできるかどうかが変わるため、契約前に必ず確認しておきましょう。

支払い時期 内容 ご祝儀・カード払いとの相性
前払い 式の1週間〜1か月前までに総額を支払う。ホテル系・専門式場に多い ご祝儀が間に合わないため、カード払いの猶予が最も効く
当日払い 挙式当日に会場で精算する。現金またはカードで支払う 受け取ったご祝儀を充当できるが、当日の現金管理に注意が必要
後払い 式の1週間〜1か月後に確定金額を支払う。ゲストハウス系に多い ご祝儀を確認してから払えるので資金繰りはいちばんラク

多くの式場では、契約時に内金(申込金)として5万〜20万円程度を先に支払い、残額を上記のタイミングで精算します。内金はクレジットカードで払えても残額は現金のみ、という会場もあるため、「どの支払いにカードが使えるか」を分けて確認してください。

前払いの式場でカードが使えない場合、ご祝儀が入る前に総額を用意しなければなりません。親からの援助を先に受け取る、貯蓄を取り崩す、ブライダルローンを組むといった手当てが必要になるので、契約前の段階で支払い時期を確認しておくと資金計画が立てやすくなります。

なお、支払い時期は交渉できることもあります。カード払いに対応していない会場でも、「後払いに変更できないか」「内金だけカードにできないか」と聞いてみると調整に応じてもらえるケースがあります。言い出しにくい話ですが、契約前がいちばん交渉しやすいタイミングです。

カード払いに対応している式場・していない式場の見分け方

カード払いの可否は、見積書や契約書の「お支払い方法」欄に書かれています。ブライダルフェアや打ち合わせの場で担当プランナーに確認するのがいちばん確実で、その際は次の5点をセットで聞いておくと、後から慌てずに済みます。

式場に確認しておきたい5つのこと
  • カード払いができる費目(挙式・披露宴代/内金/持ち込み料/衣装代)
  • 使える国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB・American Express)
  • 1回で決済できる上限金額と、複数枚に分けられるか
  • カード払いの締め切り日(当日精算か、事前決済か)
  • カード払いにすると適用されない割引・特典があるか

対応していない式場に多いのは、自社で運営する小規模なレストランウエディングや、地域密着型の会館などです。反対に、ホテルウエディングや大手グループの式場はカード払いに対応していることがほとんどで、国際ブランドの選択肢も広い傾向があります。

見落としやすいのが国際ブランドの制限です。「カード払いOK」と言われても、使えるのがVisa・Mastercardだけで、American Expressは対象外というケースがあります。メインで使う予定のカードのブランドが使えるかどうかまで踏み込んで確認しておきましょう。

また、日本クレジット協会が公開しているクレジット関連統計を見てもカードの取扱高は年々伸びており、ブライダル業界でもカード決済への対応は進んでいます。数年前の口コミで「結婚式はカードが使えない」と書かれていても、現在は対応済みというケースもあるため、情報は必ず自分たちが契約する会場に直接確認するのが確実です。

結婚式費用の支払いに使うクレジットカードの選び方

結婚式費用のカードは、普段の買い物で選ぶときとは基準が変わります。ポイントで、還元率よりも先に見るべきなのが「そもそもその金額が1回で決済できるか」という点です。ここでは4つの軸に分けて、選び方を整理します。

利用限度額の大きさと、一時的な増額に応じてもらえるか

結婚式費用の支払いで最初の関門になるのが利用限度額です。一般的な年会費無料のカードはショッピング枠が10万〜100万円程度に設定されていることが多く、200万円、300万円という決済はそのままでは通りません。

そこで確認したいのが、カード会社ごとの上限と一時増額への対応です。主要カードの利用枠の考え方をまとめました。

カード 利用枠の考え方 高額決済の備え
アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カード・アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード 一律の利用限度額を設けず、利用状況に応じて個別に設定 高額利用の予定があるときは事前に増額の審査を申し込める
エポスカード 審査により決定(一般的には10万〜100万円程度から) 結婚式(ブライダル)での利用は最大400万円まで一時増額が可能
三井住友カード ゴールド(NL) 総利用枠〜200万円(カードショッピング〜200万円) 一時的な増額の申し込みに対応
楽天カード 最高100万円 一時的な増額の申し込みに対応(上位カードは枠が大きい)

とくに覚えておきたいのが、エポスカードの一時増額です。エポスカードの公式サイトでは、結婚式(ブライダル)での利用に限り最大400万円まで増額できると案内されています。対象は1回払いのみで、分割・リボ・ボーナス払いは対象外です。申し込みはエポスNetやエポスアプリから行い、審査に時間がかかることもあるため早めの手続きが推奨されています。

American Expressのカードも高額決済と相性が良い仕組みです。公式サイトでは一律の利用限度額を設けず、利用状況や支払い実績に合わせて利用可能金額を設定していると案内されており、通常より高額の利用予定があるときは一時的に増額する審査手続きが用意されています。数百万円の決済が想定される結婚式では、この柔軟さが効いてきます。

いずれの場合も、増額の審査には日数がかかるのが前提です。支払いの2〜4週間前には申し込みを済ませ、承認された金額と有効期限(増額は期間限定であることが多い)を確認しておきましょう。

高額決済でも還元が目減りしないポイント還元率

結婚式費用は一度の決済額が大きいため、還元率のわずかな差が数万円の差になります。還元率別に、決済額ごとの還元額を並べてみました。

還元率 100万円決済 200万円決済 300万円決済
0.5% 5,000円相当 10,000円相当 15,000円相当
1.0% 10,000円相当 20,000円相当 30,000円相当
1.2% 12,000円相当 24,000円相当 36,000円相当

0.5%と1.2%では、300万円の決済で2万円以上の差が生まれます。新生活の家電がひとつ買えるくらいの金額なので、結婚式の支払いに使うカードは、還元率1.0%以上を目安に選ぶと失敗しにくくなります。

ただし注意点があります。特約店やキャンペーンの上乗せ還元には、付与上限が設定されていることがほとんどです。「対象店舗で最大◯%」といった高還元も、上限が月間数千ポイントであれば、300万円の決済にそのまま適用されるわけではありません。高額決済で当てにすべきなのは、上限のない基本還元率のほうです。

もうひとつ見落としがちなのが、ポイントの有効期限と使い道です。結婚式でまとめて貯まったポイントは金額が大きいため、期限内に使い切れないともったいないことになります。マイルや共通ポイントに交換できるか、新生活の買い物に使えるかまで含めて選びましょう。還元率そのものを深掘りしたい方は、クレジットカードおすすめ人気ランキングの記事もあわせて参考にしてください。

新婚旅行を見据えた旅行傷害保険や空港ラウンジの付帯サービス

結婚式の次に控えているのが新婚旅行です。せっかく高額の決済をするなら、旅行傷害保険や空港ラウンジが付いたカードを選んでおくと、そのまま旅行の備えになります。

付帯保険で必ず確認したいのが利用付帯か自動付帯かです。現在は多くのカードが利用付帯で、旅行代金や現地までの交通費をそのカードで支払って初めて保険が有効になります。「カードを持っているだけ」では補償されないため、新婚旅行のツアー代金や航空券は保険を効かせたいカードで決済しておきましょう。

補償額では、傷害死亡・後遺障害の最高額よりも治療費用の補償額を重視するのが実用的です。海外での入院や手術は数百万円に達することもあり、実際に使う可能性が高いのは治療費用の補償だからです。2枚のカードを持っていれば、治療費用や救援者費用は各カードの補償額を合算できます(死亡・後遺障害は最高額のみ適用)。

空港ラウンジも、二人で旅行するなら同伴者の扱いまで見ておきたいポイントです。たとえばアメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カードは同伴者1名まで無料ですが、アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは会員本人のみ無料で同伴者は有料になります。海外旅行に強い1枚を探している方は、海外旅行におすすめのクレジットカードの記事もチェックしてみてください。

年会費と国際ブランドのバランス

結婚式費用のためだけに年会費の高いカードを作るべきか、というのはよくある悩みです。判断の目安はシンプルで、年会費を上回る特典と還元を、結婚式と新婚旅行のあいだに受け取れるかどうかで考えます。

たとえば年会費11,000円(税込)のゴールドカードなら、300万円の決済で1.0%還元を受ければ30,000円相当のポイントが戻ります。空港ラウンジや旅行傷害保険まで含めれば、結婚関連の支出が集中する1年間に限れば年会費の元は取りやすいといえます。逆に、式が終わったあとに使う予定がないなら、年会費無料のカードで十分です。ゴールドカードの選択肢を広く見たい方は、ゴールドカードおすすめ人気ランキングの記事が参考になります。

国際ブランドは、式場で使えるかどうかが最優先です。Visa・Mastercardは加盟店が広く、国内の式場でほぼ問題なく使えます。JCBも国内の対応は広い一方、American Expressは会場によって対象外のことがあるため、事前確認が欠かせません。

現実的な組み合わせとしては、高額決済に強いカードをメインにしつつ、ブランドの違う年会費無料のカードを1枚用意しておく方法があります。式場のブランド制限に対応できるうえ、限度額が足りないときに2枚に分けて決済することもできます。

結婚式費用の支払いにおすすめのクレジットカード10選

ここからは、結婚式費用の支払いに向いているクレジットカード10枚を、ランキング形式でご紹介します。

選定にあたって重視したのは次の3点です。1つ目は高額決済への対応力で、利用枠の上限や一時増額のしやすさを見ています。2つ目は還元率です。数百万円の決済では基本還元率の差がそのまま数万円の差になるため、上限のない基本還元を評価しました。3つ目は新婚旅行・新生活での使い道で、旅行傷害保険や空港ラウンジ、貯めたポイントの使いやすさを加味しています。

まずは10枚の主要スペックを一覧で確認してください。カード名や画像をタップすると、そのカードの詳しい解説にジャンプできます。

順位 カード 年会費(税込) 基本還元率 結婚式費用での強み 旅行・新生活での強み
1位 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カード
39,600円 100円=1ポイント 一律の利用限度額がなく、数百万円の決済も相談しやすい 旅行傷害保険は最高1億円(利用付帯)。継続でトラベルクレジット1万円分
2位 エポスカード
エポスカード
永年無料 0.5%(※1) 結婚式での利用は最大400万円まで一時増額を申し込める 海外旅行傷害保険が利用付帯。年会費ゼロで持ち続けられる
3位 dカード GOLD
dカード GOLD
11,000円 1.0% 前年100万円以上の利用で最大10,000円(税込)相当の特典 ドコモのケータイ料金・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元、ケータイ補償も続く
※ドコモ mini/ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします。端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
4位 JCBカード W
JCBカード W
永年無料 200円=2ポイント(※2) 年会費ゼロのまま、いつでもポイント2倍で高額決済できる 海外旅行傷害保険は最高2,000万円(利用付帯)
5位 楽天カード
楽天カード
永年無料 1.0% 年会費無料で還元率1.0%。2枚目のカードとしても持ちやすい 貯めた楽天ポイントを家具・家電の購入にそのまま使える
6位 三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)
5,500円 0.5% 年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる 継続特典として毎年10,000ポイント。空港ラウンジも使える
7位 リクルートカード
リクルートカード
永年無料 1.2% 上限のない基本還元率1.2%。決済額が大きいほど差が出る ポイントはPontaポイント・dポイントに等価交換できる
8位 JCBゴールド
JCBゴールド
11,000円
(オンライン入会で初年度無料)
200円=1ポイント(※2) 初年度無料で持てるゴールドカード。国内の加盟店が広い 海外旅行傷害保険は最高1億円(利用付帯)。空港ラウンジも無料
9位 アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
月会費1,100円
(年換算13,200円)
100円=1ポイント 一律の利用限度額がなく、月会費制で始めやすい 海外旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)。空港ラウンジも無料
10位 PayPayカード
PayPayカード
永年無料 1.0%(最大1.5%) 申し込み後に最短でカード番号が発行され、準備期間の支払いに使える 貯まったPayPayポイントを日々の買い物で消化しやすい

(※1)一部ご利用は還元率が異なる場合があります。

(※2)事前にポイントアップ登録が必要です。/利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。

1位 アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カード|一律の利用限度額がなく高額決済に強い

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

年会費(税込) 39,600円
家族カード 2枚まで無料(3枚目以降19,800円・税込)
基本のポイント 100円=1ポイント(対象加盟店では100円=3ポイント)
利用可能額 一律の制限なし。利用状況に応じて個別に設定され、高額利用の予定があるときは事前に増額の審査を申し込める
旅行傷害保険 海外最高1億円/国内最高5,000万円(いずれも利用付帯)
空港ラウンジ 国内・海外の対象ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能
継続特典 毎年の継続で10,000円分のトラベルクレジット。年間200万円(税込)以上の利用と継続で国内対象ホテル1泊2名分の無料宿泊券
結婚式での使い方 式場への一括決済のメインカード。新婚旅行の航空券・ホテルも同じカードで支払えば保険が有効になる
申込対象 20歳以上で安定した継続収入のある方
メリット
  • 一律の利用限度額がなく、数百万円規模の決済でも事前の増額審査で対応できる
  • 旅行傷害保険が海外最高1億円(利用付帯)と手厚く、新婚旅行の備えになる
  • 年間200万円以上の利用で国内対象ホテルの無料宿泊券がもらえ、結婚式費用だけで条件を満たしやすい
デメリット
  • 年会費39,600円(税込)と負担が大きく、式後も使い続ける前提で選ぶ必要がある
  • 式場によってはAmerican Expressブランドを扱っておらず、事前確認が欠かせない

アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カードの最大の強みは、一律の利用限度額を設けていないことです。公式サイトでも、利用状況や支払い実績に応じて一人ひとりの利用可能金額を設定し、通常より高額の利用予定があるときは一時的に増額する審査手続きを用意していると案内されています。300万円前後の決済が発生する結婚式費用とは相性が良く、「限度額が足りずに決済できない」という事態を避けやすい1枚です。

特典面も結婚後の暮らしに直結します。毎年の継続で10,000円分のトラベルクレジットが受け取れるほか、年間200万円(税込)以上の利用とカードの継続で、国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券(フリー・ステイ・ギフト)が進呈されます。結婚式費用をこのカードで支払えば、それだけで200万円の条件を満たせるカップルも多いはずです。旅行傷害保険は海外最高1億円・国内最高5,000万円(いずれも利用付帯)で、空港ラウンジは同伴者1名まで無料。新婚旅行を二人で快適に過ごす土台がそろいます。

2位 エポスカード|年会費永年無料で結婚式の利用枠を最大400万円まで増額できる

エポスカード

年会費(税込) 永年無料
還元率 200円(税込)につき1エポスポイント=0.5%(※)
利用可能額 審査により決定。結婚式(ブライダル)での利用は最大400万円まで一時増額を申し込める(対象は1回払いのみ)
海外旅行傷害保険 利用付帯。傷害死亡・後遺障害最高500万円、傷害治療費用200万円、疾病治療費用270万円、賠償責任3,000万円、救援者費用100万円、携行品損害20万円
優待 全国の飲食店・レジャー施設などで優待。選べるポイントアップショップに登録した店舗は還元率1.0%
発行スピード 基本1週間程度
結婚式での使い方 ブライダル利用の一時増額を申し込み、式場への支払いに充てる
申込対象 満18歳以上の方(高校生を除く)

※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。

メリット
  • 結婚式での利用に限り、最大400万円までの一時増額を申し込める
  • 年会費が永年無料なので、式が終わったあとも維持コストがかからない
  • 海外旅行傷害保険が利用付帯で、疾病治療費用270万円まで補償される
デメリット
  • 基本還元率は0.5%(※)と控えめで、高額決済でのポイントは伸びにくい
  • 一時増額は審査があり、必ず希望額まで通るとは限らない

エポスカードを2位に挙げたのは、結婚式費用のための一時増額が公式に用意されている点を評価したからです。エポスカードのよくある質問では、結婚式(ブライダル)での利用は最大400万円まで増額可能と明記されています。対象は1回払いのみで、分割払い・リボ払い・ボーナス払いは対象外です。申し込みはエポスNetまたはエポスアプリから行い、電話やカードセンターでは受け付けていません。審査に時間がかかる場合があるため、支払い日から逆算して早めに手続きしましょう。

年会費が永年無料である点も見逃せません。結婚式のためだけに作って、そのあと使わなくなっても維持費がかからないからです。海外旅行傷害保険は2023年10月の改定で利用付帯となり、旅行代金や交通費をエポスカードで支払うことが条件になりましたが、疾病治療費用270万円・賠償責任3,000万円と、年会費無料のカードとしては実用的な内容を維持しています。利用実績を積むとエポスゴールドカードの招待が届くことがあり、招待経由で入会した場合はその時点から年会費が無料になります(エポスゴールドカードの申込条件は満20歳以上で安定した収入のある方、通常入会は年会費5,000円・税込ですが年間50万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります)。エポスカードの券種ごとの違いはエポスカードおすすめランキングの記事で比較しています。

3位 dカード GOLD|年間ご利用額特典とケータイ補償までまとめて備えられる

dカード GOLD

年会費(税込) 11,000円
家族カード 1枚目無料(2枚目以降1,100円・税込/最大3枚)
基本還元率 100円(税込)につき1ポイント=1.0%
ドコモ料金の還元 ドコモのケータイ(ドコモ mini/irumo/ahamoを除く)とドコモ光(ahamo光を除く)の利用料金1,000円(税抜)ごとに100ポイント
年間ご利用額特典 前年のショッピング利用額100万円以上で最大10,000円(税込)相当を進呈
ケータイ補償 購入後3年間・最大12万円(2026年1月15日から。1事故あたり15,000円の自己負担あり)
旅行保険 海外最大1億円/国内最大5,000万円
結婚式での使い方 式場への支払いで年間100万円の条件を満たし、翌年の特典につなげる
申込対象 満18歳以上(高校生を除く)で安定した継続収入のある方
メリット
  • 基本還元率1.0%で、結婚式費用のような高額決済でも還元が目減りしない
  • 前年100万円以上の利用で最大10,000円(税込)相当の年間ご利用額特典がもらえる
  • ドコモのケータイ・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに100ポイント還元される※1※2
デメリット
  • 年会費11,000円(税込)がかかり、ドコモ回線を使っていないと元を取りにくい
  • 年間ご利用額特典は100万円以上の1段階のみで、それ以上使っても進呈額は増えない

dカード GOLDは、結婚式費用の決済で年間ご利用額特典の条件を一気に満たせるのが魅力です。前年のショッピング利用額が100万円以上になると、最大10,000円(税込)相当の特典が進呈されます。式場への支払いが100万円を超えるカップルなら、その年の利用だけで条件を達成できる計算です。なお、進呈額が100万円・200万円・300万円と段階的に増えるのは上位のdカード PLATINUMで、GOLDは100万円以上の1段階のみという点は押さえておきましょう。

日々の生活での回収力も高い1枚です。ドコモのケータイ(ドコモ mini/irumo/ahamoを除く)とドコモ光(ahamo光を除く)の利用料金は1,000円(税抜)ごとに100ポイントが還元され※1※2、二人分の通信費をまとめれば年会費の大部分をここで賄えます。dカードケータイ補償は2026年1月15日から補償上限が最大12万円に引き上げられ、購入後3年間が対象です(1事故あたり15,000円の自己負担があります)。旅行保険も海外最大1億円と手厚く、結婚式から新婚旅行、その後の生活まで一貫して使えます。

※1 ドコモ mini/ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします。
※2 端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
※国内旅行保険:国内旅行費用をdカード GOLDで事前にお支払いの場合に限り補償対象となります。
※海外旅行保険:dカード GOLDでのお支払いなどの条件はございません。ただしdカード GOLDでの海外旅行費用のお支払いの有無により、一部保険金額が異なります。
※海外旅行保険の最大1億円:海外旅行費用をdカード GOLDにてお支払いいただいた場合のお支払い保険金額です。条件を満たさない場合の保険金額は傷害死亡時最大5,000万円、傷害後遺障がい時200万円~最大5,000万円となります。
※年間ご利用額特典:2025年配布分の特典金額となります。
※ Edyチャージ、nanacoチャージ、SMART ICOCA、キャッシング返済金、リボ払い手数料、分割払い手数料、年会費、遅延損害金などは年間ご利用額の対象外となります。
※交換先によっては、上記の特典進呈金額を下回るクーポンとなる可能性があります(例: 10,000円→7,000円クーポン)

4位 JCBカード W|39歳までの入会なら年会費無料のまま使い続けられる

JCBカード W

年会費(税込) 永年無料
家族カード 年会費無料
ポイント 200円(税込)につき2ポイント(1ポイント=最大1円相当)(※)
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
ショッピングガード保険 海外最高100万円(自己負担1万円)
国際ブランド JCB
結婚式での使い方 年会費をかけずにポイント2倍で決済。準備期間の細かな支払いもまとめられる
申込対象 18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方(高校生を除く/Web入会限定)

※事前にポイントアップ登録が必要です。/利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。

メリット
  • 39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費無料のまま使い続けられる
  • いつでもポイントが2倍たまり、年会費無料のカードとしては還元が高い
  • 海外旅行傷害保険が最高2,000万円(利用付帯)で新婚旅行にも備えられる
デメリット
  • 40歳以上は新規で申し込めないため、結婚のタイミングによっては対象外になる
  • 国際ブランドがJCBのみで、海外では使えない店舗もある

JCBカード Wは、39歳以下の申し込み限定ながら、年会費が永年無料のまま還元率が高いのが特徴です。200円(税込)につき2ポイントがたまり、いったん入会してしまえば40歳を過ぎても条件は変わりません。結婚適齢期の世代とそのまま重なるため、結婚準備をきっかけに作るカードとして無理がありません。

J-POINTパートナーで事前にポイントアップ登録をして対象の店舗やサービスを利用すると、さらに倍率が上がります。ためたポイントは1ポイント=最大1円相当として使えるほか、マイルや他社ポイントへの交換にも対応しています。海外旅行傷害保険は最高2,000万円(利用付帯)で、新婚旅行のツアー代金をこのカードで支払えば補償が有効になります。式場がAmerican Expressに対応していない場合の組み合わせとしても持っておくと安心です。

5位 楽天カード|貯めた楽天ポイントを新生活の家具・家電に回せる

楽天カード

年会費(税込) 永年無料
家族カード 年会費無料(内縁の相手方・同性パートナーも対象)
基本還元率 100円につき1ポイント=1.0%
利用可能枠 最高100万円
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯)
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB/American Express
結婚式での使い方 式場の決済を分担する2枚目として。貯めたポイントを新生活の買い物に充てる
申込対象 高校生を除く18歳以上の方
メリット
  • 年会費無料で基本還元率1.0%と、高額決済でも還元が落ちない
  • 貯めた楽天ポイントを家具・家電や日用品の購入にそのまま使える
  • 国際ブランドを4種類から選べるため、式場のブランド制限に合わせやすい
デメリット
  • 利用可能枠は最高100万円で、結婚式費用の全額を1枚で払うのは難しい
  • 期間限定ポイントは有効期限が短く、使い忘れると失効してしまう

楽天カードは、年会費無料でありながら基本還元率1.0%を維持しているのが強みです。100万円の決済で10,000ポイント、家具・家電の買い足しまで含めれば新生活のスタート資金としてまとまった額になります。貯めたポイントはネット通販での買い物にそのまま使えるため、「ポイントをどう使うか悩む」ということがありません。

利用可能枠は最高100万円なので、式場への一括決済のメインにするには物足りません。1位・2位のカードで大口を決済し、楽天カードで衣装代や前撮り代など数十万円単位の支払いを引き受けるという分担が現実的です。家族カードは内縁の相手方や同性パートナーも対象で、入籍前から二人で使い始められる点も結婚準備と相性が良いところです。

6位 三井住友カード ゴールド(NL)|年間100万円の利用条件を結婚式費用で達成しやすい

三井住友カード ゴールド(NL)

年会費(税込) 5,500円(年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料)
基本還元率 200円(税込)につき1ポイント=0.5%
対象店舗の還元 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと7%ポイント還元(※)
利用可能枠 総利用枠〜200万円(カードショッピング〜200万円)
旅行傷害保険 海外・国内とも最高2,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ 国内主要空港のラウンジを無料で利用可能
継続特典 年間100万円の利用で毎年10,000ポイント
申込対象 原則として満18歳以上(高校生を除く)で安定継続収入のある方

※対象のコンビニ・飲食店で、対象のカードを登録したスマートフォンによるタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと7%ポイント還元となります。ポイント還元には上限などの条件があります。

メリット
  • 年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になり、結婚式費用だけで条件を満たしやすい
  • 条件達成の年は継続特典として10,000ポイントがもらえる
  • 国内主要空港のラウンジが無料で、旅行傷害保険も最高2,000万円(利用付帯)
デメリット
  • カードショッピングの利用可能枠は〜200万円で、それ以上の一括決済には向かない
  • 基本還元率は0.5%のため、高額決済そのもののポイントは大きくならない

三井住友カード ゴールド(NL)の魅力は、年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる点にあります。通常の年会費は5,500円(税込)ですが、結婚式費用を1回このカードで決済すれば、それだけで100万円の条件をクリアできるカップルが多いはずです。しかも条件を達成した年には継続特典として10,000ポイントが進呈されるため、実質的には受け取るほうが多くなります。

ただしカードショッピングの利用可能枠は〜200万円なので、300万円の一括決済には向きません。式場への支払いを2回に分ける、他のカードと組み合わせるといった使い方が現実的です。日常では対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーを使うと7%ポイント還元(※)が受けられ、二人暮らしのランチやコンビニ利用で効いてきます。国内主要空港のラウンジも無料で、新婚旅行の出発前をゆっくり過ごせます。

7位 リクルートカード|基本還元率1.2%で数十万円の決済ほど差がつく

リクルートカード

年会費(税込) 永年無料
家族カード 年会費無料
基本還元率 1.2%(上限なし)
ポイントの使い道 リクルートポイントはPontaポイント・dポイントへ等価交換が可能
注意点 電子マネーチャージでのポイント付与は月30,000円まで
旅行傷害保険 海外最高2,000万円(利用付帯)。国際ブランドにより国内旅行傷害保険が付帯
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB
申込対象 18歳以上で本人または配偶者に安定した継続収入のある方(高校生を除く)
メリット
  • 基本還元率1.2%に上限がなく、数十万円単位の決済ほど他カードとの差が広がる
  • 年会費無料で家族カードも無料。維持コストがかからない
  • ポイントはPontaポイント・dポイントに等価交換でき、使い道を選べる
デメリット
  • 電子マネーチャージへのポイント付与は月30,000円までに制限されている
  • 空港ラウンジなどのステータス系サービスは付帯しない

リクルートカードの持ち味は、基本還元率1.2%という数字が、金額の上限なく適用されることです。特約店での上乗せ還元は上限が設けられていることが多いのに対し、このカードは高額決済でもそのまま1.2%が付きます。前撮りや衣装代で50万円を支払えば6,000円相当、100万円なら12,000円相当と、年会費無料のカードとしては群を抜いた還元になります。

貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントへ等価で交換できます。ドラッグストアやコンビニ、携帯料金の支払いなど使い道が広く、新生活の細かな出費に充てやすいのもポイントです。海外旅行傷害保険は最高2,000万円(利用付帯)で、新婚旅行の交通費をこのカードで支払えば補償の対象になります。式場でのブランド制限に備えて、Visa・Mastercard・JCBから選べる点も使いやすいところです。

8位 JCBゴールド|旅行傷害保険が手厚く新婚旅行の備えにもなる

JCBゴールド

年会費(税込) 11,000円(オンライン入会で初年度無料)
家族カード 1枚目無料(2枚目以降1,100円・税込)
ポイント 200円(税込)につき1ポイント(1ポイント=最大1円相当)(※1)
海外旅行傷害保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ 国内主要空港とハワイ・ホノルルの対象ラウンジを無料で利用可能
スマートフォン保険 年間最高50,000円(※2)
申込対象 20歳以上で本人に安定継続収入のある方

(※1)事前にポイントアップ登録が必要です。/利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。

(※2)通信料の支払いに当該カードを指定し、直近3ヵ月以上連続して支払っていること、購入後24ヵ月以内のスマートフォンであることなどの条件があります。

メリット
  • オンライン入会なら初年度年会費が無料で、ゴールドカードの特典を試せる
  • 海外旅行傷害保険は最高1億円(利用付帯)と、年会費11,000円のカードとしては手厚い
  • 国内主要空港とハワイ・ホノルルの対象ラウンジを無料で利用できる
デメリット
  • 2年目以降は年会費11,000円(税込)がかかるため、継続利用の見通しが必要
  • 国際ブランドがJCBのみで、渡航先によっては使いにくい場面がある

JCBゴールドは、新婚旅行の備えを重視するカップルに向いたゴールドカードです。海外旅行傷害保険は最高1億円(利用付帯)、国内旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)と、この年会費帯としては充実した内容になっています。旅行代金をこのカードで支払うことが条件なので、ツアーや航空券の決済時に忘れず使いましょう。

オンライン入会なら初年度の年会費が無料になるため、結婚式と新婚旅行が重なる1年目を実質無料で過ごせるのも魅力です。国内主要空港とハワイ・ホノルルの対象ラウンジが無料で使え、出発前の待ち時間を落ち着いて過ごせます。スマートフォン保険(年間最高50,000円・※2)も付帯するので、式の準備で酷使しがちなスマートフォンの画面割れにも備えられます。

9位 アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード|月会費制で持ちやすく旅行のサポートが充実

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

会費(税込) 月会費1,100円(年換算13,200円)
家族カード 月会費550円(税込)
基本のポイント 100円=1ポイント
利用可能額 一律の制限なし。利用状況に応じて個別に設定される
海外旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯)
空港ラウンジ 国内28空港とハワイの対象ラウンジを利用可能(会員本人のみ無料・同伴者は有料)
結婚式での使い方 年会費の負担を抑えつつ、一律の限度額がない枠組みで高額決済に備える
申込対象 20歳以上で安定した継続収入のある方
メリット
  • 月会費1,100円(税込)から持てて、初期の負担が小さい
  • ゴールド・プリファードと同じく一律の利用限度額がない
  • 海外旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)で新婚旅行にも使える
デメリット
  • 空港ラウンジは会員本人のみ無料で、同伴者は有料になる
  • 年換算では13,200円(税込)となり、年会費無料のカードより維持費はかかる

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは、アメリカン・エキスプレスの仕組みを月会費制で試せる1枚です。月会費1,100円(税込)からスタートでき、家族カードも月会費550円(税込)と、結婚準備でお金が出ていく時期でも負担を感じにくい設計になっています。ゴールド・プリファードと同じく一律の利用限度額がないため、高額決済への対応力はしっかり確保されています。

海外旅行傷害保険は最高5,000万円(利用付帯)で、新婚旅行の航空券やツアー代金をこのカードで決済すれば補償が有効になります。空港ラウンジは国内28空港とハワイの対象ラウンジが使えますが、無料で入れるのは会員本人のみで、同伴者は有料です。二人そろって無料で使いたい場合は、家族カードを発行するかゴールド・プリファードを検討しましょう。

10位 PayPayカード|準備期間の細かな買い物もまとめて管理できる

PayPayカード

年会費(税込) 永年無料
家族カード 年会費無料
基本還元率 1.0%(前月に200円以上の支払いを30回以上かつ合計10万円以上で翌月+0.5%=最大1.5%)
発行スピード 申し込みから最短7分でカード番号を発行(Webで口座登録を完了した場合)。現物は約1週間で到着
ポイントの使い道 PayPayポイントとしてPayPay加盟店やネット通販で1ポイント=1円で利用可能
旅行傷害保険 付帯なし
結婚式での使い方 招待状・小物・打ち合わせの交通費など、準備期間の細かな出費をまとめる
申込対象 日本国内在住の満18歳以上で、本人または配偶者に安定した継続収入のある方
メリット
  • 申し込みから最短7分でカード番号が発行され、準備期間の支払いにすぐ使える
  • 基本還元率1.0%で、条件を満たせば翌月は最大1.5%まで上がる
  • 貯まったPayPayポイントを日々の買い物で消化しやすい
デメリット
  • 旅行傷害保険が付帯しないため、新婚旅行の備えには別のカードが必要
  • 高額決済向けの特典はなく、式場への一括決済のメインには向かない

PayPayカードの強みは、申し込みからカード番号の発行までが速いことです。Webで口座登録まで完了すれば最短7分でカード番号が発行され、ネットでの支払いにすぐ使えます。現物のカードは約1週間で届くため、「打ち合わせが始まってから慌てて申し込む」という状況でも間に合わせやすい1枚です。

結婚式の準備期間は、招待状の印刷代、小物、ウェルカムボードの材料、会場までの交通費など、数千円単位の出費が何十回も発生します。これらを1枚にまとめておくと、あとから「準備費用がいくらかかったか」を明細で振り返れるので、二人での精算もスムーズです。前月に200円以上の支払いを30回以上かつ合計10万円以上利用すると翌月の付与率が0.5%上乗せされるため、細かな支払いを集めるほど条件を満たしやすくなります。

結婚式費用をクレジットカードで払うメリット

カード払いの良さは、ポイントが貯まることだけではありません。支払いのタイミングをずらせること、現金を持ち歩かずに済むこと、記録が残ることなど、結婚式という特殊なイベントでこそ効いてくる利点がそろっています。

ご祝儀を受け取ってから引き落としに回せる

カード払いのいちばんの利点は、支払い日を1〜2か月先に送れることです。多くのカードでは、月末締めの利用分が翌月または翌々月に引き落とされます。式の直前に前払いを求められても、カードで決済しておけば実際にお金が出ていくのはご祝儀を受け取ったあとになります。

結婚マーケット調査2025では、ご祝儀総額の平均が187.1万円と報告されています。前払いの式場で現金を用意するとなると、この187.1万円ぶんも含めて一時的に立て替える必要があります。カード払いなら、この立て替え分を用意せずに済むのが実務的なメリットです。

注意したいのは、締め日と支払い日の関係です。式の日付が締め日の直後であれば猶予は最大になり、締め日の直前であれば翌月すぐの引き落としになります。自分のカードの締め日と支払い日を確認し、決済日をいつにするかまで式場と相談すると、資金繰りをさらにラクにできます。

数十万円単位の決済でポイントやマイルが一気に貯まる

結婚式費用は、人生でもまれな大口決済です。還元率1.0%のカードで300万円を決済すれば30,000円相当、1.2%なら36,000円相当のポイントが貯まります。日常の買い物では数年かけて貯める金額が、一度の支払いで手に入る計算です。

貯まったポイントの使い道も広がります。新婚旅行の航空券にマイルとして充てる、新生活の家具・家電の購入に使う、内祝いのギフト代に回すなど、結婚後の出費をそのまま軽くできます。ポイントの出口まで決めてからカードを選ぶと、貯めたあとに迷わずに済みます。

経済産業省が公表した2025年のキャッシュレス決済比率によると、キャッシュレス決済比率は58.0%に達し、そのうちクレジットカードが8割以上を占めています。高額の支払いをカードで行うことは、もはや特別な選択ではありません。

分割払いやボーナス払いで支払い時期をずらせる

一括では厳しいという場合に、分割払いやボーナス一括払いを選べるのもカードならではです。とくにボーナス一括払いは、手数料がかからないカード会社が多く、夏や冬の賞与まで支払いを持ち越せます。

ただし、分割払いやリボ払いには手数料がかかります。手数料の考え方は消費者庁の消費者教育ポータルサイトでも解説されており、支払い回数が増えるほど総額が大きくなる点は押さえておきましょう。結婚後の生活費を圧迫しない範囲で回数を決めることが大切です。

現実的な使い方としては、ご祝儀で返せる分は一括、残りだけをボーナス払いや分割にするという組み合わせです。全額を分割にすると手数料の総額が膨らむため、返せる見込みのある部分は一括で処理してしまうのが賢いやり方です。

大金を現金で持ち歩かずに済んで安全

当日払いの式場で現金精算をする場合、200万円を超える現金を式場まで運ぶことになります。新郎新婦は当日、着替えや撮影で自由に動けません。大金の管理を親族や友人に任せるのは、精神的な負担が大きいものです。

カード払いなら、財布の中のカード1枚で精算が完了します。現金を数える手間も、金額を間違えるリスクもありません。ご祝儀という現金も同時に扱う日ですから、支払う側の現金を減らせるだけで当日の混乱はかなり減ります。

紛失・盗難への備えという点でもカードは有利です。現金は落とせば戻ってきませんが、カードは利用停止の連絡をすれば不正利用の補償を受けられます。当日は人の出入りが多く控室も慌ただしいため、この差は小さくありません。

利用明細が残るので夫婦で家計を見直しやすい

カードで支払うと、いつ・どこに・いくら払ったかが明細に残ります。結婚式の費用は項目が多く、見積もりと最終金額が変わることも珍しくありません。明細があれば、あとから二人で内訳を振り返れます。

この記録は、結婚後の家計管理の第一歩にもなります。家計簿アプリとカードを連携させておけば、結婚準備の支出がそのままデータとして残り、新生活の予算づくりに使えます。二人のお金の管理の仕組みづくりについては、同棲カップルにおすすめのクレジットカードの記事でも詳しく解説しています。

親からの援助を受けた場合も、明細があると説明がしやすくなります。どの費用にいくら充てたかを共有できるため、あとから金額の話でもめるのを防げます。

結婚式費用のクレジットカード払いでつまずきやすいポイント

カード払いには落とし穴もあります。どれも事前に知っていれば避けられるものばかりなので、契約前・決済前にひととおり確認しておきましょう。

利用限度額を超えて決済が通らないことがある

もっとも多いトラブルが、式場で決済しようとしたら限度額オーバーで通らなかったというケースです。年会費無料のカードは利用枠が10万〜100万円程度に設定されていることが多く、200万円、300万円の決済はそのままでは通りません。

見落としやすいのが、すでに使っている分が枠を圧迫している点です。利用枠が100万円でも、当月に30万円を使っていれば残りは70万円です。指輪や前撮り、新婚旅行の申込金を同じカードで払っていると、式場での決済時に枠が足りなくなります。

対策はシンプルで、決済の前に利用可能額を確認し、必要なら一時増額を申し込むことです。会員サイトやアプリからいつでも残りの枠を確認できます。増額には審査があり日数もかかるため、支払いの2〜4週間前には動き出しましょう。

カード払いだと割引や特典が使えない式場がある

式場によっては、現金一括払いを条件にした値引きを提示していることがあります。カード払いに切り替えると、この割引が適用されなくなるケースがあるため、どちらが得かを金額で比べる必要があります。

比較の考え方は単純です。カード払いで得られるポイント(300万円×還元率)と、現金払いで受けられる値引き額を並べます。値引きが5万円で、カード払いのポイントが3万円相当なら現金払いが有利という判断になります。

なお、加盟店がカード払いを理由に手数料を上乗せすることは、カード会社との加盟店規約で原則として認められていません。「カード払いなら手数料◯%を負担してください」と言われた場合は、その根拠と金額の内訳を必ず確認しましょう。納得できないまま契約を進めないことが大切です。

分割払いやリボ払いの手数料で総額がふくらむ

支払いを軽くしようと分割払いやリボ払いを選ぶと、手数料の分だけ総額が増えます。実質年率15%前後の設定が一般的で、100万円を12回払いにすれば数万円から10万円近い手数料がかかる計算です。

とくに気をつけたいのがリボ払いです。毎月の支払額が一定になるぶん残高が減りにくく、支払いが長期化します。消費者庁の消費者教育ポータルサイトでも、意図せずリボ払いになっていないか利用明細を確認するよう注意喚起がされています。結婚式の支払い後は、必ず明細で支払い方法を確認してください。

現実的な着地点は、ご祝儀で返せる金額は一括、どうしても足りない部分だけを分割やボーナス払いにするという分け方です。新生活の家賃や家具の購入も控えているため、毎月の返済額は手取りの無理のない範囲に抑えましょう。

ポイント付与の上限や高額決済時の還元条件に注意

「特約店で最大◯%還元」といった条件は魅力的ですが、付与上限が設定されていることがほとんどです。上限が月間数千ポイントであれば、300万円の決済に高還元がそのまま適用されるわけではありません。

キャンペーンについても同じです。「入会後◯か月以内の利用で最大◯万ポイント」といった特典には、対象期間・対象決済・上限が細かく定められています。結婚式費用のような一度きりの大口決済が対象になるかを、申し込み前に規約で確認しておきましょう。

高額決済で確実に効いてくるのは、上限のない基本還元率です。この記事のランキングで基本還元率を重視しているのもそのためで、1.0%以上のカードを選んでおけば、条件を気にせず素直に還元を受けられます。

引き落とし日とご祝儀の入金時期がずれて手元資金が足りなくなる

カード払いの猶予は便利ですが、引き落とし日までに口座へ入金しておく必要があります。ご祝儀は現金で受け取るため、銀行口座へ預け入れる作業を忘れると、残高不足で引き落としができないという事態になりかねません。

引き落としに間に合わないと、遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報に記録が残る可能性があります。住宅ローンを検討している新婚世帯にとって、これは避けたいリスクです。

対策として、式の翌営業日にご祝儀を口座へ入金することを二人のタスクに入れておきましょう。ご祝儀の集計と入金を担当する人をあらかじめ決めておくと、慌ただしい式の翌日でも確実に処理できます。

利用限度額が足りないときの5つの対処法

限度額が足りないとわかっても、打つ手はいくつもあります。早めに動けば、ほとんどのケースは解決できます。優先度の高い順に5つの方法を整理しました。

カード会社に一時的な増額を申し込む

最初に検討したいのが一時増額です。多くのカード会社が、結婚式や旅行などの一時的な高額利用に対応する増額サービスを用意しています。会員サイトやアプリから申し込むのが基本で、審査のうえ期間を区切って枠が引き上げられます。

わかりやすいのがエポスカードで、結婚式(ブライダル)での利用は最大400万円まで増額可能と公式に案内されています。対象は1回払いのみで、分割・リボ・ボーナス払いは対象外です。申し込みはエポスNetまたはエポスアプリからで、電話やカードセンターでは受け付けていません。

アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カードやアメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードのように一律の利用限度額を設けていないカードでも、通常より高額の利用予定があるときは事前に増額の審査を申し込めます。いずれも審査に日数がかかるため、支払いの2〜4週間前には手続きを始めるのが安心です。増額された枠には有効期限があることが多いので、期限と支払い日がずれないかも確認しておきましょう。

クレジットカード2枚に分けて決済する

1枚で足りなければ、2枚に分けて決済する方法があります。式場が複数回の決済に対応していれば、200万円を2枚のカードで100万円ずつ支払うといった分割が可能です。

この方法を使うなら、事前に式場へ「2枚に分けて支払いたい」と伝えておくことが必須です。決済端末の操作や社内ルールの都合で、当日その場では対応できない会場もあります。打ち合わせの段階で確認しておけば、当日のトラブルを避けられます。

新郎と新婦それぞれの名義のカードで分担するのもひとつの手です。二人の枠を合算できるうえ、どちらがいくら負担したかが明細で明確になるというメリットもあります。カード選びを二人で分担する考え方は、2枚持ちの組み合わせを解説した記事も参考になります。

現金や振込と組み合わせて支払う

カードの枠をすべて使い切るのではなく、一部を現金や銀行振込で支払う組み合わせも有効です。たとえば総額280万円のうち、200万円をカード、80万円を振込にするといった分け方です。

この方法のメリットは、カードの枠を使い切らずに余裕を残せることです。結婚式の直後には新婚旅行や新生活の買い物が控えています。式ですべての枠を使ってしまうと、旅行先での支払いに困ることもあるため、余白を残しておくと安心です。

振込を選ぶ場合は、振込手数料と着金までの日数を確認しておきましょう。高額の振込はATMでは扱えないことがあり、窓口やインターネットバンキングでの手続きが必要になります。振込限度額の引き上げが必要なケースもあるため、こちらも早めの準備が欠かせません。

引き落とし直後に決済日を合わせて枠を回復させる

見落とされがちですが、利用枠は引き落としが済むと回復します。すでに使っている分が枠を圧迫しているなら、引き落としが終わったあとに決済することで、枠を最大限使える状態になります。

たとえば毎月27日が引き落とし日なら、月末に決済すれば枠は満額に近い状態です。逆に引き落とし直前は、前月分の利用が枠を占めたままなので余裕がありません。式場と相談して決済日を数日ずらすだけで、限度額の問題が解決することもあります。

ただし、引き落とし後に枠が回復するまでには数日かかる場合があります。反映のタイミングはカード会社によって異なるため、決済予定日の前に利用可能額を実際に確認するようにしてください。

ブライダルローンへの切り替えを検討する

カードの枠をどう工面しても足りない場合は、ブライダルローンという選択肢があります。結婚関連費用に使途を限定した目的型ローンで、金利は銀行系でおおむね年4.0〜7.0%、信販系で年6.5〜16.0%が目安です。借入額は10万〜300万円程度に設定されていることが多く、式場への支払いにまとまった資金を充てられます。

目的型ローンのため、申し込み時に見積書や契約書といった使途を証明する書類の提出を求められるのが一般的です。審査には1〜2週間かかることもあるので、式の直前に慌てて申し込むのは避けましょう。

なお、信販会社や消費者金融が扱うローンは貸金業法の総量規制(年収の3分の1まで)の対象になり、銀行が扱うローンは対象外です。制度の詳細は金融庁の貸金業法に関するページで確認できます。借入は返済計画とセットで考え、新生活の家賃や生活費を圧迫しない範囲に収めることが大前提です。

クレジットカードでは払えない費用と、現金で残しておくべき金額

結婚式では、どうしても現金が必要になる場面があります。カード払いの計画と同時に、当日までに用意しておく現金も見積もっておきましょう。

心付け・お車代・宿泊費など現金が前提になる出費

お車代や心付けは、新札を封筒に入れて手渡しするのが慣習です。カードで払えるものではないため、式の前日までに現金を準備しておく必要があります。金額の目安は次のとおりです。

渡す相手 金額の目安 備考
主賓・乾杯の挨拶をお願いした方 1万〜3万円 お車代として全額を包むのが一般的
遠方から来てくれたゲスト 交通費の半額〜全額 宿泊を伴う場合は宿泊費か交通費のどちらかを負担することが多い
受付・スピーチ・余興をお願いした友人 3,000〜1万円 お礼として当日に手渡す
式場スタッフ・ヘアメイクなどへの心付け 3,000〜1万円 渡さない方針の式場もあるため事前に確認

お車代はキリの良い金額に切り上げて包むのがマナーとされています。実費が8,400円なら1万円にするといった具合です。遠方の目安としては、往復の交通費が5,000円以上、あるいは交通費と宿泊費で2万円以上かかるケースが挙げられます。

現金の準備で意外と大変なのが新札の用意です。銀行の窓口や両替機で交換できますが、必要枚数が多い場合は事前に依頼が必要なこともあります。式の1週間前までには準備を終えておきましょう。

外部業者への持ち込み料や前撮り代はカード可否が分かれる

外部の業者に依頼したドレス、カメラマン、映像制作などの費用は、式場への支払いとは別に、その業者へ直接支払うことになります。カード払いに対応している業者もあれば、銀行振込のみという業者もあります。

式場に支払う持ち込み料についても確認が必要です。挙式・披露宴の代金はカード可でも、持ち込み料は現金のみという会場があります。持ち込み料は1点あたり数万円になることもあるため、見積もりの段階で支払い方法を聞いておきましょう。

前撮りやフォトウエディングも同様です。式場のプランに含まれていればまとめて決済できますが、外部のスタジオに依頼すると別払いになります。「どの費用を、誰に、どの方法で払うか」を一覧にしておくと、支払い漏れや現金不足を防げます。

当日までに用意しておきたい現金の目安

具体的に、いくら現金を残しておけばよいのでしょうか。お車代・心付け・当日の予備費を合わせると、10万〜20万円程度を現金で用意しておくのが目安です。招待客が多い場合や遠方ゲストが多い場合は、もう少し余裕を見ておきましょう。

用途 金額の目安
お車代(遠方ゲスト・主賓) 5万〜15万円
お礼・心付け 2万〜5万円
当日の予備費(タクシー代・追加注文など) 2万〜3万円

現金は、封筒ごとに相手の名前を書いて仕分けし、誰が渡すかまで決めておくと当日スムーズです。新郎新婦は自由に動けないため、両親や受付担当に託すケースがほとんどです。

なお、ご祝儀として受け取った現金をそのまま心付けに使うのは避けましょう。当日は金額の確認や管理に時間を割けないため、支払う分の現金は前日までに別で用意しておくのが安全です。

ブライダルローンとクレジットカード払いはどちらがお得か

まとまった資金が必要なとき、カード払いとブライダルローンのどちらを選ぶべきかは悩みどころです。金利・審査・使い勝手の3点で比べると判断しやすくなります。

金利と手数料の負担を比べる

コスト面の違いを整理すると次のようになります。

項目 クレジットカード払い ブライダルローン
一括払いのコスト 手数料なし。むしろポイントが貯まる 一括での利用は想定されていない
分割時の負担 分割払い・リボ払いは実質年率15%前後が一般的 銀行系で年4.0〜7.0%、信販系で年6.5〜16.0%が目安
借入・利用額の上限 カードの利用枠の範囲内(一時増額で拡大できる) 10万〜300万円程度
ポイント還元 あり(還元率1.0%なら300万円で30,000円相当) なし

ご祝儀で返せる金額なら、カードの一括払いが圧倒的に有利です。手数料がかからないうえにポイントまで戻ってくるため、コストはマイナスになります。

一方、返済が1年以上にわたる見込みなら、金利の低いブライダルローンのほうが総支払額を抑えられることがあります。カードの分割払い(実質年率15%前後)と、銀行系ブライダルローン(年4.0〜7.0%)では、100万円を2年で返す場合に数万円の差が生まれます。

審査のハードルと申し込みのタイミングの違い

クレジットカードは、すでに持っていれば追加の審査なしで使えます(一時増額を申し込む場合は審査があります)。それに対しブライダルローンは、申し込みのたびに審査があり、結果が出るまで1〜2週間かかることもあります。

ブライダルローンの申込条件は、金融機関によって差はあるものの、申込時の年齢が18歳以上、完済時70歳まで、勤続1年以上、安定した収入があることといった内容が一般的です。正社員のほうが有利になりやすく、勤続年数が短い場合は希望額まで通らないこともあります。

申し込みのタイミングも違います。ブライダルローンは使途を証明する書類(式場の見積書・契約書)が必要なため、式場と契約したあとでなければ申し込めないのが普通です。前払いの式場なら、契約後すぐに手続きを始めないと支払い期限に間に合いません。

それぞれが向いているカップルのタイプ

カード払いが向いているのは、ご祝儀で大部分を返せる見込みがあるカップルです。前払いの式場でも、カードの引き落とし日までにご祝儀を入金すれば手数料はゼロで済み、ポイントだけが残ります。貯蓄がある程度あり、支払いの一時的なズレだけを埋めたいというケースにも向いています。

ブライダルローンが向いているのは、自己負担額が大きく、返済が1年以上に及ぶカップルです。カードの分割払いより金利が低いため、長期で返す前提なら総支払額を抑えられます。式場費用だけでなく、指輪や新婚旅行までまとめて借りたい場合にも使えます。

現実的には、両方を組み合わせるのが賢い選択になることも多いです。ご祝儀で返せる分はカードの一括払いにして手数料ゼロとポイントを取り、どうしても足りない分だけをローンでまかなう。この形なら、コストを最小限に抑えながら支払いを乗り切れます。

結婚式に間に合わせるクレジットカードの発行スケジュール

「結婚式のためにカードを作る」と決めたら、逆算したスケジュールで動くことが大切です。発行そのものより、利用枠が希望額に届くまでの時間のほうが問題になります。

発行までにかかる日数と即日発行できるカード

カードが手元に届くまでの日数は、カード会社によって差があります。主なカードの目安を整理しました。

カード カード番号の発行 現物の到着
三井住友カード ゴールド(NL) 最短10秒でカード番号を発行(※) おおむね1週間程度
PayPayカード 申し込みから最短7分(Webで口座登録を完了した場合) 約1週間
エポスカード — 基本1週間程度
楽天カード — おおむね1週間〜10日程度
アメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カード・アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード — 審査状況により1〜3週間程度

※即時発行ができない場合があります。

ネット決済だけならカード番号の発行で足りますが、式場での対面決済には現物のカードが必要です。番号が早く出るカードでも、プラスチックカードが届くまでは1週間前後かかると考えておきましょう。

理想的なスケジュールは、式の3か月前までに申し込みを済ませることです。これは次に説明する「利用実績を作ってから増額する」という流れに時間が必要だからです。契約した直後、支払い時期が見えた段階で動き出すのが安心です。初めてカードを作る方は、初心者におすすめのクレジットカードの記事で基本の選び方も確認しておきましょう。

申し込み直後は利用限度額が低めに設定されやすい

新規発行のカードは、最初の利用枠が控えめに設定されるのが一般的です。年収や勤務先にかかわらず、実績のない申込者にいきなり大きな枠を設定することはほとんどありません。

「ゴールドカードを作ったのに枠が30万円だった」というのは珍しい話ではありません。作った直後に300万円の決済をしようとしても通らない可能性が高いということです。ここを知らずに式の直前に申し込むと、当日に慌てることになります。

一律の利用限度額を設けていないアメリカン・エキスプレスのカードでも、利用可能金額は利用状況や支払い実績に応じて設定・変動します。入会直後から無制限に使えるわけではないため、やはり早めの申し込みと事前の増額相談が重要です。

利用実績を作ってから増額を申請する流れ

枠を広げるいちばん確実な方法は、数か月にわたって使い、期日どおりに支払うことです。カード会社は支払い実績を見て与信を判断するため、毎月きちんと利用して返済している会員には枠を広げやすくなります。

具体的な流れは次のとおりです。

枠を広げるための3ステップ
  • 式の3か月前までにカードを発行し、日常の支払いをそのカードに集約する
  • 2〜3回の引き落としを遅れずに済ませ、支払い実績をつくる
  • 支払いの2〜4週間前に、見積書の金額を伝えて一時増額を申し込む

一時増額を申し込むときは、何にいくら必要なのかを具体的に伝えるとスムーズです。結婚式費用という明確な使途があり、見積書もあるため、審査側も判断しやすくなります。エポスカードのように結婚式での増額上限を明示しているカード会社もあります。

なお、短期間に何枚もカードを申し込むのは避けましょう。申込情報は信用情報機関に記録され、多重申込は審査にマイナスに働くことがあります。必要なカードを1〜2枚に絞り、計画的に申し込むのが結果的に近道です。

貯まったポイントとマイルを新婚旅行や新生活に活かす方法

結婚式費用の決済で貯まったポイントは、数万円相当になることも珍しくありません。使い道を先に決めておくと、失効させずに新生活へ回せます。

マイルに交換して新婚旅行の航空券に充てる

貯まったポイントをマイルに交換すれば、新婚旅行の航空券代をまるごと軽くできます。300万円の決済で30,000ポイントを獲得できれば、交換レート次第では国内線の特典航空券に手が届きます。

マイル交換で注意したいのが、交換レートと移行の手続きです。カード会社によっては、マイル移行のために別途プログラムへの参加が必要だったり、移行単位や年間の上限が決まっていたりします。新婚旅行の予約時期から逆算して、いつまでに交換を済ませるべきかを確認しておきましょう。

特典航空券は座席数に限りがあり、繁忙期は早々に埋まります。ハネムーンのように日程を動かしにくい旅行では、ポイントが貯まる前でも予約可能期間の初日に空席を押さえておくのが得策です。

家具・家電や引っ越し費用の支払いに回す

新生活の準備には50万〜100万円前後がかかります。ここにポイントを充てると、実質的な負担をそのまま減らせます。ネット通販で1ポイント=1円として使えるカードなら、貯めたポイントを家具・家電の購入にそのまま投入できます。

ポイントの使い勝手はカードによって違います。楽天カードならネット通販での買い物に、PayPayカードなら加盟店での日常の支払いに、リクルートカードならPontaポイントやdポイントに交換して使えます。結婚式の決済前に「どの店で使うか」を想定してカードを選ぶと、ポイントが無駄になりません。

引っ越し費用の支払いにも使えます。引っ越し業者のなかにはカード払いに対応しているところがあり、ポイントを充当できる場合もあります。見積もりの段階で支払い方法とポイントの利用可否を確認しておきましょう。新生活の毎月の支払いをどのカードに集約するか迷う方は、生活費の支払いにおすすめのクレジットカードの記事も参考になります。

内祝いのギフト購入に使って出費を抑える

結婚式が終わっても出費は続きます。代表的なのが内祝いです。いただいたご祝儀の3分の1から半額程度を目安に返すのが一般的で、招待客が多いほどまとまった金額になります。

内祝いはカタログギフトやオンラインショップで購入するケースが多く、ポイントをそのまま充当できる場面です。式の決済で貯めたポイントを内祝いに回せば、現金の持ち出しを抑えられます。

内祝いを贈る時期は、挙式後1か月以内が目安です。カードのポイントが反映されるまでには決済から数週間かかることもあるため、ポイントを使う予定なら付与日を確認してから注文しましょう。

結婚式費用のクレジットカード払いに関するよくある質問

最後に、結婚式費用のカード払いについてよく寄せられる疑問にお答えします。

結婚式場のカード払いに手数料はかかる?

利用者がカード払いを理由に手数料を上乗せされることは、加盟店とカード会社の規約で原則として認められていません。決済手数料は本来、加盟店である式場がカード会社に支払うものだからです。

ただし、現金一括払いを条件にした値引きを設定している式場では、カード払いにするとその値引きが適用されないことがあります。これは手数料の上乗せとは別の話で、契約内容の問題です。見積書の「お支払い条件」欄を確認し、割引の条件がどうなっているかを確かめましょう。

もし「カード払いなら手数料◯%をご負担ください」と説明された場合は、根拠と金額の内訳を書面で示してもらうのが安全です。そのうえで、現金払いの値引き額とカード払いのポイント還元額を比べて、どちらが得かを判断してください。

新郎新婦どちらの名義のカードで支払ってもいい?

どちらの名義でも問題ありません。大切なのは、カードの名義人本人が支払いをすることです。利用枠の大きいほうのカードをメインにする、あるいは費目ごとに分担するなど、二人の都合に合わせて決めて構いません。

おすすめは、費目ごとに担当を分ける方法です。式場への支払いは新郎、衣装と前撮りは新婦、といった具合に分けておけば、あとから精算するときに明細を見るだけで負担額がわかります。ご祝儀からの精算も計算しやすくなります。

なお、ポイントは決済したカードの名義人に貯まります。マイルを貯めている側に決済を寄せるといった判断もできるので、二人でどちらに寄せるかを先に話し合っておくと無駄がありません。

家族カードや親名義のカードで払っても問題ない?

家族カードでの支払いは問題ありません。ただし利用分は本会員の口座からまとめて引き落とされ、利用枠も本会員の枠を共有します。本会員がすでに枠を使っていれば、その分だけ使える金額は減ります。

一方、親名義のカードを子が使うのは、カード会社の規約違反にあたります。名義人以外の利用は認められておらず、トラブルの原因にもなります。親から援助を受ける場合は、現金や振込で受け取ってから自分名義のカードや口座で支払うのが正しい手順です。

親自身が親名義のカードで支払う(=親が費用を負担する)のであれば問題ありません。その場合は誰がいくら負担したかを記録しておくと、後々の贈与の話や親族間の説明がしやすくなります。

デビットカードやQRコード決済は式場で使える?

デビットカードは、国際ブランド付きのものであればクレジットカードと同じ加盟店で使えるのが原則です。ただし即時引き落としのため、口座残高が足りなければ決済できません。1日あたりの利用限度額が設定されていることも多く、高額決済には向かない場合があります。

QRコード決済は、1回あたり・1日あたりの上限額が低く設定されていることが多く、数百万円の支払いには使えないのが一般的です。式場側が対応していないケースも多いため、あてにしないほうがよいでしょう。

結論として、高額決済の主役はやはりクレジットカードです。デビットカードやQRコード決済は、打ち合わせの交通費や小物の購入といった細かな出費で使い分けるのが現実的です。

キャンセル料や見積もりの追加分もカードで払える?

見積もりからの追加分は、本体の支払いと同じ方法で精算できることがほとんどです。当日の追加注文(ドリンクや料理の追加など)も、後日まとめて請求されるのが一般的で、カード払いに対応している式場なら同じように決済できます。

キャンセル料は会場によって扱いが異なり、振込のみを指定されることもあります。キャンセル料は契約時期や実施予定日までの日数で金額が変わるため、契約書の解約条項は必ず確認しておきましょう。国民生活センターにも結婚式場の解約料に関する相談が寄せられており、契約・解約に関するトラブルは毎年一定数発生しています。

トラブルを防ぐには、契約前に「いつから・いくらのキャンセル料が発生するか」を書面で確認することが何よりの対策です。急かされて即日契約するのは避け、内金の返金条件まで目を通してから署名しましょう。

分割払いにしたいときは式場に伝える必要がある?

式場での決済は1回払いで処理してもらい、あとから支払い方法を変更するのが一般的です。多くのカード会社が、決済後に一括払いから分割払いやリボ払いへ変更できるサービスを用意しています。締め切り日はカード会社ごとに決まっているため、会員サイトで期限を確認しておきましょう。

式場のほうで分割払いを指定できる場合もありますが、一時増額は1回払いのみを対象にしていることがある点には注意が必要です。たとえばエポスカードの結婚式(ブライダル)での増額は、対象が1回払いのみで、分割・リボ・ボーナス払いは対象外と案内されています。増額を使って決済するなら、支払い方法は1回払いを選ぶ必要があります。

なお、分割払いやリボ払いには手数料がかかります。ご祝儀で返せる分は一括のままにして、足りない部分だけ分割にするのが、手数料を抑えるいちばん確実な方法です。

まとめ|限度額と還元率で選んだ1枚を軸に結婚式費用を支払おう

結婚式費用のカード払いで押さえるべきポイントは、「その金額が1回で決済できるか」と「還元がしっかり付くか」の2つです。挙式・披露宴の総額は平均298.6万円、ご祝儀総額の平均は187.1万円。式場にはいったん総額を払い、ご祝儀は当日以降に入ってくるという時間差を埋めてくれるのがクレジットカードの役割です。

高額決済への対応力を最優先するなら、一律の利用限度額を設けていないアメリカン・エキスプレス⁠®・ゴールド・プリファード・カードが軸になります。年会費をかけたくないなら、結婚式での利用に限り最大400万円までの一時増額を申し込めるエポスカードが有力です。日常の還元まで含めて回収したいカップルには、年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる三井住友カード ゴールド(NL)や、年間ご利用額特典のあるdカード GOLDが向いています。

そして、カードを決めたらスケジュールを逆算して動くことを忘れないでください。新規発行のカードは最初の利用枠が控えめに設定されるため、式の3か月前までに申し込み、日常の支払いで実績をつくり、支払いの2〜4週間前に一時増額を申し込む。この流れを踏めば、当日に決済が通らないという事態はほぼ避けられます。

当日までに用意する現金(お車代・心付けで10万〜20万円程度)と、ご祝儀を口座へ入金するタイミングまで決めておけば、お金の不安はかなり小さくなります。二人に合った1枚を選んで、支払いの心配なく当日を迎えましょう。