
本記事はプロモーションを含みます
中小企業の経営者や経理担当の方から、「社長個人のカードで経費を立て替える運用がいよいよ限界にきている」「従業員が増えてきたので、経費の支払い方法を1枚に集約したい」といった相談を頻繁にいただきます。
法人カードは100種類以上あり、年会費が永年無料のものから、年会費5万円近くでホテルの無料宿泊が付くものまで幅が広いのが実情です。選ぶ基準を決めないまま申し込むと、限度額が足りずに毎月の仕入れが決済しきれなかったり、従業員1人ごとに追加カードの年会費がかさんで想定外のコストになったりと、あとから見直しが必要になりがちです。
そこでこの記事では、2026年最新の情報をもとに、中小企業向けの法人カードを「年会費」「利用限度額」「追加カードの枚数と費用」「経費管理のしやすさ」の4軸で比較したランキング12選をご紹介します。あわせて、自社の課題から逆算して選ぶ方法、インボイス制度と電子帳簿保存法に沿った経費処理、乗り換え・解約の手順、審査に通るための準備まで一通り解説します。
なお、中小企業庁が示す中小企業・小規模企業者の定義では、たとえば製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下が中小企業にあたります。この記事では、その範囲に収まる規模の会社と、法人成りしたばかりの小規模法人を想定して選定しました。
最後まで読めば、自社の支出規模と従業員数に合った1枚が見つかり、経費精算にかけていた時間とコストを確実に減らせるはずです。
アメックス・ビジネス・ゴールドで最大17万ポイントがもらえるキャンペーン実施中!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、事業の経費決済をまとめるための法人代表者・個人事業主向けのカードです。入会後の利用条件を段階的に達成すると、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイントを受け取れます。年会費は49,500円(税込)ですが、出張や会食で使える特典と、大きな決済に耐える利用枠が付いてきます。
- 入会後4ヶ月以内に80万円、8ヶ月以内に200万円、10ヶ月以内に300万円の利用で、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイント
- 利用限度額に一律の上限がなく、仕入れや広告費などまとまった決済にも対応できる
- カードの利用額に応じて無料宿泊がもらえる「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」(年間300万円(税込)以上で1泊、500万円(税込)以上で最大2泊。東急の定額宿泊サービス「ツギツギ」で利用)
- 「ポケットコンシェルジュ」のダイニング予約で10%キャッシュバック
- 申し込みは20歳以上の法人代表者・個人事業主が対象で、登記簿謄本や決算書は原則不要
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
年会費を抑えて持つならアメックス・ビジネス・グリーンという選び方も
同じアメリカン・エキスプレスの法人代表者・個人事業主向けカードで、年会費は13,200円(税込)。ビジネス・ゴールドの49,500円(税込)と比べて年36,300円ぶん負担が軽く、追加カードも1枚6,600円(税込)です。まずは年会費を抑えて1枚目を持ちたい事業者向けの選択肢です。
\ 入会特典 合計75,000ポイント獲得可能 /
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
中小企業に法人カードが必要な理由と個人カードとの違い
法人カードは、支払いを1枚にまとめて経理を軽くするための道具です。個人カードとは審査の見方も、限度額の考え方も、明細の使い道も違います。まずは名称の違いから整理しておきましょう。
法人カード・ビジネスカード・コーポレートカードは何が違うのか
3つとも法律で決められた区分ではなく、カード会社が使い分けている呼び名です。実務では次のように理解しておけば困りません。
| 法人カード | 法人・個人事業主が事業用の支払いに使うカードの総称。ビジネスカードもコーポレートカードもこの中に含まれる |
|---|---|
| ビジネスカード | 従業員20名程度までの中小企業・個人事業主向け。引き落とし口座は法人口座でも代表者個人の口座でも可というカードが多い |
| コーポレートカード | 従業員数十名〜数百名規模の企業向け。原則として法人口座からの引き落としで、決算書の提出を求められることが多い |
つまり中小企業がまず検討すべきなのは「ビジネスカード」に分類される商品です。この記事で紹介する12枚も、そのほとんどがビジネスカードにあたります。
呼び名にこだわる必要はありませんが、カード会社の商品ページで「コーポレートカード」と書かれている場合は、申し込み時に決算書2期分などを求められる可能性があると考えておくとよいでしょう。設立まもない会社や、決算書を出したくない会社は、ビジネスカードのなかから選ぶのが現実的です。
大企業向けカードと中小企業向けカードで異なる審査と機能
大企業向けのコーポレートカードは、審査対象が会社そのものです。決算書、登記簿謄本、事業計画などを提出し、会社の財務状況をもとに与信枠が決まります。一方、中小企業向けのビジネスカードは、代表者個人の信用情報を重く見る商品が大半です。三井住友カード ビジネスオーナーズやアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードのように、登記簿謄本や決算書が原則不要で申し込めるカードも珍しくありません。
機能面でも違いがあります。大企業向けは、部署ごとの利用枠設定、購買システムとの連携、出張手配サービスとの一体運用など、管理側の要件が中心です。中小企業向けは、追加カードを何枚無料で持てるか、会計ソフトに明細が自動で流れるか、ETCカードを何枚作れるかといった、現場で使う機能が中心になります。
自社の従業員数が20名を超えて増えていく見込みなら、追加カードの上限枚数と1枚あたりの年会費を先に確認しておくと、あとで作り直す手間を避けられます。
社長の個人カードで経費を立て替え続けると起きること
創業初期は代表者の個人カードで支払い、あとで精算する会社が多いのですが、規模が大きくなると次の3つの問題が表面化します。
1つ目は限度額の壁です。個人カードの利用枠は一般に10万〜100万円程度で、広告費や仕入れがまとまると月の途中で決済が止まります。決済が止まると広告配信が停止し、売上の機会損失に直結します。
2つ目は会計処理の手間です。個人の生活費と事業用の支払いが同じ明細に混ざるため、経理担当が1件ずつ仕分けることになります。役員貸付金・役員借入金として処理が複雑になり、税務調査で説明を求められる場面も出てきます。
3つ目はキャッシュフローの負担です。カードの引き落としは代表者個人の口座から出ていくため、会社からの精算が遅れると代表者が実質的に会社へ資金を貸している状態になります。法人カードに切り替えれば、支払いは会社の口座から出て、精算の作業そのものが不要になります。
なお、経費の立て替えをやめて事業用の1枚を持つという意味では、法人成り前の個人事業主も事情は同じです。法人化のタイミングで作り直す手間を省きたいなら、早めに事業専用のカードへ切り替えておくとよいでしょう。
中小企業向け法人カードの選び方6つのポイント
法人カードは「年会費が安いから良い」「ステータスが高いから良い」と単純には決まりません。自社の支出構造に合っているかどうかがすべてです。ここでは判断に使う6つの軸を、確認すべき数字とあわせて説明します。
年会費と付帯サービスのつり合いを確かめる
年会費は永年無料から5万円超まで幅があります。判断の仕方はシンプルで、付帯特典を金額に換算して、年会費を上回るかどうかを見ます。
たとえばアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは年会費49,500円(税込)ですが、年間300万円(税込)以上の利用でTsugiTsugi(ツギツギ)の対象施設に1泊できるビジネス・フリー・ステイ・ギフトが付きます。宿泊単価が2万円台のホテルを選べば、それだけで年会費の半分近くを回収できる計算です。ポケットコンシェルジュ経由でダイニングを予約すると10%キャッシュバックされるため、会食が多い会社なら負担をさらに抑えられます。
反対に、出張も接待もほとんどなく、決済額も月30万円程度という会社なら、特典を使い切れないため年会費永年無料の三井住友カード ビジネスオーナーズやライフカードビジネスライトプラスで十分です。
判断の目安として、年間決済額300万円が一つの分岐点と考えるとわかりやすいでしょう。これを超えるなら年会費有料カードの還元と特典で元が取りやすく、下回るなら無料カードを選んだほうが確実にコストを抑えられます。
従業員用の追加カードを何枚まで無料で作れるか
見落とされがちなのに、総コストを最も大きく左右するのがここです。追加カードは「無料で何枚まで」と「有料なら1枚いくらか」の2点を必ず確認してください。
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ |
パートナーカード最大18枚まで年会費永年無料 |
|---|---|
| アメリカン・エキスプレス® ビジネス・ゴールド・カード |
付帯特典なしの追加カードは年会費無料、付帯特典ありは1枚13,200円(税込) |
| JCB法人カード 一般 | 使用者カード1枚につき1,375円(税込)。本会員が年会費無料の期間は使用者カードも無料 |
| UPSIDERカード | リアルカード・バーチャルカードともに発行枚数無制限で年会費無料 |
| ライフカードビジネスライトプラス | 追加カード最大3枚まで年会費無料 |
従業員10名に配る前提で計算すると、JCB法人カード 一般なら2年目以降は使用者カードだけで年13,750円(税込)かかります。同じ条件で三井住友カード ビジネスオーナーズなら0円です。枚数が必要な会社ほど、追加カード無料の有無が年会費本体より効いてきます。
利用限度額が毎月の仕入れ・広告費に足りているか
限度額が足りないと、月末に決済が通らず業務が止まります。月の決済額に対して最低でも1.5倍、できれば2倍の枠を確保しておくと安心です。締め日と支払日の関係で、実際には2か月分の利用が枠を圧迫することがあるためです。
一般的なビジネスカードの限度額は次のような水準です。
| 年会費無料〜1万円台のカード | おおむね10万〜500万円 |
|---|---|
| ゴールド・プラチナクラス | 50万〜500万円程度、またはカード会社が個別に設定 |
| 一律の上限を設けないカード | アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードなど。利用実績と支払い状況で判断される |
| 与信枠が特に大きいカード | UPSIDERカードは最大10億円 |
なお、三井住友カード ビジネスオーナーズのように同じカード会社の個人カードと利用枠が合算される商品もあります。すでに三井住友カード(NL)を持っている場合、法人カード側で使える枠はその分だけ目減りするため、2枚持ちを前提にするなら合算後の枠で足りるかを確認してください。
会計ソフトと連携して経理の手間をどこまで減らせるか
法人カードの実務メリットが最も大きいのが、この連携部分です。カードの利用データがfreee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計などに自動で流れ込めば、経理担当が明細を手で入力する作業がなくなります。
確認したいのは次の3点です。
1つ目はAPI連携に対応しているか。CSVの手動取り込みしかできないカードだと、結局は毎月の作業が残ります。2つ目は利用者ごとに明細を分けられるか。従業員カードの利用が誰の分か分かれば、部門別の集計が一気に楽になります。3つ目は領収書の電子保存機能があるか。UPSIDERカードやfreeeカード Unlimitedのようなカードは、決済ごとに領収書を紐づける機能を持っています。
JCB法人カードも弥生・freeeへのデータ取り込みに対応しており、老舗のカードでも連携面は年々整ってきています。自社が使っている会計ソフトの対応表を先に見てから、カードを絞り込むのが早道です。
ポイントとマイルの還元率で年間いくら戻るか
還元率は0.5%が標準で、1.0%あれば高い部類です。年間決済額に還元率を掛ければ、戻ってくる金額がそのまま出ます。
年間500万円を決済する会社の場合、還元率0.5%なら25,000円相当、1.0%なら50,000円相当です。差額の25,000円は、年会費有料カードの費用をまかなえる規模になります。
ただし、法人カードのポイントは使い道が限られる場合があります。ギフトカードやキャッシュバックに交換できるか、マイルに移行できるか、有効期限は何年かを確認してください。使い道のないポイントは実質的な還元にはなりません。三井住友カード ビジネスオーナーズのように、対象の個人カードとの2枚持ちでAmazon.co.jpや対象道路事業者のETC、ANA・JALの直接購入分が最大1.5%還元になるなど、条件付きで上がる仕組みを持つカードもあります。
設立まもない法人でも通る審査基準と発行スピード
「設立1年未満だと審査に通らない」と思われがちですが、実際には登記簿謄本・決算書が原則不要のカードなら、設立直後でも申し込めます。この場合に見られるのは代表者個人の信用情報です。
発行スピードにも差があります。三井住友カード ビジネスオーナーズは最短3営業日、ライフカードビジネスライトプラスも最短3営業日で発行されます。一方、書類審査が入るJCB法人カードは、必要書類が届いてからおおむね2週間ほどが目安です。急ぎで必要な場合は、Web完結・書類不要のカードから当たるのが確実でしょう。
法人カード全般の選び方をもっと広く見比べたい方は、法人クレジットカードのおすすめランキングTOP14もあわせて参考にしてください。
アメックス・ビジネス・ゴールドで最大17万ポイントがもらえるキャンペーン実施中!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、事業の経費決済をまとめるための法人代表者・個人事業主向けのカードです。入会後の利用条件を段階的に達成すると、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイントを受け取れます。年会費は49,500円(税込)ですが、出張や会食で使える特典と、大きな決済に耐える利用枠が付いてきます。
- 入会後4ヶ月以内に80万円、8ヶ月以内に200万円、10ヶ月以内に300万円の利用で、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイント
- 利用限度額に一律の上限がなく、仕入れや広告費などまとまった決済にも対応できる
- カードの利用額に応じて無料宿泊がもらえる「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」(年間300万円(税込)以上で1泊、500万円(税込)以上で最大2泊。東急の定額宿泊サービス「ツギツギ」で利用)
- 「ポケットコンシェルジュ」のダイニング予約で10%キャッシュバック
- 申し込みは20歳以上の法人代表者・個人事業主が対象で、登記簿謄本や決算書は原則不要
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
年会費を抑えて持つならアメックス・ビジネス・グリーンという選び方も
同じアメリカン・エキスプレスの法人代表者・個人事業主向けカードで、年会費は13,200円(税込)。ビジネス・ゴールドの49,500円(税込)と比べて年36,300円ぶん負担が軽く、追加カードも1枚6,600円(税込)です。まずは年会費を抑えて1枚目を持ちたい事業者向けの選択肢です。
\ 入会特典 合計75,000ポイント獲得可能 /
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
中小企業におすすめの法人カードランキング12選
ここからは、中小企業向けの法人カード12枚をランキング形式で紹介します。選定にあたっては、次の3つを重視しました。
1つ目は年会費に対する実利のバランスです。年会費が有料でも、特典と還元で回収できるかどうかを金額で見ています。2つ目は追加カードと限度額です。従業員に配れる枚数と、毎月の決済に耐える枠があるかを確認しました。3つ目は経費管理のしやすさです。会計ソフト連携、利用者別の明細、ETCカードの発行枚数など、経理の手間が実際に減るかを評価しています。
12枚の主要スペックを以下にまとめました。カード名をタップすると、その詳細セクションに移動できます。
| 順位 | カード | 年会費 (税込) |
追加カード | 限度額 | 還元率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード |
49,500円 | 付帯特典なしは無料 付帯特典ありは13,200円 |
一律の上限なし | 0.5%〜 |
| 2位 | ![]() 三井住友カード ビジネスオーナーズ |
永年無料 | 最大18枚まで無料 | 最大500万円 | 0.5%〜1.5% |
| 3位 | ![]() JCB法人カード 一般 |
1,375円 (初年度無料) |
1枚1,375円 | 10万〜500万円 | 0.5%〜 |
| 4位 | ![]() セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード |
33,000円 (初年度無料) |
1枚3,300円 最大9枚 |
個別に設定 | 0.5%〜1.125% |
| 5位 | ![]() 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド |
5,500円 (条件達成で無料) |
最大18枚まで無料 | 最大500万円 | 0.5%〜2.0% |
| 6位 | ![]() JCB法人カード ゴールド |
11,000円 (初年度無料) |
1枚3,300円 | 50万〜500万円 | 0.5%〜 |
| 7位 | ![]() UPSIDERカード |
無料 | 枚数無制限で無料 | 最大10億円 | 1.0%〜 |
| 8位 | ![]() アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード |
13,200円 | 付帯特典なしは無料 付帯特典ありは6,600円 |
一律の上限なし | 0.5%〜 |
| 9位 | ![]() ダイナースクラブ ビジネスカード |
33,000円 | 最大4枚 3・4枚目は5,500円 |
一律の上限なし | 0.4%〜1.0% |
| 10位 | ![]() ラグジュアリーカード チタン(法人) |
55,000円 | 1枚16,500円 | 個別に設定 | 1.0% |
| 11位 | apollostation PLATINUM BUSINESS | 22,000円 (条件達成で無料) |
初年度無料 以降1枚3,300円 |
個別に設定 | 0.8%〜1.0% |
| 12位 | ![]() ライフカードビジネスライトプラス |
永年無料 | 最大3枚まで無料 | 10万〜500万円 | 0.5%〜 |
- 1位 アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード|利用限度額に一律の制限がなく大口の支払いにも対応できる
- 2位 三井住友カード ビジネスオーナーズ|年会費が永年無料で従業員カードも18枚まで無料
- 3位 JCB法人カード 一般|低い年会費で使用者カードとETCカードを人数分そろえられる
- 4位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|初年度年会費無料でプライオリティ・パスまで付く
- 5位 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド|年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる
- 6位 JCB法人カード ゴールド|出張の保険と空港ラウンジで移動の多い経営陣を支える
- 7位 UPSIDERカード|高額な与信枠と発行枚数無制限で成長中の会社に合う
- 8位 アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード|年会費を抑えてビジネス特典を一通り使える
- 9位 ダイナースクラブ ビジネスカード|追加会員が年会費無料で会食・接待の優待が手厚い
- 10位 ラグジュアリーカード チタン(法人)|金属製カードのステータスと24時間対応のコンシェルジュ
- 11位 apollostation PLATINUM BUSINESS|ガソリン・軽油の購入分までポイント還元の対象にできる
- 12位 ライフカードビジネスライトプラス|年会費無料で決算書なしでも申し込める
1位 アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード|利用限度額に一律の制限がなく大口の支払いにも対応できる

| 年会費(税込) | 49,500円 |
|---|---|
| 追加カード | 付帯特典なしは年会費無料/付帯特典ありは1枚13,200円(税込) ※付帯特典なしの追加カードは判定期間内に利用がないと管理手数料3,300円(税込) |
| ETCカード | 年会費・発行手数料とも無料。最大20枚まで発行可能 |
| 利用限度額 | 一律の上限なし(利用状況・支払い実績などから個別に判断) |
| ポイント 還元率 |
100円につき1メンバーシップ・リワード ポイント(0.5%〜) |
| 主な特典 | ビジネス・フリー・ステイ・ギフト/「ポケットコンシェルジュ」キャッシュバック特典/国内外の対象空港ラウンジ(同伴者1名まで無料)/手荷物無料宅配 |
| 申込対象 | 20歳以上の法人代表者・個人事業主。登記簿謄本や決算書は原則不要 |
- 利用限度額に一律の上限がなく、仕入れや広告費のような大口決済でも決済が止まりにくい
- 年間300万円(税込)以上の利用でTsugiTsugi(ツギツギ)の対象施設に1泊、500万円(税込)以上で最大2泊の無料宿泊がもらえる
- 付帯特典なしの追加カードは年会費無料なので、従業員に配る枚数が増えてもコストが膨らみにくい
- 登記簿謄本・決算書が原則不要で、設立まもない法人でも申し込みのハードルが低い
- 年会費49,500円(税込)は法人カードのなかでは高い部類で、特典を使わないと元を取りにくい
- 基本のポイント還元率は0.5%程度で、還元率だけを見れば年会費無料カードと大きく変わらない
- アメリカン・エキスプレスの加盟店は国内の小規模店舗などで使えない場面が残る
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードの一番の強みは、利用限度額に一律の上限が設けられていない点です。仕入れが集中する月や、広告費を一気に投下する月でも、利用実績と支払い状況をもとに柔軟に判断されるため、決済が途中で止まるリスクを抑えられます。月の決済額が数百万円規模になる中小企業にとって、これは年会費以上の価値を持ちます。
特典面も出張・接待に直結する内容です。ビジネス・フリー・ステイ・ギフトは、年間300万円(税込)以上の利用で1泊、500万円(税込)以上で最大2泊の無料宿泊がもらえる仕組みで、東急が運営する定額宿泊サービスTsugiTsugi(ツギツギ)の対象施設から選べます。「ポケットコンシェルジュ」キャッシュバック特典では、ダイニング予約のご利用で10%キャッシュバックされるため、会食が多い会社ほど負担を抑えられます。年会費の元が取れるかを細かく確かめたい方は、アメックス・ビジネス・ゴールドの特典を公式より詳しく解説した記事もあわせて読んでみてください。
2位 三井住友カード ビジネスオーナーズ|年会費が永年無料で従業員カードも18枚まで無料

| 年会費(税込) | 永年無料(本会員・パートナー会員とも) |
|---|---|
| 追加カード | パートナーカードを最大18枚まで年会費永年無料で発行可能 |
| ETCカード | 年会費無料(前年度に一度も利用がない場合は550円) |
| 利用限度額 | 最大500万円(同じカード会社の個人カードと合算) |
| ポイント 還元率 |
200円につき1ポイント(0.5%)。対象の三井住友カードとの2枚持ちで対象の利用は最大1.5% |
| 付帯保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(事前のカード決済が条件) |
| 申込対象 | 満18歳以上(高校生を除く)の法人代表者・個人事業主。登記簿謄本・決算書は不要 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
- 本会員もパートナーカードも年会費が永年無料で、従業員18名分まで追加コストがかからない
- 対象の三井住友カードとの2枚持ちで、Amazon.co.jpや対象道路事業者のETC、ANA・JALの直接購入分が最大1.5%還元になる
- 登記簿謄本・決算書が不要で、最短3営業日というスピードで発行できる
- ナンバーレス設計で券面に番号がなく、従業員に配っても番号を盗み見られる心配が小さい
- 利用限度額は最大500万円で、同じカード会社の個人カードを持っていると枠が合算される
- 基本還元率は0.5%にとどまり、ポイントアップには対象の個人カードとの2枚持ちが前提になる
- 空港ラウンジやコンシェルジュのようなステータス特典は付かない
三井住友カード ビジネスオーナーズは、年会費が永年無料でありながらパートナーカードを18枚まで無料で発行できる点が際立っています。従業員が10名いても、追加の負担は0円です。入会特典の条件は三井住友カード ビジネスオーナーズのキャンペーン解説で確認できます。前述のとおりJCB法人カード 一般で同じ人数分をそろえると2年目以降は年13,750円(税込)かかるため、コスト差は年単位で積み上がります。
還元面では、対象の三井住友カード(個人カード)との2枚持ちが鍵になります。Amazon.co.jpでの購入、対象道路事業者のETC利用、ANA・JALの直接購入分などが最大1.5%還元になるため、社用車の高速代や備品購入が多い会社ほど効きます。ゴールドとの違いを整理したい方は、一般とゴールドを8項目で比較した記事が参考になります。
3位 JCB法人カード 一般|低い年会費で使用者カードとETCカードを人数分そろえられる

| 年会費(税込) | 1,375円(オンライン入会で初年度無料) |
|---|---|
| 追加カード | 使用者カード1枚につき1,375円(税込)。本会員が年会費無料の期間は使用者カードも無料 |
| ETCカード | 年会費無料。カードの発行枚数とは関係なく複数枚申し込める |
| 利用限度額 | 10万〜500万円 |
| ポイント 還元率 |
200円につき1J-POINT(0.5%〜)。対象のパートナー店ではポイント倍率がアップ |
| 付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険 最高3,000万円/ショッピングガード保険(海外) |
| 会計ソフト連携 | 弥生・freeeへの利用明細データ取り込みに対応 |
| 申込対象 | 法人または個人事業主(使用者は18歳以上) |
- 年会費1,375円(税込)と低く、オンライン入会なら初年度は無料で試せる
- ETCカードは年会費無料で、カードの発行枚数と関係なく複数枚申し込めるので社用車が多くても対応できる
- 弥生・freeeへ利用明細を取り込めるため、経理の入力作業を大きく減らせる
- 年会費が低いにもかかわらず海外・国内とも最高3,000万円の旅行傷害保険が付く
- 使用者カードが1枚1,375円(税込)かかるため、人数が増えるほど年会費無料カードとの差が開く
- 基本還元率は0.5%で、法人カードのなかでは平均的な水準にとどまる
- 書類審査が入るため、発行までは必要書類の到着からおおむね2週間が目安になる
JCB法人カード 一般は、年会費1,375円(税込)という低コストで、使用者カードとETCカードを必要な枚数そろえられるのが持ち味です。特にETCカードは、カード本体の枚数と切り離して複数枚申し込めるため、営業車が5台、10台とある会社でも車両ごとに1枚を割り当てられます。ETCカードの発行条件でカードを比べたい場合は、ETCカードおすすめランキング12選もあわせて確認してみてください。
経費処理の面では、弥生会計やfreee会計への明細データ取り込みに対応している点が実務で効きます。国内発行の国際ブランドという安心感もあり、取引先への支払いや官公庁関連の決済でも使いやすい1枚です。ただし使用者カードは有料なので、10名を超える規模で配るなら年会費無料のカードと総額を比べてから決めるのがよいでしょう。
4位 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード|初年度年会費無料でプライオリティ・パスまで付く

| 年会費(税込) | 初年度無料、次年度以降33,000円 |
|---|---|
| 追加カード | 1枚3,300円(税込)、最大9枚まで発行可能 |
| ETCカード | 年会費無料、最大5枚まで発行可能 |
| ポイント 還元率 |
国内1,000円につき1永久不滅ポイント、海外は2ポイント |
| マイル | SAISON MILE CLUB(年会費5,500円)加入でJALマイル最大1.125% |
| 主な特典 | プライオリティ・パス(プレステージ会員)が無料/プラチナ会員専用コンシェルジュ・サービス |
| 申込対象 | 個人事業主・経営者など安定した収入があり社会的信用を有する方(学生・未成年を除く)。決算書・登記簿謄本は不要 |
- 初年度の年会費が無料なので、特典を1年使ってから継続を判断できる
- 通常469米ドルのプライオリティ・パス(プレステージ会員)が無料で付帯し、海外出張が多い会社ほど価値が大きい
- 24時間対応のコンシェルジュ・サービスで、出張手配や会食の予約を任せられる
- SAISON MILE CLUBに加入すればJALマイルが最大1.125%たまり、マイル重視の使い方に切り替えられる
- 次年度以降は33,000円(税込)がかかり、海外出張がない会社では回収しづらい
- 追加カードが1枚3,300円(税込)で、従業員に多く配る用途には向かない
- SAISON MILE CLUBの利用には別途年会費5,500円(税込)が必要になる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、初年度の年会費が無料なので、プラチナクラスの特典をノーリスクで試せるのが最大の利点です。プライオリティ・パスのプレステージ会員は通常469米ドルかかるため、海外出張が年に数回ある会社なら、それだけで翌年以降の年会費33,000円(税込)に見合う計算になります。
もう一つの軸がマイルです。SAISON MILE CLUB(年会費5,500円・税込)に加入すると、ショッピング1,000円ごとに10マイルが自動でたまり、還元率は最大1.125%になります。ただし年間のマイル移行には150,000マイルの上限があり、上限に達するとその年度は移行が止まって永久不滅ポイントの通常付与に切り替わります(上限到達時は翌年度のSAISON MILE CLUBの年会費が無料になります)。出張のたびに航空券を買う会社なら、たまったマイルをそのまま次の出張に充てられるため、実質的な出張コストを下げられます。決算書・登記簿謄本が不要な点も、設立まもない会社には申し込みやすいポイントです。
5位 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド|年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる

| 年会費(税込) | 5,500円。年間100万円の利用で翌年以降は永年無料 |
|---|---|
| 追加カード | パートナーカードを最大18枚まで年会費永年無料で発行可能 |
| ETCカード | 年会費無料(前年度に一度も利用がない場合は550円) |
| 利用限度額 | 最大500万円(同じカード会社の個人カードと合算) |
| ポイント 還元率 |
200円につき1ポイント(0.5%)。条件達成時の対象の利用は最大2.0% |
| 年間利用 ボーナス |
年間100万円の利用で毎年10,000ポイント |
| 付帯保険 | 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険 |
| 主な特典 | 全国主要空港のラウンジを無料で利用可能 |
| 申込対象 | 満18歳以上(高校生を除く)の法人代表者・個人事業主 |
- 年間100万円を使えば翌年以降の年会費が永年無料になり、実質0円でゴールドを持てる
- 年間100万円の利用で毎年10,000ポイントがもらえるため、100万円ちょうどでも実質還元率が1.5%まで上がる
- パートナーカードは一般カードと同じく最大18枚まで年会費永年無料
- 全国主要空港のラウンジが使え、最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険も付く
- 年間100万円に届かないと毎年5,500円(税込)がかかり、一般カードとの差額が無駄になる
- 利用限度額は最大500万円で、同じカード会社の個人カードと枠が合算される
- プライオリティ・パスやコンシェルジュは付かず、プラチナクラスの特典までは望めない
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドの狙いどころは、年間100万円という達成しやすい条件で年会費が永年無料になる点にあります。月あたり約8.4万円の決済で届く水準なので、通信費・広告費・備品購入をこのカードに寄せれば、多くの中小企業が達成できるでしょう。
さらに、年間100万円を使うと毎年10,000ポイントの継続特典が付きます。通常還元の5,000ポイントと合わせると、100万円ちょうどの利用で15,000ポイント相当、実質還元率は1.5%になる計算です。空港ラウンジと旅行傷害保険も付くので、「年会費実質0円でゴールドの実利だけを取る」使い方ができます。ただし100万円に届かない見込みなら、素直に一般カードを選んだほうが確実です。
6位 JCB法人カード ゴールド|出張の保険と空港ラウンジで移動の多い経営陣を支える

| 年会費(税込) | 11,000円(オンライン入会で初年度無料) |
|---|---|
| 追加カード | 使用者カード1枚につき3,300円(税込)。本会員が年会費無料の期間は使用者カードも無料 |
| ETCカード | 年会費無料。複数枚の申し込みが可能 |
| 利用限度額 | 50万〜500万円 |
| ポイント 還元率 |
200円につき1J-POINT(0.5%〜) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高1億円(利用付帯)/国内旅行傷害保険 最高5,000万円 |
| 主な特典 | 国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料/ゴールド会員専用デスク |
| 申込対象 | 法人または個人事業主(使用者は18歳以上) |
- 海外旅行傷害保険は最高1億円と手厚く、経営陣の海外出張が多い会社の備えになる
- 国内主要空港とハワイの空港ラウンジが無料で使え、出張の待ち時間を有効に使える
- オンライン入会なら初年度年会費無料で、1年試してから継続を判断できる
- ETCカードは年会費無料で複数枚発行でき、弥生・freeeへの明細取り込みにも対応する
- 使用者カードが1枚3,300円(税込)と高めで、大人数に配る用途には向かない
- 海外旅行傷害保険は利用付帯のため、旅費をこのカードで決済しないと補償されない
- 基本還元率は0.5%で、還元率だけを目的に持つ理由は薄い
JCB法人カード ゴールドは、出張が多い経営陣の保険とラウンジをまとめて確保することに向いたカードです。海外旅行傷害保険は最高1億円で、同クラスの法人カードのなかでも上位の補償額になります。ただし利用付帯なので、航空券や現地までの交通費をこのカードで決済することが条件です。総務・経理の側で「出張の支払いは必ずこのカード」というルールを決めておくと、補償を取りこぼしません。
使用者カードは1枚3,300円(税込)と一般カードの倍以上なので、配る対象は役員や出張の多い社員に絞るのが現実的です。全社員に配る枚数カードは年会費無料の別カードで用意し、ゴールドは出張要員だけに持たせるという組み合わせが、コストと補償のバランスを取りやすい形になります。ゴールドクラスを横並びで比べたい方は、法人ゴールドカードおすすめランキング10選も参考になります。
7位 UPSIDERカード|高額な与信枠と発行枚数無制限で成長中の会社に合う

| 年会費(税込) | 無料(発行手数料も無料) |
|---|---|
| 追加カード | リアルカード・バーチャルカードとも発行枚数無制限で無料 |
| 利用限度額 | 最大10億円(1取引あたり最大749,999米ドル) |
| ポイント 還元率 |
1.0%〜。前月確定分を毎月1日に付与し、請求額から自動で差し引く |
| 不正利用対策 | 260以上のサービスから利用先を制限可能/最大2,000万円の補償 |
| 会計ソフト連携 | freee会計、マネーフォワード クラウド会計、マネーフォワード クラウド会計プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドに対応 |
| 審査 | 決算書不要。銀行口座情報を連携し独自の与信モデルで審査 |
| 申込対象 | 法人のみ(個人事業主は利用不可)。独自ドメインのメールアドレスが必要 |
- 年会費・発行手数料が無料で、カードを何枚発行してもコストが増えない
- 最大10億円という与信枠で、広告費や仕入れが急に膨らむ局面でも決済が止まりにくい
- カードごとに利用先や上限額を制限でき、従業員の私的利用や使いすぎを仕組みで防げる
- 主要な会計ソフトにひととおり対応し、ポイントは請求額から自動で差し引かれるので使い忘れがない
- 個人事業主は申し込めず、法人であることと独自ドメインのメールアドレスが必要
- 空港ラウンジや旅行傷害保険のような、出張・接待向けの特典は用意されていない
- 与信枠は独自の審査モデルで決まるため、事業内容によっては期待した枠が出ないことがある
UPSIDERカードは、従来の法人カードとは設計思想が異なります。特典ではなく、支出のコントロールと会計処理の自動化に振り切ったカードで、カード1枚ごとに「このSaaSの支払いだけ」「月上限5万円まで」といった制限をかけられます。従業員数が増えて誰が何に使っているか把握しづらくなった会社ほど、この機能が効きます。
与信の考え方も特徴的です。決算書の提出は不要で、銀行口座を連携して独自の与信モデルで審査するため、設立直後でも前払い方式から利用を始められます。最大10億円という枠は、広告投下が月単位で大きく振れる事業には心強い水準でしょう。一方で個人事業主は対象外なので、法人成りしてから検討することになります。
8位 アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード|年会費を抑えてビジネス特典を一通り使える

| 年会費(税込) | 13,200円 |
|---|---|
| 追加カード | 付帯特典なしは年会費無料/付帯特典ありは1枚6,600円(税込) ※付帯特典なしの追加カードは判定期間内に利用がないと管理手数料3,300円(税込) |
| ETCカード | 年会費・発行手数料とも無料。基本カード会員は20枚まで、追加カード会員は1人1枚 |
| 利用限度額 | 一律の上限なし(利用状況・支払い実績などから個別に判断) |
| ポイント 還元率 |
100円につき1メンバーシップ・リワード ポイント(0.5%〜) |
| 主な特典 | 提携空港ラウンジ/手荷物無料宅配サービス/福利厚生サービス「クラブオフ」/弥生・freeeへのAPI連携 |
| 申込対象 | 20歳以上の法人代表者・個人事業主。登記簿謄本や決算書は原則不要 |
- 年会費13,200円(税込)でアメリカン・エキスプレスのビジネス特典を一通り使える
- ゴールドと同じく利用限度額に一律の上限がなく、大きな決済にも対応しやすい
- ETCカードを基本カード会員は20枚まで無料で発行でき、社用車が多い会社でも足りる
- 福利厚生サービス「クラブオフ」が付き、少人数の会社でも従業員向けの福利厚生を用意できる
- ビジネス・フリー・ステイ・ギフトのような無料宿泊特典はゴールドのみで、グリーンには付かない
- 付帯特典ありの追加カードは1枚6,600円(税込)と安くはない
- 年会費無料カードと比べると、決済額が小さい会社では回収しづらい
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カードは、ゴールドの年会費49,500円(税込)は重いが、限度額の柔軟さとビジネス特典は欲しいという会社向けの選択肢です。利用限度額に一律の上限がない設計はゴールドと同じなので、決済額が読みにくい会社でも安心して使えます。
実務面では、弥生・freeeへのAPI連携に対応している点と、ETCカードを基本カード会員で20枚まで無料発行できる点が効きます。福利厚生サービス「クラブオフ」も付帯するため、独自の福利厚生制度を持たない小規模法人にとっては、そのまま従業員向けの特典として使えます。無料宿泊特典が必要かどうかで、ゴールドと使い分けるとよいでしょう。
9位 ダイナースクラブ ビジネスカード|追加会員が年会費無料で会食・接待の優待が手厚い

| 年会費(税込) | 33,000円(税込) ※2026年4月10日以降の口座振替分から27,500円(税込)より改定 ※2026年8月3日〜11月1日お申し込み分は初年度無料、入会後1年以内に300万円以上利用すると次年度も無料になるキャンペーン実施中 |
|---|---|
| 追加カード | 最大4枚まで。1・2枚目は無料、3・4枚目は1枚あたり年5,500円(税込)のカード維持費 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 利用限度額 | 一律の上限なし(利用状況に応じて個別に設定) |
| ポイント 還元率 |
100円につき1ポイント。交換先により0.4%〜1.0%程度 |
| 付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険 最高1億円(利用条件付き) |
| 主な特典 | エグゼクティブ ダイニング(400店舗以上・2026年10月現在)など会食・接待に使えるレストラン優待/国内外の空港ラウンジ/2026年4月以降に新たなグルメサービスを追加 |
| 申込対象 | 所定の基準を満たす法人代表者・個人事業主 |
- 追加カードの1・2枚目が年会費無料で、役員2名体制の会社ならコストを増やさず配れる
- 利用限度額に一律の上限がなく、接待や大口の支払いでも決済が通りやすい
- 400店舗以上(2026年10月現在)の対象店で所定のコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるレストラン優待など、会食向けの特典が充実している
- 国内外の空港ラウンジが使え、出張と接待の両方をこの1枚でまかなえる
- 年会費が27,500円(税込)から33,000円(税込)へ改定され、負担が増えた
- 追加カードは最大4枚までで、従業員に広く配る使い方には向かない
- ダイナースクラブは加盟店が限られる場面があり、決済できない店舗が残る
ダイナースクラブ ビジネスカードは、接待・会食の機会が多い会社にとって費用対効果が読みやすい1枚です。所定のコースを2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になる優待を年に数回使うだけで、年会費のかなりの部分を回収できます。取引先との会食が月に何度もある会社なら、実質的な接待交際費の圧縮につながります。
年会費は2026年4月10日以降の口座振替分から27,500円(税込)より改定され、33,000円(税込)になりました。これに合わせて2026年4月以降は新しいグルメサービスが追加されています。2026年8月3日〜11月1日の入会キャンペーンでは初年度年会費が無料になり、入会後1年以内に300万円以上利用すると次年度の年会費も無料になるため、このタイミングで検討すると実質コストを抑えられます。追加カードは最大4枚と少ないため、役員クラスに限って持たせ、一般社員には年会費無料のカードを別で用意する運用が現実的です。
10位 ラグジュアリーカード チタン(法人)|金属製カードのステータスと24時間対応のコンシェルジュ

| 年会費(税込) | 55,000円 |
|---|---|
| 追加カード | 1枚16,500円(税込) |
| ETCカード | 発行可能(年会費・発行手数料とも無料) |
| 利用限度額 | 審査により個別に設定 |
| ポイント 還元率 |
1.0%(キャッシュバックに充当可能) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高1億2,000万円 |
| 主な特典 | 24時間対応のコンシェルジュ・サービス/プライオリティ・パス/リムジンサービス/国内外の高級レストラン優待 |
| 申込対象 | 法人代表者・個人事業主 |
- 還元率1.0%と法人カードのなかでは高水準で、たまったポイントはキャッシュバックに充てられる
- 24時間対応のコンシェルジュ・サービスで、出張の手配や会食の店選びを任せられる
- 金属製カードならではの存在感があり、会食の支払い場面で印象に残りやすい
- プライオリティ・パスやリムジンサービスなど、最上位クラスに近い特典を年会費55,000円(税込)で使える
- 年会費55,000円(税込)に加え、追加カードが1枚16,500円(税込)と負担が大きい
- 従業員に広く配る前提のカードではなく、経営者・役員向けの位置づけになる
- 会計ソフト連携や利用制限機能といった経費管理の機能は、専業系のカードに見劣りする
ラグジュアリーカード チタン(法人)は、還元率1.0%とコンシェルジュ・サービスを両立させたい経営者向けのカードです。ポイントはキャッシュバックに充てられるので、法人カードでありがちな「たまっても使い道がない」という問題が起きにくいのも実用的です。
一方で、追加カードが1枚16,500円(税込)と高く、従業員に配る用途には向きません。代表者と役員だけが持ち、一般社員には年会費無料のカードを別で用意するという2階建ての運用が前提になります。年会費と追加カード代の合計を先に試算してから申し込むと、導入後のコスト超過を避けられます。
11位 apollostation PLATINUM BUSINESS|ガソリン・軽油の購入分までポイント還元の対象にできる
| 年会費(税込) | 22,000円。年間300万円以上の利用で翌年以降の年会費が本会員・追加会員とも無料 |
|---|---|
| 追加カード | 最大9枚。初年度無料、次年度以降は1枚3,300円(税込) |
| ETCカード | 年会費無料(本会員・追加会員とも発行可能) |
| 給油時の ポイント還元 |
通常のショッピング利用と同じ国内0.8%・海外1.0%が適用される。給油専用カード「apollostation BUSINESS」と連携すると、単体では還元対象になりにくい給油分にも0.5%のポイントが加算される |
| ポイント 還元率 |
国内1,000円につき8ポイント(0.8%)、海外は10ポイント(1.0%) |
| 主な特典 | プライオリティ・パスを本会員・追加会員とも無料で発行可能(年間の無料利用回数は5回まで。6回目以降は都度有料。2026年8月に改定) |
| 申込対象 | 法人代表者・個人事業主 |
- 給油専用カード「apollostation BUSINESS」と組み合わせれば、通常は還元対象になりにくい給油分にも0.5%のポイントが加算される
- 国内0.8%・海外1.0%という還元率は法人カードのなかでも高めで、給油以外の仕入れや消耗品の支払いにも使いやすい
- 年間300万円以上の利用で翌年以降の年会費が本会員・追加会員とも無料になる
- プライオリティ・パスを追加会員分まで無料で発行でき、出張の多い社員にも行き渡る(無料利用は年5回まで)
- ガソリン・軽油そのものの値引きは付かず、値引き重視なら出光の個人向けカード(ねびきプラス対応)のほうが向く場面もある
- プライオリティ・パスの無料利用は年5回までで、2026年8月の改定で以前より使える回数が減った
- 年間300万円に届かないと年会費22,000円(税込)と追加カード3,300円(税込)がかかる
- ポイント還元率は国内0.8%で、還元率だけを見ると上位のカードに一歩譲る
apollostation PLATINUM BUSINESSは、社用車の燃料費や高速代をまとめてポイント還元の対象にできるのが特徴です。このカード自体にガソリン・軽油の値引きは付きませんが、国内0.8%・海外1.0%という還元率は法人カードのなかでも高めで、仕入れや消耗品の支払いに充てるだけでも還元額を積み上げられます。給油専用カード「apollostation BUSINESS」と連携すれば、単体では還元対象になりにくい給油分にも0.5%のポイントが加算されるため、社用車の台数が多い会社ほど還元の取りこぼしを減らせます。
年会費は22,000円(税込)ですが、年間300万円以上の利用で翌年以降は本会員・追加会員とも無料になります。給油に加えて仕入れや通信費もこのカードに寄せられる会社なら、条件はそれほど高いハードルではありません。給油系のカードを横断的に比べたい場合は、ガソリンカードおすすめランキング12選も参考になります。
なお、付帯するプライオリティ・パスは2026年8月の改定で年間の無料利用回数が5回までに変更されています(2026年10月時点の公式表記)。改定前は年30回まで無料でしたが、6回目以降は都度有料(利用ごとに料金が発生)になります。出張のたびに複数回ラウンジを使う想定だった場合は、この回数制限を踏まえて価値を見直しておくとよいでしょう。
12位 ライフカードビジネスライトプラス|年会費無料で決算書なしでも申し込める

| 年会費(税込) | 無料(スタンダード) |
|---|---|
| 追加カード | 最大3枚まで年会費無料 |
| ETCカード | 年会費無料 |
| 利用限度額 | 10万〜500万円 |
| ポイント 還元率 |
1,000円につき1ポイント(0.5%相当)。誕生日月ポイントやステージ制など個人カード向けの優遇は対象外 |
| 付帯保険 | 付帯保険・空港ラウンジサービスはなし(旅行傷害保険・ショッピング保険は付帯しない) |
| 必要書類 | 代表者の本人確認書類のみ。決算書・登記簿謄本は原則不要 |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
| 年会費無料の 条件 |
入会月から翌年の入会月末日までにカードの利用がない場合、カードサービス手数料1,650円(税込)が発生 |
- 年会費が無料で、追加カード3枚とETCカードもすべて無料で持てる
- 決算資料等が不要で、代表者の本人確認書類だけで申し込める
- 最短3営業日で発行され、Web完結で手続きが終わる
- 利用限度額は最大500万円まで設定され、年会費無料カードとしては上限が高い
- 追加カードは最大3枚までで、従業員が多い会社では枚数が足りない
- 誕生日月ポイントやステージ制など、個人向けライフカードの優遇は対象外になる
- 付帯保険・空港ラウンジサービスがなく、出張向けの特典は一切付かない
- 入会月から翌年の入会月末日までに一度も利用がないと、カードサービス手数料1,650円(税込)がかかる
ライフカードビジネスライトプラスは、設立まもない会社が最初に持つ1枚として通しやすいカードです。決算資料等が不要で、代表者の本人確認書類だけで申し込めるため、法人登記が終わったばかりでも手続きに詰まりません。年会費が無料なので、事業が軌道に乗るまでの固定費を増やさずに済みます。
追加カードは最大3枚と少ないので、従業員が増えたら三井住友カード ビジネスオーナーズやUPSIDERカードのような枚数に強いカードへ切り替える前提で考えておくとよいでしょう。まずは事業用の支払いを個人カードから切り離すことが目的なら、このカードで十分に役目を果たします。
自社の課題から選ぶ中小企業向け法人カード
ランキングの順位はあくまで総合評価です。実際には「何に困っているか」から逆算したほうが、失敗のない1枚にたどり着けます。ここでは中小企業でよくある5つの課題ごとに、相性のよいカードを具体的に挙げます。
固定費をこれ以上増やしたくない会社に向くカード
年会費も追加カード代も1円も増やしたくない、という会社に合うのが三井住友カード ビジネスオーナーズです。本会員もパートナーカードも永年無料なので、従業員が増えてもカードのコストは0円のまま維持できます。

| 年間のカード コスト |
0円(本会員・パートナーカードとも永年無料) |
|---|---|
| 従業員10名 に配った場合 |
0円(18枚まで無料のため追加負担なし) |
| ETCカード | 無料(前年度に一度も利用がない場合のみ550円) |
| 還元でどこまで 取り戻せるか |
年間500万円の決済で0.5%=25,000円相当。対象の利用が最大1.5%になれば上積みできる |
| 限度額 | 最大500万円(同じカード会社の個人カードと合算) |
- 年会費・追加カード代がいずれも永年無料で、固定費がまったく増えない
- ETCカードも実質無料で、社用車の高速代までカバーできる
- 登記簿謄本・決算書が不要で、最短3営業日と導入までが早い
- ポイントアップには対象の三井住友カードとの2枚持ちが前提になる
- 個人カードと利用枠が合算されるため、実際に使える枠は目減りすることがある
固定費を抑える観点では、「年会費が無料か」より「追加カードが無料か」を先に見るのが正解です。年会費1,375円のカードでも、従業員10名分の使用者カードを付ければ年13,750円かかります。無料枠が18枚あるこのカードなら、その心配がありません。
従業員の経費精算を一本化したい会社に向くカード
立て替え精算をなくして、支払いも記帳もカード側で完結させたい会社にはUPSIDERカードが合います。カードを何枚でも無料で発行でき、1枚ごとに利用先と上限額を制限できるのが決め手です。

| 配れる枚数 | リアルカード・バーチャルカードとも無制限(年会費・発行手数料は無料) |
|---|---|
| 使いすぎ の防止 |
カードごとに上限額を設定でき、260以上のサービスから利用先を制限できる |
| 会計ソフト 連携 |
freee会計、マネーフォワード クラウド会計、マネーフォワード クラウド会計プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドに対応 |
| 不正利用 への備え |
最大2,000万円の補償 |
| 申込対象 | 法人のみ(個人事業主は不可)。独自ドメインのメールアドレスが必要 |
- 部署ごと・用途ごとにカードを分けられるので、誰が何に使ったかが明細を見るだけで分かる
- サブスクの支払い専用カードを作れば、解約漏れや二重契約を発見しやすい
- 主要な会計ソフトに明細が自動で流れ、経理の入力作業がほぼ不要になる
- 個人事業主は利用できず、法人であることが条件になる
- 空港ラウンジや旅行傷害保険などの出張向け特典は用意されていない
経費精算の一本化で効果が出るのは、「立て替え→申請→承認→振込」という4工程がまるごと消える点です。従業員10名が月5件ずつ立て替えている会社なら、月50件の精算処理がなくなる計算になります。カードごとの利用制限があるので、私的利用のリスクを増やさずに枚数を配れるのも安心材料です。
出張や接待が多い会社に向くカード
宿泊・会食・移動にまとまった費用をかけている会社なら、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードが年会費を回収しやすい選択です。特典が出張と接待の実費に直接ひもづくのが理由です。

| 宿泊で 戻る分 |
年間300万円(税込)以上の利用でTsugiTsugi(ツギツギ)の対象施設に1泊、500万円(税込)以上で最大2泊 |
|---|---|
| 会食で 戻る分 |
「ポケットコンシェルジュ」のダイニング予約で10%キャッシュバック |
| 移動の 快適さ |
国内外の対象空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能。海外出張時の手荷物無料宅配も付帯 |
| 決済の 止まりにくさ |
利用限度額に一律の上限がなく、出張費の立て替えが重なっても対応しやすい |
| 年会費(税込) | 49,500円 |
- 年間300万円(税込)以上の利用で無料宿泊が付き、年会費の相当部分を宿泊費で回収できる
- ダイニング予約で10%キャッシュバックされるため、接待の回数が多いほど効果が積み上がる
- 空港ラウンジは同伴者1名まで無料で、取引先との移動でも使える
- 年会費49,500円(税込)は高く、出張・接待が少ない会社では回収しきれない
- 付帯特典ありの追加カードは1枚13,200円(税込)で、配る人数を絞る必要がある
判断の目安は、年間の決済額が300万円を超えるかどうかです。超えるなら無料宿泊が付くので、宿泊費と会食の優待だけで年会費に近い金額を取り戻せます。届かない場合は、同じ設計で年会費13,200円(税込)のアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カードに落とすほうが合理的でしょう。ゴールドの入会特典の条件や期限はアメックス・ビジネス・ゴールドのキャンペーン解説で整理しています。
社用車とETCをよく使う会社に向くカード
営業車や配送車を複数台持つ会社は、ガソリン代と高速代が毎月の固定的な支出になります。apollostation PLATINUM BUSINESSなら、ETCカードを無料で複数枚そろえながら、給油専用カードとの連携でガソリン代もポイント還元の対象に乗せられるのが強みです。
| 給油時の ポイント還元 |
本体の還元率(国内0.8%・海外1.0%)がそのまま適用される。給油専用カード「apollostation BUSINESS」と組み合わせると、単体では還元対象になりにくい給油分にも0.5%のポイントが加算される |
|---|---|
| 値引きの有無 | ガソリン・軽油そのものの値引きは付かない。値引きを重視する場合は、出光の個人向けカード(ねびきプラス対応)のほうが向く場面もある |
| ETCカード | 年会費無料。本会員・追加会員とも発行可能 |
| 配れる枚数 | 追加カード最大9枚(初年度無料、次年度以降は1枚3,300円) |
| 年会費(税込) | 22,000円。年間300万円以上の利用で翌年以降は本会員・追加会員とも無料 |
- 給油専用カード「apollostation BUSINESS」と連携すれば、ガソリン・軽油の購入分も含めてポイント還元を取りこぼしにくい
- ETCカードが年会費無料で、追加会員分も発行できるので車両ごとに割り当てられる
- 年間300万円以上の利用で年会費が無料になり、実質コスト0円で運用できる可能性がある
- ガソリン・軽油そのものの値引きは付かないため、値引き重視なら出光の個人向けカード(ねびきプラス対応)のほうが向く場面もある
- 年間300万円に届かないと年会費と追加カード代が発生する
社用車が2〜3台程度で給油量が少ない会社なら、年会費無料のカードでETCカードだけ複数枚そろえる方法でも十分です。ガソリン代そのものを下げたいなら出光の値引き型カードを検討し、ポイント還元と社用車の経費管理をまとめて効率化したいならapollostation PLATINUM BUSINESSを選ぶ、という整理が実情に近いでしょう。高速代の比重が大きい会社は、ETCカードの発行枚数に制限がないJCB法人カードとの併用も検討する価値があります。
設立1年未満で実績がまだ少ない会社に向くカード
決算書がまだない、事業実績も浅い——そんな段階で通しやすいのがライフカードビジネスライトプラスです。代表者の本人確認書類だけで申し込め、年会費も永年無料なので、最初の1枚として無理がありません。

| 必要書類 | 代表者の本人確認書類のみ。決算書・登記簿謄本は原則不要 |
|---|---|
| 審査で 見られるもの |
会社の実績より代表者個人の信用情報が中心 |
| 発行スピード | 最短3営業日(Web完結) |
| 年会費(税込) | 永年無料。追加カード3枚・ETCカードも無料 |
| 限度額 | 10万〜500万円 |
- 決算書が不要なので、設立直後でも申し込みの土俵に乗れる
- 年会費が永年無料で、事業が軌道に乗る前でも固定費が増えない
- 最短3営業日で発行され、事業用の支払いをすぐ個人カードから切り離せる
- 追加カードは最大3枚で、人数が増えると早めに別カードが必要になる
- 出張向けの特典が付かないため、成長後は上位カードへの乗り換えが前提になる
なお、設立直後でも申し込める選択肢は他にもあります。UPSIDERカードは決算書不要で銀行口座の連携から与信を判断する仕組みなので、法人であれば設立直後から使えます。アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードも登記簿謄本・決算書が原則不要です。「設立年数が浅い=どこも通らない」ということはないので、必要書類の条件からカードを絞り込んでみてください。
アメックス・ビジネス・ゴールドで最大17万ポイントがもらえるキャンペーン実施中!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、事業の経費決済をまとめるための法人代表者・個人事業主向けのカードです。入会後の利用条件を段階的に達成すると、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイントを受け取れます。年会費は49,500円(税込)ですが、出張や会食で使える特典と、大きな決済に耐える利用枠が付いてきます。
- 入会後4ヶ月以内に80万円、8ヶ月以内に200万円、10ヶ月以内に300万円の利用で、ボーナスポイントと通常ポイントを合わせて最大170,000ポイント
- 利用限度額に一律の上限がなく、仕入れや広告費などまとまった決済にも対応できる
- カードの利用額に応じて無料宿泊がもらえる「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」(年間300万円(税込)以上で1泊、500万円(税込)以上で最大2泊。東急の定額宿泊サービス「ツギツギ」で利用)
- 「ポケットコンシェルジュ」のダイニング予約で10%キャッシュバック
- 申し込みは20歳以上の法人代表者・個人事業主が対象で、登記簿謄本や決算書は原則不要
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
年会費を抑えて持つならアメックス・ビジネス・グリーンという選び方も
同じアメリカン・エキスプレスの法人代表者・個人事業主向けカードで、年会費は13,200円(税込)。ビジネス・ゴールドの49,500円(税込)と比べて年36,300円ぶん負担が軽く、追加カードも1枚6,600円(税込)です。まずは年会費を抑えて1枚目を持ちたい事業者向けの選択肢です。
\ 入会特典 合計75,000ポイント獲得可能 /
※入会特典の獲得には所定の条件があります。内容・期間は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
中小企業が法人カードを導入するメリット
法人カードの価値は、ポイント還元だけではありません。経理・資金繰り・内部統制のそれぞれに効いてきます。ここでは実務で体感しやすい6つのメリットを整理します。
経費の精算と記帳がまとめて片づく
支払いをカードに寄せると、明細がそのまま経費の一覧になります。会計ソフトへのAPI連携に対応していれば、利用データが自動で取り込まれ、勘定科目の推測まで済んだ状態で確認できます。
効果を数字で見てみましょう。従業員10名が月5件ずつ立て替え精算をしている会社では、月50件、年600件の精算処理が発生します。1件あたり申請5分・承認3分・振込処理2分として、年間で約100時間です。法人カードに切り替えれば、この工程がほぼ丸ごと消えます。
さらに、立て替え精算に必要だった小口現金の管理や振込手数料も不要になります。経理担当が1名しかいない中小企業ほど、この時間の削減が効いてきます。
個人カードより高い利用限度額を確保できる
個人カードの限度額は一般に10万〜100万円程度ですが、法人カードは10万〜500万円が標準的な範囲です。アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードやダイナースクラブ ビジネスカードのように一律の上限を設けない商品や、UPSIDERカードのように最大10億円の枠を用意する商品もあります。
限度額が確保できると、広告費の投下や仕入れのタイミングを、カードの枠ではなく事業判断で決められるようになります。月末に決済が通らず広告配信が止まる、という機会損失を防げるのは、想像以上に大きな効果です。
なお、枠が足りない場合は増枠の申請ができます。半年〜1年の利用実績があると通りやすくなるため、導入直後から支払いを集約しておくと、必要になったときに増枠が認められやすくなります。
支払いを後ろ倒しにできて資金繰りに余裕が出る
カード決済には、締め日から支払日までの猶予があります。締め日の翌日に決済すれば、実際に口座から引き落とされるまで最長で50〜60日程度あくカードもあります。
たとえば月末締め・翌々月10日払いのカードなら、月初の仕入れ代金は約40日後の支払いです。売掛金の入金より先に支払いが来る、という資金繰りのズレをカードが吸収してくれるわけです。
ただし、これは支払いを先送りしているだけで、資金が増えるわけではありません。翌々月にまとめて大きな金額が引き落とされるため、引き落とし日の残高だけは必ず確認しておいてください。リボ払いや分割払いで支払いを繰り延べると手数料が発生し、かえって資金を圧迫します。
貯まったポイントで経費そのものを圧縮できる
年間500万円を決済する会社の場合、還元率0.5%なら25,000円相当、1.0%なら50,000円相当が戻ります。ポイントの使い道はカードによって異なりますが、次のような選択肢があります。
| 請求額への充当 | UPSIDERカードのように、たまったポイントが翌月の請求額から自動で差し引かれる方式。使い忘れが起きない |
|---|---|
| キャッシュバック | ラグジュアリーカード チタン(法人)など。現金と同じ扱いで、経費の圧縮効果が分かりやすい |
| ギフトカード交換 | JCB法人カードのJ-POINT(旧Oki Dokiポイント)など。備品購入や従業員へのインセンティブに使える |
| マイル移行 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのSAISON MILE CLUBなど。出張の航空券に充てられる |
大事なのは還元率の高さより、自社が確実に使い切れる交換先があるかどうかです。還元率1.0%でも使い道がなければ0%と変わりません。
出張や接待で使える優待・付帯保険が付く
年会費有料のカードには、出張と接待の実費を減らす特典が付きます。空港ラウンジの無料利用、手荷物の無料宅配、レストラン予約のキャッシュバック、ホテルの無料宿泊などです。
付帯保険も見逃せません。JCB法人カード ゴールドは海外旅行傷害保険が最高1億円(利用付帯)、ラグジュアリーカード チタン(法人)は最高1億2,000万円です。海外出張が定期的にある会社なら、別途かける出張保険の費用を抑えられる可能性があります。
ただし「利用付帯」の保険は、旅費をそのカードで決済しないと補償されません。社内で「出張の支払いはこのカード」というルールを決め、周知しておくことが必要です。
誰がいくら使ったかが見えて社内の統制が効く
従業員カードを配ると、利用明細に「誰が」「いつ」「どこで」「いくら」使ったかが記録されます。部門別・担当者別の集計がそのままできるため、予算管理の精度が上がります。
UPSIDERカードのように、カードごとに利用先や上限額を制限できる商品なら、統制はさらに強くなります。ルールで縛るのではなく、システム側で使えないようにするほうが、運用の負担が小さく確実です。
一般社団法人日本クレジット協会は、クレジットカードの不正利用被害額に関する統計を定期的に公表しています。従業員に配る枚数が増えるほど紛失・不正利用のリスクも上がるため、利用上限の設定と、紛失時の連絡ルールをあわせて整えておきましょう。
中小企業が法人カードを持つ前に押さえたい4つの落とし穴
導入してから「思っていたのと違う」となりやすい点を4つ挙げます。申し込み前に確認しておけば、どれも避けられます。
年会費と追加カードの費用が人数分ふくらむ
繰り返しになりますが、総コストを決めるのは本会員の年会費ではなく追加カードの費用です。具体的に計算してみましょう。
| カード | 本会員の 年会費 |
従業員10名分 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ | 0円 | 0円 | 0円 |
| JCB法人カード 一般(2年目以降) | 1,375円 | 13,750円 | 15,125円 |
| JCB法人カード ゴールド(2年目以降) | 11,000円 | 33,000円 | 44,000円 |
| ラグジュアリーカード チタン(法人) | 55,000円 | 165,000円 | 220,000円 |
※金額はいずれも税込。従業員10名分は各カードの追加カード年会費で試算しています(ラグジュアリーカード チタン(法人)は10枚発行できた場合の単純計算)。
同じ人数を想定しても、カードによって年間コストは0円から20万円超まで開きます。「何名に配るか」を先に決めてからカードを選ぶと、この落とし穴は避けられます。
分割払いやリボ払いに対応していないカードが多い
法人カードは支払い方法が1回払いのみ、という商品が少なくありません。個人カードの感覚で高額の設備投資をカード決済すると、翌月にまとめて引き落とされて資金繰りが苦しくなることがあります。
対策は2つです。1つ目は、高額の支払いは事前に引き落とし日と金額を確認しておくこと。2つ目は、設備投資のような大型の支出はカードではなく融資やリースで対応することです。
支払い方法の選択肢が必要な場合は、申し込み前にカード会社の商品概要で「支払い方法」の欄を確認してください。1回払いのみと明記されているカードは、あとから分割に変更できません。
代表者個人の信用情報で審査結果が左右される
中小企業向けのビジネスカードは、決算書ではなく代表者個人の信用情報を見る商品が主流です。つまり、会社の業績が良くても、代表者個人に延滞履歴があると審査に通らないことがあります。
具体的には、クレジットカードや携帯電話の分割払いの延滞、奨学金の返済遅延、短期間に複数のカードへ申し込んだ履歴などが影響します。心当たりがある場合は、指定信用情報機関へ本人開示を請求して、自分の情報を確認しておくと確実です。
なお、延滞情報は完済から5年程度で消えるのが一般的です。すぐに必要なら、審査基準が異なるUPSIDERカードのように、法人の口座情報から与信を判断する商品を検討する方法もあります。
従業員の私的利用や紛失は社内ルールでしか防げない
従業員カードを配ると、私的利用のリスクが生まれます。多くのカードには利用先を制限する機能がないため、運用ルールで対応することになります。
最低限、次の3点を文書で決めておきましょう。1つ目は使ってよい費目の範囲(交通費・備品・接待など)。2つ目は領収書の提出期限。3つ目は紛失・盗難時の連絡先と手順です。紛失に気づいたらすぐカード会社へ連絡し、警察にも届け出るのが基本で、国民生活センターの解説でも、管理が不適切だと不正利用の補償が受けられない場合があると注意されています。
システム側で制限できるカードを選ぶのも有効な手です。UPSIDERカードならカードごとに上限額と利用先を設定できるため、ルールを守らせる手間そのものを減らせます。
インボイス制度と電子帳簿保存法に合わせた法人カードの経費処理
法人カードを導入しても、経費処理のルールを外すと仕入税額控除が受けられなくなります。ここは実務で間違いが起きやすいので、根拠にあたりながら整理しておきましょう。
カードの利用明細だけでは適格請求書として使えない
最も誤解が多いのがここです。国税庁は、クレジットカード会社からの請求明細書について、カード会社は適格請求書を作成・発行する立場にないため適格請求書には該当しない、という考え方を示しています。
つまり仕入税額控除を受けるには、カードの明細ではなく、加盟店(実際の売り手)から受け取ったレシートや領収書を保存する必要があります。カード払いにしたからといって、領収書の受け取りをやめてはいけません。
例外もあります。税込1万円未満の課税仕入れについての少額特例、公共交通機関特例、出張旅費等特例に当てはまる取引は、適格請求書の保存がなくても仕入税額控除が認められます。これらの取引については、カードの利用明細をもとに処理して差し支えありません。1万円未満の判定は、国税庁が示す少額特例の概要のとおり、商品ごとではなく1回の取引の税込金額で行います。なお、少額特例は基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者が対象で、2029年9月30日までの取引に適用される時限措置です。「1万円未満は明細でよい、それ以上は領収書が必須」と覚えておくと、現場での判断に迷いません。
電子帳簿保存法に沿った明細と領収書の残し方
カードの利用明細をWebで受け取る、領収書をPDFやメールで受け取る——これらはいずれも電子取引に当たり、電子データのまま保存する必要があります。紙に印刷して保管するだけでは要件を満たしません。
国税庁の電子帳簿保存法関係のページでは、電子帳簿保存・スキャナ保存・電子取引の3つの区分ごとに、要件やQ&Aが公開されています。実務では次の2点を押さえておけば大きく外れません。
1つ目は改ざん防止の措置です。訂正・削除の履歴が残るシステムを使うか、事務処理規程を定めて運用するかのどちらかを選びます。2つ目は検索できる状態にしておくことです。取引年月日・取引金額・取引先の3項目で探せるようにファイル名や管理簿を整えます。
カード側の機能でこれを支えられると楽になります。UPSIDERカードのように決済ごとに領収書を紐づけられる仕組みがあれば、保存と検索の要件を運用でカバーしやすくなります。
会計ソフト連携で仕訳をどこまで自動化できるか
会計ソフト連携でできることと、人が残る作業をはっきり分けておきましょう。
| 自動化できる | 利用日・金額・利用店舗の取り込み/過去の仕訳に基づく勘定科目の推測/カード利用者ごとの明細の振り分け |
|---|---|
| 人の確認が要る | 勘定科目の最終判断/税区分(課税・非課税・不課税)の確認/適格請求書の有無に応じた控除区分の判定 |
| 人がやるしかない | 加盟店から受け取った領収書の回収と保存/私的利用が混ざっていないかの確認 |
主要なカードの対応状況を見ると、JCB法人カードは弥生・freeeへのデータ取り込みに、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カードは弥生・freeeへのAPI連携に対応しています。UPSIDERカードはfreee会計、マネーフォワード クラウド会計、マネーフォワード クラウド会計プラス、勘定奉行クラウド、弥生会計クラウド、PCAクラウドに対応しています。自社が使っているソフトが対応表に載っているかを、申し込み前に必ず確認してください。
年会費や決済手数料の勘定科目と処理の考え方
法人カードにまつわる費用の勘定科目は、実務上おおむね次のように整理されます。
| カードの年会費 | 諸会費として処理するのが一般的。支払手数料とする例もある |
|---|---|
| ETCカードの 発行手数料 |
支払手数料 |
| リボ・分割の 手数料 |
支払利息または支払手数料 |
| 付与された ポイント |
使用時に雑収入として計上する方法や、対象経費から差し引く方法がある |
年会費は事業に関連する支出であれば損金に算入できます。ただし代表者が私的にも使うカードの年会費は、事業使用分だけが対象になるため、事業専用のカードを分けておくほうが処理は明快です。
ポイントの扱いは会社によって方針が分かれます。金額が小さいうちは使用時に雑収入とする簡便な方法で足りますが、年間で数十万円規模になるなら顧問税理士に処理方針を確認しておきましょう。
法人カードの乗り換え・解約でつまずかないための手順
カードを切り替えるときは、順番を間違えると支払いが止まります。次の4ステップで進めれば安全です。
解約前に広告費・サブスク・通信費の支払い先を洗い出す
最初にやるべきは、そのカードで支払っている継続課金の棚卸しです。直近12か月分の明細を出して、毎月・毎年発生している支払いをすべて書き出します。
見落としやすいのは次のようなものです。年1回だけ引き落とされるドメイン更新料やソフトウェアのライセンス料、担当者しか把握していない広告アカウントの決済、テスト用に契約したまま残っているSaaS。年払いのサービスは12か月分をさかのぼらないと見つかりません。
洗い出したら、サービス名・金額・引き落とし日・変更手続きのURLを一覧にします。この一覧が、そのまま切り替え作業のチェックリストになります。
従業員カードとETCカードを回収して利用を止める
追加カードを配っている場合は、本会員のカードを解約する前に全部回収します。従業員が持ったままだと、解約後に決済エラーが起きたり、車載器に挿しっぱなしのETCカードで料金所を通れなかったりします。
ETCカードは特に注意が必要です。車載器に挿したままのカードは、解約すると次の走行時にエラーになります。営業車が複数台ある会社では、どの車両に何枚挿さっているかを台帳で管理しておくと回収漏れを防げます。
回収したカードは、磁気ストライプとICチップを切断してから破棄します。カード会社によっては返送を求められる場合があるので、解約の案内を確認してください。
貯まったポイントとマイルは解約前に使い切る
カードを解約すると、原則としてポイントは失効します。マイルに移行済みの分は航空会社側に残りますが、カード会社のポイントのままだと消えてしまいます。
解約の1〜2か月前には残高を確認し、交換先を決めておきましょう。ギフトカードへの交換は申し込みから届くまで数週間かかることがあるため、余裕を持って手続きしてください。キャッシュバックや請求額への充当ができるカードなら、次回の引き落としに充てるのが最も無駄がありません。
なお、同じカード会社の別のカードへ切り替える場合は、ポイントを引き継げることがあります。JCBやアメリカン・エキスプレスのように、上位カードへの切り替えでポイントが維持される例もあるので、解約ではなく切り替えの手続きがないか先に確認してみてください。
新旧2枚を重ねて持つ期間をつくって決済切れを防ぐ
最も安全なのは、新しいカードが手元に届いてから旧カードを解約する流れです。目安として1〜2か月は2枚を並行して持つ期間を設けてください。
進め方は次のとおりです。まず新しいカードを発行し、洗い出した支払い先の登録カードを1件ずつ切り替えます。次に、旧カードの明細を1か月分確認して、まだ引き落としが残っていないかをチェックします。引き落としがゼロになったことを確認してから、旧カードを解約します。
年払いのサービスがある場合は、次の更新日を過ぎるまで旧カードを残しておくのが安全です。更新日が半年先なら、その時点まで持ち続けるか、サービス側で先に登録カードを変更しておきましょう。
中小企業の法人カード審査に通るために準備すること
法人カードの審査は、個人カードとは見られる項目が違います。事前に準備できることを押さえておけば、通過率は上げられます。
審査で確認される会社と代表者の情報
中小企業向けのビジネスカードで見られるのは、大きく分けて次の3つです。
| 代表者の 信用情報 |
クレジットカード・ローンの返済状況、延滞履歴、短期間の多重申し込みなど。ビジネスカードではここが最も重く見られる |
|---|---|
| 会社の基本情報 | 登記上の所在地、設立年月日、事業内容、資本金、固定電話の有無など |
| 財務状況 | コーポレートカードや上位カードでは決算書の提出を求められることがある。ビジネスカードでは省略される商品が多い |
意外に効くのが、固定電話番号とホームページの有無です。携帯電話番号しか登録がない、Webサイトも存在しないという状態だと、事業実態の確認が取りづらくなります。申し込み前に会社概要ページだけでも用意しておくと、余計な疑問を持たれずに済みます。
設立1年未満や赤字決算でも申し込めるカードの条件
設立直後や赤字決算でも申し込めるカードには、共通する条件があります。登記簿謄本・決算書が原則不要と明記されていることです。この条件のカードは、会社の財務ではなく代表者個人の信用情報を中心に判断します。
該当するカードには次のようなものがあります。三井住友カード ビジネスオーナーズ、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード、ライフカードビジネスライトプラスなどです。
UPSIDERカードはやや設計が異なり、決算書ではなく銀行口座を連携して独自の与信モデルで審査します。設立直後は前払い方式から利用を始められるため、実績がまったくない段階でも導入できます。ただし個人事業主は対象外です。
申し込みに必要な書類と用意する順番
必要書類は、カードの種類によって次のように分かれます。準備の順番は、上から下へ進めるのが効率的です。
| 1. 代表者の 本人確認書類 |
運転免許証、マイナンバーカードなど。ほぼすべてのカードで必要 |
|---|---|
| 2. 引き落とし 口座の情報 |
法人口座または代表者個人の口座。ビジネスカードは個人口座を指定できる商品が多い |
| 3. 登記事項 証明書 |
発行から3か月以内のものを求められることが多い。不要なカードも多い |
| 4. 決算書 | コーポレートカードや上位カードで必要。直近1〜2期分 |
まず1と2をそろえて、それだけで申し込めるカードから当たるのが実務的です。3と4が必要なカードは、書類の取得と審査に時間がかかるため、急ぎで必要な場合は後回しにしてください。
審査に落ちたあとに立て直す方法
審査に落ちても、理由は開示されません。ただし、次の順番で見直すと通過の可能性は上げられます。
1つ目は期間を空けることです。申し込み情報は指定信用情報機関に6か月程度残るため、続けて申し込むと多重申し込みと判断されます。最低6か月は間隔を空けてください。
2つ目は信用情報を自分で確認することです。指定信用情報機関に本人開示を請求すれば、自分の延滞履歴や申し込み履歴を確認できます。心当たりのない情報が載っていることもあるので、一度確かめておく価値があります。
3つ目は審査基準の異なるカードを選ぶことです。同じ系列のカードに続けて申し込んでも結果は変わりにくいので、年会費無料のカードや、与信の考え方が違うカードへ切り替えます。それでも難しい場合は、まず年会費無料のカードで半年〜1年の利用実績を作り、そのうえで上位カードに申し込むと通りやすくなります。
中小企業の法人カードに関するよくある質問
中小企業が最初に持つ法人カードはどれを選べばよい?
迷ったら年会費永年無料で追加カードも無料のカードから始めるのが安全です。三井住友カード ビジネスオーナーズなら本会員・パートナーカードとも永年無料で、18枚まで配れます。ライフカードビジネスライトプラスも年会費無料で、決算書なしで申し込めます。
1年ほど使って、年間の決済額と出張・接待の頻度が見えてきたら、上位カードへの切り替えを検討します。年間決済額が300万円を超え、宿泊や会食の費用が大きいなら、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードのような年会費有料カードのほうが結果的に得になる場合があります。
引き落とし口座は法人口座でないと申し込めない?
カードによります。ビジネスカードに分類される商品は、代表者個人の口座を引き落とし口座に指定できるものが多いです。法人口座の開設には時間がかかるため、設立直後でカードを急ぐ場合はこの点を確認してください。
一方、コーポレートカードは原則として法人口座からの引き落としになります。また、法人口座を指定する場合は、口座名義とカードの契約者名義が一致している必要があります。
設立したばかりの法人でも審査に通る?
通ります。登記簿謄本・決算書が原則不要のカードなら、設立年数は大きな障害になりません。この場合に見られるのは代表者個人の信用情報です。
三井住友カード ビジネスオーナーズ、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード、ライフカードビジネスライトプラスなどが該当します。UPSIDERカードは銀行口座の連携から与信を判断するため、設立直後でも前払い方式から利用を始められます(個人事業主は対象外)。
法人カードで税金や社会保険料は支払える?
支払えます。国税は国税庁が案内する専用の納付サイトから、地方税は地方税共同機構が運営する専用サイト(eLTAX経由)から、クレジットカードで納付できます。社会保険料も、一部の手続きでカード納付に対応しています。
ただし納付額に応じた決済手数料がかかる点に注意してください。地方税の場合、納付金額が1万円増えるごとに決済手数料が75円(税抜)ずつ加算される仕組みです。手数料はポイント還元率を上回ることが多いため、金銭的な得を狙う手段としては期待しないほうがよいでしょう。メリットは、支払いのタイミングを引き落とし日まで後ろ倒しにできる資金繰り面にあります。
従業員が使った分の明細は誰がどう確認する?
追加カードの利用分は、原則として本会員の明細に合算されて届きます。多くのカードでは、Web明細で利用者ごとに絞り込んで表示できます。
より細かく管理したい場合は、利用者別の明細発行に対応したカードや、UPSIDERカードのようにカードごとに用途を分けられる商品を選びます。会計ソフトへの連携が使えるなら、取り込んだデータを部門別・担当者別に集計するほうが早い場合もあります。従業員が5名を超えるあたりから、利用者別の可視化ができるかどうかが効いてきます。
法人カードは複数枚持っても問題ない?
問題ありません。むしろ役割を分けて2枚持つほうが、コストと機能のバランスを取りやすいケースが多くあります。
たとえば、従業員に配る枚数カードは年会費無料の三井住友カード ビジネスオーナーズ、出張の多い役員向けにはアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード、という組み合わせです。給油が多い会社なら、社用車の支払いだけapollostation PLATINUM BUSINESSに寄せる方法もあります。
ただし、枚数が増えると年会費の合計と明細の管理が煩雑になります。2〜3枚を上限に、それぞれの役割を決めて運用するのが現実的でしょう。
まとめ|中小企業に合う法人カードは年会費・限度額・追加カードで決まる
中小企業向けの法人カードは、ステータスやポイント還元率よりも、年会費・利用限度額・追加カードの枚数と費用の3点で決まります。この3つが自社の実情に合っていれば、あとの特典は上乗せの価値でしかありません。
改めて、状況別の選び方を整理します。
| 固定費を増やしたくない | 三井住友カード ビジネスオーナーズ(年会費永年無料・パートナーカード18枚まで無料) |
|---|---|
| 経費精算を一本化したい | UPSIDERカード(発行枚数無制限・利用先の制限と会計ソフト連携) |
| 出張と接待が多い | アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード(無料宿泊・会食優待・限度額に一律の上限なし) |
| 社用車のコストを下げたい | apollostation PLATINUM BUSINESS(給油専用カード連携のポイント還元とETCカード無料) |
| 設立まもない | ライフカードビジネスライトプラス(決算書不要・年会費無料・最短3営業日) |
年会費無料で始めるなら、三井住友カード ビジネスオーナーズの2枚持ちで還元率を上げる組み合わせや、口コミ評判のレビュー記事も参考になります。導入後は、経費処理のルールもあわせて整えてください。カードの利用明細だけでは適格請求書にならないため、加盟店から受け取った領収書の保存は続ける必要があります。電子で受け取った明細や領収書は、電子データのまま保存することも忘れないでください。
まずは年会費のかからないカードで事業用の支払いを個人カードから切り離し、1年分の決済額が見えたところで上位カードを検討する——この順番なら、無駄な年会費を払わずに自社に合う1枚へたどり着けます。