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2026.11.01

法人口座におすすめのネット銀行ランキング10選【2026年11月】振込手数料・月額料金・開設スピードで徹底比較

法人口座におすすめのネット銀行ランキング|「法人口座選びに迷う方へ!」「法人口座向けネット銀行おすすめランキング」「手数料・月額料金・開設スピードで比較」の文字と銀行の建物・スマホ・コイン

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「会社を作ったけれど、法人口座はどこで作ればいいの?」「メガバンクの振込手数料が高くて、毎月の経費を見直したい」と悩んでいませんか。

法人口座は、売上の入金・取引先への支払い・給与振込・税金の納付まで、会社のお金の流れがすべて通る大切なインフラです。銀行選びを間違えると、振込1件あたり数百円の差が、年間では数万円〜数十万円のコスト差になって表れます。

2026年はネット銀行の法人向け手数料の値下げが相次いだ年です。GMOあおぞらネット銀行は8月に他行宛振込を1件100円へ、ドコモSMTBネット銀行は10月に一律100円へ引き下げ、三井住友銀行の法人口座 Trunkも7月から実質100円になりました。4月にはみんなの銀行が法人口座の提供を始めています。

そこでこの記事では、2026年11月時点の公式情報をもとに、法人口座におすすめのネット銀行10社を振込手数料・月額料金・開設スピードで比較したランキングをご紹介します。振込件数別のコストシミュレーションや目的別のおすすめ、審査に通りやすくするコツ、メガバンク・信用金庫との使い分け方まで詳しく解説します。

最後まで読めば、自社の振込件数や取引スタイルに合った法人口座が見つかり、ムダな手数料を払わずに経理をスムーズに回せるようになるはずです。

法人口座はネット銀行がおすすめ?メガバンク・信用金庫との違い

結論からいうと、創業期の会社や、振込が多い中小企業のメイン決済口座にはネット銀行が向いています。一方で、融資や地域での信用を重視するなら、メガバンクや信用金庫の口座を組み合わせるのが現実的です。

まずは、銀行の種類ごとの違いを押さえておきましょう。

ネット銀行・メガバンク・信用金庫・ゆうちょ銀行の法人口座を比較

法人口座を作れる金融機関は、大きく分けてネット銀行・メガバンク・信用金庫(地方銀行を含む)・ゆうちょ銀行の4種類です。それぞれの特徴を一覧にまとめました。

種類 他行宛振込手数料の目安 ネットバンキング月額 口座開設のスピード 融資・対面相談 向いている会社
ネット銀行 1件90円〜229円程度 0円が主流 最短即日〜2週間程度 △(オンライン融資中心) 創業期・振込が多い会社
メガバンク 1件400円〜660円程度(ネット経由) 有料プランが多い 2週間〜1か月程度が目安 ◎ 大手との取引・融資重視の会社
信用金庫・地方銀行 金融機関ごとに異なる(ネット銀行より高め) 有料のことが多い 2週間〜1か月程度が目安 ◎(地域密着) 地元で事業をする会社・創業融資を受けたい会社
ゆうちょ銀行 ゆうちょ同士は安いが他行宛は割高 有料プランあり 数週間程度 ×(事業性融資は基本なし) 全国の郵便局で現金を扱いたい会社

たとえば三菱UFJ銀行の法人向けインターネットバンキング(BizSTATION)は、他行宛振込が3万円未満484円・3万円以上660円(2026年11月時点)です。これに対し、GMOあおぞらネット銀行やドコモSMTBネット銀行は金額にかかわらず1件100円なので、同じ振込でも1件あたり380円〜560円の差があります。

ただし、メガバンクや信用金庫には「取引実績が融資の判断材料になる」「地元の取引先から信頼されやすい」という強みがあります。コストだけで選ぶのではなく、会社のステージに合わせて使い分けるのがポイントです。

法人インターネットバンキングの月額料金が0円の銀行が多い

ネット銀行のもう1つの強みが、インターネットバンキングの月額料金がかからない点です。

メガバンクや地方銀行の法人向けネットバンキングは、月額1,000円〜3,000円台の基本料がかかるプランが一般的です。年間にすると数万円になり、振込がほとんどない月でも固定費として出ていきます。

一方、GMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行・三井住友銀行 Trunk・ラクスルバンクは、口座維持手数料やネットバンキングの月額料金が0円です。売上がまだ安定しない創業期でも、口座を持っているだけでコストがかかる心配がありません。

なお、SBI新生銀行やイオン銀行のように、ネットバンキングに月額料金がかかる銀行もあります。月額料金と振込手数料はセットで比べることが大切です。

ネット銀行の法人口座おすすめランキング10選

ここでは、法人口座におすすめのネット銀行10社をランキング形式でご紹介します。

選定にあたっては、次の3つの基準を重視しました。

1つ目は振込手数料と月額料金の安さです。毎月必ず発生するコストなので、他行宛振込手数料・月額料金・無料回数の条件をチェックしています。2つ目は口座開設のスピードと手軽さです。会社設立直後はすぐに口座が必要になるため、オンライン完結かどうかや最短日数を比べています。3つ目は付帯サービスの充実度です。ビジネスデビット・会計ソフト連携・給与振込・海外送金など、経理を楽にする機能を総合的に見ています。

順位 銀行名 月額料金 他行宛振込手数料 口座開設
1位 GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行
0円 100円 最短即日
2位 ドコモSMTBネット銀行
ドコモSMTBネット銀行
0円 100円(一律) 最短翌日
3位 三井住友銀行
三井住友銀行 Trunk
0円 実質100円 最短翌営業日
4位 PayPay銀行
PayPay銀行
0円 145円 最短当日
5位 楽天銀行
楽天銀行
0円 3万円未満150円
3万円以上229円
約2週間
6位 みんなの銀行
みんなの銀行
公式サイトで確認 130円 最短翌営業日
7位 フィンサーバンク
フィンサーバンク
0円〜(有料プラン月額2,980円〜・税抜) 90円〜(無料プランは110円) 申込最短15分・オンライン完結
8位 ラクスルバンク
ラクスルバンク
0円 119円 最短当日
9位 SBI新生銀行
SBI新生銀行
2,200円(振込振替コース) 3万円未満220円
3万円以上330円
営業担当経由で手続き
10位 イオン銀行
イオン銀行
2,200円 220円〜440円 対面手続きが必要

※手数料はすべて税込・2026年11月時点の各社公式サイト等の情報です。キャンペーンによる無料回数は含みません。

1位 GMOあおぞらネット銀行|他行宛振込100円+設立1年未満は月20回無料で創業期のコストを抑えられる

GMOあおぞらネット銀行

口座維持手数料・月額 0円
他行宛振込手数料 1件100円(2026年8月17日〜)
振込料金とくとく会員(月額500円)は1件99円
同行宛振込手数料 無料
無料回数の特典 常設:開設月の翌々月まで月20回無料、設立1年未満の法人は設立月から12か月間 月20回無料
キャンペーン:2026年11月30日までの新規開設で月100回×3か月無料
給与・賞与振込 1件90円(2026年9月1日〜)
口座開設 最短即日(オンライン完結)
ビジネスデビット 原則1%キャッシュバック
振込受付時間 24時間365日(メンテナンス時を除く)
その他 銀行API35種類以上(原則無償)、Wise提携の海外送金、会計ソフト連携、振込入金口座(バーチャル口座)
メリット
  • 他行宛振込が1件100円で、金額による差もなくシンプル
  • 設立1年未満なら最大12か月、毎月20回まで他行宛振込が無料
  • 最短即日で口座開設でき、登記中でも予約申込ができる
  • 給与・賞与振込が1件90円で、従業員が増えてもコストが膨らみにくい
デメリット
  • 提携ATMでの入出金は1回110円かかる
  • 店舗がなく、対面での融資相談はできない

GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行とGMOインターネットグループが共同で運営するネット銀行です。2026年8月17日から法人・個人事業主の他行宛振込手数料を1件100円(税込)に引き下げ、ネット銀行の中でもトップクラスの安さになりました。GMOあおぞらネット銀行宛の振込は無料です。

創業期の会社にとって大きいのが、常設プログラム「スタートアップ企業応援施策」です。設立1年未満の法人は、設立月から12か月間、他行宛振込が毎月20回まで無料になります。さらに2026年8月17日〜11月30日に新規開設した法人は、無料回数が月100回(3か月で最大300回)に拡大されるキャンペーンの対象です。月20件の振込なら、最初の1年間は振込手数料がほぼかかりません。

2026年9月には給与・賞与振込サービス(1件90円)の提供も始まり、従業員を雇った後も使い続けやすくなりました。freee会計などの会計ソフトと連携でき、API連携による振込や入金消込の自動化にも対応しているので、経理の手間を減らしたい会社にも向いています。

2位 ドコモSMTBネット銀行|2026年10月から他行宛振込が件数を問わず一律100円

ドコモSMTBネット銀行

口座維持手数料・月額 0円(インターネットバンキング利用料も無料)
他行宛振込手数料 1件100円(2026年10月1日〜・件数にかかわらず一律)
同行宛振込手数料 無料
無料回数の特典 新規口座開設特典:開設月と翌月は他行宛振込が月10回無料
口座開設 最短翌日から利用可能(携帯電話番号の登録が条件)
デビットカード 口座開設時に付帯
総合振込 対応(総合振込サービスは今回の値下げの対象外)
その他 社会保険料・国民年金保険料の口座振替に対応
メリット
  • 他行宛振込が件数にかかわらず一律100円で、毎月のコストが読みやすい
  • 口座維持手数料・ネットバンキング利用料が一切かからない
  • 最短翌日から使えて、創業直後の入金口座にも間に合いやすい
デメリット
  • 総合振込サービスは一律100円の対象外
  • 件数に応じた振込優遇プログラムは廃止され、大量振込での追加割引はない

ドコモSMTBネット銀行は、2026年8月3日に住信SBIネット銀行から商号を変更した、NTTドコモ・三井住友信託銀行グループのネット銀行です。2026年10月1日から、法人の他行宛振込手数料を件数にかかわらず一律100円(税込)に引き下げました。以前は振込件数に応じて手数料が下がる優遇プログラムがありましたが、廃止されて誰でも同じ100円で使えるようになっています。

口座維持手数料もネットバンキング利用料もかからないため、振込が少ない月でも固定費はゼロです。新規口座開設の特典として、開設月と翌月は他行宛振込が月10回まで無料になります。

社会保険料や国民年金保険料の口座振替に対応しているのも、法人口座として使いやすいポイントです。総合振込は値下げの対象外なので、取引先へのまとめ払いが多い会社は、通常の振込とどちらが安いかを事前に確認しておきましょう。

3位 三井住友銀行 Trunk|月額0円・他行宛振込実質100円でメガバンクの信用力も手に入る

三井住友銀行

初期契約料・月額利用料 0円
他行宛振込手数料 実質100円(振込時に145円を引落し、差額45円を翌々月末までに返金・2026年7月28日〜)
同行宛振込手数料 三井住友銀行宛は無料
口座開設 最短翌営業日(申込はオンライン完結・途中保存可)
必要書類 本人確認書類と事業内容が確認できる書類の2点
申込対象 法人(個人事業主・法人格のない団体は対象外)
キャンペーン 1周年記念キャンペーンは2026年10月31日で終了(現在の実施内容は公式サイトで確認)
その他 法人キャッシュカードでATM入出金、三井住友カード ビジネスオーナーズとの組み合わせ特典あり
メリット
  • メガバンクの法人口座なのに月額0円・他行宛振込実質100円
  • 取引先や金融機関に三井住友銀行の口座として信用されやすい
  • 必要書類が2点だけで、スマホからでも申し込める
デメリット
  • 他行宛振込はいったん145円が引き落とされ、45円の返金は後日になる
  • 個人事業主は申し込めない

Trunk(トランク)は、三井住友銀行が中小企業・スタートアップ向けに提供する法人口座です。最大の魅力は、メガバンクの口座を月額0円で持てて、他行宛振込も実質100円という点です。振込時には145円が引き落とされますが、差額の45円は振込実施月の翌々月末までに返金されます(解約済みの口座には返金されません)。

口座番号は三井住友銀行のものなので、請求書に記載したときの安心感があり、「取引先からメガバンクの口座を求められた」という場面にも対応できます。申込みはオンラインで完結し、必要書類は本人確認書類と事業内容が確認できる書類の2点だけです。

開設から1年間は月最大50回までの他行宛振込手数料がキャッシュバックされる1周年記念キャンペーンは、2026年10月31日で終了しました。現在の特典は公式サイトで確認しましょう。法人カードの三井住友カード ビジネスオーナーズと組み合わせると特典が用意されているので、三井住友カード ビジネスオーナーズの評判もあわせてチェックしておくと、経費の支払いまでまとめて効率化できます。

4位 PayPay銀行|月額基本料0円で24時間いつでもリアルタイム振込ができる

PayPay銀行

月額基本料 0円
他行宛振込手数料 1件145円(2025年5月26日改定)
同行宛振込手数料 PayPay銀行宛は無料
無料回数の特典 開設月の翌々月末まで他行宛振込が月5回無料
振込受付 24時間365日(メンテナンス時を除く)、振込限度額0〜1,000万円
口座開設 最短当日(審査状況により異なる)
ビジネスデビット Visaビジネスデビット(年会費・発行手数料無料、即時払いと翌月払いを選択可)
個人事業主 個人事業主向け口座あり
メリット
  • 月額基本料0円で、PayPay銀行宛の振込は無料
  • 24時間365日振込を受け付け、相手先が対応していればリアルタイムで着金
  • Visaビジネスデビットが年会費無料で、翌月払いも選べる
デメリット
  • 他行宛振込145円は、100円台前半の銀行と比べるとやや高い
  • 店舗がないため、融資相談はオンライン中心になる

PayPay銀行は、旧ジャパンネット銀行として20年以上の運営実績があるネット銀行で、法人口座の利用実績も豊富です。月額基本料0円で、振込は24時間365日受け付けています。PayPay銀行宛と、24時間即時決済に対応した金融機関宛の振込はリアルタイムで完了するため、夜間や休日の急な支払いにも対応できます。

2025年5月の改定で、PayPay銀行宛は無料、他行宛は145円になりました。2026年11月時点では、他社の値下げで100円前後の銀行が増えたため、手数料だけ見ると上位3社に一歩譲ります。ただし開設月の翌々月末までは他行宛振込が月5回無料になります。

Visaビジネスデビットは年会費・発行手数料が無料で、即時払いに加えて翌月払いも選べるので、資金繰りに合わせて使い分けられます。個人事業主向けの口座もあるため、法人成りの前後で同じ銀行を使い続けたい人にも便利です。

5位 楽天銀行|総合振込や外国送金に対応し取引先の多い会社でも使いやすい

楽天銀行

月額管理費 0円
他行宛振込手数料 3万円未満150円/3万円以上229円
同行宛振込手数料 楽天銀行宛は金額にかかわらず52円
外国送金 送金手数料1,000円(初期導入手数料・月額使用料0円)
口座開設 申込から約2週間(書類到着から通常1週間程度)
総合振込・複数口座 総合振込・給与振込に対応、最大30件の一括振込、用途別に最大20口座まで一括申込可
ビジネスデビット ビジネスデビットカード(JCB)は利用金額の1%キャッシュバック
その他 全国約10万台のATMが利用可能、担当者別ID・権限設定(口座管理プラス)
メリット
  • 月額管理費0円で、外国送金も1件1,000円と低コスト
  • 用途別に最大20口座を持てて、部門別・目的別の管理がしやすい
  • ビジネスデビット(JCB)の1%キャッシュバックで経費の支払いがお得
デメリット
  • 3万円以上の他行宛振込は229円で、上位の銀行より高め
  • 楽天銀行宛の振込にも52円かかる
  • 開設まで約2週間かかり、即日開設には向かない

楽天銀行の法人ビジネス口座は、月額管理費0円で、外国送金を1件1,000円で使えるのが大きな特徴です。初期導入手数料や月額使用料もかからないため、海外の仕入れ先や外注先への支払いがある会社に向いています。

用途に応じて最大20口座まで一括で申し込めるので、「売上の入金用」「税金の積立用」「給与支払い用」のように口座を分けて管理したい会社にも便利です。担当者ごとにIDや権限を設定できる口座管理プラスを使えば、経理担当者が複数いる会社でも安全に運用できます。

一方で、他行宛振込は3万円未満150円・3万円以上229円と、2026年に値下げした上位の銀行より高めです。開設までは約2週間かかり、ホームページがない会社や設立半年以内の会社、バーチャルオフィスを本店にしている会社は、事業実態を確認できる書類の追加提出が必要になります。

6位 みんなの銀行|2026年4月スタートの法人口座でスマホから申込みと管理が完結

みんなの銀行

提供開始 2026年4月
他行宛振込手数料 1回130円
同行宛振込手数料 無料
普通預金金利 年0.5%(提供開始時点・変動金利)
口座開設 最短翌営業日(来店不要・オンライン完結)
申込対象 日本国内で登記された営利法人(株式会社・特例有限会社・合同会社・合名会社・合資会社)、代表者本人のみ申込可、1法人1口座
主な機能 即時・予約振込、残高照会、各種明細書・証明書のWeb発行、パスキー認証
メリット
  • 普通預金金利が年0.5%と高く、事業資金を置いておくだけで利息が付く
  • 他行宛振込130円・同行宛無料で、振込コストも抑えられる
  • パスキー認証でパスワード管理の手間が少ない
デメリット
  • 第1弾の機能は振込・残高照会が中心で、総合振込やデビットはまだない
  • 1法人1口座のみで、個人事業主は申し込めない

みんなの銀行は、ふくおかフィナンシャルグループが運営するデジタルバンクです。2026年4月に法人口座の提供を始め、申込みから日々の振込まで来店不要で完結します。口座開設は最短翌営業日で、パスキー認証を採用しているため、ワンタイムパスワードの管理も不要です。

注目したいのが、普通預金金利が年0.5%(提供開始時点)という高さです。運転資金として数百万円を置いておくだけでも、メガバンクの普通預金とは利息に大きな差が出ます。

ただし、第1弾は機能を絞った普通預金口座で、振込・残高照会・明細書の発行が中心です。総合振込や給与振込、デビットカードを使いたい会社は、他のネット銀行と併用するのがおすすめです。金利や月額料金などの最新条件は、申込み前に公式サイトで確認しておきましょう。

7位 フィンサーバンク|他行宛振込1件90円〜の業界最安級で請求書払いも効率化

フィンサーバンク

月額料金 無料プラン0円/有料プラン月額2,980円〜(税抜)
他行宛振込手数料 1件90円〜(スタンダードプラン以上)、無料プランは1件110円
給与振込 1件21円〜
口座 北國銀行フィンサー支店(提携オンラインバンク)
口座開設 申込最短15分・来店や郵送不要のオンライン完結
主な機能 請求書のAI自動読み取り、請求書振込、稟議、経費精算、請求書発行、電子帳簿保存法・インボイス制度対応、会計ソフト連携
運営 株式会社f9k(金融サービス仲介業者 関東財務局長(金サ)第12号)
メリット
  • 有料プランなら他行宛振込1件90円〜、給与振込21円〜と業界最安級
  • 請求書をAIが読み取って振込データを作るので、手入力が減る
  • 経費精算や稟議まで1つのサービスで完結できる
デメリット
  • 90円で振り込むには月額2,980円(税抜)〜の有料プランが必要
  • 無料プランの他行宛振込は110円

フィンサーバンクは、1943年設立の北國銀行と提携した法人向けのオンラインバンクです。運営する株式会社f9kは金融サービス仲介業者で、口座そのものは北國銀行のフィンサー支店に開設されます。

最大の特徴は、スタンダードプラン以上なら他行宛振込が1件90円、給与振込が1件21円からという手数料の安さです。さらに、受け取った請求書をAIが自動で読み取り、最短30秒で振込まで進められるため、請求書払いが多い会社ほど作業時間を削減できます。

注意したいのは、90円の手数料は有料プラン(月額2,980円〜・税抜)が前提という点です。無料プランでは他行宛振込が1件110円になります。月の振込件数が少ない会社は無料プランで、請求書処理の件数が多い会社は有料プランで、とプランの選び方で実質コストが変わります。

8位 ラクスルバンク|他行宛振込119円で印刷・広告の発注が多い中小企業と相性がよい

ラクスルバンク

月額利用料 0円
他行宛振込手数料 1件119円
同行宛振込手数料 GMOあおぞらネット銀行宛は無料
口座 GMOあおぞらネット銀行の専用支店(ラクスルバンク支店)
口座開設 最短当日(取引責任者と代表者が同一の場合)、銀行担当者とのWeb面談不要
ポイント還元 ラクスルバンク支払いでラクスルで使える2.0%のポイント(デビットはラクスル本体での支払いが対象外)
振込機能 24時間365日受付、全銀協フォーマットで最大99件の一括申請、申請・承認フロー
注意点 海外送金の取り扱いなし
メリット
  • 月額0円で他行宛振込119円、GMOあおぞらネット銀行宛は無料
  • ラクスルの印刷・集客サービスをラクスルバンク支払いで払うと2.0%のポイントが貯まる
  • 申請者と承認者を分けた振込フローで、社内のチェック体制を作りやすい
デメリット
  • 本家のGMOあおぞらネット銀行(100円)より他行宛振込が高い
  • 海外送金には対応していない

ラクスルバンクは、印刷・集客支援サービスのラクスルが2025年11月に始めた中小企業向けの金融サービスです。口座はGMOあおぞらネット銀行の専用支店に開設され、月額0円・他行宛振込119円で使えます。

チラシや名刺、ノベルティなどをラクスルでよく発注する会社なら、ラクスルバンク支払いならラクスルで使える2.0%のポイントが貯まるのが魅力です(デビットカードもVisa加盟店で2%還元ですが、ラクスル本体での支払いは対象外です)。申請者がPCで振込申請を作り、外出中の承認者がスマホアプリで承認する、といった社内フローも組みやすくなっています。

ただし、2026年8月に本家のGMOあおぞらネット銀行が他行宛振込を100円に下げたため、手数料だけを比べるとGMOあおぞらネット銀行のほうが安くなっています。ラクスルのサービスを使わない会社は、GMOあおぞらネット銀行と比較して選びましょう。

9位 SBI新生銀行|法人向けネットサービスと営業店の相談窓口を両立できる

SBI新生銀行

ネットサービス SBI新生コーポレートネットサービス(照会専用・振込振替・フルサービスの3コース)
月額基本料金 振込振替コース 2,200円
他行宛振込手数料 3万円未満220円/3万円以上330円
同行宛振込手数料 無料
当日扱いの振込受付 18:00まで
法人向け営業店 北海道・東京・大阪・愛知・福岡
その他 総合振込、口座振替、定額自動振込、法人向け融資に対応
メリット
  • ネットサービスに加えて、法人向け営業店で融資などの相談ができる
  • 総合振込・口座振替・定額自動振込など法人向けの機能がそろっている
  • SBI新生銀行宛の振込は無料
デメリット
  • ネットサービスに月額基本料金がかかる
  • 他行宛振込は220円〜330円と、ネット専業の銀行より高め

SBI新生銀行は、SBIグループの銀行として個人向けのネットサービスで知られていますが、法人向けにもSBI新生コーポレートネットサービスを提供しています。照会専用・振込振替・フルサービスの3コースがあり、振込をするなら振込振替コース以上を選びます。

ネット専業銀行と違い、北海道・東京・大阪・愛知・福岡に法人向けの営業店があり、融資などの相談ができるのが強みです。総合振込・口座振替・定額自動振込など、取引が増えてきた会社に必要な機能もそろっています。

一方、振込振替コースは月額基本料金2,200円、他行宛振込は3万円未満220円・3万円以上330円(いずれも税込・同行の告知時点)と、手数料の安さではネット専業銀行に及びません。最新の料金は改定されることがあるため、申込み前に公式サイトの手数料表で確認しましょう。

10位 イオン銀行|店舗で対面相談ができイオン銀行ATMで現金も扱いやすい

イオン銀行

ネットサービス イオン銀行ビジネスネットサービス
月額利用料 2,200円
他行宛振込手数料 1回220円〜440円
同行宛振込手数料 無料
当日扱いの振込受付 23:59まで
総合振込 対応(最大50,000件)
口座開設 対面での手続きが必要
その他 海外送金、法人向け融資、複数口座、体験版のネットバンキングあり
メリット
  • イオンの店舗内にある店舗で対面相談ができる
  • 全国のイオン銀行ATMで現金の入出金がしやすい
  • 当日扱いの振込を23:59まで受け付けている
デメリット
  • ネットサービスの月額利用料2,200円がかかる
  • 口座開設に対面手続きが必要で、すぐには使い始められない

イオン銀行は、イオンのショッピングモール内などに店舗を構える銀行です。ネット銀行の手軽さと、店舗で直接相談できる安心感を両立しているのが特徴で、法人向けにはイオン銀行ビジネスネットサービスを提供しています。

店舗や商業施設で現金売上が発生する事業者にとっては、全国のイオン銀行ATMで売上金を入金しやすいのが便利です。当日扱いの振込は23:59まで受け付けており、最大50,000件の総合振込にも対応しています。

ただし、ネットサービスには月額2,200円がかかり、他行宛振込も220円〜440円とネット専業銀行より高めです。口座開設には対面での手続きが必要なので、すぐに口座が必要な創業直後の会社は、上位の銀行と併用するとよいでしょう。

法人口座のネット銀行10社を振込手数料・月額料金・開設日数で比較

ランキングで紹介した10社を、比較のポイントごとに一覧にまとめました。自社でとくに重視したい項目から見比べてみてください。

他行宛振込手数料と月額利用料の比較

毎月かかるコストに直結する、月額利用料と振込手数料の比較です。

銀行名 月額利用料 他行宛振込 同行宛振込 無料回数・特典
GMOあおぞらネット銀行 0円 100円 無料 設立1年未満は12か月間 月20回無料
ドコモSMTBネット銀行 0円 100円 無料 開設月と翌月は月10回無料
三井住友銀行 Trunk 0円 実質100円 無料 1周年記念キャンペーンは2026年10月31日で終了
PayPay銀行 0円 145円 無料 開設月の翌々月末まで月5回無料
楽天銀行 0円 150円/229円 52円 なし
みんなの銀行 公式サイトで確認 130円 無料 なし
フィンサーバンク 0円〜 90円〜110円 記載なし 給与振込21円〜
ラクスルバンク 0円 119円 無料(GMOあおぞら宛) ラクスルで使える2.0%ポイント
SBI新生銀行 2,200円 220円/330円 無料 なし
イオン銀行 2,200円 220円〜440円 無料 なし

※2026年11月時点・税込。楽天銀行・SBI新生銀行は「3万円未満/3万円以上」の順です。

月額0円で他行宛100円のGMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行・三井住友銀行 Trunkの3行が、2026年11月時点のコスト面のトップグループです。請求書払いが多く有料プランを使えるなら、フィンサーバンクの90円がさらに安くなります。

口座開設までの日数とオンライン完結の可否

会社設立直後は、資本金の払込みや売上の入金のために早く口座が必要になります。開設スピードと手続きの方法を比べました。

銀行名 最短の開設日数 オンライン完結 主な条件・注意点
GMOあおぞらネット銀行 最短即日 ○ 取引責任者と代表者が同一などの条件あり、登記中は予約申込が可能
ドコモSMTBネット銀行 最短翌日 ○ 携帯電話番号の登録が条件
三井住友銀行 Trunk 最短翌営業日 ○ 必要書類は2点、個人事業主は対象外
PayPay銀行 最短当日 ○ 審査状況により日数がかかる場合あり
楽天銀行 約2週間 ○(書類は郵送) 申込書の押印・郵送が必要
みんなの銀行 最短翌営業日 ○ 代表者本人の申込みのみ、1法人1口座
フィンサーバンク 申込最短15分 ○ 開設日数は審査による
ラクスルバンク 最短当日 ○ 取引責任者と代表者が同一の場合、Web面談不要
SBI新生銀行 公式サイトで確認 × フルサービスは営業担当への事前連絡が必要
イオン銀行 公式サイトで確認 × 対面での手続きが必要

とにかく早く口座が欲しい場合は、最短即日のGMOあおぞらネット銀行や、最短当日のPayPay銀行・ラクスルバンクが候補になります。ただし、どの銀行も審査の状況や書類の不備によって日数が延びることがあるので、余裕を持って申し込みましょう。

総合振込・給与振込・海外送金の対応状況

従業員を雇ったり、取引先が増えたりすると、まとめて振り込む機能や給与振込が必要になります。

銀行名 総合振込・一括振込 給与振込 海外送金 デビットカード
GMOあおぞらネット銀行 ○ ○(1件90円) ○(Wise提携) ○(原則1%キャッシュバック)
ドコモSMTBネット銀行 ○ 公式サイトで確認 公式サイトで確認 ○
三井住友銀行 Trunk 公式サイトで確認 公式サイトで確認 公式サイトで確認 法人キャッシュカード
PayPay銀行 ○(WEB総振) 公式サイトで確認 公式サイトで確認 ○(Visaビジネスデビット)
楽天銀行 ○(総合振込・最大30件の一括振込) ○ ○(1件1,000円) ○(JCB・1%キャッシュバック)
みんなの銀行 ×(今後拡充予定) × × ×
フィンサーバンク ○ ○(21円〜) 公式サイトで確認 公式サイトで確認
ラクスルバンク ○(最大99件の一括申請) ○(GMOあおぞらのサービス) × ○
SBI新生銀行 ○ 公式サイトで確認 公式サイトで確認 公式サイトで確認
イオン銀行 ○(最大50,000件) 公式サイトで確認 ○ 公式サイトで確認

※「公式サイトで確認」は、2026年11月時点で公式情報から対応状況や料金を確認できなかった項目です。

機能の充実度でいえば、給与振込・海外送金・API連携までそろうGMOあおぞらネット銀行が頭ひとつ抜けています。海外送金のコストを重視するなら、楽天銀行の1件1,000円も有力な選択肢です。

振込件数別に見るネット銀行法人口座の月間コストシミュレーション

手数料の表を見ても、実際にいくら変わるのかはイメージしにくいものです。ここでは、他行宛振込(3万円未満)の件数別に、月額料金を含めた1か月のコストを試算しました。

月10件振り込む創業期のひとり社長の場合

外注先や仕入れ先への支払いが月10件程度の、創業期のひとり社長を想定した試算です。

銀行名 月額料金 振込手数料(10件) 月間コスト合計
GMOあおぞらネット銀行 0円 1,000円(設立1年未満は0円) 0円〜1,000円
ドコモSMTBネット銀行 0円 1,000円 1,000円
三井住友銀行 Trunk 0円 1,000円(実質) 1,000円
フィンサーバンク(無料プラン) 0円 1,100円 1,100円
ラクスルバンク 0円 1,190円 1,190円
みんなの銀行 公式サイトで確認 1,300円 1,300円〜
PayPay銀行 0円 1,450円 1,450円
楽天銀行 0円 1,500円 1,500円
SBI新生銀行 2,200円 2,200円 4,400円
イオン銀行 2,200円 2,200円 4,400円

月10件程度なら、月額0円の銀行ではどこを選んでも月1,000円〜1,500円に収まります。なかでも設立1年未満の会社は、GMOあおぞらネット銀行なら月20回まで振込が無料なので、最初の1年は振込コストをほぼゼロにできます。

この規模では、フィンサーバンクの有料プラン(月額2,980円〜・税抜)は元が取れないため、無料プランを選ぶのが合理的です。月額料金がかかるSBI新生銀行・イオン銀行は、振込が少ないうちは割高になります。

月50件振り込む従業員のいる会社の場合

取引先への支払いや経費精算の振込が月50件ある、従業員数名〜十数名の会社を想定した試算です。

銀行名 月額料金 振込手数料(50件) 月間コスト合計
GMOあおぞらネット銀行 0円 5,000円 5,000円
ドコモSMTBネット銀行 0円 5,000円 5,000円
三井住友銀行 Trunk 0円 5,000円(実質) 5,000円
フィンサーバンク(無料プラン) 0円 5,500円 5,500円
ラクスルバンク 0円 5,950円 5,950円
みんなの銀行 公式サイトで確認 6,500円 6,500円〜
PayPay銀行 0円 7,250円 7,250円
楽天銀行 0円 7,500円 7,500円
SBI新生銀行 2,200円 11,000円 13,200円
イオン銀行 2,200円 11,000円 13,200円

月50件になると、100円の銀行と220円の銀行では、月に8,000円以上、年間で約10万円の差がつきます。

なお、GMOあおぞらネット銀行の振込料金とくとく会員(月額500円・他行宛99円)は、50件では5,450円となり通常会員より高くなります。とくとく会員はATM手数料が月5回無料になるなどの特典もありますが、振込手数料だけで元を取るには月500件以上の振込が必要な計算です。

また、振込が3万円以上になると楽天銀行は229円、SBI新生銀行は330円に上がるため、高額の支払いが多い会社ほど一律料金の銀行が有利になります。

メガバンクの法人インターネットバンキングと比べた年間の差額

最後に、メガバンクの法人向けインターネットバンキングと比べてみましょう。三菱UFJ銀行のBizSTATIONは、他行宛振込が3万円未満484円・3万円以上660円(2026年11月時点)です。

月の振込件数 メガバンク(484円) ネット銀行(100円) 年間の差額
10件 4,840円/月 1,000円/月 約4.6万円
30件 14,520円/月 3,000円/月 約13.8万円
50件 24,200円/月 5,000円/月 約23万円

※振込手数料のみの比較です。メガバンクのネットバンキングの月額基本料は含んでいません。

月50件の振込がある会社なら、振込手数料だけで年間約23万円の差になります。メガバンクのネットバンキングの月額基本料も加えると、差はさらに広がります。

ただし、メガバンクの口座を解約する必要はありません。融資や大手企業との取引のためにメガバンクの口座は残しつつ、日々の支払いをネット銀行に移すだけでも、コストを大きく削減できます。

法人口座におすすめのネット銀行を目的別に紹介

ここからは、会社の状況や目的に合わせて、とくにおすすめのネット銀行をピックアップしてご紹介します。

GMOあおぞらネット銀行|設立直後の株式会社・合同会社が最短即日で使い始められる

GMOあおぞらネット銀行

口座開設 最短即日(取引責任者と代表者が同一などの条件あり)
登記中の申込み 予約申込が可能(登記完了後に即日利用できる場合あり)
設立1年未満の特典 設立月から12か月間、他行宛振込が月20回無料
新規開設キャンペーン 2026年11月30日までの新規開設で月100回×3か月無料
バーチャルオフィス バーチャルオフィス・レンタルオフィスを登録住所にしている法人も申込可
メリット
  • 登記中から予約申込ができ、設立後すぐに口座を使い始められる
  • 創業1年目は振込手数料をほとんど払わずに済む
  • バーチャルオフィスでも申し込める
デメリット
  • 審査状況によっては即日開設にならないことがある
  • 無料回数は翌月に繰り越せない

会社を設立したばかりで、すぐに入金用の口座が必要な株式会社・合同会社には、GMOあおぞらネット銀行がもっともおすすめです。会社の登記中でも予約申込ができ、登記が終わった当日に使い始められる場合があるので、設立から口座開設までの空白期間を最小限にできます。

設立1年未満なら12か月間は他行宛振込が月20回無料、さらに2026年11月30日までの新規開設なら3か月間は月100回まで無料に拡大されます。バーチャルオフィスを登録住所にしている法人も申し込めるため、自宅やシェアオフィスで創業した会社にも使いやすい銀行です。

フィンサーバンク|とにかく振込手数料を最安にしたい会社向け

フィンサーバンク

他行宛振込手数料 1件90円〜(スタンダードプラン以上)
給与振込 1件21円〜
有料プランの月額 2,980円〜(税抜)
損益分岐の目安 振込手数料だけなら他行宛100円の銀行より月300件超で有利(請求書処理などの機能分は別)
経理機能 請求書AI読み取り、経費精算、稟議、会計ソフト連携
メリット
  • 他行宛振込90円〜・給与振込21円〜は2026年11月時点で業界最安級
  • 請求書の読み取りから振込までをまとめて自動化できる
  • 給与振込の件数が多い会社ほど差が大きくなる
デメリット
  • 最安料金は有料プランの加入が前提
  • 振込件数が少ない会社では月額料金のほうが高くつく

1件あたりの振込手数料をとにかく下げたい会社には、フィンサーバンクが有力です。他行宛振込90円〜・給与振込21円〜という水準は、2026年11月時点でも他行より一段安くなっています。

ただし、90円にするには月額2,980円(税抜)〜の有料プランが必要です。振込手数料の差額だけで月額料金を回収するには、他行宛100円の銀行と比べて月300件以上の振込が目安になります。請求書のAI読み取りや経費精算・稟議などの機能で、経理担当者の作業時間を減らせる会社ほど、トータルでのメリットが大きくなるでしょう。

三井住友銀行 Trunk|取引先や融資先からの信用を重視したい会社向け

三井住友銀行

口座の名義 三井住友銀行の法人口座
月額利用料 0円
他行宛振込手数料 実質100円
必要書類 本人確認書類と事業内容が確認できる書類の2点
法人カードとの連携 三井住友カード ビジネスオーナーズとの組み合わせ特典あり
メリット
  • メガバンクの口座番号を請求書に記載でき、対外的な信用につながる
  • ネット銀行並みの月額0円・実質100円で使える
  • 三井住友銀行との取引実績を積み上げられる
デメリット
  • 45円の返金は翌々月末までで、いったん145円を支払う必要がある
  • 個人事業主は利用できない

取引先によっては、支払口座や入金口座にメガバンクを指定されることがあります。また、将来的に銀行融資を受けたい場合、口座での取引実績は審査の判断材料のひとつになります。

Trunkなら、メガバンクである三井住友銀行の法人口座を、ネット銀行と同じ月額0円・他行宛実質100円で持てます。コストを抑えながら対外的な信用も確保したい会社にぴったりです。法人カードと組み合わせるなら、中小企業向け法人カードのおすすめもあわせて比較してみてください。

楽天銀行|海外の取引先への送金が多い会社向け

楽天銀行

外国送金手数料 1件1,000円
初期導入・月額 0円
国内の他行宛振込 3万円未満150円/3万円以上229円
ビジネスデビット JCB・利用金額の1%キャッシュバック(海外の支払いにも利用可)
口座数 用途別に最大20口座
メリット
  • 外国送金が1件1,000円で、メガバンクの窓口よりはるかに安い
  • 初期導入手数料や月額使用料がかからない
  • 海外サービスの支払いはビジネスデビットでも払える
デメリット
  • 国内の他行宛振込は上位の銀行より高め
  • 外国送金には為替コストが別途かかる

海外の仕入れ先や外注先への支払いがある会社には、楽天銀行がおすすめです。外国送金の手数料が1件1,000円で、初期導入手数料や月額使用料もかかりません。

海外のSaaSや広告費などのカード払いは、利用金額の1%がキャッシュバックされるビジネスデビットカード(JCB)を使うのも手です。国内の振込はGMOあおぞらネット銀行などの100円の銀行、海外送金は楽天銀行、と使い分けるとトータルのコストを抑えやすくなります。

みんなの銀行|事業用の預金金利も重視したい会社向け

みんなの銀行

普通預金金利 年0.5%(提供開始時点・変動金利)
利息の目安 500万円を1年預けると約2.5万円(税引前)
他行宛振込手数料 1回130円
口座開設 最短翌営業日
申込対象 営利法人(代表者本人による申込み)
メリット
  • 普通預金のまま年0.5%の金利が付き、資金を拘束されない
  • オンラインで申込みから管理まで完結する
デメリット
  • 金利は変動するため、将来も同じ水準とは限らない
  • 給与振込・総合振込などの機能はまだそろっていない

運転資金や納税資金など、すぐには使わない事業資金を置いておく口座を探しているなら、みんなの銀行が候補になります。普通預金で年0.5%(提供開始時点)なので、500万円を1年置いておくと税引前で約2.5万円の利息が付く計算です。

定期預金と違っていつでも引き出せるため、資金繰りの柔軟さを保ったまま利息を受け取れます。ただし、預金保険で保護されるのは1金融機関あたり元本1,000万円までとその利息なので、多額の資金を置く場合は分散も検討しましょう。

ネット銀行で法人口座を選ぶときの比較ポイント

ネット銀行の法人口座は、銀行によって料金体系や機能が大きく異なります。自社に合った口座を選ぶために、次の5つのポイントをチェックしましょう。

法人インターネットバンキングの月額利用料

最初に確認したいのが、口座維持手数料やネットバンキングの月額利用料です。月額料金は振込の有無にかかわらず毎月かかる固定費なので、振込件数が少ない会社ほど、月額0円の銀行を選ぶメリットが大きくなります。

GMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行・三井住友銀行 Trunk・ラクスルバンクは月額0円です。一方、SBI新生銀行やイオン銀行は月額2,200円、フィンサーバンクの有料プランは月額2,980円(税抜)〜かかります。有料のサービスは、機能や振込単価の安さで月額料金を上回るメリットがあるかを見極めましょう。

他行宛振込手数料と無料回数の条件

2つ目は、もっとも利用頻度が高い他行宛振込の手数料です。チェックするときは、次の3点に注意してください。

1つ目は金額による差があるかです。楽天銀行やSBI新生銀行は3万円以上で手数料が上がりますが、GMOあおぞらネット銀行やドコモSMTBネット銀行は金額にかかわらず100円です。2つ目は無料回数の条件です。GMOあおぞらネット銀行の「設立1年未満は12か月間月20回無料」のように、会社の状況によって条件が変わる特典があります。3つ目は実質料金かどうかです。三井住友銀行 Trunkは145円を引き落とした後に45円を返金する仕組みなので、資金繰り上はいったん145円が出ていきます。

2026年はネット銀行の値下げが続いているため、申込み前に必ず公式サイトで最新の料金を確認しましょう。

当日振込の受付時間と総合振込の有無

3つ目は、何時までの振込なら当日中に着金するかという受付時間です。月末の支払いや急な入金依頼に対応するためには、受付時間が長いほうが安心です。

GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行・ラクスルバンクは振込を24時間365日受け付けており、相手先の金融機関が24時間即時決済に対応していれば夜間や休日でもリアルタイムで着金します。一方、SBI新生銀行の当日扱いは18:00まで、イオン銀行は23:59までです。

取引先が多い会社は、複数の振込をまとめて処理できる総合振込や一括振込の有無も重要です。PayPay銀行はWEB総振、楽天銀行は総合振込と最大30件の一括振込、ラクスルバンクは最大99件の一括申請に対応しています。

口座開設までのスピードと必要な手間

4つ目は、口座開設までの日数と手続きの手間です。会社設立直後は、売上の入金や仕入れの支払いのために早く口座が必要になります。

最短即日〜翌営業日で開設できる銀行は、GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行・ラクスルバンク・ドコモSMTBネット銀行・三井住友銀行 Trunk・みんなの銀行です。楽天銀行は申込書の郵送が必要で約2週間、イオン銀行は対面での手続きが必要です。

ただし、最短日数はあくまで書類に不備がなく、審査がスムーズに進んだ場合の目安です。登記事項証明書などの書類は事前にそろえておきましょう。

融資・デビットカード・会計ソフト連携などの付帯サービス

5つ目は、口座に付帯するサービスです。経理を楽にしたり、コストを下げたりする機能が充実しているかをチェックしましょう。

ビジネスデビットは、GMOあおぞらネット銀行(原則1%キャッシュバック)や楽天銀行(JCB・1%キャッシュバック)が還元率で優秀です。会計ソフトとの連携やAPIを重視するなら、35種類以上の銀行APIを原則無償で提供しているGMOあおぞらネット銀行が便利です。

経費の支払いでクレジット払いを使いたい場合は、法人口座とあわせて法人カードを用意すると、支払いの管理がさらに楽になります。法人クレジットカードのおすすめランキングも参考にしてみてください。

ネット銀行で法人口座を作るメリット

ネット銀行で法人口座を作ると、コスト面だけでなく、日々の経理業務にもさまざまなメリットがあります。

振込手数料や月額料金を大きく抑えられる

ネット銀行の最大のメリットは、コストの安さです。店舗や窓口を持たない分、他行宛振込は1件100円前後、口座維持手数料やネットバンキングの月額料金は0円という銀行が多くなっています。

前述のシミュレーションのとおり、月50件の振込がある会社なら、メガバンクのネットバンキング(3万円未満484円)と比べて振込手数料だけで年間約23万円の差になります。浮いたコストを広告費や人材採用に回せるのは、とくに資金に余裕のない創業期の会社にとって大きな価値です。

来店不要で最短即日に口座を開設できる

ネット銀行の多くは、申込みから本人確認・書類提出までスマホやパソコンで完結します。GMOあおぞらネット銀行なら最短即日、PayPay銀行やラクスルバンクも最短当日で口座を開設できます。

メガバンクや信用金庫では、窓口での面談や審査に2週間〜1か月程度かかることも珍しくありません。設立直後で売上の入金口座がすぐに必要な場合や、本業が忙しくて平日の日中に銀行へ行く時間が取れない社長にとって、来店不要は大きなメリットです。

24時間いつでも残高確認や振込ができる

ネット銀行は、インターネットバンキングやスマホアプリから24時間いつでも残高確認や振込ができます。銀行の窓口が閉まっている夜間や休日でも、取引先への支払いや入金の確認が可能です。

さらに、全銀システムの24時間即時決済に対応した金融機関同士なら、夜間や休日の振込でもリアルタイムで着金します。月末の支払いが休日に重なるときや、急ぎの入金を求められたときにも慌てずに対応できます。

会計ソフトとの連携で経理の手間が減る

多くのネット銀行は、freee会計やマネーフォワード クラウド会計などの会計ソフトと口座明細を連携できます。入出金の明細が自動で会計ソフトに取り込まれるため、通帳を見ながら手入力する作業がなくなり、入力ミスも防げます。

GMOあおぞらネット銀行の振込入金口座(バーチャル口座)を使えば、取引先ごとに専用の入金口座を発行して入金消込を自動化することもできます。経理担当者を雇う余裕がない会社でも、少ない手間で正確な帳簿をつけられます。

ネット銀行の法人口座で困りやすい4つのデメリット

メリットの多いネット銀行ですが、事前に知っておきたいデメリットもあります。対策とセットで確認しておきましょう。

現金の入金や両替はATM頼みになる

ネット銀行には窓口がないため、現金の入出金はコンビニなどの提携ATMで行います。ATMの利用には手数料がかかることが多く、両替や硬貨の入金にも対応していません。たとえばGMOあおぞらネット銀行の提携ATMでの入出金は1回110円です。

飲食店や小売店など現金売上が多い事業では、売上金の入金のたびにATM手数料がかかり、思ったよりコストが膨らむことがあります。現金を多く扱う会社は、イオン銀行のように自社ATM網がある銀行や、近くに店舗がある信用金庫との併用を検討しましょう。

取引先によってはメガバンクの口座を求められる

ネット銀行の法人口座は一般的になってきましたが、取引先の中には、支払口座や入金口座としてメガバンクや地元の金融機関を指定するところもあります。とくに歴史のある大企業や官公庁との取引では、昔からの慣習が残っていることがあります。

このような場合は、三井住友銀行 Trunkのように、メガバンクでありながらネット銀行並みのコストで使える口座を選ぶのがひとつの解決策です。メインの決済はネット銀行、対外的な口座はメガバンク、と使い分けるのもよいでしょう。

融資の相談は店舗型の銀行より弱い

ネット銀行にもオンライン完結型のビジネスローンはありますが、担当者と対面で事業計画を説明しながら融資を受けるような相談には向いていません。創業時の資金調達や、設備投資のためのまとまった融資は、店舗型の銀行や信用金庫のほうが相談しやすいのが実情です。

創業期の資金調達なら、日本政策金融公庫の創業支援や、信用金庫と自治体・信用保証協会が連携した制度融資も選択肢になります。融資を受けたい金融機関には、早めに口座を作って取引実績を積んでおくと話が進みやすくなります。

窓口がなくトラブル時はメールや電話での対応になる

ネット銀行は窓口がないため、ログインできない・振込が反映されないといったトラブルが起きたときは、電話やメール、チャットでの問い合わせになります。電話がつながりにくい時間帯もあるため、急ぎの支払いがあるときに困ることがあります。

対策としては、ネットバンキングのID・パスワード・認証アプリの管理を徹底すること、そして予備の口座をもう1つ持っておくことが有効です。万が一メインの口座が使えなくなっても、別の口座から支払えば取引先に迷惑をかけずに済みます。

法人口座を開設しやすくするための審査対策

法人口座の開設には、銀行による審査があります。マネーロンダリングや詐欺への悪用を防ぐため、銀行は会社の実態を厳しく確認しているからです。審査に通りやすくするためのポイントを押さえておきましょう。

ホームページや事業内容で会社の実態を示す

銀行が審査でもっとも重視するのは、その会社が実際に事業を行っているかどうかです。ホームページがあると、事業内容や所在地、連絡先を銀行が確認しやすくなり、審査がスムーズに進みやすくなります。

たとえば楽天銀行では、ホームページがない(作成中を含む)場合や設立から半年以内の場合、発注書・請求書・契約書など事業実態を確認できる書類の追加提出を求めています。ホームページがまだない場合は、簡単なものでもよいので会社概要・事業内容・所在地・連絡先を載せたページを用意しておきましょう。取引先との契約書や見積書があれば、あわせて準備しておくと安心です。

バーチャルオフィスや少額資本金で申し込むときの注意点

バーチャルオフィスを本店所在地にしている会社は、実態のない会社と区別がつきにくいため、審査で慎重に見られる傾向があります。

ただし、バーチャルオフィスでも申し込める銀行はあります。GMOあおぞらネット銀行は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスを登録住所にしている法人も申込み可能と案内しています。楽天銀行も、事業実態を確認できる書類を追加すれば申し込めます。

資本金が1円や数万円などの少額だと、事業の継続性を疑われることがあります。資本金の額だけで審査に落ちるわけではありませんが、事業計画や取引の見込みを説明できる資料を用意しておくと、審査担当者の判断材料になります。

登記簿の事業目的を広げすぎない

会社設立時に、将来の事業拡大を見越して登記簿の事業目的をたくさん書いておく人は少なくありません。しかし、関連性のない事業目的が何十個も並んでいると、何をしている会社なのかが分かりにくく、審査で不利になることがあります。

事業目的は、実際に行う事業と近い将来に始める予定の事業に絞っておくのが無難です。また、許認可が必要な業種は、許認可の取得・届出を証明する書類の提出を求められることがあります。

事業目的は後から変更登記で追加できます。変更登記の申請書の様式は法務局の商業・法人登記の申請書様式で確認できるので、事業を広げるタイミングで追加すれば十分です。

審査に落ちたときの再申込みと別の銀行への切り替え方

法人口座の審査に落ちても、理由は基本的に教えてもらえません。まずは、申込内容に誤りがなかったか、事業内容が伝わる資料を出していたかを見直しましょう。

同じ銀行に再申込みする場合は、ホームページの整備や取引実績の追加など、前回から状況を改善してから申し込むのがポイントです。改善しないまま何度も申し込んでも、結果は変わりにくいからです。

急いで口座が必要な場合は、別の銀行に申し込むのも有効です。審査の基準は銀行ごとに異なるため、ある銀行で落ちても、別の銀行では通ることがあります。複数の銀行に同時に申し込むことも可能です。

ネット銀行で法人口座を開設する流れと必要書類

ネット銀行の法人口座は、スマホやパソコンから申し込めます。開設までの流れと、事前に用意しておきたい書類を確認しておきましょう。

ネット銀行で法人口座を開設する流れと必要書類

申込みから利用開始までの4ステップ

ネット銀行の法人口座は、一般的に次の4ステップで開設できます。

ステップ1は、公式サイトからの申込みです。会社の基本情報(商号・本店所在地・設立年月日・事業内容など)と、代表者や取引責任者の情報を入力します。

ステップ2は、本人確認と書類の提出です。代表者の本人確認は、スマホで本人確認書類と顔写真を撮影するeKYCで行う銀行が増えています。登記事項証明書などの書類は、画像のアップロードや登記情報の照会で提出します。

ステップ3は、銀行による審査です。提出した情報をもとに、会社の実態や取引の目的などが確認されます。内容によっては、電話で事業内容を聞かれることもあります。

ステップ4は、口座開設と利用開始です。審査に通ると、ネットバンキングのログイン情報が届き、初期設定をすれば利用を始められます。キャッシュカードやデビットカードは後日郵送されるのが一般的です。

法人口座開設に必要な書類一覧

法人口座の開設で一般的に求められる書類は次のとおりです。銀行によって必要な書類は異なるため、申込み前に公式サイトで確認しましょう。

書類 内容・注意点 入手先
登記事項証明書(履歴事項全部証明書) 発行から6か月以内などの期限があることが多い。登記情報の照会で代用できる銀行もある 法務局(オンライン請求も可)
代表者の本人確認書類 運転免許証・マイナンバーカードなど。eKYCで提出する銀行が多い 手元の書類
取引責任者の本人確認書類 代表者以外が手続きする場合に必要 手元の書類
事業内容が確認できる書類 ホームページ、契約書、請求書、発注書、事業計画書など 自社で用意
許認可を証明する書類 許認可や届出が必要な業種のみ 所管の行政機関
口座開設申込書 楽天銀行など一部の銀行は押印・郵送が必要 各銀行の公式サイト

登記事項証明書は、法務局の窓口のほかオンラインでも請求できます。手数料は書面請求が600円、オンライン請求・郵送受取が520円、オンライン請求・窓口受取が490円です(法務省の登記手数料の案内より)。複数の銀行に申し込む場合は、必要な枚数をまとめて取得しておくと効率的です。

ネット銀行とメガバンク・信用金庫を組み合わせる口座の使い分け方

法人口座は1つだけでなく、目的に合わせて複数持つのが一般的です。会社の成長段階に合わせた口座の使い分け方をご紹介します。

創業期はネット銀行1つで始めてコストを抑える

会社を設立したばかりの時期は、まずはネット銀行の口座1つで始めるのがおすすめです。売上の入金・取引先への支払い・経費の引き落としをすべて1つの口座にまとめれば、お金の流れが把握しやすく、会計ソフトとの連携も簡単です。

GMOあおぞらネット銀行のように、設立1年未満の会社への優遇がある銀行を選べば、創業1年目の振込コストをほぼゼロにできます。個人のお金と会社のお金は必ず分け、代表者個人の口座で会社の取引をしないようにしましょう。

融資や取引先対応のために信用金庫・メガバンクを追加する

事業が軌道に乗ってきたら、融資や取引先対応のために信用金庫やメガバンクの口座を追加しましょう。

金融機関から融資を受けるときは、その金融機関での取引実績が判断材料のひとつになります。将来融資を受けたい金融機関に早めに口座を作り、売上の一部を入金するなどして取引を続けておくと、いざというときに相談しやすくなります。

また、取引先からメガバンクの口座を求められた場合は、三井住友銀行 Trunkのようにメガバンクでありながら低コストな口座を選ぶのも手です。

税金・社会保険料の引き落とし口座を分けて資金繰りを見える化する

法人税・消費税・源泉所得税・社会保険料などの支払いは、まとまった金額になります。納税用の口座を分けて、毎月の売上から一定額を積み立てておくと、納付期限に資金が足りなくなる事態を防げます。

国税は、e-Taxと連携したダイレクト納付を使えば、届け出た口座から引き落としで納付できます。納付方法や振替日は国税庁の国税の納付手続の案内で確認できます。ダイレクト納付に使える金融機関は限られるため、納税用口座を作る前に対応しているかを確認しておきましょう。

ネット銀行の法人口座に関するよくある質問

最後に、ネット銀行の法人口座についてよくある質問にお答えします。

合同会社でもネット銀行の法人口座は作れる?

合同会社でもネット銀行の法人口座は作れます。合同会社は株式会社と同じ法人格を持つため、この記事で紹介した銀行の多くで申し込めます。たとえばみんなの銀行は、株式会社・特例有限会社・合同会社・合名会社・合資会社を申込対象としています。

設立費用が安い合同会社は、創業期のコストを抑えたい会社に人気です。口座開設の審査では会社の形態よりも事業の実態が重視されるため、ホームページや事業内容が分かる資料をしっかり用意しておきましょう。

個人事業主が屋号付き口座を作れるネット銀行は?

GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行などは、個人事業主向けの口座を提供しています。屋号付きの口座名義にできる銀行もあり、取引先に屋号で振り込んでもらえるので、事業用と生活用のお金を分けやすくなります。

一方、三井住友銀行 Trunkやみんなの銀行の法人口座は、個人事業主は対象外です。将来法人成りする予定がある場合は、個人事業主の時期から同じ銀行を使っておくと、法人口座への移行がスムーズです。個人事業主向けの口座は個人事業主の銀行口座おすすめランキングで比較できます。個人事業主の経費の支払いには、個人事業主向けのクレジットカードを組み合わせるのも便利です。

法人口座は複数の銀行で持っても大丈夫?

法人口座は複数の銀行で持っても問題ありません。むしろ、目的に応じて口座を使い分けるのは一般的です。

たとえば「日々の振込はネット銀行」「融資や対外的な取引はメガバンク・信用金庫」「納税資金の積立は別口座」のように分けると、資金繰りが見える化でき、手数料も抑えられます。ただし、口座を増やしすぎると管理が煩雑になるため、2〜3口座程度にとどめるのがおすすめです。

ネット銀行の法人口座も預金保険の対象になる?

ネット銀行の法人口座も、預金保険制度の対象です。金融庁の預金保険制度の解説によると、利息のつく普通預金や定期預金は1金融機関ごとに元本1,000万円までとその利息等が保護され、無利息・要求払い・決済サービスを提供できるという3つの条件を満たす決済用預金は全額保護されます。

注意したいのは、フィンサーバンクは北國銀行、ラクスルバンクはGMOあおぞらネット銀行の口座として扱われる点です。たとえばGMOあおぞらネット銀行とラクスルバンクの両方に預けている場合は、同じ銀行の預金として合算されます。多額の資金を預ける場合は、銀行を分けて保護の範囲内に収めておくと安心です。

バーチャルオフィスの住所でも法人口座は開設できる?

バーチャルオフィスの住所でも、法人口座を開設できる銀行はあります。GMOあおぞらネット銀行は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスを登録住所にしている法人も申込み可能としています。楽天銀行も、事業実態を確認できる書類を追加で提出すれば申し込めます。

ただし、バーチャルオフィスは実態のない会社と区別がつきにくいため、審査で慎重に確認されます。ホームページや取引先との契約書、事業計画書など、事業の実態を示せる資料を用意しておきましょう。

会社設立から法人口座の開設までどのくらいかかる?

会社の登記が完了してから、ネット銀行なら最短即日〜2週間程度、メガバンクや信用金庫なら2週間〜1か月程度が目安です。

GMOあおぞらネット銀行は、登記中に予約申込をしておくと、登記完了後すぐに利用を始められる場合があります。会社設立と同時に口座を使いたい場合は、登記の手続きと並行して申込みの準備を進めておきましょう。登記事項証明書の取得にも数日かかることがあるため、スケジュールには余裕を持たせるのが安心です。

まとめ|法人口座は振込コストと使いやすさでネット銀行を選ぼう

法人口座におすすめのネット銀行を、振込手数料・月額料金・開設スピードで比較してきました。

2026年はネット銀行の値下げが相次ぎ、GMOあおぞらネット銀行・ドコモSMTBネット銀行・三井住友銀行 Trunkの3行が、月額0円・他行宛振込100円(Trunkは実質100円)で並んでいます。月50件の振込がある会社なら、メガバンクのネットバンキングと比べて振込手数料だけで年間約23万円の節約になります。

選び方に迷ったら、次のように考えてみてください。

法人口座は、一度決めると取引先への案内や引き落とし設定の変更が手間になるため、最初の選択が大切です。手数料やキャンペーンは改定されることがあるので、申込み前に必ず各銀行の公式サイトで最新情報を確認し、自社に合った口座でムダのない経理を始めましょう。