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「新幹線代って毎回けっこうな金額なのに、現金で払っていていいのかな」「えきねっととEX予約、どっちのカードを作ればいいの?」と迷っていませんか。
新幹線のきっぷは1回の支払いが1万円を超えることも珍しくありません。東京〜新大阪を年12往復すれば、それだけで35万円前後の出費です。ここで使うカードを選び直すだけで、年に1万円以上の差がつくこともあります。しかも新幹線の場合、カードのポイント還元だけでなく、予約サービスの会員価格による「きっぷ代そのものの値引き」まで重なります。
ややこしいのは、お得になる仕組みが路線ごとに分かれていることです。東北・上越・北陸・北海道はJR東日本の「えきねっと」、東海道・山陽・九州は「エクスプレス予約(EX予約)」「スマートEX」と、使う窓口がまったく違います。ここを間違えると、せっかく年会費を払っても還元がまったく効きません。
そこでこの記事では、2026年最新の情報をもとに、新幹線がお得になるクレジットカード10枚を年会費・還元率・使える予約サービス・対象路線で比較したランキングをご紹介します。路線別の相性、出張で乗る人向けの1枚、東京〜新大阪を年12往復した場合の実額シミュレーション、家族や同僚の分をまとめて買うときのルールまで、一気に解説します。
最後まで読めば、自分がよく乗る区間に合った1枚がはっきりし、次の出張や帰省から迷わず予約できるようになります。
新幹線の支払いをクレジットカードにすると何が変わる?
きっぷ代は高額だからポイントの差がそのまま金額差になる
新幹線でカード選びが効くいちばんの理由は、1回あたりの支払額が大きいことです。東海道新幹線の東京〜新大阪は「のぞみ」普通車指定席の通常きっぷで14,720円(2026年10月時点・通常期)、東北新幹線の東京〜仙台は「はやぶさ」普通車指定席で11,630円です。コンビニでの数百円の買い物と違い、1枚のきっぷで1万円超が動きます。
たとえば還元率0.5%のカードと1.0%のカードでは、東京〜新大阪の片道1回あたりの差は約74円にすぎません。ところが年24回(12往復)乗れば差は約1,800円に広がります。さらに、えきねっとの新幹線eチケットのように還元率が5%・10%になる仕組みを使えば、同じ区間で年1万円以上の差が生まれます。「還元率の差 × 金額の大きさ × 乗る回数」の掛け算になるのが、新幹線でのカード選びの本質です。
なお、JR東日本は2026年3月14日に運賃改定を実施しました。国土交通省の認可内容によると、改定率は全体で7.1%(普通旅客運賃7.8%)で、新幹線の特急料金そのものは据え置きです。つまり値上がりしたのは運賃部分で、東京〜仙台の指定席11,630円もこの改定後の金額です。乗車区間によっては以前より高くなっているので、還元で取り戻す意識を持っておきたいところです。
えきねっと・EX予約なら割引運賃とポイント還元が重なる
新幹線には、駅で買うより安く買えるネット予約サービスがあります。これがカードのポイントと二重取りできるのが大きなポイントです。
東海道・山陽・九州新幹線では、年会費1,100円(税込)のエクスプレス予約(EX予約サービス)が会員価格を用意しています。東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席は通常きっぷ14,720円に対して13,620円…ではなく14,230円で、490円安くなります。年会費無料のスマートEXでも14,520円と200円安く買えます。
一方、JR東日本エリアではえきねっとの新幹線eチケットサービスが主役です。東京〜仙台なら通常11,630円のところ、新幹線eチケットは通年200円引きの11,430円。さらにビューカードで決済してチケットレス乗車をすると、券種に応じて5%または10%相当のJRE POINTが戻ります。
つまり、「運賃そのものの値引き」+「カード決済のポイント還元」という2階建ての得になります。現金でみどりの窓口に並ぶと、この両方を丸ごと逃すことになります。
JRE POINT・WESTERポイントとカード会社のポイントは別物
もうひとつ押さえておきたいのが、鉄道会社のポイントとカード会社のポイントは別物だということです。
JR東日本の共通ポイントはJRE POINT、JR西日本はWESTERポイント、JR九州はJRキューポ、JR東海はTOKAI STATION POINTとEXポイントという具合に、各社が独自のポイントを持っています。これらは基本的にその鉄道会社のサービス内でしか使えません。JRE POINTならSuicaチャージや新幹線eチケットへの交換、EXポイントならEX旅先予約やEX旅パックの支払い、という形です。
一方、エポスポイント・Vポイント・dポイント・楽天ポイントといったカード会社側のポイントは、日常の買い物や他社ポイントへの交換など使い道が広い代わりに、新幹線に特化した優遇はありません。「鉄道ポイントは使い道が狭いが還元率が高い」「カードポイントは使い道が広いが還元率は横並び」という性格の違いを理解して選ぶと、失敗しにくくなります。
新幹線がお得なクレジットカードの選び方5つのポイント
よく乗る路線を発行しているJR系のカードから絞る
最初にやるべきなのは、自分が年に何回、どの路線に乗っているかを書き出すことです。新幹線のカード特典はJR各社が自社エリアの利用を優遇する形で作られているため、路線が違うと同じカードでもまったく価値が変わります。
東北・上越・北陸・北海道新幹線が中心ならJR東日本のビューカード系(ビューカード スタンダード、ビューカード ゴールド、JRE CARD、ビックカメラSuicaカード)が有利です。東海道・山陽新幹線が中心ならエクスプレス予約に直結するJR東海エクスプレス・カードやJ-WESTカード「エクスプレス」、九州新幹線が中心ならJQ CARD エポスというように、エリアで候補が絞れます。
年に数回しか乗らない人や、路線がばらばらな人は、無理にJR系を持つ必要はありません。年会費無料で基本還元率1.0%の楽天カードのような汎用カードで、みどりの窓口や券売機の支払いをまとめるほうが合理的なケースもあります。
えきねっと・エクスプレス予約・スマートEXのどれを使うかで選ぶ
路線が決まったら、次はどの予約サービスを主に使うかです。ここがカード選びの実質的な分岐点になります。
えきねっとは会員登録が無料で、JR東日本エリアの新幹線eチケットを扱います。ビューカードで決済してチケットレス乗車をすると、券種ごとに決まった率でJRE POINTが上乗せされるため、ビューカードとセットで初めて本領を発揮します。
エクスプレス予約は年会費1,100円(税込)がかかる会員制で、東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央)が通年会員価格になります。入会経路は、JR東海エクスプレス・カードを新規で作る方法と、手持ちのカードに追加する「プラスEX」、そしてJ-WESTカード「エクスプレス」やJQ CARD エクスプレスを使う方法があります。手持ちのカードに追加する場合は、カードの年会費とは別にサービス年会費1,100円(税込)が必要です。
スマートEXは年会費無料で、手持ちのクレジットカードと交通系ICカードを登録するだけで使えます。割引額は東京〜新大阪で200円と小さいものの、コストゼロで始められるので「年に数回しか東海道に乗らない」人はこれで十分です。
年間の乗車回数から年会費と還元率のバランスを見る
新幹線系のカードは年会費がかかるものが多いので、「年間で何円得して、何円払うか」を先に計算しておくと迷いません。
たとえばエクスプレス予約は、東京〜新大阪なら片道490円安くなるので、年間3往復(6片道)で2,940円の節約となり、年会費1,100円(税込)を軽く上回ります。東京〜新大阪クラスの区間なら、年3往復が損益分岐の目安です。
ビューカード ゴールドは年会費11,000円(税込)とビューカード スタンダードの524円(税込)より10,476円高い代わりに、えきねっとの新幹線eチケットの還元が5%から10%に上がります。差の5%で年会費差を回収するには、新幹線eチケットの年間利用額が約21万円必要です。東京〜仙台の往復(22,860円)なら年9〜10往復が目安になります。ゴールドは年間100万円利用で5,000ポイントの利用特典もあるため、生活費全体をまとめる人なら、この分岐点はもっと手前に来ます。
モバイルSuicaのチャージ還元があるかを確認する
意外と見落とされがちなのが、モバイルSuicaへのチャージ還元です。新幹線に乗る日は、在来線の移動、駅ナカでの買い物、コーヒー代など、Suicaで払う場面が必ず出てきます。
ビューカード スタンダード・JRE CARD・ビックカメラSuicaカード・ビューカード ゴールドといったビューカード系は、モバイルSuicaへのチャージやオートチャージで1.5%相当のJRE POINTが貯まります。基本還元率0.5%のカードでチャージするのに比べて3倍です。
逆に注意したいのが、ビューカード以外のカードはモバイルSuicaチャージがポイント対象外・還元率減額になるケースが多い点です。エポスゴールドカードの選べるポイントアップショップでJR東日本を登録した場合も、モバイルSuicaへのチャージと、モバイルSuicaでの定期券・特急券・グリーン券の購入はポイントアップの対象外です。「登録したのに増えない」という誤解が起きやすいところなので、対象範囲は必ず確認しておきましょう。
出張や旅行で効く付帯サービスまで含めて比べる
還元率だけで選ぶと、出張が多い人はかえって損をすることがあります。空港ラウンジ、旅行傷害保険、コンシェルジュ、遅延時のサポートといった付帯サービスの価値も金額換算して比べましょう。
たとえばアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは年会費39,600円(税込)ですが、継続で1万円分のトラベルクレジットが受け取れ、年間200万円以上の利用で国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券がもらえます。新幹線の還元率そのものは平凡でも、出張と旅行を合わせると年会費を回収できる設計です。
一方、出張の主目的が「移動費を1円でも安くすること」なら、付帯サービスの薄いJR系カードのほうが素直に得です。自分にとっての「得」が値引きなのか、快適さなのかを決めてから比較すると、カード選びは一気に早くなります。
新幹線がお得なクレジットカードおすすめ10選
ここからは、新幹線での還元・割引の大きさ、使える予約サービス、年会費のバランスから10枚を選びました。カード名をタップすると、その詳細セクションにジャンプできます。
| 順位 | カード | 年会費 (税込) |
新幹線での 還元・割引 |
使える 予約サービス |
得意な路線 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() エポスゴールドカード |
5,000円 ※年間50万円以上の利用で 翌年以降は永年無料 |
駅での購入が1.0% (選べるポイントアップ ショップにJR各社を登録) |
スマートEX えきねっと |
路線を問わない |
| 2位 | ![]() ビューカード ゴールド |
11,000円 | 新幹線eチケットで 最大10% |
えきねっと | 東北・上越・北陸 北海道 |
| 3位 | ![]() ビューカード スタンダード |
524円 | 新幹線eチケットで 最大5.0% |
えきねっと | 東北・上越・北陸 北海道 |
| 4位 | ![]() JRE CARD |
524円 ※初年度無料 |
新幹線eチケットで 最大5.0% 駅ビル・エキナカ最大3.5% |
えきねっと | 東北・上越・北陸 北海道 |
| 5位 | ![]() 楽天カード |
永年無料 | きっぷ購入で1.0% 宿泊セットでさらに上乗せ |
スマートEX えきねっと |
路線を問わない |
| 6位 | ![]() ビックカメラSuicaカード |
524円 ※初年度無料・前年1回の 利用で翌年無料 |
新幹線eチケットで 最大5.0% Suicaチャージ1.5% |
えきねっと | 東北・上越・北陸 北海道 |
| 7位 | ![]() J-WESTカード 「エクスプレス」 |
1,100円 | EX予約の会員価格 (東京〜新大阪で490円引き) |
エクスプレス予約 | 東海道・山陽・九州 |
| 8位 | ![]() JR東海 エクスプレス・カード |
1,100円 | EX予約の会員価格 +EXポイント |
エクスプレス予約 | 東海道・山陽・九州 |
| 9位 | ![]() JQ CARD エポス |
初年度無料 ※2年目以降は年1回の 利用で無料 |
きっぷ購入で0.5% (JRキューポ) |
JR九州ネット予約 スマートEX |
九州・西九州 |
| 10位 | ![]() 大人の休日倶楽部 ミドルカード |
2,624円 ※入会後1年間無料 |
JR東日本・JR北海道の きっぷが何回でも5%割引 |
えきねっと | 東北・上越・北陸 北海道 |
※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。
※Suica・モバイルSuicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※ビューカード ゴールドの10%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ビューカード ゴールドで決済したときに付与される8%の合計です。
※ビューカード スタンダード・JRE CARD・ビックカメラSuicaカード・大人の休日倶楽部ミドルカードの最大5.0%還元は、モバイルSuica定期券/グリーン券/えきねっとの新幹線eチケット+チケットレス乗車のそれぞれについて、2%とゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
※最大3.5%還元は対象の駅ビル・エキナカの場合です。クレジット払い100円(税抜)につき3ポイント、請求確定時1,000円(税込)につき5ポイントが貯まります。
※エポスカードの還元率0.5%について、一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
1位 エポスゴールドカード|選べるポイントアップショップにJR各社を登録して駅のきっぷ購入を1.0%還元にできる

| 年会費 | 5,000円(税込) 年間50万円以上の利用で翌年以降は永年無料。エポスカードからの招待で入会した場合はその時点で無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa |
| 基本還元率 | 0.5%(200円につき1ポイント) |
| 新幹線での還元 | 選べるポイントアップショップにJR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州などを登録すると、みどりの窓口や指定席券売機での購入が1.0% |
| 対象外の利用 | モバイルSuicaへのチャージ、モバイルSuicaでの定期券・特急券・グリーン券の購入はポイントアップの対象外 |
| 年間ボーナス | 年間50万円で2,500ポイント、100万円で10,000ポイント |
| 貯まるポイント | エポスポイント(有効期限なし) |
| 空港ラウンジ | 国内15空港+ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ) |
| 海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
| 申込条件 | 満20歳以上で安定した収入のある方(エポスカードからの招待でも発行可) |
※還元率0.5%について、一部ご利用は還元率が異なる場合があります。
- 選べるポイントアップショップは3つまで登録でき、JR各社を登録すれば駅でのきっぷ購入が1.0%還元になる
- 年間50万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になるため、実質コストゼロで持てる
- 年間50万円で2,500ポイント、100万円で10,000ポイントの年間ボーナスがあり、新幹線代を集約するほど効率が上がる
- エポスポイントには有効期限がなく、乗車が不定期でも貯めたポイントが失効しない
- 路線を問わずどのJRでも使えるので、出張先が毎回変わる人でも損をしにくい
- モバイルSuicaへのチャージや、モバイルSuicaでの特急券・グリーン券の購入はポイントアップの対象外
- えきねっとやEX予約のような運賃そのものの割引はないため、値引き額ではJR系カードに届かない
- 国際ブランドはVisaのみで、ブランドを選べない
エポスゴールドカードが新幹線で強いのは、路線を選ばずに効く「選べるポイントアップショップ」があるからです。3つまで登録できる対象店舗にJR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州といったJR各社を指定しておけば、みどりの窓口や指定席券売機で買ったきっぷの還元率が通常の0.5%から1.0%に上がります。出張のたびに乗る路線が変わる人にとって、1枚で全エリアをカバーできるのは大きな強みです。
年会費5,000円(税込)は、年間50万円以上の利用で翌年以降永年無料になります。新幹線代に加えて通信費や光熱費をまとめれば到達は難しくありません。さらに年間100万円の利用で10,000ポイントのボーナスが付くため、実質的な還元率は2.0%前後まで伸びる計算です。券種の違いや申込条件の詳細はエポスカードの全券種を比較した記事でも整理しているので、一般カードからの切り替えを考えている人は合わせて確認してみてください。
注意したいのは、JR東日本を登録してもモバイルSuicaへのチャージや、モバイルSuicaでの定期券・特急券・グリーン券の購入は対象外という点です。「チャージで1.0%」を期待して登録すると当てが外れます。あくまで駅の窓口・券売機でのきっぷ購入が対象、と割り切って使いましょう。
2位 ビューカード ゴールド|えきねっとの新幹線eチケットで最大10%のJRE POINTが貯まる

| 年会費 | 11,000円(税込) |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/JCB |
| 基本還元率 | 0.5%(請求確定時に1,000円(税込)につきJRE POINT 5ポイント) |
| 新幹線での還元 | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で最大10% |
| モバイルSuica 定期券 |
6% |
| モバイルSuica チャージ |
1.5% |
| 駅ビル・エキナカ | 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5% |
| 年間利用特典 | 年間100万円で5,000ポイント、以降50万円ごとに3,000ポイント加算(最大12,000ポイント) |
| 付帯サービス | 国内主要空港のラウンジ、東京駅のビューゴールドラウンジ、旅行傷害保険 |
| 申込条件 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満20歳以上で安定した継続収入のある方 |
※10%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ビューカード ゴールドで決済したときに付与される8%の合計です。
※ポイント付与およびサービスの詳細はビューカードホームページ、モバイルSuica、JRE POINT・えきねっとWEBサイトをご確認ください。
- えきねっとの新幹線eチケットをチケットレス乗車で使うと最大10%のJRE POINTが貯まり、新幹線用カードとして還元率が最も高い
- 年間100万円の利用で5,000ポイント、以降50万円ごとに3,000ポイントが加算され、最大12,000ポイントまで伸びる
- 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%の対象券種に加わり、買い物でも貯まりやすくなった
- 東京駅のビューゴールドラウンジや国内主要空港のラウンジが使え、出張前の待ち時間が快適になる
- モバイルSuicaチャージも1.5%還元で、在来線や駅ナカの支払いまで取りこぼしがない
- 年会費11,000円(税込)は、新幹線eチケットの年間利用額が20万円前後ないと回収しづらい
- 高還元の対象はJR東日本エリアの新幹線eチケットで、東海道・山陽新幹線では効果がない
- 国際ブランドはVisaとJCBの2択で、Mastercardは選べない
東北・上越・北陸・北海道新幹線によく乗るなら、還元率だけを見ればビューカード ゴールドが頭ひとつ抜けています。えきねっとで新幹線eチケットを買い、交通系ICカードやモバイルSuicaでそのまま改札を通るチケットレス乗車をすると、決済分と合わせて最大10%相当のJRE POINTが戻ります。東京〜仙台の新幹線eチケット11,430円なら、1回で1,100ポイント超が貯まる計算です。
年会費11,000円(税込)という金額に身構えるかもしれませんが、ビューカード スタンダードとの差額10,476円は、新幹線eチケットの年間利用が約21万円あれば還元率の差だけで回収できます。東京〜仙台の往復が22,860円なので、年9〜10往復が目安です。ここに年間利用特典(100万円で5,000ポイント)やビューゴールドラウンジの価値を足せば、実際の分岐点はもっと手前になります。
2026年9月1日からは、対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%還元となる券種にビューカード ゴールドも加わりました。新幹線に乗る日の買い物までまとめて拾えるようになったので、駅を起点に生活している人ほど相性がよくなっています。
3位 ビューカード スタンダード|年会費524円(税込)で新幹線eチケットの高還元を受けられる

| 年会費 | 524円(税込) |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 還元率 | 通常0.5%〜最大5.0% |
| 新幹線での還元 | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で5% |
| モバイルSuica チャージ |
1.5%(オートチャージも対象) |
| モバイルSuica 定期券 |
5% |
| 駅ビル・エキナカ | 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5% |
| 貯まるポイント | JRE POINT(1ポイント=1円でSuicaチャージ可) |
| 申込対象 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。 |
※5%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
※最大3.5%還元は対象の駅ビル・エキナカの場合です。クレジット払い100円(税抜)につき3ポイント、請求確定時1,000円(税込)につき5ポイントが貯まります。
- 年会費524円(税込)でえきねっとの新幹線eチケットが5%還元になり、少ない負担で高還元を受けられる
- モバイルSuicaチャージ・オートチャージが1.5%で、在来線や駅ナカの支払いまで効率よく貯まる
- 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%還元の対象券種に加わった
- 満18歳以上から申し込めるので、学生や新社会人でも持ちやすい
- 貯まったJRE POINTは1ポイント=1円でSuicaにチャージでき、使い道に困らない
- 高還元の対象はJR東日本エリアで、東海道・山陽新幹線では恩恵がない
- 基本還元率は0.5%で、日常の買い物用のメインカードとしては物足りない
- 空港ラウンジなどの付帯サービスはなく、出張の快適さを求める人には不足する
「新幹線のためにゴールドの年会費は出せない」という人の現実的な最適解が、ビューカード スタンダードです。年会費は524円(税込)と月換算で約44円。それでいて、えきねっとの新幹線eチケットをチケットレス乗車で使えば5%還元が受けられます。東京〜仙台の新幹線eチケット11,430円なら1回で約570ポイントです。
ビューカード ゴールドとの違いは新幹線eチケットの還元率(5%と10%)と付帯サービスで、年に数往復程度ならスタンダードのほうがトータルで得になります。年会費差10,476円を還元率の差5%で埋めるには年21万円分の新幹線eチケット利用が必要なので、そこに届かない人は無理にゴールドへ上げる必要はありません。
もうひとつの強みがモバイルSuicaチャージの1.5%です。新幹線を降りたあとの在来線移動、駅ナカでの食事、コンビニでの買い物までSuicaで払えば、実質1.5%還元でまとめられます。「新幹線5%+Suica1.5%」の二段構えが、このカードの本当の価値です。
4位 JRE CARD|対象の駅ビル・エキナカの買い物と新幹線の両方でポイントが貯まる

| 年会費 | 524円(税込)/初年度無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 還元率 | 通常0.5%〜最大5.0% |
| 新幹線での還元 | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で5% |
| 駅ビル・エキナカ | 対象の駅ビル・エキナカで最大3.5% |
| モバイルSuica チャージ |
1.5%(オートチャージも対象) |
| 貯まるポイント | JRE POINT |
| 向いている人 | アトレなど対象の駅ビル・エキナカをよく使い、新幹線にも乗る人 |
| 申込対象 | 満18歳以上の方(高校生を除く) |
※5%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
※最大3.5%還元は対象の駅ビル・エキナカの場合です。クレジット払い100円(税抜)につき3ポイント、請求確定時1,000円(税込)につき5ポイントが貯まります。
- アトレをはじめとする対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%還元と、買い物での還元率が高い
- えきねっとでの新幹線eチケット購入・チケットレス乗車でもポイントが貯まる
- JR東日本の鉄道利用でJRE POINTが貯まり、新幹線と日常の買い物を1枚で集約できる
- 初年度年会費無料で、2年目以降も524円(税込)と負担が軽い
- モバイルSuicaチャージ1.5%で、在来線の移動費まで効率よく還元を受けられる
- 3.5%還元は対象の駅ビル・エキナカに限られ、近くにない人はメリットが小さい
- 東海道・山陽新幹線では高還元の仕組みが働かない
- 基本還元率は0.5%で、一般の店舗ではごく普通の水準
JRE CARDは、新幹線とあわせて駅の商業施設をよく使う人向けの1枚です。アトレなど対象の駅ビル・エキナカでの支払いは最大3.5%還元で、クレジット払い100円(税抜)につき3ポイント、さらに請求確定時に1,000円(税込)につき5ポイントが貯まります。出張前後に駅で買い物をする機会が多い人ほど効いてきます。
新幹線まわりの条件はビューカード スタンダードとほぼ同じで、えきねっとでの新幹線eチケット購入とチケットレス乗車で5%、モバイルSuicaチャージで1.5%です。「新幹線の還元は同じで、駅ビル分だけ上乗せされる」と考えると選びやすいでしょう。
一方、駅ビルが生活圏にない人にとっては、ビューカード スタンダードとの差が小さくなります。自宅や勤務先の最寄り駅に対象施設があるかどうかを先に確認してから選ぶのがおすすめです。
5位 楽天カード|楽天トラベルの新幹線付きプランでポイントを上乗せできる

| 年会費 | 永年無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
| 基本還元率 | 1.0%(100円につき1ポイント) |
| 新幹線での還元 | みどりの窓口・券売機・ネット予約の決済で1.0% |
| 新幹線+宿泊 | 楽天トラベルの「JR楽パック赤い風船」は旅行代金100円(税別)につき1ポイント、楽天カード決済でさらに1倍上乗せ |
| 使える予約サービス | スマートEX、えきねっと(決済カードとして登録可) |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント |
| 向いている人 | 新幹線に乗る回数が少ない人、宿泊とセットで予約する人 |
- 年会費が永年無料なので、新幹線に乗る回数が少なくてもコストがかからない
- 基本還元率1.0%で、みどりの窓口でも券売機でも取りこぼしなく貯まる
- 楽天トラベルの「JR楽パック赤い風船」なら旅行代金にもポイントが付き、楽天カード決済で上乗せされる
- 貯まった楽天ポイントは日常の買い物でそのまま使え、使い道に困らない
- 路線を問わず使えるため、乗る方面が毎回変わる人でも無駄にならない
- 運賃そのものが安くなる仕組みはなく、値引き額ではJR系カードに劣る
- モバイルSuicaへのチャージはポイント付与の対象外
- えきねっとの新幹線eチケットの高還元(5%・10%)はビューカード限定で受けられない
「新幹線は年に2〜3回。専用カードを作るほどでもない」という人には、年会費永年無料で基本還元率1.0%の楽天カードが現実的です。みどりの窓口でも指定席券売機でも、スマートEXの登録カードとしても使え、どこで買っても1.0%が付きます。年会費がかからないので、乗らない年があっても損をしません。
さらに活きるのが、宿泊とセットで予約するケースです。楽天トラベルの「JR楽パック赤い風船」なら新幹線・特急と宿をまとめて予約でき、旅行代金100円(税別)につき1ポイント、楽天カードで決済するとさらに1倍が上乗せされます。出張より旅行や帰省で新幹線を使う人は、きっぷ単体で買うよりこちらのほうが総額で得になることが多いでしょう。
ただし、えきねっとの新幹線eチケットで5%・10%になる高還元はビューカード限定です。JR東日本エリアを頻繁に使うと分かった時点で、ビューカード系への切り替えを検討するのが賢い進め方です。
6位 ビックカメラSuicaカード|実質年会費無料でモバイルSuicaチャージも高還元

| 年会費 | 524円(税込)/初年度無料・前年に1回でも利用があれば翌年度も無料 |
|---|---|
| 国際ブランド | Visa/JCB |
| 還元率 | 通常0.5%〜最大5.0% |
| 新幹線での還元 | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で5% |
| モバイルSuica チャージ |
1.5% |
| 貯まるポイント | JRE POINTとビックポイントの2種類 |
| 家電量販店での特典 | チャージしたSuica払いで最大11.5%のポイント |
| 向いている人 | 年会費をかけずにえきねっとの高還元を受けたい人 |
※5%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
- 前年に1回でも利用があれば翌年度の年会費が無料になるため、実質的にコストゼロで持てる
- えきねっとでの新幹線eチケット購入・チケットレス乗車で5%還元を受けられる
- モバイルSuicaチャージが1.5%で、ビューカード系の高還元をそのまま享受できる
- チャージしたSuicaで家電を買うと最大11.5%相当のポイントになり、大型出費でも取りこぼさない
- JRE POINTとビックポイントの2本立てで、貯め先を使い分けられる
- ポイントが2種類に分かれるため、管理がやや面倒に感じる場合がある
- 対象の駅ビル・エキナカでの最大3.5%還元の対象には含まれない
- 東海道・山陽新幹線では高還元の仕組みが働かない
「年会費は1円も払いたくないけれど、えきねっとの5%は欲しい」という人にぴったりなのがビックカメラSuicaカードです。年会費524円(税込)は初年度無料で、2年目以降も前年に1回でもカードを使っていれば無料になります。年に1回でも新幹線に乗れば条件を満たすので、実質的な負担はありません。
新幹線まわりの性能はビューカード スタンダードとほぼ同等で、えきねっとの新幹線eチケット+チケットレス乗車で5%、モバイルSuicaチャージで1.5%です。年会費を払わずにビューカード系の高還元だけを取りに行けるのが、この1枚の強みです。
加えて、チャージしたSuicaで家電量販店の支払いをすると、基本10%のビックポイントに加えてJRE POINTも最大1.5%貯まり、最大11.5%相当になります。出張用のモバイルバッテリーやノートパソコンを買う機会がある人は、ここでも差がつきます。
7位 J-WESTカード「エクスプレス」|東海道・山陽新幹線がEX予約でいつでも会員価格になる

| 年会費 | 1,100円(税込)/エクスプレス予約のサービス年会費を含む |
|---|---|
| 発行会社 | JR西日本(J-WESTカード) |
| 使える予約サービス | エクスプレス予約(EX予約サービス) |
| 対象路線 | 東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央) |
| 会員価格の例 | 東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席が14,230円(通常きっぷ14,720円) |
| 乗車方法 | 交通系ICカードを登録すればチケットレス乗車が可能 |
| 貯まるポイント | WESTERポイント |
| 向いている人 | 山陽新幹線を含めて東海道・山陽方面によく乗る人 |
- 年会費1,100円(税込)だけで、東海道・山陽・九州新幹線が通年会員価格になる
- 東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席は490円安く、年3往復で年会費以上の節約になる
- 交通系ICカードを登録すればチケットレスで改札を通れ、窓口に並ぶ必要がない
- JR西日本のWESTERポイントが貯まり、山陽新幹線エリアでの利用に還元できる
- 直前まで手数料なしで列車の変更ができ、出張の予定変更に強い
- 会員価格の対象は東海道・山陽・九州新幹線のみで、JR東日本エリアでは使えない
- 予約・購入はカード名義人本人に限られ、家族が代わりに操作することはできない
- 年会費が毎年かかるため、年1〜2往復程度だと元が取れない
J-WESTカード「エクスプレス」は、JR西日本が発行するエクスプレス予約専用のカードです。年会費1,100円(税込)にエクスプレス予約のサービス年会費が含まれているため、これ1枚で東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央)の会員価格が使えるようになります。
会員価格のインパクトは小さくありません。東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席は通常きっぷ14,720円に対して14,230円と490円安く、年3往復(6片道)で2,940円の節約になります。年会費1,100円(税込)を引いても1,840円のプラスなので、東京〜大阪を年3往復以上する人ならまず損をしません。
JR東海が発行するJR東海エクスプレス・カードとの違いは、貯まるポイントがWESTERポイントであることと、JR西日本のサービスとつながりやすいことです。山陽新幹線(新大阪〜博多)まで含めて西日本方面によく乗る人は、こちらを選んでおくと使い道が広がります。
8位 JR東海エクスプレス・カード|東海道・山陽・九州新幹線のEX予約に直結する専用カード

| 年会費 | 1,100円(税込)/家族カードも1,100円(税込) |
|---|---|
| 発行会社 | 三井住友カード(JR東海の提携カード) |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 使える予約サービス | エクスプレス予約(EX予約サービス)※スマートEXは利用不可 |
| 対象路線 | 東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央) |
| 会員価格の例 | 東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席が14,230円、グリーン車が17,800円 |
| 基本還元率 | 0.5%(200円(税込)につきVポイント1ポイント) |
| EXポイント | チケットレス乗車で区間に応じて貯まり、乗車日の翌日に付与。EX旅先予約やEX旅パックに使える |
| 申込条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
- カードの年会費1,100円(税込)にエクスプレス予約のサービス年会費が含まれ、追加費用がかからない
- 東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席が14,230円、グリーン車も17,800円と通年で安い
- チケットレス乗車でEXポイントが貯まり、EX旅先予約やEX旅パックの支払いに使える
- 満18歳以上(高校生を除く)から申し込め、社会人になりたてでも持ちやすい
- 家族カードもエクスプレス予約に対応するので、夫婦それぞれが会員価格で予約できる
- このカードではスマートEXを利用できず、必ずエクスプレス予約に登録する必要がある
- カードショッピングの基本還元率は0.5%で、日常使いのメインカードには向かない
- JR東日本エリアの新幹線では割引も高還元も受けられない
東海道新幹線を主戦場にしている人にとって、いちばん素直な選択肢がJR東海エクスプレス・カードです。年会費1,100円(税込)の中にエクスプレス予約のサービス年会費が含まれているため、手持ちのカードにエクスプレス予約を追加する「プラスEX」のように、カード年会費とサービス年会費を二重に払う必要がありません。
会員価格は東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席で14,230円。年会費無料のスマートEX(14,520円)と比べても片道290円安く、通常きっぷ(14,720円)比では490円安くなります。グリーン車が17,800円で乗れるのも、長距離出張が多い人には効いてきます。
さらに、チケットレス乗車をすると乗車区間に応じてEXポイントが貯まります。付与は乗車日の翌日で、貯めたポイントはEX旅先予約やEX旅パックの支払いに1ポイント=1円として使えます。運賃の値引き+EXポイント+カードのVポイントという三重取りができるのが、この1枚の強みです。なお、このカードではスマートEXは使えないので、カード到着後は必ずエクスプレス予約への登録を済ませておきましょう。
9位 JQ CARD エポス|JRキューポとエポスポイントを行き来させて九州新幹線に使える

| 年会費 | 初年度無料/2年目以降は年1回以上のショッピング利用で無料(利用がない場合は1,375円(税込)) |
|---|---|
| 発行会社 | エポスカード(JR九州との提携カード) |
| 国際ブランド | Visa |
| 基本還元率 | 0.5%(200円(税込)につきJRキューポ1ポイント) |
| 新幹線での還元 | きっぷやJR九州インターネット列車予約の支払いでJRキューポが貯まる |
| ポイント交換 | JRキューポとエポスポイントを相互に交換できる |
| 新規入会特典 | 2,000円分のJRキューポなど(時期により内容が異なる) |
| 注意点 | 2026年8月1日以降、決済サービス等へのチャージ利用分は基本還元率0.5%の対象外 |
| 申込条件 | 18歳以上の方(高校生は除く) |
- 年1回でも使えば年会費無料になり、九州新幹線ユーザーが持ち続けやすい
- JR九州インターネット列車予約での支払いでもJRキューポが貯まる
- JRキューポとエポスポイントを相互に交換でき、貯め先・使い道の自由度が高い
- エポスカードの会員向け優待もそのまま利用できる
- 2026年4月1日から会員ランクサービス「JRキューポわくわくプログラム」が始まり、使うほど特典が増える
- 基本還元率は0.5%で、運賃そのものが安くなる仕組みはない
- 2026年8月1日以降、決済サービス等へのチャージ利用分はポイント対象外になった
- 国際ブランドはVisaのみで選べない
九州新幹線(博多〜鹿児島中央)や西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)をよく使うなら、JQ CARD エポスが候補に入ります。JR九州とエポスカードの提携カードで、カード利用200円(税込)につきJRキューポが1ポイント貯まります。きっぷの購入やJR九州インターネット列車予約の支払いも対象です。
このカードの面白さは、JRキューポとエポスポイントを相互に交換できる点にあります。九州での鉄道利用で貯めたポイントを普段の買い物で使う、逆に日常の買い物で貯めたエポスポイントを鉄道に回す、といった行き来ができます。ポイントが分散して使い切れない問題が起きにくい設計です。
年会費は初年度無料で、2年目以降も年1回以上のショッピング利用があれば無料。帰省で年に1〜2回九州新幹線に乗る、という使い方でも維持コストがかからないのは大きなメリットです。なお、博多〜鹿児島中央の九州新幹線はエクスプレス予約・スマートEXの対象にもなっているので、東海道からの通しで乗る人はそちらとの併用も検討しましょう。
10位 大人の休日倶楽部ミドルカード|50歳からJR東日本・JR北海道のきっぷが5%割引になる

| 年会費 | 2,624円(税込)/入会後1年間は無料 内訳は大人の休日倶楽部の年会費2,100円+カード年会費524円 |
|---|---|
| 入会条件 | 満50歳から。男性は64歳まで、女性は59歳まで(それ以降は大人の休日倶楽部ジパングの対象) |
| 割引 | JR東日本線・JR北海道線のきっぷが何回でも5%割引 |
| 新幹線での還元 | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で5% |
| 駅ビル・エキナカ | 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5% |
| モバイルSuica チャージ |
1.5% |
| 会員向けの旅行商品 | 会員限定のフリーパスやツアーを利用できる |
| 向いている人 | 50代でJR東日本・JR北海道エリアの旅行や帰省が多い人 |
※5%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
- JR東日本線・JR北海道線のきっぷが回数制限なく5%割引になり、乗るほど得をする
- 割引に加えてビューカード機能があり、えきねっとの新幹線eチケットでもポイントが貯まる
- 入会後1年間は年会費が無料で、使い勝手を試してから継続を判断できる
- 2026年9月1日から対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%還元の対象券種に加わった
- 会員限定のフリーパスやツアーがあり、旅行の選択肢が広がる
- 入会できるのは満50歳からで、男性は64歳まで、女性は59歳までと年齢の制限がある
- 年会費2,624円(税込)は、乗車回数が少ないと回収しづらい
- 割引の対象はJR東日本線・JR北海道線で、東海道・山陽新幹線は対象外
年齢条件を満たすなら、還元率ではなく「きっぷそのものが5%引きになる」というシンプルな強さを持つのが大人の休日倶楽部ミドルカードです。満50歳から入会でき(男性は64歳まで、女性は59歳まで)、JR東日本線・JR北海道線のきっぷが回数制限なく5%割引になります。
東京〜仙台の指定席11,630円なら1回あたり約580円引き。年5往復(10片道)で約5,800円の割引になり、年会費2,624円(税込)を大きく上回ります。割引はえきねっとでの購入にも適用でき、ビューカード機能による新幹線eチケットの5%還元とも重ねられるのがポイントです。
さらに2026年9月1日から、対象の駅ビル・エキナカで最大3.5%還元となる券種にも加わりました。旅行や帰省でJR東日本・JR北海道エリアを回る機会が多い50代なら、年会費を払ってでも持つ価値がはっきりしている1枚といえます。なお、男性は満65歳、女性は満60歳になると大人の休日倶楽部ジパングカードへ移行でき、JR東日本線・JR北海道線のきっぷが何回でも30%割引になります。
路線別に見る相性のいいクレジットカード
同じ「新幹線がお得なカード」でも、乗る路線が変われば正解は入れ替わります。ここでは主要エリアごとに、使うべき予約サービスと相性のいい1枚を整理します。
| 路線 | 主に使う予約サービス | 相性のいいカード | 得の内訳 |
|---|---|---|---|
| 東海道・山陽 (東京〜新大阪〜博多) |
エクスプレス予約 スマートEX |
![]() JR東海 エクスプレス・カード |
会員価格で490円引き +EXポイント |
| 東北・上越・北陸 (えきねっとエリア) |
えきねっと (新幹線eチケット) |
![]() ビューカード ゴールド |
新幹線eチケットで 最大10%還元 |
| 九州・西九州 (博多〜鹿児島中央ほか) |
JR九州ネット予約 エクスプレス予約 |
![]() JQ CARD エポス |
JRキューポが貯まり エポスポイントと交換可 |
| 北海道 (新青森〜新函館北斗) |
えきねっと (新幹線eチケット) |
![]() ビューカード スタンダード |
新幹線eチケットで5% 年会費524円(税込) |
東海道・山陽新幹線(東京〜新大阪〜博多)で選ぶなら
東海道・山陽新幹線はえきねっとの対象外です。ここで使うべきはエクスプレス予約かスマートEXで、還元率よりも「会員価格でいくら安くなるか」で選ぶのが正解になります。年3往復以上ならエクスプレス予約に直結するJR東海エクスプレス・カードが最有力です。

| この路線での強み | 東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席が14,230円(通常きっぷ比490円引き・スマートEX比290円引き) |
|---|---|
| 年会費 | 1,100円(税込)※エクスプレス予約のサービス年会費込み |
| 損益分岐の目安 | 東京〜新大阪なら年3往復(6片道)で年会費を回収 |
| グリーン車 | 東京〜新大阪が17,800円で利用できる |
| ポイント | EXポイント(乗車日の翌日付与)+Vポイント0.5% |
| 注意点 | このカードではスマートEXを利用できないため、必ずエクスプレス予約に登録する |
- 東海道・山陽新幹線を通年で会員価格にでき、繁忙期でも割引が効く
- グリーン車の会員価格が用意され、長距離出張の快適さを安く買える
- 交通系ICカードでチケットレス乗車ができ、乗り遅れても次の列車に変更しやすい
- スマートEXは使えないため、予約サービスを選べない
- 山陽新幹線を中心に使うなら、WESTERポイントが貯まるJ-WESTカード「エクスプレス」のほうが向く場合がある
年に1〜2往復しか乗らない人は、無理にエクスプレス予約に入らず年会費無料のスマートEXで十分です。東京〜新大阪で200円引きにとどまりますが、手持ちのカードを登録するだけで始められます。逆に、山陽新幹線(新大阪〜博多)まで含めて西日本方面が中心なら、J-WESTカード「エクスプレス」を選んでWESTERポイントに寄せるのも有効です。
東北・上越・北陸新幹線(えきねっとエリア)で選ぶなら
東北・上越・北陸新幹線はえきねっとの新幹線eチケットが主役です。運賃の値引きは通年200円と小さい代わりに、ビューカードで決済してチケットレス乗車をしたときの還元率が5%・10%と圧倒的に高いのが特徴です。年間の利用額が20万円を超えるならビューカード ゴールドが有利になります。

| この路線での強み | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で最大10%のJRE POINT |
|---|---|
| 年会費 | 11,000円(税込) |
| 還元の例 | 東京〜仙台の新幹線eチケット11,430円で約1,140ポイント |
| 損益分岐の目安 | ビューカード スタンダードとの差額10,476円を還元率差5%で回収するには年約21万円の新幹線eチケット利用 |
| 上乗せ特典 | 年間100万円の利用で5,000ポイント、以降50万円ごとに3,000ポイント加算 |
| ラウンジ | 東京駅のビューゴールドラウンジ、国内主要空港のラウンジ |
※10%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ビューカード ゴールドで決済したときに付与される8%の合計です。
- えきねっとエリアの新幹線で最大10%と、他のカードが追いつけない還元率になる
- 東京駅のビューゴールドラウンジが使え、出発前の待ち時間を快適に過ごせる
- 年間利用特典が最大12,000ポイントあり、生活費をまとめるほど年会費を回収しやすい
- 年会費11,000円(税込)は、年9〜10往復程度の利用がないと還元率だけでは回収できない
- 東海道・山陽新幹線ではこの高還元がまったく働かない
年数往復にとどまるなら、ビューカード スタンダード(年会費524円・税込)で5%を取りにいくほうが効率的です。また、出張で東京駅を頻繁に使う人はビューゴールドラウンジの価値も金額換算に入れてみてください。ゴールドカード全体の中での位置づけを知りたい人は、ゴールドカードおすすめ人気ランキングもあわせて見ると判断しやすくなります。
九州新幹線・西九州新幹線で選ぶなら
九州エリアはJR九州のインターネット列車予約が中心です。西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)や在来線特急はQRチケットでの乗車にも対応しています。博多〜鹿児島中央の九州新幹線はエクスプレス予約・スマートEXの対象にもなっているため、東海道方面から通しで乗るかどうかで選び方が変わります。

| この路線での強み | きっぷやJR九州インターネット列車予約の支払いでJRキューポが貯まる |
|---|---|
| 年会費 | 初年度無料/2年目以降は年1回以上の利用で無料 |
| 還元率 | 0.5%(200円(税込)につきJRキューポ1ポイント) |
| ポイントの使い勝手 | JRキューポとエポスポイントを相互に交換でき、鉄道でも日常でも使える |
| 会員プログラム | 2026年4月1日から「JRキューポわくわくプログラム」を提供 |
| 注意点 | 2026年8月1日以降、決済サービス等へのチャージ利用分は基本還元率の対象外 |
- 年1回の利用で年会費が無料になり、帰省が中心の人でも維持しやすい
- JRキューポとエポスポイントの相互交換で、貯めたポイントを無駄なく使い切れる
- JR九州のネット予約とセットで使え、QRチケットでの乗車にも対応している
- 運賃そのものが割引になる仕組みはなく、値引きを求める人には物足りない
- 東海道方面から通しで乗るなら、エクスプレス予約系のカードのほうが総額で安くなる
「九州内の移動が中心」ならJQ CARD エポス、「東京や大阪から九州まで通しで乗る」ならエクスプレス予約系という切り分けが分かりやすい判断基準です。両方に当てはまる人は、JQ CARD エポスを保有しつつ、東海道・山陽の長距離はエクスプレス予約で予約する二刀流が無駄になりません。
北海道新幹線で選ぶなら
北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)はえきねっとの対象なので、基本的な考え方は東北新幹線と同じです。ただし東京から乗り通すと片道の金額が大きく、乗車回数は年数回にとどまる人が多いため、年会費の安いビューカード スタンダードが現実的な選択になります。

| この路線での強み | えきねっとの新幹線eチケット購入+チケットレス乗車で5%還元 |
|---|---|
| 年会費 | 524円(税込) |
| 乗車方法 | 交通系ICカードやモバイルSuicaでそのまま改札を通れる |
| 在来線・移動費 | モバイルSuicaチャージ1.5%で現地の移動費も還元対象 |
| 50歳以上の場合 | 大人の休日倶楽部ミドルカードならJR北海道線のきっぷが5%割引 |
| 申込対象 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。 |
※5%還元は、えきねっとの新幹線eチケット購入かつチケットレス乗車で付与される2%と、ゴールド以外のビューカード決済3%の合計です。
- 年会費524円(税込)と負担が軽く、年数回の利用でも十分に元が取れる
- 長距離で金額が大きいぶん、5%還元のポイント額が大きくなる
- モバイルSuicaチャージ1.5%で、現地や乗り継ぎの在来線まで還元を受けられる
- 基本還元率0.5%のため、新幹線以外の支払いでは強みが出ない
- 年10往復規模で乗るならビューカード ゴールドのほうが総額で有利になる
満50歳以上なら、大人の休日倶楽部ミドルカードでJR北海道線のきっぷを5%割引にするという選択肢も加わります。「割引5%+新幹線eチケットの還元5%」を重ねられるので、旅行で北海道を回る機会が多い50代にはこちらが有力です。
出張で新幹線に乗る人に向いたクレジットカード
出張で乗る場合は、きっぷ代の安さだけでなく、遅延や急な予定変更への対応力、宿の手配、経費精算のしやすさまで含めて考えたいところです。ここでは「移動費の節約」より「移動の質」を重視する人向けの3枚を比較します。
| カード | 年会費 (税込) |
出張で効く主な特典 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
![]() アメリカン・エキスプレス® ・ゴールド・プリファード・カード |
39,600円 | 継続で1万円分の トラベルクレジット 最高1億円の海外旅行保険 |
出張と旅行の 両方が多い人 |
![]() dカード GOLD |
11,000円 | ドコモ料金の1,000円(税抜) ごとに最大10%還元 国内・ハワイの主要空港の ラウンジ(約40カ所) ※ドコモ料金は1,000円(税抜)ごとに最大10%還元。ドコモ mini/ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします。端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。 |
ドコモ回線を 使っている人 |
![]() JCBプラチナ |
27,500円 | 24時間365日の コンシェルジュ プライオリティ・パス |
手配を任せたい人 出張が多い人 |
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード|旅行予約と手厚い保険で出張の安心まで買える

| 年会費 | 39,600円(税込)/家族カードは2枚まで無料、3枚目以降は1枚19,800円(税込) |
|---|---|
| ポイント | 100円につき1ポイント(メンバーシップ・リワード。交換先により1ポイントあたりの価値は異なる) |
| 新幹線での扱い | みどりの窓口・券売機・スマートEXの決済カードとして利用可能 |
| 継続特典 | 1万円分のトラベルクレジット(旅行予約サイトで2万円(税込)以上のホテル事前決済に利用) |
| 年間利用特典 | 年間200万円(税込)以上の利用で国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券 |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
| 向いている人 | 新幹線と宿泊・航空券をまとめて決済する出張者 |
- 継続するだけで1万円分のトラベルクレジットが受け取れ、出張時の宿泊費に直接充てられる
- 年間200万円(税込)以上の利用で国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券がもらえる
- 最高1億円の海外旅行傷害保険が付き、国内外の出張リスクに備えられる
- 家族カードが2枚まで無料で、配偶者の出張・帰省も同じ条件でカバーできる
- 100円につき1ポイントが貯まり、新幹線代も宿泊費もまとめて1枚に集約できる
- 年会費39,600円(税込)は高く、特典を使い切れないと負担が大きい
- 新幹線に特化した割引や高還元はなく、きっぷ代そのものは安くならない
- 加盟店によっては利用できない場合があり、駅以外でのサブカードが必要になることがある
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは「新幹線を安くするカード」ではなく、「出張全体の質とコストを整えるカード」です。新幹線のきっぷ代自体は安くなりませんが、継続特典の1万円分トラベルクレジットが宿泊費に直接効きます。出張のたびにホテルを取る人なら、これだけで年会費の4分の1を回収できる計算です。
さらに年間200万円(税込)以上を使えば、国内対象ホテルの1泊2名分無料宿泊券も受け取れます。新幹線代・宿泊費・接待費など、出張関連の支出を1枚に集約する人ほど到達しやすい水準です。海外出張もあるなら、最高1億円の海外旅行傷害保険も心強いでしょう。旅行シーンでの1枚を横断的に比べたい人は、海外旅行におすすめのクレジットカードの比較記事も参考になります。
注意点は、還元や割引ではなく「特典を使い切れるか」で損得が決まることです。年に数回しか出張がない人や、宿泊を伴わない日帰り出張が中心の人は、JR系カードのほうが素直に得をします。
dカード GOLD|ドコモの通信費と出張の支払いをまとめて還元を受けられる

| 年会費 | 11,000円(税込) |
|---|---|
| 基本還元率 | 1.0% |
| 新幹線での扱い | みどりの窓口・券売機・スマートEXの決済カードとして利用可能(1.0%還元) |
| 通信費の還元 | ドコモのケータイ料金・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元※1※2 |
| 年間利用特典 | 年間100万円以上の利用で最大1万円相当のクーポン |
| 空港ラウンジ | 国内・ハワイの主要空港(約40カ所。ハワイはダニエル・K・イノウエ国際空港) |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高1億円(自動付帯)、国内旅行傷害保険 最高5,000万円(利用付帯) |
| 向いている人 | ドコモ回線を使っていて、出張でも移動が多い人 |
- ドコモのケータイ料金・ドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元※1※2になり、月9,000円台(税抜)の利用があれば年会費とほぼ同等のポイントが戻る
- 基本還元率1.0%で、新幹線のきっぷ代も取りこぼしなく貯まる
- 年間100万円以上の利用で最大1万円相当のクーポンがもらえる
- 国内・ハワイの主要空港のラウンジ(約40カ所)が使え、新幹線と飛行機を併用する出張でも役立つ
- ケータイ補償が購入後3年間・最大12万円で、出張先での破損にも備えられる
- 通信費の10%還元はドコモ利用者向けで、他社回線だと年会費を回収しづらい
- 新幹線に特化した割引や高還元はない
- 年間利用特典は100万円以上で最大1万円相当の1段階で、それ以上使っても増えない
ドコモ回線を使っているなら、dカード GOLDは「通信費で年会費を回収し、新幹線代は1.0%で確実に貯める」という設計ができます。ドコモの携帯料金とドコモ光の利用料金が1,000円(税抜)ごとに最大10%還元※1※2されるため、月9,000円台(税抜)の利用があれば年10,800ポイントとなり、年会費11,000円(税込)とほぼ釣り合います。
新幹線のきっぷ代はみどりの窓口でも券売機でも1.0%還元。スマートEXの決済カードとしても登録できるので、東海道新幹線なら「スマートEXの200円引き+1.0%還元」を組み合わせられます。年間100万円以上の利用で最大1万円相当のクーポンも付くので、出張費の立て替えが多い人ほど到達しやすいでしょう。
一方で、ドコモ回線を使っていない人にとっては年会費11,000円(税込)の回収が難しくなります。「通信キャリアがドコモかどうか」が、このカードを選ぶかどうかのほぼ唯一の判断軸と考えてよいでしょう。
※1 ドコモ mini/ahamo/irumoを除くドコモケータイ料金およびahamo光を除くドコモ光ご利用料金をさします。
※2 端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外。
※国内旅行保険:国内旅行費用をdカード GOLDで事前にお支払いの場合に限り補償対象となります。
※海外旅行保険:dカード GOLDでのお支払いなどの条件はございません。ただしdカード GOLDでの海外旅行費用のお支払いの有無により、一部保険金額が異なります。
※海外旅行保険の最大1億円:海外旅行費用をdカード GOLDにてお支払いいただいた場合のお支払い保険金額です。条件を満たさない場合の保険金額は傷害死亡時最大5,000万円、傷害後遺障がい時200万円~最大5,000万円となります。
※年間ご利用額特典:2025年配布分の特典金額となります。
※ Edyチャージ、nanacoチャージ、SMART ICOCA、キャッシング返済金、リボ払い手数料、分割払い手数料、年会費、遅延損害金などは年間ご利用額の対象外となります。
※交換先によっては、上記の特典進呈金額を下回るクーポンとなる可能性があります(例: 10,000円→7,000円クーポン)
JCBプラチナ|コンシェルジュに新幹線と宿の手配を任せられる

| 年会費 | 27,500円(税込)/家族カードは1枚まで無料 |
|---|---|
| 基本還元率 | 0.5% |
| 新幹線での扱い | みどりの窓口・券売機・スマートEXの決済カードとして利用可能 |
| コンシェルジュ | プラチナ・コンシェルジュデスクが24時間365日対応。宿泊やレストランの予約を相談できる |
| 空港ラウンジ | プライオリティ・パスで世界1,800カ所以上のラウンジを回数無制限で利用可能 |
| グルメ特典 | 対象レストランのコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるグルメ・ベネフィット |
| 申込条件 | 20歳以上(学生を除く) |
※事前にポイントアップ登録が必要です。
※利用加盟店や交換商品等によりポイント付与条件や還元率は異なる場合があります。
- 24時間365日対応のプラチナ・コンシェルジュに、出張先の宿やレストランの手配を相談できる
- プライオリティ・パスで世界1,800カ所以上のラウンジを回数無制限で利用できる
- グルメ・ベネフィットで対象レストランのコース1名分が無料になり、会食の多い出張で効く
- インビテーションを待たずに申し込めるプラチナカードで、ステータスを得やすい
- 家族カードが1枚まで無料で、配偶者も同等のサービスを使える
- 年会費27,500円(税込)に対して、新幹線そのものの割引や高還元はない
- 基本還元率は0.5%で、ポイント目当てのカードとしては見劣りする
- 特典を使う機会が少ないと、コストだけが残りやすい
JCBプラチナは、出張の「手間」を減らしたい人向けのカードです。急に翌日の宿を押さえる必要が出たときや、出張先で会食の店を探すときに、24時間365日対応のプラチナ・コンシェルジュに相談できます。自分で調べる時間を買える、という価値の出し方です。
新幹線と飛行機を併用する出張が多いなら、プライオリティ・パスで世界1,800カ所以上のラウンジを回数無制限で使える点も大きいでしょう。グルメ・ベネフィットは対象レストランのコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるので、会食を年に数回入れるだけで年会費の一部を回収できます。
ただし、新幹線のきっぷ代が安くなるわけではありません。「移動費を削る」目的ならJR系カードと組み合わせ、JCBプラチナは宿泊・会食・空港側を担当させるという役割分担にすると無駄がありません。クレジットカードは複数持っていいとこ取りをするのが基本です。
新幹線のきっぷをクレジットカードで買う方法と買える場所
えきねっとで新幹線eチケットを予約する
JR東日本エリアの新幹線なら、えきねっとの会員登録(無料)と新幹線eチケットの予約が基本です。手順は、えきねっとに会員登録してクレジットカードを登録し、乗車する列車を検索して予約、最後に手持ちの交通系ICカードやモバイルSuicaを紐づけるだけ。紙のきっぷを受け取る必要はありません。
新幹線eチケットは通年で200円引きになるほか、ビューカードで決済してチケットレス乗車をすると券種に応じたJRE POINTが上乗せされます。「ビューカードで決済」と「チケットレス乗車」の両方が条件なので、紙のきっぷに引き換えてしまうと高還元が受けられません。ここは間違えやすいので注意しましょう。
なお、貯まったJRE POINTは新幹線eチケットへの交換にも使えます。2026年3月14日乗車分から交換ポイント数が500ポイント単位に整理され、区間ごとの必要ポイントが分かりやすくなりました。2026年度は年3回、新幹線全線を対象に35%オフの特別レートで交換できるキャンペーンも予定されています。
スマートEX・エクスプレス予約で予約する
東海道・山陽・九州新幹線では、スマートEX(年会費無料)かエクスプレス予約(年会費1,100円・税込)を使います。どちらも会員登録時にクレジットカードと交通系ICカードを登録し、予約後は改札にICカードをタッチするだけで乗車できます。
スマートEXは手持ちのカードをそのまま登録できるのが利点で、東京〜新大阪なら通常きっぷより200円安い14,520円。エクスプレス予約は年会費がかかる代わりに14,230円と490円安く、グリーン車も17,800円で利用できます。年3往復を超えるならエクスプレス予約、それ未満ならスマートEXが目安です。
エクスプレス予約に入る方法は3つあります。JR東海エクスプレス・カードを新規で作る、J-WESTカード「エクスプレス」など提携カードを作る、手持ちのカードにエクスプレス予約を追加する(プラスEX)です。プラスEXの場合はカードの年会費とは別にサービス年会費1,100円(税込)がかかるので、専用カードを作ったほうが安く済むケースが多くなります。
みどりの窓口・指定席券売機で買う
ネット予約に不慣れな人や、複雑な経路のきっぷを買いたいときは、駅の窓口や券売機が確実です。JR東日本の場合、みどりの窓口と紫色の指定席券売機ではクレジットカードが使え、ビューカード・Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・JRカードに対応しています。多機能券売機(黒色)は定期券の購入時のみ、緑色の自動券売機はカード非対応です。
一方で、PayPayなどのコード決済は、みどりの窓口・指定席券売機・多機能券売機・自動券売機のいずれでも利用できません。駅でスマホ決済を当てにしていると支払いに困るので、カードか現金を用意しておきましょう。
窓口・券売機での購入は運賃の割引がないぶん、カードのポイント還元だけが得になります。エポスゴールドカードの選べるポイントアップショップにJR各社を登録しておけば1.0%、楽天カードなら1.0%というように、「窓口派」こそ基本還元率の高いカードを選ぶ価値があります。
旅行会社の新幹線付きプランで買う
宿泊を伴う移動なら、新幹線と宿がセットになったパッケージのほうが総額で安くなることがよくあります。楽天トラベルの「JR楽パック赤い風船」は新幹線・特急と宿泊施設を組み合わせて予約でき、旅行代金100円(税別)につき1ポイント、楽天カードで決済するとさらに1倍が上乗せされます。
パッケージのメリットは、きっぷ単体では効かない「宿とセットだから安い」という値付けが使えることです。往復の新幹線+1泊で、きっぷ代だけの金額とほとんど変わらないプランが出ることもあります。ポイント還元もきっぷ代ではなく旅行代金全体にかかるため、貯まる量も増えます。
一方で、パッケージは列車の変更に制約があったり、直前の予約ができなかったりします。予定が動きやすい出張は変更に強いエクスプレス予約やえきねっと、予定が固まっている旅行はパッケージと使い分けるのがおすすめです。
新幹線のきっぷをクレジットカードで買うメリット
現金では取りこぼすポイントが確実に貯まる
いちばん分かりやすいメリットが、ポイントの取りこぼしがなくなることです。東京〜新大阪の通常きっぷ14,720円を現金で払えば還元はゼロ。還元率1.0%のカードなら147ポイント、えきねっとの新幹線eチケットとビューカード ゴールドの組み合わせなら1,000ポイント超が戻ります。
新幹線は1回の支払額が大きいため、「たまにしか乗らないから関係ない」という判断はもったいないのが実情です。年2往復(4片道)でも、東京〜新大阪なら年間約59,000円の支出です。1.0%還元なら590円、10%還元の条件を満たせば5,900円相当が返ってきます。
ポイントを取りこぼさないコツは、予約サービスの決済カードを最初に正しく設定しておくことです。えきねっとにビューカード以外を登録したまま使っていると、5%・10%の高還元は一切付きません。登録カードの見直しは、それだけで還元率が数倍変わる作業です。
チケットレスで乗れて窓口に並ばずに済む
えきねっとの新幹線eチケット、エクスプレス予約、スマートEXはいずれも交通系ICカードやモバイルSuicaを改札にタッチするだけで乗車できます。紙のきっぷを受け取る必要がないので、出張当日に窓口の行列に並ぶ時間がなくなります。
これは時間の節約というだけでなく、「きっぷを紛失するリスクがなくなる」という安心にもつながります。紙のきっぷをなくすと原則として再発行されず、買い直しになります。ICカード連携なら、そもそも失くすものがありません。
また、複数名で予約した場合も、全員分の交通系ICカードを事前に登録しておけばチケットレスで乗車できます。モバイルSuicaやモバイルPASMOも登録できるので、同行者にアプリを入れてもらうだけで済みます。
利用明細がそのまま出張の経費精算に使える
出張の経費精算では、カードの利用明細が「いつ・どこで・いくら使ったか」の記録としてそのまま使えます。現金で買って領収書を失くす、という定番のトラブルが起きません。会社のカードでなくても、個人カードの明細をダウンロードして添付するだけで済むケースが多いでしょう。
消費税の処理面でも扱いやすくなっています。インボイス制度では、公共交通機関である鉄道・バス・船舶の運賃で1回の取引が3万円未満のものは、帳簿の保存のみで仕入税額控除が認められます(公共交通機関特例)。新幹線のきっぷは1人分なら3万円未満に収まることがほとんどなので、インボイスの保存は不要です。判定は「1回の取引」単位で、4人分をまとめて5万円超を支払った場合は3万円以上として扱われる点だけ注意しましょう。詳しい要件は国税庁が公開しているインボイス制度の解説資料で確認できます。
ネット予約を使えば、予約サイト側にも利用履歴が残ります。カード明細と予約履歴の二重の記録があるため、経費精算でも税務調査でも説明しやすくなります。
変更や払い戻しがスマホだけで完結する
出張は予定変更がつきものです。ネット予約なら、スマホから列車の変更や払い戻しの手続きができます。窓口に戻る必要がなく、移動中でも対応できます。
エクスプレス予約は、乗車前であれば手数料なしで何度でも列車を変更できるのが大きな利点です。会議が長引いて1本遅らせたい、逆に早く終わったから前の列車に乗りたい、といった調整が気軽にできます。
払い戻しの場合は手数料がかかります。えきねっと特典の対象外の予約を乗車日当日または前日に変更したあとに払い戻す場合、払戻手数料は指定席券の30%(最低340円)です。JRE POINT特典で交換した新幹線eチケットを払い戻す場合は、ポイントがいったん全額戻り、あらためて1席あたり320ポイントの手数料相当が差し引かれます。「変更は無料、払い戻しは有料」が基本と覚えておくと判断を誤りません。
新幹線のきっぷをクレジットカードで買う前に知っておきたい落とし穴
エクスプレス予約は本人名義のカードしか登録できない
エクスプレス予約やスマートEXは、登録できるのが会員本人名義のクレジットカードに限られます。家族名義のカードや、会社名義の法人カードを個人会員として登録することはできません。
同行者の分を予約すること自体は可能です。家族や友人など、会員以外が乗るきっぷも購入できます。ただし予約や受け取りの操作はカード名義人本人が行う必要があり、家族が代わりにログインして操作することは認められていません。「夫のIDで妻が予約する」といった使い方は規約違反になるので避けましょう。
夫婦それぞれが自分で予約したい場合は、家族カードを使う方法があります。JR東海エクスプレス・カードは家族カードも年会費1,100円(税込)で、エクスプレス予約に対応しています。それぞれが自分名義の会員になれば、別々に予約・変更ができて便利です。
年会費ありのカードは乗る回数が少ないと元が取れない
新幹線系カードの多くは年会費がかかります。年会費を上回る得があるかどうかは、乗車回数で決まります。ここを計算せずに作ると、毎年じわじわ損をし続けることになります。
目安はシンプルです。エクスプレス予約(年会費1,100円・税込)は東京〜新大阪で年3往復、大人の休日倶楽部ミドルカード(年会費2,624円・税込)は東京〜仙台で年3往復程度、ビューカード ゴールド(年会費11,000円・税込)は新幹線eチケットの年間利用額21万円前後が分岐点になります。
年に1〜2回しか乗らないなら、年会費無料のスマートEXや楽天カードで十分です。「せっかくだから上位カードを」と背伸びをすると、特典を使い切れずに終わります。乗車回数が増えてから切り替えれば問題ありません。
買い方によってはポイント還元の対象から外れる
これがいちばん多い失敗です。同じカードでも、買い方を間違えると高還元が丸ごと消えます。
代表的なのが、えきねっとで新幹線eチケットを予約したのに、紙のきっぷに引き換えてしまうケース。5%・10%の還元は「チケットレス乗車」が条件なので、紙に替えた時点で対象外です。また、えきねっとの決済カードをビューカード以外にしていると、ビューカード決済分の上乗せが付きません。
エポスゴールドカードの選べるポイントアップショップも同様です。JR東日本を登録しても、モバイルSuicaへのチャージや、モバイルSuicaでの定期券・特急券・グリーン券の購入はポイントアップの対象外です。JQ CARD エポスも2026年8月1日以降、決済サービス等へのチャージ利用分は基本還元率0.5%の対象から外れました。カードを作ったら、対象外の条件まで一度は目を通しておきましょう。
払い戻しは手数料がかかり返金の反映も遅れる
予定が変わってきっぷを払い戻す場合、手数料と返金タイミングの両方に注意が必要です。
手数料は買い方によって異なります。えきねっと特典の対象外の予約を乗車日当日または前日に変更したあとに払い戻す場合は、指定席券の30%(最低340円)。JRE POINT特典で交換した新幹線eチケットの場合は、ポイントが全額戻ったうえで1席あたり320ポイントが手数料相当として差し引かれます。
さらに、カード決済の返金は即日で口座に戻るわけではありません。カード会社の締め日をまたぐと、いったん請求されてから翌月以降に相殺される形になります。出張費を立て替えている人は、精算のタイミングがずれる点を見込んでおきましょう。変更で対応できるなら、払い戻しより変更を選ぶほうが金銭的にも手続き的にも有利です。
限度額や本人認証で決済がはじかれることがある
意外と多いのが、出発直前に決済が通らないトラブルです。新幹線のきっぷは金額が大きく、家族4人分の往復ともなれば10万円を超えます。カードの利用可能枠が残っていないと、その場で決済できません。
また、ネット予約では本人認証サービス(3Dセキュア)の入力を求められることがあります。設定を済ませていなかったり、登録した電話番号が古かったりすると、ワンタイムパスワードが届かず決済が完了しません。出張前日に慌てないよう、本人認証の設定と利用可能枠は事前に確認しておきましょう。
セキュリティ面では、カード情報の管理も大切です。消費者庁もクレジットカードの不正利用について注意を呼びかけています。鉄道会社を装ったフィッシングメールも報告されているので、予約サイトへはメールのリンクからではなく、公式アプリやブックマークからアクセスする習慣をつけておくと安心です。
東京〜新大阪を年12往復したら、カードでいくら差がつくのか
ここまでの内容を、実際の金額に落とし込んでみます。条件は東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席を年12往復(24片道)、通常期です。東海道新幹線はえきねっとの対象外なので、勝負はエクスプレス予約・スマートEX・通常きっぷの3択になります。
現金・スマートEX・エクスプレス予約でそもそものきっぷ代が違う
まずは、きっぷ代そのものを比べます。東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席は、通常きっぷ14,720円、スマートEX14,520円、エクスプレス予約(EX予約サービス)14,230円です。
| 買い方 | 片道あたり | 年24片道の合計 | 通常きっぷとの差 |
|---|---|---|---|
| みどりの窓口・券売機 (通常きっぷ) |
14,720円 | 353,280円 | — |
| スマートEX (年会費無料) |
14,520円 | 348,480円 | 4,800円お得 |
| エクスプレス予約 (年会費1,100円・税込) |
14,230円 | 341,520円 | 11,760円お得 |
年12往復すると、買い方を変えるだけで最大11,760円の差がつきます。ポイント還元の話に入る前に、この「運賃そのものの差」がいちばん大きいことを押さえておきましょう。スマートEXは年会費無料でこの差の4割を取れるので、まず手をつけるべきはここです。
年会費を差し引いた実質のお得額で並べ直す
次に、カードのポイント還元と年会費を加味します。エクスプレス予約に使うJR東海エクスプレス・カードは基本還元率0.5%、スマートEXの決済に使う想定の楽天カードは1.0%、窓口購入でエポスゴールドカードにJR各社を登録した場合は1.0%で計算します。
| 組み合わせ | 運賃の節約 | ポイント | 年会費 | 実質のお得額 |
|---|---|---|---|---|
| エクスプレス予約 +JR東海エクスプレス・カード |
11,760円 | 約1,707円相当 (0.5%) |
1,100円 | 約12,367円 |
| エクスプレス予約 +J-WESTカード「エクスプレス」 |
11,760円 | 約1,707円相当 (0.5%) |
1,100円 | 約12,367円 |
| スマートEX +楽天カード |
4,800円 | 約3,484円相当 (1.0%) |
0円 | 約8,284円 |
| みどりの窓口 +エポスゴールドカード |
0円 | 約3,532円相当 (1.0%) |
実質0円 | 約3,532円 |
| みどりの窓口 +現金 |
0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
結果はっきりしたのは、東海道新幹線に月1回乗るなら、エクスプレス予約が圧倒的に強いということです。ポイント還元率は0.5%と低いのに、運賃の値引きが大きいため総合では最も得になります。現金で窓口購入を続けている人と比べると、年間で約12,000円の差です。
一方で、ポイント還元率の高いカードを使っても、運賃の値引きがない窓口購入では約3,500円相当にとどまります。「高還元カードを探す」より「割引が効く買い方に変える」ほうが効果が大きいのが、東海道新幹線の実態です。なお、EXポイントの付与や年間利用ボーナスを加味すれば、上の金額よりさらに差は広がります。
年に何回乗るならゴールドへ切り替える価値があるか
同じ計算をJR東日本エリアでやると、結論が変わります。えきねっとの新幹線eチケットはビューカード スタンダードで5%、ビューカード ゴールドで10%と、還元率そのものが大きく動くためです。
年会費の差は11,000円−524円=10,476円。還元率の差5%でこれを埋めるには、新幹線eチケットの年間利用額が約209,520円必要です。東京〜仙台の新幹線eチケットは片道11,430円なので往復22,860円、年9〜10往復が損益分岐の目安になります。
| 年間の新幹線eチケット利用額 | スタンダードの還元 (5%・年会費524円) |
ゴールドの還元 (10%・年会費11,000円) |
有利なのは |
|---|---|---|---|
| 10万円(東京〜仙台 約4往復) | 約4,476円 | 約▲1,000円 | スタンダード |
| 20万円(東京〜仙台 約9往復) | 約9,476円 | 約9,000円 | ほぼ互角 |
| 30万円(東京〜仙台 約13往復) | 約14,476円 | 約19,000円 | ゴールド |
表は新幹線eチケットの還元だけで比べたものです。実際にはビューカード ゴールドには年間100万円利用で5,000ポイントの利用特典や、東京駅のビューゴールドラウンジがあります。生活費もまとめて年100万円を超える人なら、新幹線eチケットの利用額が15万円程度でもゴールドが有利になります。
判断のコツは、「新幹線だけで年会費を回収しようとしない」ことです。日常の支払いをどこまで1枚に集約できるかで分岐点は前後します。逆に、新幹線以外の支払いを別カードに分けている人は、素直にスタンダードを選んだほうが得をします。
家族や同僚の分までまとめて買うときのカードのルール
1回の予約で何人分まで購入できるのか
スマートEXでは、1回の操作で大人・子どもを合わせて1〜6名まで予約できます。ただし23時30分〜翌5時30分の間は、1回の操作で3名までという制限があります。深夜に大人数の予約をまとめてしようとすると弾かれるので、この時間帯は避けましょう。
家族や友人など、会員本人以外が乗るきっぷを買うこと自体は認められています。制限があるのは「誰が操作するか」で、予約や受け取りはカード名義人本人が行う必要があります。代表者が全員分をまとめて押さえる、という使い方は問題ありません。
7名以上のグループになる場合は、予約を2回に分けるか、みどりの窓口でまとめて手配するほうが確実です。団体割引が使える人数(8名以上)に達するなら、旅行会社や窓口で相談したほうが安くなることもあります。
代表者のカードで立て替えたときの経費精算のしかた
出張で同僚の分までまとめて買うと、代表者のカードに全額が計上されます。このとき役立つのが予約サイトの利用履歴です。誰の分を何枚買ったかが分かる形で残るため、カード明細と合わせて提出すれば内訳を説明できます。
消費税の扱いで注意したいのが、公共交通機関特例の3万円未満という判定は「1回の取引」単位で行われる点です。1枚のきっぷごとではありません。たとえば1人13,000円のきっぷを4人分まとめて52,000円支払った場合は、52,000円で判定されるため3万円以上となり、帳簿の保存だけでは仕入税額控除の要件を満たしません。
これを避けるには、人数分をまとめて1回で決済せず、予約を分けて1回あたりの支払額を3万円未満に抑えるという方法があります。経理担当者と運用を決めておくと、精算のたびに悩まずに済みます。個人事業主の方は、個人事業主におすすめのクレジットカード20選で経費用の1枚の選び方も確認できます。
同行者の交通系ICカード登録と乗車の流れ
複数名で予約した場合も、乗車前に全員分の交通系ICカードを登録しておけばチケットレスで乗車できます。モバイルSuicaやモバイルPASMOなどのモバイル版も登録できるので、同行者にアプリの会員番号を教えてもらうだけで準備は完了します。
登録が一部の人だけだと、全員が紙のきっぷを受け取る必要が出てくる場合があります。エクスプレス予約では、全員の予約に交通系ICカードが指定されていることが、会員本人がEX予約専用ICカードで乗車するための条件になっています。出発前にひとりだけ登録漏れがあると、当日の改札でつまずきます。
実務上のコツは、予約直後に同行者へICカードの登録依頼を送ってしまうことです。出張前日にまとめてやろうとすると、相手の返信待ちで間に合わないことがあります。
家族カードを使うとポイントと明細はどう変わるか
家族の分をよく買うなら、家族カードの活用が便利です。家族カードの利用分は本会員の口座から引き落とされ、ポイントも本会員に合算されます。バラバラに貯めるより早く貯まり、年間利用額の条件も達成しやすくなります。
明細は本会員のものにまとめて記載され、どのカードで使ったかも分かる形で表示されるのが一般的です。家計管理の面でも、家族の交通費を一元的に把握できます。
エクスプレス予約を家族それぞれが使いたい場合は、JR東海エクスプレス・カードの家族カード(年会費1,100円・税込)を発行すれば、家族もエクスプレス予約の会員になれます。夫婦で別々の出張がある家庭なら、本会員のIDを共用するより安全で確実です。アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードのように家族カードが2枚まで無料のカードもあるので、年会費の総額で比べてみるとよいでしょう。
新幹線で使うクレジットカードのよくある質問
みどりの窓口ならどの国際ブランドのカードでも使える?
JR東日本のみどりの窓口と紫色の指定席券売機では、ビューカード・Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・JRカードが利用できます。主要な国際ブランドはひと通りカバーされているので、手持ちのカードが使えないという事態はほとんど起きません。
ただし券売機の種類には注意が必要です。多機能券売機(黒色)は定期券の購入時のみカードに対応し、緑色の自動券売機はカード非対応です。カードで買いたいときは、みどりの窓口か紫色の指定席券売機を選びましょう。
なお、PayPayなどのコード決済は、みどりの窓口・指定席券売機・多機能券売機・自動券売機のいずれでも利用できません。スマホ決済だけで出かけると駅で困ることがあるので、カードは必ず持っておきましょう。
デビットカードやプリペイドカードでも新幹線のきっぷは買える?
駅の窓口や券売機では、即時に口座から引き落とされるデビットカードが使える場合があります。ただし対応状況はカードの発行会社や駅の設備によって差があるため、確実性を求めるならクレジットカードを用意しておくのが安全です。
一方で、えきねっと・スマートEX・エクスプレス予約といったネット予約サービスの会員登録には、原則としてクレジットカードが必要です。デビットカードやプリペイドカードは登録できないケースが多く、登録できても予約時にエラーになることがあります。ネット予約の割引や高還元を使いたいなら、クレジットカードは事実上の必須条件です。
学生や新社会人で審査に不安がある場合は、満18歳以上から申し込めるビューカード スタンダードやビックカメラSuicaカードなど、比較的申し込みやすいカードから始めるのがおすすめです。
エクスプレス予約とスマートEXはどちらがお得?
分かれ目は年間の乗車回数です。東京〜新大阪の「のぞみ」普通車指定席で比べると、スマートEXは14,520円(通常きっぷより200円引き)、エクスプレス予約は14,230円(490円引き)です。差額は片道290円。
エクスプレス予約の年会費1,100円(税込)を290円の差額で割ると、およそ4片道(2往復)で元が取れる計算になります。通常きっぷとの比較で考えても、年3往復程度が分岐点です。年3往復以上ならエクスプレス予約、年1〜2往復ならスマートEXと覚えておけば大きく外しません。
ただし、エクスプレス予約はグリーン車も会員価格(東京〜新大阪17,800円)になり、乗車前なら手数料なしで何度でも列車変更ができます。出張で予定が動きやすい人は、金額差以上の価値を感じやすいでしょう。
新幹線eチケットで貯まるポイントはいつ付与される?
えきねっとの新幹線eチケットで貯まるJRE POINTは、乗車が完了した後に付与されるのが基本です。予約した時点や決済した時点ではなく、実際にチケットレスで改札を通ってから反映されます。反映には数日から数週間かかることがあり、即時ではありません。
予約内容を乗車前に変更した場合は、変更後の内容に対する条件でJRE POINTが付与されます。「予約したときの条件」ではなく「最終的に乗った条件」で計算されると理解しておくと混乱しません。
なお、ビューカード決済分のポイントは請求確定のタイミングで付くため、新幹線eチケット分とは別々に反映されます。「思ったより少ない」と感じても、時期をずらしてもう一度確認してみましょう。
カードで買ったきっぷを払い戻すと貯まったポイントはどうなる?
原則として、払い戻した分のポイントは取り消されます。乗車していない以上、乗車に対する還元も発生しないという考え方です。すでに付与されている場合は、後日マイナス計上される形で調整されます。
JRE POINT特典で交換した新幹線eチケットを払い戻す場合は少し特殊で、交換に使ったJRE POINTがいったん全額戻り、そこから手数料相当として1席あたり320ポイントが差し引かれます。現金ではなくポイントで手数料を払う形です。
現金で購入した分の払い戻しは、カード会社経由での返金になります。締め日をまたぐといったん請求されてから翌月以降に相殺されるため、口座に戻るまでにタイムラグがある点は覚えておきましょう。
駅ナカの売店や車内サービスの支払いにもカードは使える?
駅ナカの売店やコンビニ、駅ビルの店舗では、クレジットカードもSuicaなどの交通系電子マネーもほぼ問題なく使えます。ビューカード系ならモバイルSuicaにチャージしてから支払うことで1.5%還元になり、カードを直接使うより効率的です。対象の駅ビル・エキナカなら、JRE CARDやビューカード スタンダードのクレジット払いで最大3.5%還元も狙えます。
車内については路線で事情が異なります。東海道新幹線はワゴンによる車内販売が2023年10月末で終了し、現在は「のぞみ」「ひかり」のグリーン車を対象としたモバイルオーダーサービスに切り替わりました。このモバイルオーダーサービスは2025年3月からクレジットカードとコード決済に対応しています。
普通車に乗る場合は、乗車前にホームの自動販売機や駅の売店で買っておくのが基本になります。ここでSuica払いにしておけば、チャージ分の還元も取りこぼしません。
学生や新社会人でも作りやすい新幹線向けのカードは?
申込対象の年齢が低く、年会費の負担も軽いカードから選ぶのがおすすめです。ビューカード スタンダードは「日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。」が対象で、年会費524円(税込)。えきねっとの新幹線eチケットで5%還元が受けられるので、帰省で東北・上越・北陸方面を使う学生には相性がよい1枚です。
年会費を一切かけたくないなら、ビックカメラSuicaカードが有力です。初年度無料で、前年に1回でも利用があれば翌年度も無料。新幹線まわりの条件はビューカード スタンダードとほぼ同じです。九州が地元なら、18歳以上(高校生を除く)から申し込めて年1回の利用で年会費が無料になるJQ CARD エポスも候補になります。
東海道新幹線で帰省する学生は、年会費無料のスマートEXに手持ちのカードを登録するだけでも200円引きになります。まずは年会費ゼロの組み合わせから始めて、乗車回数が増えてきたらエクスプレス予約やビューカード ゴールドへ切り替えるのが無理のない進め方です。初めての1枚選びに迷う方は、初心者におすすめのクレジットカード10選もあわせて参考にしてください。
まとめ|新幹線は乗る路線と予約サービスに合わせてカードを選ぶ
新幹線でお得になるカードは、還元率の高さだけでは決まりません。「よく乗る路線」→「使う予約サービス」→「そのサービスで優遇されるカード」という順番で絞り込むのが、いちばん失敗しない選び方です。
東海道・山陽新幹線が中心なら、えきねっとは使えないので、エクスプレス予約に直結するJR東海エクスプレス・カードやJ-WESTカード「エクスプレス」が正解です。東京〜新大阪を年12往復した試算では、現金で窓口購入するのに比べて年間で約12,000円の差がつきました。年3往復以上乗るなら、年会費1,100円(税込)は迷わず払う価値があります。
東北・上越・北陸・北海道新幹線が中心なら、えきねっとの新幹線eチケットとビューカードの組み合わせです。年9〜10往復を超えるならビューカード ゴールド(最大10%)、それ未満ならビューカード スタンダードやビックカメラSuicaカード(5%)で十分。駅ビルをよく使うならJRE CARD、満50歳以上なら5%割引が効く大人の休日倶楽部ミドルカードという選び方になります。
路線がばらばらな人は、選べるポイントアップショップにJR各社を登録できるエポスゴールドカードや、年会費無料で1.0%の楽天カードが無難です。出張の快適さまで含めて考えるなら、アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードやJCBプラチナを移動費用のカードと組み合わせるのも手です。カード全体から自分に合う1枚を探したい人は、クレジットカードおすすめ人気ランキングもあわせて確認してみてください。エポスカードの券種を比べたい人はエポスカードおすすめランキング12選、はじめての1枚から考えたい人は初心者におすすめのクレジットカード10選、Visaブランドで選びたい人はVisaクレジットカードおすすめランキング12選も参考になります。
まずは、いま使っている予約サービスの登録カードを見直すことから始めてみましょう。えきねっとの決済カードをビューカードに変えるだけで、還元率が0.5%から5%に跳ね上がります。次の出張や帰省から、確実に差が出るはずです。