
「無料で点検します」「今すぐ修理しないと危険です」。 こうした言葉で不安をあおり、高額な契約を迫る。いわゆる 「点検商法」 によるトラブルが後を絶ちません。特に高齢者を中心に被害が広がっており、国民生活センターにも多数の相談が寄せられています。
■ 点検商法とは
点検商法とは、事業者が“点検”を口実に家庭を訪問し、
・実際には問題がないのに「危険」と告げる
・高額な工事や商品を契約させる
・契約内容を十分に説明しない といった手口で不当な販売を行う商法です。
訪問販売の形をとることが多く、消費者が冷静な判断をしづらい状況を作り出す点が特徴です。
■ なぜ被害が起きるのか
点検商法は、
・専門知識がないと判断しにくい
・「今すぐ必要」と不安をあおられる
・自宅での対面で断りづらい といった心理的弱点を突くため、被害が発生しやすい傾向があります。
特に「屋根」「床下」「給湯器」「シロアリ」など、一般の人が確認しにくい分野で多発しています。
■ クレジット会社に求められる役割
点検商法の被害は、クレジット契約を通じて高額な支払いが発生するケースが多く、クレジット会社にも重要な役割があります。
1.加盟店審査・モニタリングの強化
不当な勧誘を行う加盟店を排除するため、事前審査や定期的なモニタリングが不可欠です。苦情情報の収集・分析も重要です。
2.契約内容の適正確認
高額工事や訪問販売に関する契約では、
・契約金額の妥当性
・契約書面の適正
・消費者の意思確認 を丁寧に行うことで、被害の未然防止につながります。
3.消費者への注意喚起
点検商法の典型的な手口や対処法を周知することで、消費者の防御力を高めることができます。
■ 消費者ができる対策
・その場で契約しない
・家族や周囲に相談する
・契約書をよく確認する
・不審な場合は自治体や消費生活センターに相談する
訪問販売の場合、特定商取引法により、クーリング・オフが可能なケースも多く、早めの相談が解決につながります。
おわりに
点検商法は、消費者の不安につけ込む悪質な手口です。 クレジット会社としても、加盟店管理や契約審査を通じて被害防止に貢献する責任があります。私たちはこれからも、安心して利用できるクレジットサービスの提供を目指し、消費者保護の取り組みを強化していきます。
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